保育士を辞めたい新卒が増えてます。
保育士になって、子どもたちの笑顔に触れて楽しい日々を過ごしたいという希望を持っていたのですが、実際の現実は過酷で大変。
特に新卒が入社をするときは、一番忙しい4月で先輩の先生たちも余裕がないほどバタバタしているため、ゆっくりと関わる時間もないですね。
この記事では保育士の新卒が辞めたい理由や退職を申し出る時期、対処の方法がわかります。
目次
保育士の新卒が辞めたい理由とは?一年目は怒られるのが恐怖
保育士を辞めたいと思う新卒が多い理由は、学生のころとは違った社会とのギャップという点がでてきます。
就職して早々に保育士やめたいなと思って今日まで生きてきたんですけど、「🔍保育士 辞めたい」で検索したら同じ気持ちの人沢山いることが分かったのでアカウント作りました。無言フォローすみません。よろしくお願いします。20新卒保育士、0歳児担任です。
— 🥺🥺🥺 (@kasgomiwww) June 23, 2020
早く辞めたいけど新卒で保育士辞めて次の仕事絶対採用されない気しかしないんだけど、、、
— 新卒保育士 (@m75104567) June 17, 2020
保育士という仕事なのですが子どもとかかわることが基本だと思っていました。
しかし、現実に待っているのは社会人1年目の仕事は、雑用という大事な仕事です。
保育士1年目の仕事は雑用から始まる
保育園というのは外から見ると華やかな世界にみえるのですが、基本的には会社と同じような縦の社会となっており、上下関係もしっかりとしています。
そのため、朝出勤をしてから新人の先生が掃除をするのは当たり前ですが保育士の新人教育としては当たり前になっている風習があります。
先輩よりも早く出勤をするのは当たり前のことなんです。
私は最初公立の保育園の臨時職員で保育士として働き始めたのですが、公立保育園の臨時職員がアルバイトと同じ扱いとなりますので保育の質や社会人としてのマナーは求められないんですよね。
新人は怒られることも仕事【保育士としてのスキル】
そのため、私は社会人としてのマナーを学んでいなかったので、私立の保育園へいくと最初の半年間はとにかく怒られてばかりの毎日でした。
「なんで言われたことができていない?」 「なぜ先輩よりも遅くきて、早く帰る?」 「仕事をなめているのか?」 |
こんな風に毎日のように先輩の先生に怒られており、毎日「辞めたい」「辞めてやる」と思っていましたが今になって思うことは自分は甘かったなと感じています。
保育士も一般企業も同じ
少し話しはそれましたが、新卒から保育士になり就職をすると保育園も一般企業も同じ1年目という扱いになります。
学生から社会人になったというギャップがまず耐えなければならない壁だと思いますね。
私が初めて正社員になった保育園では1年目は毎日7:00に出勤をしていろいろな場所を掃除するように言われました。
これは雑務と保育士の基本は掃除であるということを園長先生は伝えたかったようで3か月くらいは続きました。
しかしそのおかげでそれ以降は掃除が身についているので、常に暇があれば掃除をする癖がついたのでその時の園長先生には感謝をしています。
新卒の保育士が辞めたい【5月に退職を申し出る1年目が多い理由】
一般企業でも保育園も多いのはゴールデンウィークが終わると精神的にしんどくなったり、メンタル的な退職です。
リプ失礼します。
新卒の保育士ですが、めっちゃ分かります!毎日辞めたいと思っていますし、1ヶ月しか経ってないのにこんなに毎日辞めたいって思うことがやばいですよね。— しんどい (@dnDPlJXAlZ5JJay) May 10, 2020
これは社会人になったということに耐えられないために起こる気持ちで、厳しい言い方をすると学生気分が抜けていないために起こる心の病です。
5月病と言われることもありますが、ここはまず乗り切っていかなければならない壁だといえますね。
学生が終わるとどんなことがあっても社会人です。
保育園に来たら1年目だろうが、10年目だろうが同じ先生ですし、子どもからも保護者からも「先生」と呼ばれるんです。
まずは一番大きなギャップとなりますので、社会人になったんだという気持ちをもって仕事に取り組みましょう。
他にも月曜日が憂鬱になるサザエさん症候群になる人もいますがそれはあなただけではなく、世の中の働いている人みんな同じなので乗り切っていきましょう。
保育士の求人が5月に出る理由
保育士の求人はこの時期に結構でます。
その理由はこの5月のゴールデンウィーク明けに退職を申し出たり、そのまま保育園へ来なかったりすることもあります。
こんな風に新人に限りませんが、保育士をしている人でこの時期に辞めることにより欠員はでてしまいます。
欠員を補充をしなければなりませんので急きょ人と採用をするために保育士向けで急募の求人がでますね。
新人の場合は学生と社会人としてのギャップが原因となりますし、転職の人は前の保育園とのギャップや本当にブラックな保育園なのか?合わないのか?などの理由になります。
保育士の新卒は怒られてばかりで辛い【辞めたい理由】
これも社会人になったら当たり前のことです。
保育園に限らず世の中の大学を出た社会人はみんな怒られて成長をしています。
保育士1年目になったら、保育園の仕事を覚えることで必死なのかもしれないのですが、世間の社会人1年目のことを考えてみましょう。
一般企業でよくあるのは、
「名刺を1日100名と交換をして、1週間で500名の名刺をもらってこい」
「今週中に契約1件取れなければ帰ってくるな」
「この資料は今日中な(18:00以降に言われる)」
こんな風なことを当たり前にしているんです。
その点保育士はその保育園の中で子どもに必死に向き合っていけば成果になります。
一般企業の1年目のように契約などを求められることはありません。
それと比較をしてみると、少し気持ち的にもラクになるのではないでしょうか?
保育士1年目が怒られるのは期待の表れ
もちろん怒られるというのは気持ちの良いものではないですし、うれしいものでもありません。
しかし、新人に対して怒ったり、教えたりするのは先輩からすると期待の表れでもあるのです。
怒られるほうがイヤかもしれませんが、怒るほうはもっとパワーを使っており気持ちを鬼にして指導をしていますのでその理由や目的についても書いていきましょう。
1年目は怒られて成長をしていく
社会人1年目というのは怒られて成長をしていくものです。
これは保育士も同じですし、私も同じように毎日怒られて涙する日もありましたし、執拗ないじめをうけてうつ病になりかけたこともあります。
それでも保育士として働き、保育園の管理職になれたのは根本に「子どもが好き」という気持ちをもっていたからです。
初心忘るべからずという言葉があるように1年目になると担任の先生に怒られて辛いかもしれないですが、初心の気持ちを忘れず頑張っていきましょう。
しかし、1年目の先生が怒られる理由はいろいろあります。
園の方針や保育方法を知らない
まず入社をしてきた先生は、その保育園の考えや保育方針、保育方法など知らないことだらけです。
その保育の基本をまずは知らなければなりませんし、一緒に組んでいる先生も大変な状況の中であなたに教えなければなりません。
もし、あなたも通常の保育をしながら人と指導しなければならない場合はどうでしょうか?
たぶん、仕事を同時にして子供を成長させなければなりませんが1年目のあなたも成長させなければなりません。
怒られることはよくあるのですが、一緒にやっている先生も必死なので声を荒げたり、「なんでできないの」と怒ることもあると思います。
しかし、一緒に組んでいる先生はあなたに保育力はないのもわかって一緒に組んでおりそれをすべてカバーしてくれていることを知っておかなければなりません。
保育士の新卒として入ってきたあなたに保育園のことを知ってほしいと思って怒っている場合もあります。
方針が合わないケースもある
もちろん先輩もあなたに立派な先生になってほしいという気持ちを持っているのですが、中には保育園の方針自体が合わないということもあります。
例えば、保育園を見ていて子供の主体性を大事にする保育園という考えに共感をしたことから入職をしてみたけれども結果的には理想を高く子供に求めていく保育方針で目の前の子供に目を向けられないような状態になってしまう。
そんな現実を見たときに「ここでやっていく自信がない」と感じてしまうケースもあります。
新人の責任はすべてリーダーの責任
1年目の新人の場合はわからないかもしれないですが、新人がミスをしたり、子どもを怪我させたり、保護者の不愉快にさせる発言をするとすべてその担任のリーダーの先生の責任になることを理解しておきましょう。
上司になるということは部下の責任を持つということです。
もし、新人のあなたのミスを責任とってくれない上司ならば私は転職を考えても良いと思います。
責任者の先生はあなたのミスもすべてカバーをしながらクラスの運営をして、あなたを育てようとおもっています。
上司も先生は怒るかもしれないですが、必死なんです。
その気持ちは汲んであげてほしいと思います。
命を預かっている責任感
私も管理職の時に、同僚の保育士を怒る際にルールを決めていました。
それは子どもの命に関わること、危険が及ぶことに対してはどんな時でも怒ります。
保育園というのは命を預かっている場所なんですよね。
特に0歳児だと乳児突然死症候群や幼児になるとケガなどはつきものですが、新人の先生も命を預かっている責任は絶対に持っておかなければなりません。
立派な保育士になってほしいという気持ち
上司の先生はあなたのことを怒ることも多いかもしれないですが、あなたのことを嫌いで怒っている人はすくなくこの保育園で少しでも長く勤務をしてほしい、立派な保育士になってほしいという思いをもっています。
一緒に担任になっている先生にはあなたを1年間育てあげる責任がありますし、新人のひよっこ保育士から立派な保育士に育ってほしいと思っています。
石の上にも三年という言葉があるように、3年仕事とづ付けてみると見えてくるものもありますしリーダーになったときや新人教育をするとなった場合に理解ができることがあります。
一人前の保育士になるためにはある程度のことは歯を食いしばって頑張りましょう。
あなたという人がわからない
怒られる時期は特に春に多いです。
その理由として、その先生が人を育てる場合のスタイルというものがあります。
もちろんその先生はあなたという人物を知らないため、先輩の先生もあなたとどのように接すればよいのかわからないこともあると思いますし、どのように育てればよいのか思考錯誤している場合もあります。
新卒の立場としても「この人は合わない」と感じることがあるかもしれませんが、新卒を採用して一緒に仕事をしていくのはかなり難しいのでまずは謙虚にいうことを聞いて仕事に取り組みましょう。
春はとにかく忙しい
新人として入社をする時期は春です。
実はこの時期は保育園で最も忙しい時期と言われています。
その理由は新年度が始まり新入園児も入園してきていますし、初めての保護者、新卒の先生など保育園内の環境が一気に切り替わっている時期なので、誰もが最も忙しいです。
その時期に新卒の1年目として入社としてきているあなたも保育士の1人として数に入れられていますので一緒に組んでいる先生はとても大変です。
5月になると少し落ち着いてくるのですが、新卒の先生はこの時期は正直お荷物状態なので理解をしておきましょう。
先輩も4月は忙しくて手一杯
新卒になり1年目として保育園へ入社としてきたときには周りの先生も一番忙しい時期になります。
それは理解をしてあげてほしいですし、先輩の先生も必死なので言葉を選ばず怒っている可能性もありますので、1年目で早い段階で辞めたいと思っても少し様子をみてはいかがでしょうか?
なんでこんなに毎日怒られるのだろう悩みも多いですが、「怒られている内はあなたは大丈夫で」です。
怒られなくなり、執拗な嫌がらせをされるほうがよっぽどつらいですし、どうしても女の社会なのでそんなことはありますので、そうならない振る舞いは身に着けておきましょう。
体調不良は多い?保育士を辞めたい1年目はうつ病に注意
保育士をすぐに辞める理由として多いのは、体調不良です。
体調不良といっても精神的な病気が多く、ストレスやうつ病になることもありますね、
正直、保育士という仕事は人間関係がおおく精神的な病気になりやすい仕事です。
一生懸命やらなければならないですし、一生懸命やろうとする先生が多くそれがあだとなる場合もありますので適度に頑張っていくようにしましょう。
そして、精神的な感じの場合は将来のことも考えて退職や転職、休職など園長先生や主任先生と話し合いを持ってください。
一緒に仕事をしてきた1年目の先生はみんなつらい経験や涙を流すこともしていますが、そこから這い上がるととても良い保育士になれる可能性があります。
仕事というのは甘いものではないので、保育園で働くとなったら社会人になるということなので覚悟をもっておきましょうね。
体調不良になる原因
体調不良になる原因について書いていきましょう。
もちろん1年目など関係なく、経験を積んでいても辞めたいと思ってしまうこともありますので仕事が辛くて体調不良になってしまう原因について書いていきましょう。
ペアの先生と合わなくて辛い
保育士の1年目の場合は1人担任ということはなく、基本的にはベテランの先生を一緒に組んで仕事をすることが多くなります。
そのため、その先生の指示に従っていくのですがどうしても人間同士なので合わないために辛いということもありますね。
例えば、自分がすごく几帳面な性格だけれども一緒に組んでいる先生がすごく大雑把な性格であったり、子供へのかかわり方で自分とは明らかに違うかかわり方となるためどうしても違和感を感じる。
些細なことかもしれないですが、一緒に組んで仕事をするとなった場合に1年間は最低でも一緒にしていくことになりますね。
もちろんほかには自分は平和主義だけれども一緒に組んでいる先生は気性が荒くすごく大きな声で怒られるなんてことも当たり前のように起こります。
合わないけれども合わしていかなければ仕事にならないという辛さから仕事を辞めてしまう新人の先生も多いくペアの先生とうまくやっていくという自信がないことから退職を申し出る先生も多いですね。
保護者との人間関係に疲れた
もちろん先生同士の人間関係はあるのですが他にも保護者との人間関係に疲れてしまう1年目の先生も多いです。
新人の先生なのでうまくいかないこと、できないことも多いのですが保育士になるとどんなに若くても先生です。
そのため、時には保護者を怒らせてクレームになったり、クレームが続いてくると「保育士に向いていない」と感じてしまいます。
また、小さなトラブルだと思っていたら園長先生まで出てくるような大きなトラブルになっていることもあり自信がなくなってしまい退職をしてしまう人もいますね。
持ち帰りの仕事が多く慢性的な睡眠不足
保育士という仕事は労働時間が長くサービス残業は多いのはもちろんなのですが、持ち帰りの仕事も多いです。
書類から壁面など作り物など毎日保育園で仕事が終わらないため家に帰ってすることになるのですがなかなか終わらず結果的には夜中まで毎日仕事をして次の日は一日保育をする。
また、その日の仕事が終わらないために持ち帰るという悪循環な状態になります。
その結果、睡眠不足となってしまうことから日常の仕事でもミスをしてしまい疲労も取れない結果体調不良を引き起こすことも多くなります。
私も行事前になると通常業務に上乗せで行事の準備なども多く保育園に終電間近まで仕事をして、そこから持ち帰りの仕事をして寝る間もほとんどなくしかも行事も日曜日にあることから13連勤などもありました。
もちろんこれだけ仕事をしても残業代もつかないですし、行事が終わるとホッとして体調不調を引き起こすなんてこともありましたね。
精神的な病気になった時の対処法
精神的に本当の疲れてしまったときには一度休憩をしたり少し休んだりすることをオススメします。
実は私も一度うつ病になりかけた経験があり、立ち直れなくて困ったことがあるんです。
たった30分の通勤時間に対して2時間かけていくことも普通にありましたし、急に涙が止まらず泣いてしまうこともありました。
そんなときは精神的に正常ではないため家族にまずは相談をしてみましょう。
職場には病院へ行く前に一度相談をしてみることで対応についても考えてくれるかもしれませんのできちんと話せる状態ならば相談をしたいという形で話を進めてみるとよいかもしれませんね。
精神的におかしい時に無理をすると一生影響がでる可能性もありますので、無理をしないことをおすすめします。
将来のためにも休むべき時もありますよ。
保育士の新卒が退職するタイミングと退職届の出し方
保育士1年目でも10年目でも退職をすることがもちろんあります。
女性の職場なので、精神的や体調不良などもありますし、結婚、出産、育児など様々な理由があるでしょう。
そんな時には円満退職が基本となりますので、保育園や一緒に働いている人に迷惑が掛からない時期をタイミングを選択しましょうね。
ベストは担任として終わる年度末の3月末日です。
保育士として転職をする場合でも、ほかの異業種へ転職する場合でも日本は4月スタートが基本となりますのでその時期が辞めるならベストといえます。
私も採用をする側の場合3月に退職をしてきている人は「責任感がある」と思えるのですが、年度途中の場合は何らかの問題があった、もしくは無責任と感じます。
よほどの理由がない限りは年度末に退職をすることを1年目でもおすすめしません。
保育士1年目は社会人として始まる大事な時期です。
もちろん学生気分のままではダメですし、怒られて当たり前、わからないことだらけで当たり前。
どんなにつらいことがあっても3年頑張れば視野も広がり見えてくる世界もかわります。
3年たっていれば転職の場合でも好条件で仕事が見つかる可能性も高いので、がんばってみてほしいと思います。
途中退職はやめておこう!保育士1年目が注意するポイント
保育士で多いのは途中退職をするケースです。
私も今までに途中退職をしてきた保育士をたくさんみてきました。
特に多かったのは学生として新卒で取られた先生が4月や5月に辞めてしまうケースです。
理由としては人間関係や、理想と現実の違いにギャップが生まれることでやめてしまうケースや一緒に組んでいる人から必要以上にいじめられることで退職に追い込まれるというケースもあります。
もちろんその時にその場にいると辞めたいという気持ちも強くなりますが、そのような辞め方をしても次の保育園で同じようなことになる可能性が高くなりますのでその場から逃げるための転職はやめておくほうが良いでしょう。
何らかの事情があるにしても最低1年間は踏ん張ってみて、途中退職は避けるべきです。
その理由についてこちらの保育士の退職が年度途中は理由に関係なく迷惑になるので時期をみように詳しく書いているのですが、簡単にここでも途中退職をすべきではない理由について書いていきます。
保護者や子供に迷惑がかかる
保育士として採用をされた場合に1年目の場合は担任を持たされることがほとんどです。
フリーという立場も保育園では重要なのですが、フリーの場合はいろいろな年齢の保育がそつなく求められる力と対応力が必要なのであまりフリーになることはありません。
そのため担任になるのですが、担任になるということはクラスに入ることになりますので保護者や子供などあなたの周りにある人間関係を構築していくことになります。
人間関係というのはすぐに構築をするものではなく、ある程度の期間を必要とするためあなたが4月に担任として配属をされた日から始まりますね。
しかし、あなたが途中で退職をすることになるとどうでしょうか?
たぶん保護者からは「なんで?」と不安がられることになりますし、子供もあなたがいなくなることで気持ちが不安定になったりします。
担任になるということは最低でも1年間はそこにかかわる人間関係を構築して信頼を得ていくということになりますが途中退職をすることで迷惑をかける要素の1つと言えます。
保育園に迷惑がかかる
保育園も今の時代は新人から育成をして保育園の先生として2~3年ほどかけて成長をしてくれたらよいという長期の目線で新人の先生を採用するケースが増えています。
もちろん経験者で担任経験もある人を採用することができれば一番良いと思いますが、そんなに簡単にはいきませんし、ただでさえ保育士は人材不足の業界となりますのでなかなか人も見つかりません。
誰もあなたを「辞めさせよう」と思って関わっている人はいませんね。
あなたは育ってくれるように保育園の先生もあなたを子供と同じように育てようとしているのですが、そこがうまくいかないことになると保育園側としては採用や育成のために使った時間がすべて無駄になってしまいます。
法的に問題がでるケースもある
また、保育園というのは子供の人数に対して保育士の資格を持っている人材の人数がとても重要となります。
その計算をして1年間法的にも問題の内容に運営を保育園の経営者はしているのですが、あなたが途中で退職をするということはその法的な部分でも問題がでることになります。
あなたの担任としておいているポジションにも誰かを補充を至急しなければならなくなるため1年間の計画もすべて狂うことになりますので、途中退職をするということは保育園の経営者、一緒に働いている人に迷惑をかけることになります。
もちろん、あなたと一緒にはいった同期はあなたが持っていた雑用や仕事などを代わりにしてくれることになりますので同期に最も迷惑をかけることになるかもしれませんね。
転職に影響が出る
途中で退職をするということはこれからも就職にも影響がでる可能性が高いです。
今の時代は保育士不足でどこの保育園も保育士がほしいとは思っており、確保をしたいとは思っています。
しかし、途中で退職をしてきている人の履歴書などを見た時点で面接すらしない保育園も多いのは事実です、
途中で退職をするということは何らかの理由があるかもしれまんせんし、問題もあるかもしれませんが採用する側からすると途中退職をしてくる保育士は=「問題のある保育士」という認識になります。
保育士を採用する側の保育園経営者は保育士の事情もしっていますし、途中退職をされることによりどれだけ迷惑がかかるかも身をもってしっています。
どんなに正論でも、どんなにあなたが正しくても途中で退職をするということは保育園からすると、
「採用をして大丈夫かな?」
「この人はまたやめるのでは?」
「人間性に問題があるのでは?」など
いろいろな要素から考えられることになります。
途中退職をした場合に転職や再就職にとっては何のメリットもないことをしっておきましょう。
異業種へ行くという選択肢もあり
もし、異業種へ行こうと思っているのならば何がしたいのかを明確にして転職活動をするようにしてください。
ただし、保育士としての経験しかない人が異業種へ行こうと思ってもなかなか簡単にはいかないのが正直なところです。
苦労をすることになりますが、異業種へ転職をしてよかったという元保育士の声もありますので異業種へ行くのならばやってみたいと思う仕事へ就きましょう。
ショップ店員やウェディングプランナーなど人を喜ばせるような仕事を目指す方が多いようですので参考にしてください。
異業種へ行く場合には最低限度のパソコンスキルは必須といえます。
ワード、エクセルは問題なく使えるくらいになってから一般企業などの異業種へ行くと即戦力になれることもありますので最低限度身に着けておきたい力といえます。
休憩をしたいと思うときは?
もちろん人間関係やいろいろなストレスから「休憩をしたい」と思うこともあります。
そんなときには休憩をして自分自身を一度見直してみても良いと思います。
もし精神的な病気ならば気持ちを落ちつけるためにも必要なことだといえますが、少し疲れてしまい休憩をしたい場合にはできればあまり休憩をしないほうが良いです。
転職をするとなった場合にはできる限り間を開けないで仕事を探すほうが見つかりやすいといわれていますのでそこは意識をしておきましょう。
もし健康な状態で少し疲れたから休憩をしたいならば転職の面接の際に「休憩をしていた理由を明確に話す」ことができるようにしておきべきですね。
そうでなければ採用をする側としては少し疑問に思ってしまうこともありますので注意をしましょう。
1年目の退職のメリット
これは私の個人的な意見となるのですがもちろん1年目の先生が年度途中で退職をすることには問題もありますし、できる限りは避けておくべき問題です。
ただし、1年目できちんと3月まで勤務をすることを条件に転職をすると意外と採用先は多いものです。
その理由は1年目なので退職をして転職をした場合にはその勤務先にとっては新卒を同じ扱いの1年目になります。
しかし、1年間の保育経験があるので仕事をするとなった場合には新卒よりもできることがあるので採用をした保育園にとってもメリットはあります。
普通の大卒の場合には早期で退職をした人を採用することを第二新卒と呼ぶように同じ扱いにされるということです。
ただし、転職先を次はきちんと続けることが重要です。
この転職先でも短期間でやめると次はなかなか就職先は見つからないでしょうし、採用をされるまでに苦労をします。
最初の保育園の1年目で退職をした場合は理由にもよりますが、「若気の至り」と判断をする園長先生もいますので転職活動で「この保育園へ就職をしたい」という熱意を伝えてみましょう。
これは1年目で保育園を辞めたい、辞めてしまった場合の唯一のメリットになりますので参考にしてください。
ただし、新卒が5年勤務をしてきた人と比べるとどうしても劣る部分は多いのでエージェントを活用して転職活動をしてみましょう。
保育園を退職をする前に転職先を決めておこう
もちろん病気で退職をしなければならない方もいるかもしれません。
無理にまでしんどい、合わない職場で働けとは言いませんが可能ならば転職先を決めてから退職を申し出るようにしましょう。
その理由としてはいろいろとあるのですが新人もしくは転職者が5月や年度途中に退職をするということはどんな理由があるにしても問題です。
保育園という業界は年度が4月から3月となっていることからその間に辞めると保育園、子供、保護者に迷惑になります。
保育園を途中退職してきている人を保育園は採用をするほど甘くはありません。
しかし、今の保育園に在職をしながら転職活動をしていると将来的に考えていると判断をしてもらえますし、緊急で人材がほしい保育園からするとすぐに採用をしたい人物となります。
退職をしてから転職活動をすると「問題児」と判断をされる可能性もありますが、在籍をしながら転職活動をしていると「計画的」とと判断をされますので、どんなに辞めたい状況でも次をきめてから転職をすることをおすすめします。
保育園を辞めたいと思ったときにはどうすべき?
私も就職をして大変だと思ったこともありますし、転職をしてみると大変なことも多くて辞めたいと思ったこともあります。
しかし、本当のしんどい時、辛い時に辞めたいと思っても担任を持っていると子供の顔が浮かぶ時もあります。
自分の気持ちとは裏腹になんとかしたいと思うこともありますね。
私はそんなときには「自分よりもしんどい人は山ほどいる」と言い聞かせて頑張っていました。
若い時はなかなかそんな風に思えなかったのですが今になると感じることもありますので辞めたいなと思っても一度は踏みとどまってほしいと思いますね。
保育士の転職の方法
保育士を辞めたいという理由はいろいろとあります。
私も保育士を辞めた身ですが国家資格を取得して保育士になっているのですからやはり続けていってほしいというのは本心です。
しかし、そんなには簡単にいかないこともあるのは正直なところですので最後に保育士の転職の方法について書いていきましょう。
まず転職をする際に保育士と続けるのか?それとも異業種(保育士自体を辞めるのか?)という選択を求められます。
その中で自分にとってベストな方法選択しなければなりませんね。
保育士を続けるならば紹介型の保育士エージェントに依頼をすることにより今よりも良い条件でも転職が可能となりますのでぜひ利用をしてほしいと思います。
いろいろな転職サイトを紹介していますが紹介型の転職サイトへ登録とすることで、条件の交渉、面接日まですべて対応をしてくれますのでとても便利です。
ハローワークやタウンワークなど身近な求人情報もあるのですが、万人が見ているために条件が良いものや待遇がよいものはあまりありませんので、自分で探して受ける面接を受ける転職はあまりおすすめしないですね。
転職の際に抑えておきたいポイント
転職をするとなった場合に抑えておきたいポイントがあります。
それは次の転職で失敗をしないためにも大事なことですのでチェックをしておきたいですね。
特に見ておきたいポイントは以下の3つです。
1,保育士の年齢構成と勤続年数
2,園見学や体験入職をさせてもらえないか
3,園長先生や実際に働いている保育士に話を聞いてみる
では、具体的にその抑えておきたいポイントの詳細情報を書いていきましょう。
1,保育士の年齢構成と勤続年数
保育士の年齢構成は保育園によってバラバラで年齢層が高い保育園もあれば、若い層も多いです。
しかし1年目となると年齢的にも若いため若い世代が多い保育園へ行くほうが仕事もしやすいという印象もありますね。
年齢が近い保育士がいると悩みも似ていますし、相談もしやすいですし若い世代の保育士の先生は「厳しくするよりもしっかりと育ててあげたい」という考えを持っている人も多いです。
保育士の平均勤続年数は約7.6年となっていますがあまりにも短い勤続年数の保育園は気を付けたほうが良いかもしれませんね。
2,園見学や体験入職をさせてもらえないか
実際に保育園へ就職試験や面接へ行った際に退職理由に関係なく確認をしておきたことが保育園の雰囲気になります。
その保育園の先生や雰囲気、子供の様子や職場の環境などを見てから入職をするのとみていないのでは全く違います。
見学をして実際に確認をすることで働くことができるのかを確認できますので見学は最低でもしておきましょう。
また、可能ならば一日だけ、午前中だけの体験入職をさせてもらえると先生同士の関り方や先輩と後輩の関係。
保育士が子どもとどんな風にかかわっているのか?声掛けをしているのかという点が目で見れますので体験入職が可能ならば行かせてもらいましょう。
3,園長先生や実際に働いている保育士に話を聞いてみる
これは体験入職をするとわかりやすいですが、もし見学へ行くだけで保育方針に違和感をもって辞めるとなった人は気を付けておきたいポイントといえます。
特に園長先生はその保育園の顔であり、方針に責任を持っていることになります。
そのため、面接の際に方針について話をして気になることがあれば率直に質問をしてみると良いでしょう。
転職をする際に次の転職では失敗をしたくないというのが正直なところです。
いかに違和感をなくす、もしくは少なくして次の転職先へ行けるのかが重要ですし1年目で若いといっても転職回数が多いと次の転職先は決まりにくくなりますのでこの転職後はどんなことがあっても最低3年は勤務をすると強い気持ちをもって転職活動をしてください。
この辺りは転職エージェントを利用すると転職先の勤続年数や労働環境、保育士同士の人間関係、保育方針など細かく教えてくれますので利用をしておくと失敗した転職は少ないでしょう。
保育士を辞めたい新卒や1年目が多い理由のまとめ
保育士を辞めたいと思う1年目は多いと思いますが、これは保育士に限らずいろいろな職場の1年目は毎日怒られてがむしゃらに仕事をしていくことになります。
しかし、1年目だから怒られて終わることは多いです。
怒られている内はあなたに希望が期待があるからですが、もしあなたに期待ができない、希望も持てないとなったらたぶん先輩の先生はあなたを怒ったりすることもしないですね。
また、1年目だから辞めたいと思っているのではなく基本的には辞めたいと思っている人は3年目でも5年目でも多いです。
仕事を辞めるときには保育士をやり切ったとき、もしくはある程度保育経験をして他の世界を見たいと思ったときまで最低でも3年は我慢をしてみてください。
その時にあなたに新人教育の仕事が回ってきたときに先輩の気持ちもわかると思いますね。
精神的ならば仕方ないですが、せっかく国家資格を取得した保育士なので大変でも辞めたくても頑張っていってほしいと願っています。
もし、困ったことがあったら問い合わせフォームから連絡してください。
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