1歳半検診の内容と時間と流れ【言葉と指差しがひっかかるポイント】

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1歳半検診の内容と時間はどうなっているのでしょうか?

これは市区町村でおこなわれている検診です。

子供が1歳半のタイミングで行われるもので母子保険法によって定められています。

タイミングは1歳半と3歳児検診と呼ばれる2回の検診です。

この記事では1歳半検診の内容や時間がわかります。



1歳半検診の内容と時間と流れ【言葉と指差しがひっかかるポイント】

では、各市町村で行われている1歳半検診について書いていきましょう。

1歳半検診は1歳6カ月検診とも呼ばれており1歳半になった子供の姿や成長を見るためのものです。

1歳6ヵ月健診(いっさいろっかげつけんしん)は、幼児期初期の体の発育、心の発達が、歩行や言語の発達などで次第に顕著に表れ始めてくる時期に行われる健康診査である。これは母子保健法の第1条で、その実施が義務付けられているものである。別名、1歳半健診。

主として、医師による問診、問診・歯科検診・身体計測・診察・保健指導などが行われる。問診には自立歩行や有意語がどれくらいしゃべれるかなども入り、聴力検査などとも合わせて、乳児期に疑われていた軽度の脳性麻痺、知的障害、自閉症、聴力障害などの早期発見、早期治療へ手がかりとすることも目的となっている。また、心身障害の進行を未然に防止する育児指導も行われる。

(引用:ウィキペディア「1歳6カ月検診」)

このように定められている法律となっていますね。

行われる先は各市区町村の保険所や保険センターを呼ばれている場所になっています。

中に行かない人もいますがもちろん各市町村にとっても強制力というものはありませんし、絶対に行かなければならない義務もありません。

母子健康保険法

その前に母子健康保険法についても知っておきましょう。

この1歳半検診と3歳児検診は母子健康保険法の第12条と13条に定められています。

市町村は、次に掲げる者に対し、厚生労働省令の定めるところにより、健康診査を行わなければならない。

1 満1歳6か月を超え満2歳に達しない幼児

2 満3歳を超え満4歳に達しない幼児

第13条 前条の健康診査のほか、市町村は、必要に応じ、妊産婦又は乳児若しくは幼児に対して、健康診査を行い、又は健康診査を受けることを勧奨しなければならない。

(参考:厚生労働省「母子保険関連施策」)

この法律が定められていることにより各市区町村は絶対に行わなければならない業務として義務化をされていますね。

もちろん自分の子供がひっかかったらどうしようという不安があるかもしれません。

それよりも同じ年代の子供やそのお母さんたちに出会えるという良い機会になると思いますので楽しみに行くという目的で行くと良いでしょう。

平成25年度の検診を受けた人の割合は94.9%と非常に高い数値となっていますので世の中のほとんどの人は受けている検診といえます。

では、次に1歳半検診の内容について書いていきますので参考にしてください。

1歳半検診の内容と目的について書いていきましょう。

1歳半検診の目的

1歳半検診の目的は検診におり子供の運動機能、視聴覚、身体の成長と精神発達の度合いをチェックするものとなっています。

それにより子供の発達状況を把握するとともに先天性疾患や精神発達の震度などの問題を早期発見し、適切に指導・対応することで心身障害の進行を防止することを目的としています。

少し難しい言葉になるので簡単に説明をすると、子供が生まれて出生届けを提出した時点で市区町村は子供のことを把握しており健常児はもちろん早産や難産で産まれた子供、障害が疑われている子供などを把握していますお父さんやお母さんの状態や複雑な家庭であるということもすべて把握をしています。

もちろんそのままにしておくと子供達は健やかに育っているのか?家庭環境はうまくいっているのか?虐待の疑いはないか?育児にママが悩んでいないか?などいろいろな可能性が考えられるようになります。

それを把握することが目的にありますし、それをサポートしていく、アドバイスをしていく場として1歳半検診は設けられています。

→ 1歳3ヶ月の食事と言葉と遊びとは?赤ちゃんが話さない時の対処法4選

1歳半検診の流れと内容【事前の郵送がある】

次に1歳半検診の内容と流れにについて書いていきましょう。

1歳半検診の目的や実施をしている理由についてはお分かりいただけたと思いますが、内容や当日のについてはわからないことも多いと思いますの当日の流れと合わせて紹介をしていきます。

1,問診票や案内の郵送

もちろん各市区町村によって流れは異なりますので参考にしてください。

各市区町村から検診の案内が郵送をされてくる形となります。

開催日時や場所など詳細な内容が書かれており、ハガキなどで郵送をされてくるのが一般的な流れとなりますね。

問診表に関しては1枚しか郵送をされてきませんが記載をしなければならない事項も多いため保管には注意をしておきましょう。

2,受付

開催をされる場所へ行くと受付をすることになります。

時間に関しては指定をされている場合もありますし、ざっくりを分けられている場合もありますが同じ市区町村の人のほとんどが来ていることが予想をされますので早めにいくことをおすすめします。

3,問診

医師や保健士が子供の日常に関して質問をしたり、聞いたり、子供のことを診察してくれたりします。

この際に大事なことは偽らないこと。

どんな些細なことでも正直に話をするようにしておき、困ったことがあるのならありのままに相談をしておきましょう。

そうすることで適切なアドバイスをもらえますのでこれからの育児に役立てることができます。

4,歯科検診

歯科医師によって子供の葉の生えている状態や虫歯の有無、生えそろいなどを細かくチェックしてくれます。

まだまだ生えそろっていない時期なのですが、この時期ですでに虫歯になっている子供も多いのでチェックの対象となります。

また、市区町村によっても異なるのですが、中にはフッ素の塗布をしてくれる場合もあります。

5,医師の診察

医師によって子供の成長や心身の成長、発達の状態などを細かく見られる時期になります。

医師が見てくれますのでその際に皮膚に疾患がある場合や、体のことで悩みがある場合にはあらかじめ相談をしてみても良いでしょう。

6,子育て相談

検診の結果について説明がありますので、しっかりと聞いておき些細なことでも気になれば質問をしましょう。

不安なことや、育児で困っていることなど些細なことでも聞いてもらえるのでそこで相談をして育児の悩みを解決しましょう。

7,講演会

1歳半検診がおわった後に虫歯予防に関する講演会や栄養に関することなど講演会が行われることが多いです。

もちろん人数が多すぎる自治体に関しては行われないこともあるのですが、普段なかなか聞けない子育ての話などを聞くこともできますのでメモに取ったりして参考にしてみましょう。

1歳半検診の内容とひっかかる原因【指差しと発語に注意】

では、次に検診の内容について書いていきましょう。

内容は細かく子供の成長を見ることに留意をしてますので参考にしてください。

身体の発育状況

身体の発育状態というのは身体測定からはじまります。

身長、体重、頭囲、胸囲など身体の全体を把握するための検診方法です。

これは3歳児検診でも同じように行われており、子供が発育曲線によってどのように育っているのかをチェックするための方法になります。

そのほかにも心音に雑音がないか?骨格や皮膚に問題がないか?生まれたときにつながっていない頭蓋骨に大泉門が閉じているか?そのほかにも音や光に反応をするかといった細かい検査を行います。

また、1歳半なので重要な検査が「歩行」です。

きちんと足を使って歩けているのか?四肢の発達に問題はないのかなどをチェックできます。

もちろん歩行に関してはあるけるようになった時期によっても異なります。

その際には「歩き出したのが遅かった」「あまり歩くのがうまくない」「つかまり立ちはあまりしていない」などキチンを伝えると検査をする人も検診もスムーズに進みます。

四肢の場合は股関節などの動き具合などの検診だけではなく、歯科検診、聴力の検診も同時に入ります。

身長体重の平均に関しては「身長を伸ばす方法とは?子供に必要な栄養とサプリについて」に詳しく書いていますので参考にしてください。

発達状況のチェック【ひっかかるポイント】

次に大事なチェックの項目として挙げられるのは精神発達の状況や言語の有無になります。

1歳半検診の中でも山場といえる大事なチェック項目となっていますので気を付けましょう。

つみき

つみきは手先の発育がうまくいっているかというのをチェックするための項目となります。

与えられた積み木を積み重ねることができるか?という点にポイントを置いており、指先の発達を確認をするためのものです。

たくさん積めるということではなく、できるかをみています。

ただし、つみきが嫌いな子供もいますしたまたま気分が乗らなかったためにしない子供もいますので見ている専門家の方へ伝えるようにしましょう。

指差し

車や動物などの絵が描かれている紙を見せて「言われたものを見つけられるか?」「指差しをすることができるか?」などをチェックするものです。

指差しを通して言葉の意味や物事を理解しているかをチェックしています。

この指差しができない子供はひっかかると言われるポイントです。

指差しを通して「言葉の理解度」「まねができるか?」「コミュニケーションを取るつもりはあるのか?」などを細かくチェックしています。

指差しの他にも目があうか?指をさした方を見るかなど目線もチェックしており、指差しを通してコミュニケーションをとれるかを判断しているといわれていますね。

つまり、指差しができない子供は人のまねができない、言葉の意味がわからないなど発達の遅れや発達障害、自閉症の疑いがあるといわれています。

この指差しができるのかは1歳半検診では大きなポイントになるため、1歳半の検診で引っかかったのならば専門家へ相談をしましょう。

言葉の単語や発語があるか?

単語については「意味のある言葉がいえるか?」という点を大きなポイントにしています。

そのため、簡単な言葉である「ママ」「パパ」「ブーブー」などが言えるかを見ています。

しかし、言葉に関しては特に個人差が大きなものとなっており、言葉が遅い子供もいるのであまり気にしなくてもよいかもしれません。

生活習慣について

生活習慣については栄養状態や食事、おやつの内容や好き嫌い、お昼寝の時間帯など子供の日常について話をすることとなります。

特にこの時期の子供は食べムラも多いですし、時には残してしまったり、食べない、好き嫌いが多いなどいろいろな悩みもあれば夜泣きがひどい、離乳食がうまく進まなかったなどの悩みもあります。

他にも予防接種の有無やスケジュールについての確認も多いですね。

なかなか専門の人に相談ができる機会もないので、この際にいろいろと聞いてみましょう。

1歳半検診の内容のまとめ【ひっかかったときは様子をみよう】

この時期の子供なので、どうしても時間帯によってはお昼寝の時間とかぶってしまってぐずってしまう、いつもできていることが環境が変わってしまって何もできない、指差しをしてくれなかったなどいろいろなことが起こります。

また中には「要観察」と言われることもありますが、この時期の子供はまだまだわからないことも多いです。

もちろんその日にたまたま気分が乗らなくてしなかったなんてこともあるでしょう。

例えば指差しで要観察になったのならば家で絵本を読んで一緒に指差し遊びをしたり、生活の中で「卵はここだ」と一緒に探して指差し遊びをしてみるのも良いでしょう。

また、ほかの理由で要観察になったのばらば専門家や専門医が全員いますのであなたの子供にとってどうして上げることが良いのか相談してみても良いです。

もし何かが起こっていても早期の対応は子供の手助けになりますし、成長の助けになることは間違いありません。

正直、この時期の検視では専門家でも判断できないことも多いので要観察となった部分を家庭でも補えるようにかかわりをもってみましょう。

3歳児検診の際に何も問題がなければよいと思いますよ。

他にも多いのは共働きで忙しい、下の子供が生まれてしまい赤ちゃん返りをしているため愛情不足のような状態になっているためできないなんてこともあるのでこの時期はわからないですよね。

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