赤ちゃんをうつぶせ寝させることは危険です。
うつぶせ寝の方が寝てくれるから、うつぶせ寝の方が落ち着くから。
どんな理由はすごく危険なので、辞めるべきですし、ひっくり返してあおむけにして寝かせるべきです。
この記事では赤ちゃんのうつぶせ寝が危険な理由、ひっくり返すことを書いていきます。
目次
赤ちゃんのうつぶせ寝はひっくり返すべき理由【死亡リスクしかない】
赤ちゃんのうつぶせ寝はリスクしかありません。
赤ちゃんうつぶせ寝好きですよね😂こないだ保育園の見学に行ったとき、ちょうどお昼寝時だったんですけど、子供達8割くらいうつぶせ寝でした🤣
— くぴお@10m♂ (@1GX8lMSmjDB6q0i) May 22, 2020
来週の保育園は、おうちの人と離れてギャン泣きの赤ちゃんで阿鼻叫喚でしょうね。
でも、絶対に、うつぶせ寝にしないでくださいね。
そして、1歳もうつぶせ寝と突然死の疫学的因果関係があります。「0歳1歳は仰向け寝!」
を今日、もう一度、全園で確認してください!
— 寺町東子 (@teramachi_toko) March 30, 2018
このように、赤ちゃんはうつぶせ寝の方が落ち着いて寝れるので好きなのはわかります。
しかし、あまりにも危険ですので、絶対に避けておきましょう。
最悪の場合は死亡をしてしまうかもしれませんので2つのリスクを紹介します。
赤ちゃんが窒息をするリスク【顔を自分で上げられない】
まずは窒息のリスクです。
うつぶせ寝をすると、顔が布団やベッドにうずくまってしまいます。
すると、そのまま呼吸ができなる可能性もあり死亡リスクがあります。
うつぶせ寝による未発達の肺への圧迫などにより呼吸中枢機能が未熟な乳児は無呼吸のリスクが高まることがあります。
それに加えてうつぶせ寝は仰向けに比べこもり熱が拡散しにくくそれが突然死の原因の1つと言われています。我が家では絶対にうつぶせさせません😱— なにのすけ®️でで島のまんまる (@saaaaaki1003) November 22, 2019
また、このツイートのように、肺も圧迫をされることになります。
つまり、肺が圧迫をされてしまうリスクがあるため無呼吸の状態に陥ることもあるのです。
うつぶせ寝をさせる危険性がお分かりいただけます。
乳児突然死症候群【SIDS】の可能性
次に乳児突然死症候群のリスクがあります。
乳児突然死症候群とは、赤ちゃんが突然なくなってしまう病気のことです。
しかも、何の前触れもなく、睡眠中に突然なくなってしまう病気のことで日本では年間109人(2016年度調査)のが実際になくなっています。
SIDS(シズ)の原因はいまでも良くわかっていませんが、死亡の確率をあげる1つの要因がうつぶせ寝だと言われています。
そのため、うつぶせ寝を避けておくことで死亡リスクを避けることができるのです。
(参考:厚生労働省「11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の対策強化月間です」)
うつぶせ寝から仰向けにひっくり返すべき
うつぶせ寝はあおむけにすべきです。
SIDSの調査でもわかっているのですが、うつぶせ寝で寝ていた赤ちゃんの方がSIDSの発症率は高いです。
4)若手の現役保育士さんの話では、先輩が「よく寝るから」と園児をうつぶせ寝にするそうです。その保育士さんは、後から子どもを一人一人あおむけにひっくり返すと言っていました。取材を通して、誤った経験則を改めさせることも必要だと実感しました(終)
— 毎日新聞ストーリー編集部 (@mainichistory) February 19, 2017
そのため、うつぶせ寝で寝ていたとしても仰向けにすべきです。
私もこのリスクを知っていたので、赤ちゃんを寝かせる時はあおむけにするように日ごろからしています。
赤ちゃんのうつぶせ寝はいつまでダメ?ひっくり返す?【1歳が目安】
どうしてもうつぶせ寝をしてしまう赤ちゃんも多いですね。
そんなときに何歳からならば、うつぶせ寝をさせても良いのでしょうか?
これについても厚生労働省が発信をしています。
・1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう
・できるだけ母乳で育てましょう
・たばこをやめましょう
(一部引用:厚生労働省「乳幼児突然死症候群(SIDS)診断ガイドライン(第2版)」)
研究でも明らかにうつぶせ寝の方が発症リスクが高いことが分かっています。
それをさけるためにも、1歳になるまではうつぶせ寝ではなく、あおむけに寝かせるようにしてあげたいですね。
赤ちゃんの窒息予防方法【うつぶせ寝以外の要因を知っておこう】
また、赤ちゃんの窒息を予防するために気を付けておきたいことも書いておきます。
窒息のリスクを避けるためにも、必ず対処をしておきましょう。
・敷布団は固いものを使い、シーツをたるまさない ・寝る時は厚着をさせない ・近くにぬいぐるみやクッションなど窒息の要因となるものを置かない ・枕は使わない ・赤ちゃんの近くでタバコを吸わない ・掛け布団やタオルなどは赤ちゃんの顔にかからないように注意 ・寝かせる時にソファなどやわらない場所は避けましょう (参考:SIDS家族の会・アメリカ小児学会「SIDSを少なくするために」※原文は英語) |
特に、寝ている周りにぬいるぐみを置いたり、枕を置くのは危険なので避けておくべきです。
寝返りできる赤ちゃんもうつぶせ寝をひっくり返す?
赤ちゃんといっても小さな赤ちゃんから、歩行できる赤ちゃんまで様々です。
そので気になる疑問が寝返りできる赤ちゃんもひっくり返すべきなのか?という点です。
これについてはアメリカの小児学会が自由に態勢を変えられる赤ちゃんの場合は無理をして戻す必要はないといわれています。
SIDSの可能性が高いのは低月例で、仰向けに寝がえりできないからといわれていますね。
とはいえ、やはり不安ではありますので、仰向け寝を意識することは忘れないようにしましょう。
(参考:アメリカ小児学会による、乳幼児突然死症候群のリスクを下げるための推奨事項「SIDS and Other Sleep-Related Infant Deaths: Updated 2016 Recommendations for a Safe Infant Sleeping Environment」)
保育園でも赤ちゃんのうつぶせ寝は非推奨【対策はひっくり返す】
保育園でも、もちろんうつぶせ寝は非推奨です。
理由はSIDSの危険性を高めるためで、保育士ならばみんな知っていることです。
もちろん、みんながみんなそうだというわけではなく、あくまでも傾向の話ではありますが…。
個人的には、昔は赤ちゃんはうつぶせ寝が良いと言われていて、背中が丸くなるようにうつぶせで寝かせられていた時代もありました。
でも今ではSIDSとの関連性が言われるようになってからうつぶせはしなくなり— 助産師の産後ママのお悩み相談 (助産師 川口晴美) 長野県佐久市 晴れた日の助産院※開業予定※ (@freemw_harumi_k) April 30, 2020
助産師もこのように書いています。
赤ちゃんの命を守るためにも、うつぶせ寝は避けておく方が絶対に良いですね。
では、保育園では他に睡眠中にどのような取り組みをしているのでしょうか?
睡眠中は10分おきに呼吸をチェック【大丈夫かを確認】
睡眠は10分おきにチェックをしています。
保育園には0歳児~2歳児まで睡眠をチェックしなければならない決まりがあります。
呼吸や寝ている姿勢、誰がチェックをしたのかというもので、常に呼吸をチェックしています。
うつぶせ寝を仰向けに変える【その都度もどす】
赤ちゃんはうつぶせ寝が好きです。
しかし、死亡リスクもあることを知っています。
そのため、うつぶせ寝をしている赤ちゃんは必ず仰向けに変えます。
その都度ちゃんと方向を戻すので、死亡のリスクをさけているのです。
枕を使わない【全学年統一している園が多い】
枕は保育園では一切つかいません。
これは全学年に統一をしており、枕はすべて持ち帰ってもらっています。
赤ちゃんに限らず、他の年齢でも枕で窒息をしてしまう可能性がありますので、避けるべきです。
赤ちゃんのうつぶせ寝の注意点【気になる疑問!寝たらひっくり返すけど起きる】
赤ちゃんのうつぶせ寝の注意点についても書いていきます。
気になる疑問もありますので、それにもこたえていきましょう。
うつぶせ寝が好きであおむけで寝てくれない
赤ちゃんがうつぶせ寝でしか寝てくれないことがありますね。
うちの赤ちゃんはうつぶせ寝が好きみたい。親としては仰向けで寝てほしいのだが。
— suzuki (@campanalbero) December 30, 2019
そんな時は寝るまでは、十分注意をして寝かせます。
うつぶせ寝で寝たあとは、あおむけにしておけば良いです。
もちろん、呼吸をチェック、周りに何もないことも確認をしてください。
うつぶせ寝をすると一重になる?
次にうつぶせ寝をすると一重になる?という疑問です。
これは二重の赤ちゃんがうつぶせ寝をすることにより、一時的に一重になってしまうというものです。
すぐに戻りますので、安心をして下さい。
うつぶせ寝をすると歯並びが悪くなる【横向きでもあり】
うつぶせ寝をすると歯並びが悪くなるのか?
これは可能性としてあります。
顔は体の中でも一番重たい部分で、うつぶせ寝をすると、その負担が顔にもかかってしまいます。
すると、結果的には下顎やかみあわせに影響を与えるのです。
横寝も一緒なので、歯並びもしっかりとするために注意をしたいですね。
(参考:日本歯科医師会「口腔習癖ー歯とお口のことなら何でもわかるテーマパーク8020」)
赤ちゃんのうつぶせ寝は危険?仰向けにひっくり返すべき
赤ちゃんのうつぶせ寝は危険です。
それはここで紹介をしたように、死亡をしてしまうリスクがあるのです。
それを避けるためにも、あおむけを意識しておき、呼吸もこまめにチェックをしておきましょう。
うつぶせ寝は1歳までは避けておきましょうね。
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