高校の保育科へいって保育士になろうと考える方もいるでしょう。
保育士になりたい気持ちがある、中学生は1つの目標として考えることができますね。
しかし、本当のその進路へ行く意味があるのかをよく考えなければなりません。
高校の保育科へ進学する意味はあまりないためです。
この記事では保育科の高校へ進学をする必要がない理由やメリットデメリットがわかります。
目次
保育科の高校は意味なし!保育士になれない?【メリットデメリット】
保育科の高校へ行く意味はありません。
その理由は簡単で「保育士になれない」ためです。
保育士になるには2つの方法がありますが、養成学校を卒業する必要があります。
高校で保育科を出たとしても、保育士や幼稚園教諭の資格を取るには進学が必須。家政科を目指す子は栄養士を目指す子が多いかもだけど、栄養士の資格が取れる栄養士養成施設は大学・短大・専門学校のいずれかなので、やはり高卒後進学が必須。
— 朝森久弥 (@asamorihisaya) November 21, 2017
保育士資格を取る方法は2つあります。
①指定保育士養成校(大学/短大/専門等)を卒業する
②保育士試験(年2回)に合格する。保育士試験ルートは短期間での資格取得が目指せるものとして、働きながら勉強&受験する方も多いです!#保育士 #保育補助 #転職 #保育士試験
— 働きながら保育士資格取得を目指そう!☆保育士への転職応援☆ (@RoadToHoikushi) January 27, 2021
そこに「高校卒業」は定義として入っていないため、保育科のある高校を卒業しても、そもそも保育士になれません。
保育科の高校は人気!将来保育士を目指すなら行くべき?
しかし、保育科のある高校は人気です。
将来保育士になりたいと思う中学生が多く、職業体験でも人気の場所となっていますね。
そのため、高校にも保育科があるところが全国にあり、大阪や東京などでは倍率も高くなっています。
将来目指すならば保育科の高校へ行けばよいのかもしれませんが、そこにはメリットデメリットがあります。
→ 保育士になるには何が必要?主婦や社会人 高卒が資格取得をする方法
保育士になるには?2つの方法を解説【高校では難しい現実】
保育士になるには「指定をされている保育士養成学校」を卒業しなければなりません。
保育士になるには以下の2つの方法です。
・国が指定をする保育士の養成学校を卒業する(短大、大学、専門学校など) ・保育士の国家試験を受験し、合格をする。 |
このいずれかとなっており、高校を卒業するタイミングで養成学校へ進学をする方が多いです。
独学で保育士の国家試験を受ける人は、社会人経験者など後から保育士になりたいと思った人が多いですね。
→ 保育士の専門学校の学費はいくら?2年制養成の費用と流れと就職先
保育科の高校へ通うメリット3選【保育士の夢が近づく】
保育科のある高校へ進学をするメリットは何でしょうか?
まずは、メリットについて書いていきましょう。
1.早い段階から保育に関する知識を身に着けられる 2.夢へ向かって勉強を楽しむ【保育士になりたい】 3.保育科のある大学の指定校推薦を狙える |
1.早い段階から保育に関する知識を身に着けられる
高校の時期から保育に関する勉強をすることで、保育士養成学校へ進む前に一定の知識を身に着けることができます。
保育に関する知識は奥が深く、子供に関する知識を身に着けることができます。
将来保育士を目指しているのならば、子供や保育に関する知識は必須ですので、専門学校や短大、大学へ進学する前に知識があるというメリットがあります。
2.夢へ向かって勉強を楽しむ【保育士になりたい】
保育士になりたいという夢に向かって勉強ができていると楽しいです。
夢を持っており、そこへ向けて勉強ができると人間はだれしもが希望を持てます。
まさにその状態となるため、毎日が楽しい日々を送れます。
保育の勉強をすることで、勉強好きになれるかもしれません。
3.保育科のある大学の指定校推薦を狙える
保育科のある高校から、保育科のある大学や短大に指定校推薦が狙えるかもしれません。
大学には指定校推薦というものがあり、高校から数名が試験なし、もしくはプラスの要素をもらって受験することができます。
将来保育士になるには、養成学校を卒業することが一番の近道ですので活用をしてみましょう。
保育科の高校の授業内容とは?【保育の勉強は少ない?】
保育科の高校の授業内容について書いていきます。
保育科といっても、普通の高校と大きな差はなく「専科」という形で保育の勉強が入ります。
保育に関する学科だから保育の勉強がたくさんできるのかといわれると、そうではありません。
普通科の保育学科、保育コースと言うように分けられているのですが、必修の数学、国語、理科、社会、英語などは必ずあります。
1、2年生の間は普通の勉強で3年生で「保育に関する授業が選択できる」というケースが多く、しっかりと保育に関して学ぶというわけではありません。
保育科の高校へ通うデメリット4選【保育士資格取得はできない】
しかし、保育科と同じで、専門の学科へ進学をするデメリットもあります。
専門の勉強ができる反面、高校という時期に変更をすると問題も起こりますので注意が必要ですね。
1.保育科を卒業しても保育士として就職できない 2.卒業後に大学や専門学校への進学が必須 3.同じようなことを大学で学ぶことになる【保育の勉強】 4.進路の変更をしにくい【保育科から別の道へ】 |
1.保育科を卒業しても保育士として就職できない【子育て支援員】
保育科を卒業しても保育士として就職ができません。
高校の保育科へ行けば、保育士になれる、すぐに保育士になって働きたいという方は要注意です。
冒頭にも書きましたが、保育科の高校を卒業しても保育士になることはできません。
そのため、保育科を出てからも結局は保育士になる勉強もまた繰り返す必要があるのです。
2.卒業後に大学や専門学校への進学が必須
保育科の高校を卒業したあとも進学は必須です。
保育士養成学校として定められている、短大、大学、専門学校のいずれかを卒業することにより保育士資格を取得することができます。
進学先は個人の自由ですのでどこでも良いです。
好きな養成学校を選びましょう。
3.同じようなことを大学で学ぶことになる【保育の勉強】
保育科で保育に関する勉強をしていても、養成学校へ進学をすればまた同じようなことを学ぶことになります。
結局、保育科の高校へ進んだ意味はあまりありません。
養成学校には定められた教科があるため、そこをクリアする必要があるのです。
保育科と同じような勉強を繰り返すことになるため、あまり意味がありません。
養成学校で学ぶ内容がかならず必要なのです。
4.進路の変更をしにくい【保育科から別の道へ】
保育科へいくと、保育士という道しかなくなってしまいます。
しかし、高校の時期にはいろいろな社会をみて勉強をする必要があります。
中には保育科に入学をしたけれども、違う道へ行こうかと検討することもあるでしょう。
そんなときに進路変更がしにくいというデメリットもあるため、普通科へ進んだ方が良いでしょう。
→ 保育士から違う仕事へ転職する方法!一般企業や異業種へ行ける?
保育科の高校へ進学するより普通科へ【保育士は大学時点で検討】
保育科の高校へ進むメリットはあまりないです。
理由は簡単で、保育士になれないためです。
それよりも普通科へ進学をするほうが良いですね。
保育科の高校は必要なし!後からでも保育士に慣れる
高校の時期にはいろんなことを経験します。
もちろん、保育士に将来なりたいという気持ちも大事です。
しかし、高校の時期は色々な経験をすることがありますし、新たな道を見つけることもありますので普通科へ。
それでも保育士になりたいという気持ちがあるのならば、高校卒業のタイミングで進学をしましょう。
進路の幅を広げよう【保育科の高校は時期早々】
高校の保育科の選択は時期が早いです。
中学校の時点で将来の夢まで決めてしまうと、学ぶ幅を狭めてしまいます。
それよりは普通科へ進学をして、将来の夢を探す時期にするほうが良いでしょう。
元保育士としては保育士になってくれる人がたくさん出てくれるとうれしいです。
しかし、そこにはメリットがあり、デメリットもあるのでよく検討してほしいと思います。
保育科の高校は必要なし【保育士のスタートは資格取得後でOK】
結論としては、保育科の高校へ進学をする必要はありません。
「保育士になれない」ため、高校に進学をするメリットはあまりありません。
それよりは高校の時期にしか学べないことを学び、大学などの進学のタイミングで「保育士になる」という選択肢が良いでしょう。
保育士になるには養成学校のカリキュラムをこなせばOKです。
そこさえクリアをすれば、保育士になれるため焦る必要がありませんので、中学生は落ち着いて進路を考えましょう。
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- 2020年 9月 09日
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