赤ちゃんの指差しはいつからでしょうか?
成長の過程にある指差しは赤ちゃんが意思を伝えるために大事なものであるといわれています。
その時の言葉も一緒に発して伝えてくれます。
「あっ」「あっ」とものを指したり、懸命に何かを伝えようとしてくれる姿はかわいいものですね。
この記事では赤ちゃんの指差しやいつの時期か?種類と意味、しない時の原因と対処法がわかります。
目次
赤ちゃんの指差しはいつから?発達障害の疑いもあるの?
赤ちゃん指差しとはコミュニケーションの1つです。
人差し指を一本出して興味のある方向を指さしたり、ものを伝えたりする姿ですね。
一般的には生後9か月ごろ~10ヶ月ごろから出てくるものですが、個人差が大きいのも赤ちゃんの時期の特徴です。
【指差しは言葉の始まり】
赤ちゃんの指差しは言葉の発達につながります。
明日は赤ちゃんに話す時は意識して指差しをしながら話して見ましょう。
大人の真似をして指差しが早く出ますよ。
本当は動物園とかで指差しすると、指差しするようになってくるんですけどね🙄— コーヒー@元保育士❤️2歳の女の子ママ (@coffee20200115) July 27, 2020
活動範囲も広がってくる時期で、動くものや目の前のモノ、テレビで興味があるものなど指さして誰かに伝えようとしてくれます。
指差しは視覚と聴覚でとらえたものを中心にしており、脳にインプットする活動ではないかといわれています。
そうやって指差しを伝えることで会話を楽しんでいるのですが、言葉として発せないだけで実はすごく言葉を理解しているのではないかと解く研究者もいます。
もちろん、憶測になりますがね・・・。
指差しはコミュニケーションの1つ【かわいい赤ちゃんに付き合おう】
指差しは言葉の出始めだと言われています。
言葉をうまく扱うことができない赤ちゃんにとって大切なコミュニケーションのツールとなっています。
赤ちゃんが指差しをして「あっ」などの言葉を発することにより大人が汲み取ったり、声かけや共感などをすることにより赤ちゃんが達成感を味わい、よりコミュニケーションが活発になります。
そのようにコミュニケーションをしていくことにより言葉へとつながっていきますので成長の過程でとても大事な時期だといえますね。
→ 新生児と赤ちゃんのミルクの量は?月齢別の目安量と判断のポイント
発達障害の疑いもある赤ちゃんの指差し
指差しをしない赤ちゃんの項目が1歳半検診であるのは「発達障害の疑い」を確認しているためです。
指差しは成長の過程で大事なものであり「言葉」へとつながってくる大事なものです。
しかし、指さしがないということは発達障害の疑いも出てくる項目となるため検診でも「する・しない」のチェック項目となっています。
もちろんしなくても個人差がありますので、検診後にその項目でひっかかった場合には医師や助産師に相談をして今後の関わりかたについてアドバイスをもらう方が良いでしょう。
赤ちゃんの指差しはいつから?4つの意味と種類・段階を解説
赤ちゃんの指差しは1つだと思われがちですが、実は種類がいろいろとあります。
要求としめすものがあれば、自分から発するものなど種類と段階がありますのでここでは指差しのステップについて書いていきます。
指差しは段階的に成長をしていくものなので、とても面白い成長の過程だといえますね。
1.自発の指差し【興味のあるもの】
自発的な指差しは「見つけたもの」「興味のあるもの」を指さすことで生後11か月ごろから出てくる指差しです。
赤ちゃんが指さしているものの名前と伝えるようにしてあげると言葉の発語へとつながっていきます。
例えば、車を指さしていれば「ブーブーだね」「車だね」というように教えてあげると言葉へつながるきかっけとなります。
何を指さしているかわからないときはその答えを推測して伝えてあげると良いですね。
私も保育士のころに何かを一生懸命に指差しをしてくれていました。
そのときには「ん~何かな?車かな?」というように考えたりして会話をするようにしていました。
2.要求の指差し【あっと声を出して求める】
次に1歳ごろから出てくる要求の指差しです。
要求の指差しは自我が芽生えてきた時期の赤ちゃんに見られる指差しで「あー」「あっ」「うー」など「これを食べたい」「あっちへ行きたい」「これ、ほしい」など物は方向などの要求を求めるような指差しのことです。
少しずつ意味のある言葉を発する場合もありますが、話せる単語+指差しで要求をする場合もありますね。
理解できる言葉が増えてくる時期でもありますので、リンゴを指さしていたら「リンゴ食べたい?切るから待っていてね」というように赤ちゃんへ言葉を伝えて要求を満たしてあげましょう。
3.共感の指差し【見てと教える】
1歳をすぎてから見られるようになるのが共感の指差しです。
興味のあるもの、自分が好きなものを指さして「これ、見て」「車あっちいったよ」ということを指さして教えてくれます。
その時に大人の顔をみてすることが多くなり、コミュニケーションの基礎となるような姿が見られるようになりますね。
これができるようになることは自分の気持ちとなることを相手に伝えようとする気持ちのことですので、今までと比べてもコミュニケーション能力が育ってきた証拠です。
赤ちゃんは「あー」とママの顔を見ながら指さしをしているときには「お花、キレイね」など気持ちを受け止めて会話をすることで赤ちゃん自身も安心をして伝えるようになってくれます。
4.応答の指差し【質問に答える】
最後は質問に対して答えられる指差しのことです。
絵本の中のりんごの絵本を見せて「りんごはどれ?」と確認してみるとリンゴを指さすようになる姿が「応答の指差し」です。
質問に対して言葉や指差しで伝えられるようになることをが大事で、1歳半検診でみられるのがこの指差しです。
言葉を聞いて、相手の要求を理解して、求められている答えを指で指し示すことができるのかが大きなポイントと言えます。
この時期になると「言葉とモノの関係の理解」や「興味が高まっている時期」なので新しい体験をさせて刺激を与えましょう。
→ 1歳半検診の内容と時間と流れはどうなる?言葉と指差しが大事なポイント
赤ちゃんが指差ししない原因とは?言葉に興味がない?【いつから?】
赤ちゃんが指差しをしない原因はいろいろあります。
そのため、一概に指差しをしないから「耳が聞こえない」というわけではありません。
赤ちゃんによっていろいろな原因がありますので、指差しをしない赤ちゃんに多い原因について3つ書いていきましょう。
耳が聞こえにくくなっている
最初に指差しをしない原因は「耳が聞こえにくくなっている」もしくは「聞こえていない」というケースです。
つまり、耳に何らかの異常が起こっている可能性があるということです。
その中で考えられることは病気の問題です。
中耳炎などの病気の可能性がありますが、ほかにも先天的難聴や生まれつき耳が聞こえてない可能性もあります。
指差しは言葉のための行動でコミュニケーションを取るための手段ですが、そもそも聞こえにくい、聞こえていないため言葉の認識ができておらず指差しにつながっていない可能性もあります。
先天的な難聴は出生時の検査で分かりますので、中耳炎を疑ったほうが良いでしょう。
個人差
赤ちゃんの成長は個人差があり、育った環境によっても大きく左右をされるものです。
成長のスピードは赤ちゃんによって個人差があるため、指を動かすのが苦手、指ではなく手を握ってグーの状態を出してしまう。手を開いてパーにするなどいろいろな行動が見られます。
指差しをしないため体や発達に異常があると判断をするのは早いです。
赤ちゃんとしっかりとコミュニケーションを取り、ママやパパが指差しの見本を見せたりしましょう。
対処法については下に4つの方法を書いています。
興味や関心がない
赤ちゃんの指差しにはいろいろな意味があります。
例えば、応答や理解、共感や興味などですね。
赤ちゃんが自発的に指差しをするものは、何か自分が好きなものや興味・関心のあるものです。
例えば、アニメのキャラクター(アンパンマン、トーマスなど)や、おもちゃ、食べ物、動物、乗り物など興味のあるものには積極的に指差しをする姿が見られます。
指差しをしないという赤ちゃんは、モノに対する興味や執着心というものがあまり芽生えていないため、感情がそこまでいかないのかもしれません。
次に指差しをしない時の対処法について書いています。
「うちの子が指差しをしないのはどうして?」
「なかなか指差しをしない」
と言う時には4つを紹介していますので試してみて下さい。
赤ちゃんに指差しをしない練習と対処法4選【いつからやるべき?】
指差しは1歳半検診の時期の項目に含まれる大事な成長の過程です。
発達状態の目安に含まれており、しないということは本来はあり得ないものです。
同年代の子供よりも早い、遅いという個人差はありますが、1歳を過ぎても出てこないとなると少し遅い印象になります。
そのような場合は指差しをするような関わり方をしたり、ママが見本を見せたりすると良いので以下の4つの方法を参考にしてチャレンジしてください。
1.絵本を指差しをして読む
赤ちゃんと絵本を一緒の読むときにママが指差しをして伝えてみましょう。
例えば、動物の出てくる絵本ならば「いぬだね」と言葉で伝えながら指差しもしてみると赤ちゃんも指差しをするということを理解するようになります。
絵本選びのコツは赤ちゃんにとって見やすいものを選ぶと良いです。
「動物」「乗り物」「果物」など赤ちゃんから見ても大きな絵でカラフルにわかりやすいものが良いです。
ママやパパが指差しをして言葉で伝えた後には、赤ちゃんにも指差しをさせて「りんご」などと理解をさせることを繰り返してみましょう。
大きめの声ではっきりとした言葉で発音することでスキンシップにもなります。
2.おもちゃを見て指差しを見せる
おもちゃは指差しをしてできるようにしましょう。
例えば、2つのおもちゃを用意し「どっちがいい?」と尋ねてみるようにすると赤ちゃんは指差しをして選ばなければなりません。
そんな風に指差しをして選ぶような状況を作り出すと良いですね。
その時のポイントは肩をたたくなどして子供の注目をさせてから目線を合わせて話をすることです。
テレビやラジオも消して周囲に周りのおもちゃも置かずに、見せる2つのおもちゃに集中できるようにしてあげましょう。
もし、自分で指差しをして選ぶことができれば「○○好きだね」「選べたね。すごい!」など思いきり誉めてあげて下さい。
3.赤ちゃんに指差しをして言葉かけをする
赤ちゃんとのコミュニケーションとして指差しをして言葉をかけてみましょう。
なんでも良いです。
例えば、ママがパン屋さんでパンを選ぶときに赤ちゃんと一緒に「食パンにしようかな?」と指差しをしながらパンを選ぶフリをして下さい。
そうやってママが日ごろから指差しをして会話をすることにより指差しが促されるようになります。
4.見ない時は目の前に指を持っていく
赤ちゃんは指差しやものに興味を持たない時は赤ちゃんの目の前に指をもっていて見せましょう。
「○○ちゃんこっちみて」など言葉をかけて見せても良いですね。
それでもなかなか見てくれない時は少し違和感を感じます。
指差しをして興味が広がることが赤ちゃんの大事な時期ですので、様子を見て関わり方を丁寧にしていった方が良いでしょう。
赤ちゃんの指差しはいつからのまとめ!コミュニケーションの1つ
赤ちゃんの指差しやいつからなのか、指差しの意味やしない時の対処法についてかいてきました。
指差しは赤ちゃんの成長の過程で、コミュニケーションの始まりですね。
赤ちゃんが指さしをして「あっ」と言葉が出てくるととても可愛いですね。
しかし、中にはしない赤ちゃんがいたり、なかなか指差しをしなかったりすることもありますので、そんなときには様子をみて見守るようにしてあげましょう。
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