退職の伝え方と保育士が辞める理由ランキングトップ3

保育士は退職で人材不足

保育士といえば、人材不足で大変な業界となっています。

最近では首都圏である東京や大阪などは待機児童解消のためにどんどん保育園は増やしているのですが、その反面保育士をしている人口自体は減少傾向にあるため採用をする側はかなり大変という現状があります。

保育士の資格を持っている人は多いのですが、保育士という仕事の大変さから復帰をせずに他の仕事についている潜在保育士も多くなっていますし、離職率も高いのが問題となっています。

住まいを用意をする保育園もある

特に首都圏の保育園は深刻な人材難となっています。

そのため、その地域だけでは人材の確保は困難となっている現状があります。

しかし、その人材不足ままでは保育園経営がうまくいかなくなるため保育園へ就職をしてもらうために、大手の社会福祉法人や株式会社は地方の保育養成学校などへ足を運んでいます。

学生に実際に会って東京まで下宿をしてもらえるように交渉をしてきてもらうようにお願いをし、給与は支払うけれども住む場所は用意をしますという条件を地方の保育学校の学生に伝えている現実もあります。

しかし、子どもが好きで保育士をしている人がなぜここまで少ないのでしょうか?

また、離職率の高い保育士ですがここまで退職をする人が多い理由や園長先生に伝えている退職理由は何なのでしょうか?

私も保育士と続けていたときに転職のために何度か退職理由をお伝えさせていただきましたので、それも併せて紹介をしていきたいと思います。

退職理由トップ3を知っておこう

保育士は離職率がとても高い職場となっています。

そのため、毎年誰も退職をすることなく運営をできている保育園は世の中にあるのかな?と思うほど認可保育園、無認可保育園は多くなっています。

その実態について、私も今までの同僚が辞めてきた理由や今も現役で保育士をしている人が「辞めたい」と思う理由についてまとめていきましょう。

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1,給料が低い

保育士が辞めたい理由に絶対に上がるのは、この「お給料」になります。

よく他の産業と比較で出されますが、保育士の年収の平均額は約300万円程度といわれていますが、現実的に考えた場合にはここまで高い水準ではないというのが正直なところです。

私は大阪で保育士をしていた時に家族もいて扶養手当を妻と娘2人分いただいていました。

その金額が4,000円×3で合計12,000円となっています。

この金額でも結構いただいていたほうなのですが、それでも月の支給額は手取りで18万円程度となっており、総支給額でも22万円程度です。

これを単純に計算してみると、月に22万円×12か月+賞与が夏冬合わせて40万円程度で年収にしてみると304万円となっています。

正直、認可の保育園で総支給額(税抜き前)が20万円を超えていればお給料はかなりもらっている方という考え方ができるほど保育士の給与水準は低いことがお分かりいただけると思います。

私は扶養家族の手当、リーダー手当5,000円をいただいていてこの金額となっています。

10年勤務をしても一般企業の新人以下の給与

それでも一般の企業などと比較をすると実際にはそこまで高くはない水準となくむしろそれでも新入社員以下のケースも多いです。

このような給与水準が一般的だといえますし、私の同僚はもっと低い給料で仕事をしていることがわかりますね。

実際の現場の保育士で女性で家族を養っていないとなると、もらっているお給料は総支給で20万円を超えることはありません。

基本給も低くされていますので多くの場合は年収240万円~260万円程度が保育士のお給料の相場となっていますね。

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このお給料はかなり低めとなっていますし、昇給に関しても大きな法人で3,000円程度となりますが小さな保育園だと1,000円程度になっていますので10年勤務をしても10,000円~30,000円程度しかお給料は上がらない可能性があります。

保育士の平均給与が高い理由

では、なぜ保育士のお給料の平均額が300万円という金額になるのかというと、保育士のお給料平均には公務員も含まれているためです。

公立の保育士のお給料の場合は市役所などに勤務をしている公務員と同水準となりますので一流企業並みにもらっています。

勤続年数30年のベテランとなると年収500万円~600万円くらいになる方もいますので、このような高い水準のお給料をもらっている人が保育士の平均給与をを引き上げていると要因だと言われています。

公立の保育士は市役所にいる職員と一緒の扱いとなるため給与の水準は高く将来的にも安定をしています。

保育士の給与となるとこのような高い水準の人たちの給与も含まれることになりますので、どうしても水準が上がってしまうという実態があります。

私が今の職場で一緒に働いている私立の保育園へいた先生の給与を聞くと、大阪で手取り12万円。

これでも5年間も仕事としてきた結果だそうですので私立の保育士の保育士の現状がいかに大変で過酷なものかがわかると思います。

2,人間関係

次にあげられるのは人間関係となっています。

保育園という現場は福祉となっているため、保育士同士、保護者、地域の人たちといろいろな人たちと関りを持つことになります。

そのため、コミュニケーションが苦手な方にとっては苦痛といえるような労働環境とも言えますが、普通にコミュニケーションができて人間が好きという人でも人間関係で悩まされることが多いです。

もちろん保護者もいろいろな人がいますし、同業者の保護者だとかなり気を遣うこともあります。

時には理不尽な保護者(モンスターペアレント)も多いと思われますが、何とか誠心誠意かかわることで対応をすればよくなりますし、信頼関係を築けばよくなることもあります。

また、保護者の人は会う時間もお昼と朝だけとなっていますので気持ち的にはまだラクな気持ちを保つこともできるでしょう。

保育園内の人間関係は最悪

しかし、保育士人間関係でしんどいと言われているのは保護者よりの保育園内の人間関係です。

保育士の世界は特殊な世界で女性がまだまだ多い職場となっているためいじめやいびり、嫌がらせが常駐化している保育園もあります。

また、上司に気を使わなければならないことも多く保育をしに職場へ来ているのに職員の方へ気を使うため精神的に疲れてしまいうつ病になる方もいます。

関連記事保育士の人間関係は最悪でストレスも多いのが悩み

私は男性なので女性の職場に入ってもそこまでしんどくなることはなかったのですが、新人の女の子の場合はいろいろな悩みを持っている子もいました。

もちろんその保育園の考えや、先生への指導によっても異なりますが園長先生に威厳がない場合には特に人間関係で現場は大変なことになっているケースが多いです。

個人的な感想としては、男性保育士がいる職場の方が人間関係は安定をしているというケースが多いので楽しく保育をしたいならばそのような保育園や、園長先生が男性の職場を選ぶようにしましょう。

3,勤務時間が長くサービス残業が多い

保育園はお店と一緒で開園時間が長いのが特徴となっています。

開園時間はその保育園によって異なりますが、7:00~19:00までが基本となっておりそれよりも長い保育園も多いです。

そのため職場はシフト制や変形労働時間制を導入している保育園がほとんどです。

もちろん保育園は延長保育もしなければならないですし、いろいろなニーズには答えなければならないと思いますが働く保育士からするとかなりキツい労働環境です。

しかも、時間通り帰れるならばまだよいのですが保育時間中にできる仕事は限られてしまいます。

残業は当たり前で定時には帰れない

そのため、カリキュラムを作成したり日誌を書いたり、制作をするための準備をしたりと他の雑務が山のようにあるため結局時間通りに帰ることができない場合が多いためいつまでも帰れません。

仕事が終わらない場合には、自宅に持ち帰ってすることも多いため保育士として働いている人は労働時間が長い、サービス残業が多いと感じる人が多いためしんどいと感じる方も多いですね。

持ち帰りの仕事も多い

また、保育士の労働環境の問題として挙げられるのは「持ち帰りの仕事の多さ」です。

つまりこれは自宅で仕事を持ち帰ってしているわけですからサービス残業というよりはタダで働かされているという現状になります。

これは行事前のたまにしなければならないくらいのレベルならばよいのですが、そうではなく日常的に仕事が終わらないために自宅へ持ち帰らなければならない。

土日も仕事をしなければならないという状態になっているため休みも休みでなくなることから辞めいと思う保育士も多いです。

退職理由のまとめ

この3つの退職理由は保育士の退職理由で必ずトップに入ってくる理由となっています。

私が保育士と辞めた理由は「お給料」と管理職などの上のポジションに上がれないということでした。

保育園で多くのお給料をもらおうと思った場合には、主任や副園長、園長にならなければ大きな昇給は見込めませんでした。

しかし、保育園というのは年功序列で実力社会ではないですし同族経営で家族関係が必ず上に行けるような仕組みになってしました。

そのような仕組みが嫌になり、保育士を辞めて今では普通にサラリーマンとして働くようにしています。

他の退職理由

ここまでは退職をする理由トップ3をご紹介しましたが、もちろんほかにもいろいろと保育士を辞める理由はいろいろとあります。

私も基本は人間関係という理由で転職をすることが多かったのです。

どうしても合う人もいれば合わない人もいるというのは正直なところだですが、ほかにも退職をする理由がいろいろとありますので紹介をしていきましょう。

以下は保育士の辞めたい理由をまとめたものになります。

ランキングなどではなく順不同で書いていますので参考にしてみましょう。

保育士をしてる人は「仕事をどうしようかな?」「今年でやめようかな」なんて思うこともありますが、そんな風に思っている人はあなただけではなく多くの人が感じていることなので安心をしてほしいと思います。

・妊娠や出産、結婚をして専業主婦になることがわかり退職(産休が取れない、取らない)

・サービス残業、長時間労働があたり前で労働環境が悪い。

・いじめ、パワハラなどの人間関係。

・園の方針や園長のやり方が合わない。

・保護者対応に疲れた。

・出会いが少なく、いつまでも結婚できないから。

出産、結婚、妊娠などプライベートな理由ももちろんあるのですが、どちらかといえば保育園に対する不満や悩みというものが多い印象です。

他にも体調不良という理由は多くなっており、精神病になる人も多いです。

他にも腰痛で腰の痛み耐えることができないため退職をする人もおり、様々な理由で退職をする人は多いですね。

保育士を辞めたいけれど言えない

保育士を辞めたいのだけれども、なかなか言えない。

こんな風に思っている方もいるのではないでしょうか。

もちろんその理由にもよりますが、絶対にしてはいけないことがあります。

それは職場の人に「辞めたい」ということを相談するということです。

噂は簡単に広がるので注意しよう

保育園は女性の職場ですので、とにかく噂話が好きですのであなたが「辞めたい」と相談をしたらあっという間に保育園内の人はみんな知っていることになります。

すると、辞めたいと思っていても引き止められることとなり最終的にはいつまでたっても辞められない。

そして辞めたいけれども言えないという状況になる可能性が高くなります。

まず、辞めたいと思っているならば自分の中で確実に消化をして「辞めないで」と引き止められても辞める覚悟をもってから伝えるようにしてください。

辞めることに関しても絶対に職場に人には言わずにしておき、次年度の進退について聞かれてから話をするようにしてくださいね。

退職理由で引き止められない伝え方とタイミング

タイミングが先ほども伝えたように、あなたが勤務をしている保育園の退職時期に伝えるようにしましょう。

あまり早く退職をしたいなどの理由を伝えると引き止めをされる可能性も高くなりますし、早く言いすぎると退職まではその保育園いいなければならないため保育園にいずらくなる可能性もありますので適切なタイミングで職場に伝えましょう。

例えば、3月に退職をするつもりで10月に次年度の進退について聞かれるという場合にはそこまでは黙っておきましょう。

しかし、次年度も続ける継続の意思を示したのに急に辞めるというのは一番ダメです。

保育士は今は人材不足の業界となっていますのですぐには次に人材が見つかりません。

保育士の転職時期については「保育士求人転職の時期はいつが多い?就活をする方法」にも書いているように秋の10~11月がピークとなり良い人材もこの時期に採用をすることができない場合には難しくなります。

辞めるときには保育園へ迷惑をかけないように円満退職が基本となりますので時期はよく考えて伝えるようにしましょう。

引き留められない退職理由

伝え方としては引き止めがしにくい理由が良いです。

女性の場合で一番引き止められないのは寿退社になりますね。

結婚で遠くへ行くという理由にしておけば辞めやすくなりますし、引き止めることも難しいと思いますので一番ベストです。

他にも引き止めにくい理由としては、

「保育士以外の仕事に就きたい(転職をしたい)」
「自分で会社とやってみようと思う」
「お金が必要になり、保育士を続けられなくなった」
「違う保育ができる保育園へ行きたい」
「資格を取得するためにしばらく勉強に集中をしたい」
「語学留学のために、海外へ4月より旅立つ」

このような理由は保育園側も引き止めにくくなりますのでおすすめの理由といえますね。

伝え方とタイミングはとても重要なので、保育士を辞めたいと思ったら活用をしてみてください。

ちなみに私は「主任や園長が目指せる保育園へ行きたい」と退職を伝えると園長先生も引き止めようがなかったためにすぐに退職が受理されました。

退職理由は注意しよう

同僚を見ていて一番ダメだった退職理由は「違う保育園へ行く」ですね。

それならばこの保育園へいてと驚くほど引き止められていましたので、この理由は辞めておきましょう。

幼稚園教諭の場合は保育園で働きたいや違う仕事に就きたいという理由は比較的通りやすい印象ですね。

退職をする場合には嘘をつく人も中にはいますが、それはやめておくほうが良いです。

保育業界はつながることが多く、あとで違う保育園にいた場合には噂やあることないことをいわれて転職先でも変な噂が出ることもあります。

そうならないためにも退職理由で嘘はつかないようにして、円満退職を心がけましょう。

他の保育園や会社へ転職をする際の面接でもきちんと話すことができますので誠実に、どんな退職理由であれお世話になった保育園を最後はきちんと去るようにしてください。

保育士の途中退職の理由

絶対にしてはいけないことは年度での「途中退職」です。

その理由は「保育士の年度途中の退職が迷惑な理由と上手な辞め方」に書いていますが、次の転職にも響く可能性がありますし、保育園や保護者にも迷惑になります。

もちろん病気や精神的に仕事ができないような状態ならば仕方ないケースもありますのですぐに園長先生等に相談という形で正直に伝えましょう

途中退職で多いのは人間関係が圧倒的に多く、気持ち的にうつ状態になる先生もいます。

「上司が怖くて毎日保育園へ来るのが苦痛」
「一緒に組んでいる先生との相性が悪くていつもギクシャク」
「保護者に毎日のように苦情を言われてしんどい」

また、これを相談するとさらに人間関係が悪化をしてさらに保育園へ行きたくなくなることもあります。

3月末までは在籍することが必須

1年目に多い社会人が大変で仕事が大変という理由で辞めたいという理由ならばせめて3月末までは保育園に在籍をしておきましょう。

でも、どうしても年度途中で辞めたいという方もいるでしょう。

そんなときの理由は迷惑のかからないように次の人は見つかるまでは頑張ってから辞めるようにしましょう。

もちろん、保育園や幼稚園の場合は途中退職は避けておくほうが良いに決まっているのですが、精神的にしんどいという場合にはやむおえないと思いますし、保育園側も止めにくい理由となりますので正直に園長先生に伝えれば良いと思います。

保育士としていると退職は切っても切り離せない理由といえますので、タイミングと伝え方には十分に気を付けて円満退職を心がけましょう。

退職は次を決めてから伝えよう

保育士さんの中には次のことを考えるのではなく、その場の感情や気持ちで退職を申し出る人もいますがそれはやめておきましょう。

その理由としては、保育士をして仕事を続けていく中でもそうですし、今後は違う異業種へ行く場合もそうなのですが退職をしている人と、今在職をしている人では採用の基準がことなります。

これはどんな意味かというと、退職をしているとお金や生活のためにも次を早く決めたいという気持ちが先行します。

それは採用側もわかっているため足元をみて条件の下げてくる可能性があります。

あなたの経歴や能力をみて採用側がよほどほしい人材と思えば別ですが、そうでない限りは条件も悪くなります。

それに対して今の保育園を辞めたいと思っていても在籍をしている人は最悪採用をされなければ次が決まるまで在籍をしておけばよくなります。

つまり、急いで決めなくても良いので採用の条件を下げられたり足元を見られることもなくなりますので良い条件を探すことができます。

退職前に次を決めているか?

退職をしてから次を探すのでは条件もまったく異なりますし、すでに退職をしているとメリットもありませんので次を決めてから退職を申し出ると居心地も悪くないでしょう。

関連記事保育士の転職時期はいつがいい?求人で失敗をしない方法

その理由としては、退職をすると採用をされる側から足元を見られて条件が悪くなったりすることもあります。

そのためできれば仕事を続けながら転職活動をして転職先を見つけるほうが良いのですが仕事も忙しくなかなか転職活動ができない先生も多いでしょう。

それならば、転職サイトへ登録をしてキャリアコンサルタントなどに仕事を探してもらうと転職活動も進みますし希望の転職先が見つかる可能性も高いです。

関連記事保育士転職サイトランキング!口コミ評判と好待遇な転職に成功した方法

私も実際に仕事をしながら好待遇な転職に成功をしましたので、ぜひ活用をしてみてください。

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