保育士の初任給と平均手取りはいくら?幼稚園教諭と給料は違う?

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保育士の初任給はいくらでしょうか?

保育士の給料は低賃金であると有名ですが、そもそも初任給から低いのでしょうか?

実が保育士をしていたときは最低賃金も今ほど高くなかっためものすごく低かったことを覚えています。

なぜならば、保育士という仕事は昔の形態の賃金体系となっており給料が上がる要素がないからですね。

この記事では保育士の初任給や手取りや幼稚園教諭との違いなどがわかります。

※私が実際に保育士として公立の臨時職員と私立の保育園での初任給を公開しています。



保育士の初任給と平均手取りはいくら?幼稚園教諭の初任給と比較

保育士の初任給と平均手取りはいくら?幼稚園教諭の初任給と比較そんな保育士の初任給はいくらなのでしょうか?

これだけ低賃金と言われている世の中なのでたくさんもらっているようなイメージですが実際にはそんなことはなく今でもかなり低い部類にはいっています。

保育士の初任給も幼稚園教諭の初任給もそこまで差はないイメージですね。

厚生労働省の調査(2017年)を参考に見てみると、1年目(新卒)が多い20~24歳の平均月収は、

・保育士:18万7000円

・幼稚園教諭:19万2000円

このようになっており、幼稚園教諭の方が全体的な統計を見てみると5000円ほど高めとなっています。

しかし、これは給料であって実際に手にするお金ではありません。

(参考:厚生労働省「平成28年賃金構造基本統計調査」)

保育士と幼稚園教諭の手取りはいくら?給料18万円はある?

よくお給料はもらえる金額というイメージですがそれはちがいます。

それは額面と言い方になり、保育士も会社員であるため総支給額(もらったお給料)から税金などが引かれ実際に手にするお金となります。

これを「手取り」と言うのですが、給料と手取りは全くちがいますので注意をしておきましょう。

給料はすべてのお金が支払われており、手取りは実際に手にするお金です。

給料には基本給以外にも手当や交通費などがすべてはいった金額となっていますが。

手取りはそこから、

住民税、所得税、健康保険料、厚生年金保険料、給食費、駐車場代などが引かれた額です。

住民税や保険料に関しては、昨年度の所得額を参考に金額が決められるため、人によって多少は異なりますし初任給の場合は住民税が翌年からかかります。

そのため、多少の差がありますが総支給額の80%程度が手取りのお金といえます。

保育士の初任給の手取りは約15万円、幼稚園教諭の手取りは約15万3000円程度です。

→ 保育士は手取り15万円が平均給料?将来への不安と問題と上がらない現実

保育士と幼稚園教諭の初任給は地域差と学歴で違う!公立と私立の給料

保育士と幼稚園教諭の初任給は地域差と学歴で違う!公立と私立の給料保育士と幼稚園教諭の初任給は相場としてなっており、実際には地域差もあります。

関東の首都圏、大阪、京都、名古屋、福岡など最低賃金が高い地域と低い地域があります。

全国の最低賃金を比較してみると都道府県別の最高額は東京の1013円で、神奈川と共に初の1000円台に乗っています。

その一方で最低額は鹿児島など15県が790円となっていますので、1時間同じ仕事をしたとしても時給にして約220円の差が生まれるのです。

そのため、月給でも差がでてきますがそれを何とかするために各地域で保育士の給料を上げようと努力をしているのです。

例えば、愛知県は387万6000円、京都府は380万5000円、東京都356万8000円など保育士の給与アップに力を入れている地域は給料も高めな印象です。

(参考:厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」)

保育士の初任給は学歴でも異なる?【給料の違い】

初任給が学歴でも異なります。

保育士で4年制の大学を出ている人はあまりいません。

どちらかと言えば、短期大学や専門学校を出ている人が多いため2年制もしくは3年制となりますね。

しかし、4年制をでていると初任給の基本給が少し高めとなります。

私の勤務をしていた法人では短大の人よりも基本給が3,000円高かったですので、勤務をする園によっては学歴によって多少上がります。

公立と私立でも初任給は違う

また、公立は公務員、私立は民間の保育士となるため最初から給料も異なります。

公立は地方公務員であるため地域差は多少あったとしても経験を重ねれば順調に昇給をしていきますが、私立は昇給はほとんどありません。

そのため将来的なスキルとして、大きな差が生まれるため勤務先として公務員を選ぶ方法もありです。

給料面だけを考えるならば間違いなく私立よりも公立の方が将来にわたったよく困ることもありません。

労働条件でも間違いなく良いので保育士としてずっと仕事を続けていこうと思うのならば公立の保育士の方がよいですね。

→ 公立保育士は給料が高いのが就職のメリット!公務員試験の内容と倍率

保育士と幼稚園教諭の月収と年収と賞与【給料の調査に疑問あり】

保育士と幼稚園教諭の月収と年収と賞与【給料の調査に疑問あり】次に保育士の月収と年収と賞与について書いていきます。

正直、幼稚園教諭と保育士の給料の差は少ないですが、全産業と比べると少ない給料となっています。

保育士と幼稚園教諭の月収、年間賞与、年収を調べてみると以下のようになります。

調査内容はすべて平成28年賃金構造基本統計調査を参考にしていますが、個人的には疑問もありますのでその理由についても書いていきましょう。

保育士の月収と年収と賞与の平均

保育士の全体平均の調査の内容は以下のとおりです。

※()の中は手取り額です。

・月収:22万8000円(18万2000円)

・年間賞与(夏冬2回分):65万8000円(52万6000円)

・年収:339万7000円 (271万8000円)

幼稚園教諭の月収と年収と賞与の平均

幼稚園教諭の全体平均は以下の通りです。

・月収:22万9000円(18万3000円)

・年間賞与(夏冬2回分):63万円(50万4000円)

・年収:337万7000円(270万2000円)

保育士の幼稚園の平均給与に疑問あり

この平均の月収、年間賞与、年収をみたときに実際に保育士をしてきたものとしては「こんなにもらっていない」「これだけもらえているなら保育士続けてます」です。

この統計にそもそも問題があり「保育士」「幼稚園教諭」というくくりにするから問題なのです。

おそらく保育士の年収は手取りで230~240万円くらいが平均的な額であるといえます。

大阪でも求人を見てみると保育士の月収は支給額で高くても20万円程度なので手取りは17万円くらいです。

賞与は20~30万円あればよい方なので、17万円×12か月+20万円×2回=244万円です。

保育士の年間賞与の60万円を超えているひとがどれくらいいるのが疑問に感じますし賞与はない保育園もあります。

保育士の全体平均にすると公務員で好待遇な給与をもらっている一部の人が引き上げることになりますのでこのデータは参考にならないと個人的に感じますね。

→ 保育士はボーナスなし?夏と冬の平均と手取り額!3回あるところも?

男性保育士の初任給と月給 賞与の実体験

そんな私も保育士なのでもちろん初任給はいただきましたし、賞与ももらっていました。

初任給や月給を書いていきます。

【1年目公立臨時職員】

初任給は手取り8万円、月給は手取り12~13万円程度(日給7,500円)、賞与なし

【2年目~5年目 私立保育園】

初任給は13万円程度、月給も変わらず13万円程度(5年目で14万円程度)、賞与は40万円(夏冬合わせて)

こんな風に2か所の実体験を書きましたが、初任給は公立の臨時職員、私立の保育園でもそこまで高くないことがお分かりいただけます。

ちなみに勤務をしていたのはどちらも大阪なので安い地域でもありませんが現実はこれくらいです。

保育士と幼稚園教諭の初任給と平均の手取りは違う!給料差を知ろう

保育士と幼稚園教諭の初任給と平均の手取りは違う!給料差を知ろうここでは保育士の初任給について中心に書いてきました。

このようにみていただくとわかるように保育士の給料がいかに低いのかがお分かりいただけると思います。

私は管理職も経験していますが、それでも手取り20万円を超えるまでにはかなり長い道のりがありましたし一般の保育士で給料をあげるのはなかなか大変です。

そのため、保育士は副業するとか、好条件の転職をするためにエージェントを使うなど工夫をして年収を上げる方法しか今のところはないですね。

給料が低いと悩んでいる方は自分で行動をしてあげるという方法を目指しましょう。

保育士の給料が爆発的に上がることはありませんので行動しなければなりませんね。

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