保育士がしんどい、辛い、辞めたいと思う理由と苦労していること

保育士という仕事はここ最近世間でも注目を浴びるようになりました。

その理由は待機児童問題によってです。

待機児童とはその名前のとおり、保育園は入りたくても入れない人達のことを言うのですが今では日本という社会で生活をしていくうえでお金が必要になることから共働きの世代が増加傾向にあります。

共働きも世代が増えるということは、日中子どもを見てくれる人がいないことから保育園へ預けるという方法しかないのですが、そのように考える方が多くなり、結果として保育園へ入園できない待機児童問題へと発展しているといえますね。

政府もこの待機児童問題と解決しようと、保育園を増やしたりしているのですがそこで大きな問題がでてきました。

それは「保育士不足」です。

世の中には保育士の資格をもった人がたくさんいるので、不足をするわけはないのですが実は保育士資格を持っている人の半数は保育士として働いていないという現実がありますし、保育士資格を取得した人もどんどんと保育士を辞めてしまうという現実があります。

離職率の高い保育士という仕事は一体どんな理由で辞めてしまうのでしょうか?

 
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保育士がしんどいと思う理由5選

保育士の仕事をしている人の多くはしんどいと思っており、辛い、辞めたいと思っている方もいるのは事実です。

子どもと毎日触れ合えるとても楽しい仕事なのに、一体どうしてそんなことが起こるのでしょうか?

保育士の仕事がしんどいと思うことを紹介していきましょう。

サービス残業が多すぎる

これについてはあらゆる保育士さんが口をそろえていう言葉となっており、サービス残業が多いという理由から保育士を辞めてしまうケースも多いです。

保育士という仕事は子どもを見ていることが基本という考えになるのですが、そんなに甘いものではありません。

勤務時間は他のサラリーマンやOLと変わらない9時間勤務なのですが、その間に子どもを見る、保育の準備をする、日誌や週案などの事務仕事をする、掃除をする、会議をするなど多岐にわたる業務に追われている現状があります。

そのため、休憩時間なんてほぼ取れないですし、お昼ご飯も乳児のクラスの先生は寝ている間に書き込んで連絡帳を記入していますし、幼児クラスの先生になると子どもと一緒に書きこんで食べているという現状です。

しかし、勤務時間内にはほぼ手を離せない状況にも関わらずやはり中心は子どもなのでほかの雑務ができないため毎日勤務時間が終わってから残業をして仕事をしていますし、遅番で残って仕事ができないときは勤務時間よりも早くきて事務仕事をしたり・・。

結果としては仕事の内容をみていると業務量は多く勤務時間内に終わるような内容ではないということですね。

毎日保育園へ残ることになり、

「いつになったら帰れるのだろう」

「毎日残業はイヤ」

「休憩時間くらいはちゃんと取りたい」

これが積み重なっていくことでしんどいということになり、退職をしてしまう保育士さんも多くなっています。

人間関係に疲れた

保育士という仕事は基本的に人間関係があって成り立つ仕事なのですが、さすがに休憩なくずっと人とかかわっていると疲れてしまうのは当然ですよね。

保育士と取り巻く人間関係は、子ども、保護者、職員、地域の人といろいろな人とつねにコミュニケーションを取っていくことが重要となっています。

まだ、子どもとは楽しめますし、地域の人とのかかわりはそこまでないのです。

保護者にしてもモンスターペアレントと呼ばれるような理不尽な要求をしてくる人もいますが、四六時中保育園内にいるわけではないのでまだなんとかしのぐことができます。

一番の問題は、保育士同士と言いますね。

実は保育士同士の人間関係に疲れて保育士を辞める人はとても多いのが現状です。

どんな人間関係があるのかというと

「ベテランの保育士は新人の先生を仲間はずれにしていじめている」

「悪口や陰口など人の悪いところばかり指摘する」

「園長が明らかにえこひいきをしている」

「女性の職場なので、派閥争いに巻き込まれる」

「プライベートと仕事の境目がなく、常にlineで連絡がくる」

「上司の仕事がすべてこちらに振られて、業務量が多すぎる」

こんな風に保育園という仕事は華やかに見えますが、裏ではどろどろの状態になっていることもあり、悪口、いじめ、派閥争いは日常茶飯事に起こっているといえますね。

こんな風な人間関係がしんどいと思って保育士を辞める人も多いですが、中にはうつ病などの精神的な病に倒れてしまう人もいますので結局保育をしたくて、子どもが好きで保育士をしているのに・・・と思う方も多いです。

給料の低さ

毎日サービス残業をして持ち帰りの仕事もして、ほとんどプライベートもない状態の保育士という仕事ですが、お給料は一向に上がらないという現実があります。

平均年収は約296万円と言われており、全産業の平均給与よりも年間にすると100万円以上も低いことがわかっています。

月に換算をすると約18~20万円程度のお給料ということになりますね。

 
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もちろん初任給ならばまだ納得できるのですが、ここから保育士のお給料というのは驚くほど上がっていかないという問題もあります。

保育士の昇給なのですが認可保育園の場合でも補助金はどんどん削られていることから年間でも3000円上がればよいほうで、現実は年間1000円程度しかあがらないという現実があります。

国からの保育士処遇改善手当は出ているのですが、その利用用途は自由となっていることから、すべて園長の懐にはいっていたり、運営費に回されていることもあるため、末端で働いている保育士さんへの待遇の改善にはなっていません。

結局長く続けていても保育士としてのお給料は新人だろうが、10年目だろうが大きくかわらないことから一生懸命働いていてもしんどいと思って離職をしてしまいます。

持ち帰りの仕事が多い

保育士は先ほど、業務量が多いという話をしましたが、あの業務だけでは追わないことも多いため結果的には家に持ち帰って仕事をしていく方も多くなっています。

持ち帰りの仕事で多いのは週案、月案、年間カリキュラム、日案などの書類関係を自宅でパソコンで作ったり、壁面は次の週にする制作の準備物を用意したりするケースも多くなっていますね。

そのため、土日祝日などの休みの日も遊んだりデートとしたりもできずに自宅で仕事をしていることが多く、休めないためしんどい思って保育士を辞めてしまう人も多いです。

→保育士は持ち帰りの仕事が多いので辞めたい

休みが少ない

保育士の休みはどんどん減ってきており、認可保育園の平均は年間100日程度となっています。

平日の月曜日から金曜日までは当たり前のように出勤になりますし、土曜日は隔週で出勤。

まだこれくらいならば会社や工場などでも当たり前となっているのですが、お盆はすべて開園をしなければならないため交代で勤務をすることになりますし、年末年始は市区町村によってもことなりますが長い市だと12月30日まであけておき、31日~1月3日までだけ休み。

あとはみんなで交代をして出勤など年間は100日ありますが世間が休みの日でも保育園はあいていますので結果として働いている保育士さんの休みもなくなります。

また、最近は保育士不足の影響により慢性的な人材難ですので余剰人員を雇えている保育園も少なくなっています。

すると、有給や代休すら取れない状況となりますし体調不良でも仕事に行かなければならないため体も疲れてしまいしんどくなってしまうんですね。

他にも働いている保育園の方針に合わない、園長の考えに一貫性がない、保護者のいうことを何でも聞くという具合に保育士の仕事自体は嫌いではないけれども、保育士を取り巻く環境がイヤになり辞めてしまう方も多いのが現状なんですよね。

もちろん、中には働きやすく退職も少ない保育園もあるのですが、大半はこんな風になかなか辛い状況となってしまいますので保育士離職率の高い職場だと言われてしまいます。

保育士のしんどいには身体的と精神的がある

保育士のしんどい理由についてはご紹介しましたが、そのしんどいにも理由は2つあることがわかっています。

1つ目は身体的な体力的なしんどさです。

保育士は毎日子どもと一緒にいることから体力がいる仕事になっています。

もちろん毎日全力で子どもたちと遊ぶと疲れてしまいますし、ここに他の仕事もあると結局睡眠時間を削ってでも仕事をしなければならなくなりますので体力的にしんどいという理由。

もう1つは人間関係や保護者対応、いうことを聞かない子どもなどで疲れてしまう精神的なしんどいがあります。

結局保育士をしていくということは、この2つのしんどいを乗り切らないとやっていけないので離職率は高くなってしまうんですよね。

保育士はうつになりやすい職業1位

知っていましたか?

保育士はうつ病になりやすい職業1位に選ばれているんです。

その理由はとても簡単です。

ここまでいろいろと書いてきたようなしんどい理由はすべてストレスとなってしまうことから体も心も疲れてしまいうつ病を発症する人も多いんです。

アメリカではうつ病になりやすい職業として「保育・介護関係」が1位となっておりいかに気を遣う仕事なのかがわかります。

保育士がうつ病のなるときに症状とは

・よく眠れない、寝つけない

・頭痛、食欲不振、胃痛、吐き気などの症状

・心臓がばくばくして息苦しい

・フラフラしてめまいがする

・突然涙がでてくる

私も保育士をしていて、一度うつ病になりかけたこともありましたがその原因もストレスでしたね。

保育士という仕事や外から見ると華やかで、子どもと毎日楽しく過ごせる仕事と思われていますが、現実はそんなに甘くはなく、しんどいが続く重労働です。

結果、辛い、辞めたいと思う保育士も多いので少しでも保育の現場で働いてくれる人が重要だと言われていますね、

世の中の保育士さんの働きは改善されればよいなとは思うのですが、それは難しそうな感じもしますが、改善さればと思います。

もちろん一概にしんどい保育園ではなく、中にはすごく働きやすい保育園もありますのでしんどい保育園から転職をするという方法もありだと思いますよ。

マイナビ保育士は評判が良い転職サイトなので実際に利用してみた感想

 

 
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私、運営者のtakaと申します。

元現場の男性保育士で認可保育園はもちろん、認可外保育園の立ち上げ、集客などもしてきた異色の保育士です。

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