保育士の悩みランキングトップ5【子ども・保護者と人間関係が問題】

保育士の悩みランキングトップ5【子ども・保護者と人間関係が問題】

保育士の悩みが多い仕事です。

もちろん、仕事をしていればいろいろな悩みがありますが、保育士という世界は独特だからです。

この記事では、保育士の悩みランキング、解決方法がわかります。

どんな悩みが多いのでしょうか?



保育士の悩みランキングトップ5【給料と人間関係が多いの?】

保育士の悩みランキングトップ5【給料と人間関係が多いの?】保育士の悩みをランキングで書いていきます。

ランキングトップ5は以下の通りです。

1.お給料

2.人間関係

3.休暇が少ない

4.残業が多すぎる

5.他業種へのあこがれ

今保育士をしている人、これから保育士をする人の参考になればと思います。

では、詳細を書いていきましょう。

1.保育士のお給料は低いのが悩み【程賃金に悩む】

やはり、世の中でも問題になっている通りの答えの「お給料」が1位となります。

お給料は全産業の中でも圧倒的に低い水準となっており、月収に変えてみると10万円も低いことがわかっています。

私立の保育士の給料平均は月給が23万円、年収が342万円となっています。

これは20代の給与平均ですが、30代になっても370万円程度になります。

つまり、続けても昇給率が悪いため給料が増えないという、厳しい現実があるのです。

(参考:「平成29年度保育士及び幼稚園教諭の平均賃金等の実態について」)

私立の保育士の手取りは15万円【公立は高い】

額面で23万円ですので、手取りで18万円くらいの金額です。

もちろん、全国平均ですので高い地域はあがりますが、低い地域もたくさんあります。

おそらく、世の中の保育士の給料平均は15万円程度が妥当な金額といえますね。

保育士の意見で多いのは「賃金が希望と合わない」「仕事の責任と給料が見合わない」という意見です。

命を預かっている責任のある仕事なのですが、お給料が見合っていないという現実があります。

→ 保育士は手取り15万円が平均給料?年収とボーナスと収入を増やす方法

2.人間関係がめんどうくさいが悩み【保育士・子供・保護者】

次にあげられるのが「人間関係がめんどうくさい」という理由です。

保育士はとにかく人間関係の多い職場となっています。

職員、保護者、子どもと人間関係がないところはどこにもありません。

人間関係の悩みにも3つのパターンがあります。

・職員同士

・保護者

・子供

それぞれの理由について、書いていきましょう。

職員の人間関係に疲れた

1つ目は職員同士になります。

保育園という世界は独特の世界で、先輩と後輩というのがきちんとできている縦社会の世界です。

主任が理不尽な要求をする、求められれていることがわからない、後輩の指導が難しいなどいろいろあります。

職員同士のいじめなどもありますし、時にはパワハラに近いようなこともあるのです。

保育園という狭い世界では、問題も多いのが正直なところです。

保護者対応の難しさ【人間関係が難しい】

2つ目は保護者との人間関係になります。

保護者の中には保育士のことを理解して優しく接してくれたり、対応も良い人もいます。

しかし、中には自分の理不尽な言い分を主張してくる人もいます。

対応が難しい人もいますので、保護者に気を使う必要があるため疲れてしまいます。

子供とうまくいかない【接し方、対応が難しい】

3つ目は子どもに対しての関係です。

これは子供のプロである保育士をしていてもわからないことが多く

・叱り方がわからない

・自分のいうことは全く聞いてもらえない

・自閉症の疑いがあるのでは?

など保育者と子どもとの関係に対しても不安に思うことがあります。

時にはいうことを聞かない、大変な家庭で育っている子供もおり対応に疲れてしまうこともあります。

→ 子供の叱り方や接し方は保育士でも悩む難しい問題!上手に叱る方法

3.休暇が少ない取りにくい【保育士は休めない】

休暇が少ない取りにくい【保育士は休めない】保育士という仕事は世の中の休みとはあまり関係ありません。

基本的には台風でも警報でも子どもを預からなければなりませんので苦労します。

保育士の休みは年間約105日が平均で、平日はもちろん土曜日は月に2回ほど出勤をする計算となっています。

そのため月に6~7日程度の休みとなりますので他の会社やサービス業と比較をした場合には少なく感じます。

保育士は長期休暇がない【夏休み・冬休み・春休み】

夏はお盆期間すべて開園しているため交代でしか休めないです。

また、年末年始も長いところだと30日まで開けており、4日から通常通り始まるためたったの4日しか年末年始も休みがありません。

春休みはもちろんありません。

お店やスーパーなどのサービス業では当たり前のことなのですが、保育士は世の中の多くの会社が休みの時期でも普通に仕事をしなければならないため休暇が少なく感じます。

有給休暇が取りにくい【取得しずらい】

もう1つの理由として挙げられるのは休暇が取りにくいということです。

保育園の人員も最近は経営は厳しいことからぎりぎりの人数で運営をしていることが多いです。

そのため、急な病気や熱でも休むことはなかなか難しいですし、身内に不幸があっても言い出しにくいのは現状ですね。

1日の有休を取得するだけでも、ものすごく気を使うなんてことは当たり前のようにあります。

4.サービス残業・持ち帰りが当たり前【保育士の労働環境】

保育士という仕事は子どもだけをも見ていると思われがちです。

しかし、ほかにもやることがたくさんあります。

日誌を書いたり、指導案の準備、カリキュラムの作成、掃除、保護者対応、明日の保育の用意、行事の準備など業務は多岐に渡ります。

そのため、毎日のように残業をすることになりますし、家への持ち帰りの仕事も当たり前です。

保育士の仕事は特に多様で多くの業務を求められますが、日中は子供から目がはなせません。

残業代も支給をされない【保育士のタイムカード問題】

私も保育士の時は一日2時間程度は毎日残業をして当たり前でしたが、1円ももらったことはありません。

もちろん家に持ち帰って仕事をしなければならないこともありました。

保育士の業務も多様化しており、仕事も多くなっています。

結果的には「子育てとの両立は難しい」「結婚をすると続けられない」という悩みもあり退職に至るケースもあります。

保育士の労働時間をきちんと調査してほしいなというのが正直なところですね。

5.他職種へ転職したい【憧れ・希望・将来を見据えて】

保育士をしていると、他の業種へ行きたいというあこがれが生まれます。

多保育士という仕事は見たこともやったこともない人からするとすごく華やかで良い世界に見える方も多いのです。

しかし、現実はそんなに甘い仕事ではなく、いわゆる3Kと言われる仕事です。

「キツイ、きたない、きゅうりょう安い」

しかも毎日同じ子どもたち、同じ先生たちとのかかわりを持っていくために、狭い世界に閉じ込められています。

また、預けにくるお母さんの中にはキャリアウーマンや高収入な仕事をしている人などもいるため憧れ的な感じで他の仕事へ就きたいという悩みを持つことも多いです。

もちろん、それにより離職をする人も多いのが現実ですね。

保育士の転職先はどこ?【異業種へのあこがれ】

保育士から他業種へ行く場合に多い仕事は、

・事務職

・ウェディングプランナー

・美容関係(サロン、エステなど)

・ネイル

・一般事務

他にもいろいろありますし、男性はお金を稼ぐために一般企業へ転職をするケースもあります。

異業種へ転職を検討、もしくは転職をする先生が多いです。

→ 保育士からの転職先ランキング!資格を活かす仕事と異業種の一般企業

保育士の悩みは深刻で辛い【保育士の悩みランキング番外編】

保育士の悩みは深刻で辛い【保育士の悩みランキング番外編】ここまで保育士の悩みランキングについて書いてきました。

この悩みを見ていると離職理由と直結しているような内容も多いですね。

次に、トップ5にははいらなかったけれども、ほかにも悩みがありますので書いていきます。

・おしゃれができない

・家庭との両立ができない

・キャリアアップができない

・将来はなんどなく不安

・出会いがない

保育士は女性の職場なので、独特の悩みが多いのも問題ですね。

詳細について書いていきます。

おしゃれができない【ネイル・化粧・髪の毛の色が制限される】

髪の毛の色も、爪も指定をされますし、普段はジャージなのでおしゃれができないです。

美容師のように華やかな世界ではありませんし、一般企業のようにスーツを着ていけるわけでもありません。

女性らしくおしゃれをしたいと思っていても、できる範囲が限られてしまいます。

家庭との両立ができない【労働環境が大変】

社員では業務量の多いため、子育てや家事との両立は正直かなり難しいです。

保育園は朝早くから夕方遅くまで開園をしているケースが多く、すべてシフト制です。

そうなると子育てをしている人にとっては早番、遅番が負担になります。

保育士として正社員になると家庭との両立は難しいようですね。

キャリアアップができない【将来の給料アップも期待できない】

保育園では上に上がろうと思っても園長と主任しか管理職の枠がありません。

クラスのリーダーや学年主任より上にはなれませんし、血縁関係でなければ園長や主任になれない保育園も多いです。

他に資格があるわけでもないので、上昇志向のある人にとっては辛い状態であります。

保育士処遇改善のためにキャリアップ制度ができましたが、それもできない現実もあります。

→ 保育士キャリアアップ研修で給料アップ?内容と処遇改善と受講年数

将来が不安【保育士を続けられるか】

保育士は体に負担がかかる仕事です。

肉体労働なので、体に負担がかかりますし、しんどくなってしまうこともあります。

腰痛に悩む、ひざ痛になやむこともあり、将来的に保育士を続けていけるかを考えます。

出会いがない【同じ職場で男性がいない】

保育士は出会いがありません。

そもそも女性の職場ですので、男性が少数です。

日中はずっと狭い世界にいますので、出会いがありません。

そのため、若いうちに結婚をする先生もいれば、いつまでたっても結婚できない先生もいます。

保育士の悩み解決方法2選【改善するために将来の生き方を決めよう】

保育士の悩み解決方法2選【改善するために将来の生き方を決めよう】そんな保育士の悩みを解決する方法を書いていきます。

私もいろいろと悩むことがありましたし、一緒に働いた保育士から聞くことも多かったです。

悩みを解決したい方は参考にして下さい。

将来自分がどうなっていたいか考えよう【相談しよう】

将来の自分をよく考えましょう。

数年後にどうなっていたいのか?と言う点です。

・保育士としてキャリアを積んでいたい

・結婚をして出産をして家庭に入りたい

・結婚をして保育士パートになりたい

・保育経験を活かして、自宅で保育園を開きたい

こんな風に5年後でも3年後でも、自分がどうなっていたいのかを考える必要があります。

保育士は目の前のことで悩みがちです。

そのため、将来についてよく考えてみましょう。

もちろん、同僚、先輩、全く別の人でも良いので「相談をして」みると良いですね。

人の意見を聞いてみると、自分の考えも変わってきます。

キャリアについて本気で考えよう【保育士or他業種】

次にキャリアについて本気で考えましょう。

保育士や他業種など色々な仕事があります。

保育士を続けていき主任や園長を目指す、別の保育園でキャリアを積むという保育士の道を極める方法。

他には他業種へ行くという道もあります。

どのようなキャリアを積んでいくのかをよく考えてみましょう。

保育士悩みランキングのまとめ【悩むよりも希望を持つべき】

保育士悩みランキングのまとめ【悩むよりも希望を持つべき】保育士の悩みについて書いてきました。

もちろん、保育士に限らず、仕事にはいろいろな悩みはつきものです。

その悩みを抱えていても仕方ありません。

解決する方法としては、将来をよく考えることです。

自分がどうなっていたいのかという点が明確になれば、今の目の前に起こっていることも将来の糧にできます。

あまり悩みすぎないようにして下さいね。

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