保育園の運動会の種目と年齢別アイデア!ねらいと親子競技も紹介

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保育園の運動会の種目は親子競技は先生たちの悩みです。

実は保育士は子供の成長を考えてどんなねらいで見せようか一生懸命考えています。

なぜならば、運動会は子供の成長を見てもらう大きな場となりますので気合もはいりますが難しいところはどのような種目を保護者に見せるのかという点です。

私も保育士として運動会の種目や子供達の見せるものを考えてきましたが、これは苦労をしました。

この記事では私の保育士の経験を踏まえて「運動会の年齢別のアイデアと種目」について書いてきます。

記事を読み終えることで運動会の種目の参考になりますし、保護者は運動会へもっていく持ち物も分かります。



保育園の運動会の種目と年齢別アイデア!ねらいと親子競技も紹介

運動会はたくさんの保護者がきますが、保育園には6学年がいますのでそこでどのようなことを見せるのか?と言う点はかなり悩みます。

年齢別のねらいも異なってきますし、そのねらいを達成するためにどのような競技がよいのか迷ってしまいますよね。

もちろん中には保育園としての伝統があり、その通りするのならば考える競技の数も少なくて済みます。

私の勤務をしていた園では4,5歳児は鼓笛隊をするとなればマーチングの練習をすればよかったですし、ほかにも組立体操を練習すれば良いパターンもありました。

しかし、園によって考えもいろいろなので年齢別の種目とアイデアを紹介していきますし、あとは小児の発達にあったものをしてあげてほしいと思いますので発達について確認をしておきましょう。

保育園の運動会の種目【乳児編】

まずは乳児の運動会の種目について書いていきましょう。

乳児とは0歳児~2歳児のクラスの子供達のことを指しており、途中入園の子供も多い時期なのではじめて運動会を経験する子供も多いです。

泣かずに協議に参加ができれば十分な年齢ですので、先生たちも子供たちが楽しめる競技を考えてみましょう。

0歳児のねらいと種目

0歳児は月齢差が多いクラスで運動会の開催時期の9~10月ごろとなるとしっかりと歩いている赤ちゃんがいれば、まだハイハイしかできていない赤ちゃんもいます。

そのため種目で競うということは正直難しい年齢ですので、子供達ができるようになったことを見てもらうとねらいを持てばよいと思います。

0歳児のクラスは全員が初めての運動会。

おそらく雰囲気でも泣いてしまうことになりますので、すべて保護者と一緒になって参加をしてもらう競技を実践してみましょう。

ハイハイレース

ハイハイレースはその名前の通り。

ゴールにはお気に入りのおもちゃを置いたり、保護者に待ってもらいハイハイをしゴールまでいきます。

間に段差などサーキットを置いておいてもおもしろいですね。

保育士がマイクで「○○ちゃん早い!」「○○ちゃん頑張れーー」と赤ちゃんたちが頑張っている姿がとてもかわいいものです。

その時にテーマを決めて子供に衣装を着けるとよりかわいくなります。

例えば、ママ達にはにわとり、赤ちゃんをひよこにしてかぶりものをさせてたり羽をつけるとよりかわいくなりますね。

サーキットプレイ

サーキットとは保育園では障害物のことを指しています。

運動会のトラックの真ん中にブルーシートと敷き、そこに坂道や段差、滑り台などさまざまな障害物を用意。

そこで、赤ちゃん一人一人が自由に遊ぶというものです。

入場から保護者に一緒についてきてもらい見守ってもらうというものが良いですね。

これならば月齢はあまり気にせずにできますし、月齢が低い赤ちゃんのためにおもちゃなどを置いておき、それで遊んでいるだけでもよいでしょう。

最後は次に紹介をする親子遊びをすれば十分です。

保護者とふれあい遊び

0歳児の定番競技と言えば親子のふれあい遊びです。

ふれあい遊びとはいろいろとありますので曲を選択して、保育園の先生が見本となり子供と保護者との触れ合いのを大事にしましょう。

そのときに先生がマイクを使って言葉で伝え盛り上げるとより良くなります。

1歳児のねらいと種目

次に1歳児です。

こちらの年齢もまだまだ月齢差のある年齢で走り回っている子供もいればやっとハイハイができるようになった年齢の子供がいたりと差がある時期です。

その特徴がありますし、半分は運動会を昨年経験済み、半分は運動会初めてということも踏まえて競技を考えましょう。

入場は子供達だけで、徒競走では前に保護者にまってもらいそこでゴールし親子競技へ移行をするという流れが良いでしょう。

運動遊び【サーキットレース】

運動遊びはこの時期には最適。

できることが増えるようになるので、その姿を保護者にも見てもらいましょう。

例えば、まっすぐの直線にマットを敷いて山を作る、トンネルを作る、フープをくぐるなど障害物競争のようなイメージでいろんな障害を置きます。

そこにテーマをつけて子供が仮装をするとさらに良いでしょう。

動物に変身

あとは動物変身レースも面白いです。

これは親子競技ですが、保護者にだっこをされてスタート。そのあとにカードを引いてもらい、そのカードに書いてある動物に変身をしてゴールへ向かうというもの。

・カンガルー:子供を抱っこしてスキップ

・キリン:こどもを肩車

・ぞう:手を鼻に見立ててぶらぶらしてもらう

・ペンギン:保護者の足に赤ちゃんをのせてあるく

こんな風に動物に変身をしてもらうレースはとても楽しめます。あとは先生の実況次第でより良くなっていくでしょう。

2歳児のねらいと種目

2歳児の時期になるとかなり走ったり、跳んだり、しゃがんだりと運動面での向上が見られる時期です。

また、みんなで決まりにそって並ぶなどもできますので幼児に近い年齢でもあります。

個人差がありますができることが多い時期でもありますが、できることが増えてきますし保護者と離れても泣いたりすることが少なくなります。

乳児期の集大成を見せましょう。

運動遊び【サーキット】

2歳児の年齢になると運動面での向上が見られます。

そのため、運動遊びを一列に並べて子供に見せるとかなり面白いですし、0歳児と1歳児とでは違った姿が見られます。

一列に並べてレースのようにするとより盛り上がります。

例えば、「フラフープを3つジャンプ」「トンネルくぐり」「鉄棒ぶらさがり」「平均台を渡る」「縄の上を渡る」このあたりを組み合わせてみると良いですし「ボールを投げて穴に入れる」というのも面白いですね。

運動面での向上でできることが多い時期だといえます。

だっこしておんぶして肩車して

次は親子競技ですが、乳児のふれあい遊びの集大成となります。

障害物を用意しておき、そこは保護者に指示通りにしてもらうという流れでやってみましょう。

例えば、川があるところは「抱っこ」で乗り越えてもらい、山は「おんぶ」で歩いてもらい、最後高い場所へご褒美があるので肩車をしてもらい子供に取らせてゴールなんて楽しいですよね。

きしゃになってレッツゴー

親子でひもの中に入り電車ごっこをします。

その際に障害物(坂道、フラフープジャンプ)などが置いてあるので、そこをクリアしていきます。

ゴールには次の人が待っているので電車を交代します。

アンカーが早くゴールしたほうが勝ちで3チームくらいで対抗にすると盛り上がります。

保育園の運動会の種目はユニークにしよう【幼児編】

次に幼児クラス(3歳児~5歳児)の運動会の競技を紹介していきましょう。

多くの保育園は幼児クラスになると開会式から閉会式まで先生たちと一緒におり、保護者のもとへ帰るのは競技がすべておわってからという流れになります。

できることも増える時期なので運動会の場でぜひ見せてほしいと思います。

幼児のクラスで多いのは各年齢とも体操を見せるというもの。(跳び箱、鉄棒、マット)とダンス系は必ずあります。

もちろん、ちょっとユニークでユーモアのあるものでも非常に盛り上がりますので、おすすめです。

3歳児のねらいと種目

3歳児になると運動会も慣れたもの。

ルールのある遊びを理解したり、運動面でも月齢差がだいぶとなくなってくる時期ですし自分だけではなく「友達と協力をして」できることも増えてくる時期です。

「負けると悔しい」という気持ちも出てくる年齢ですのでそれを経験させて学ぶのも良い方法でしょう。

ダンス系はポンポンを使ったりすると可愛いですね。

キャタピラリレー

段ボールと筒状にしていくレースです。

その中でハイハイをして前に進んでいくのですが、3歳だとハイハイはお手の物ですね。

一人で行かせてもよいですし、二人組になっていかせても面白いですのでレースにしましょう。

勝ち負けもしっかりとつけるほうが運動会は盛り上がりますし、子供達も「悔しい」と感じてさらに頑張る気持ちを持ってくれます。

お店屋さんごっこレース

お買い物ごっこレースは私が経験をして楽しめたのでご紹介。

最初子供はスタート地点でお山座りをして待機。保護者はスタートをしてカードを引くと様々なお店屋さんのカードがあるので、子供にそのお店屋さんごっこの衣装を着替えさせます。

着替えたら子供だけ走っていき、途中にそのお店屋さんに見合うもの(ケーキ屋さんならケーキ、八百屋さんなら野菜、魚屋なら魚)を置いてあるのでそれを保護者にもってきます。

マッチしていれば保護者にだっこをしてもらいゴールまで走っていきます。

子供にかわいい衣装を着せるのを苦戦する保護者の姿やお店屋さんと違ったものを持ってきたりすると面白い競技です。

4歳児のねらいと種目

4歳児になると月齢差はほとんどなくなりクラス全員ができることの差もうまってきます。

体力も筋力もついてくるので運動面でも力が身についてきますね。

自分本位ではなく相手の気持ちも受け止められるようになり共感性も生まれますので「みんなで協力して」「一緒に頑張ろう」という気持ちや「楽しい」「うれしい」「くやしい」という気持ちも芽生えます。

チーム対抗の競技を入れるとおもしろいですね。

ダンス系はうちわや旗などを使って体型移動も入れてみる、バルーンを使ってみるなどみんなで協力をするという点を強調して入れてみましょう。

玉入れ

玉入れは4歳児に最適です。

ボールを上手に投げられるようになる時期なのでねらって投げさせてみましょう。

玉入れのネットがなければ、先生2人がかごを背負って逃げましょう。

赤と白のボールをグランドにばらばらに起き、Aチームは○○先生のかご、Bチームは○○先生のかごとルールを決めて先生を走らせましょう。

最終的にどちらが多くボールを入れられたかは勝負の分かれ目です。

子供だけでも親子競技でやっても盛り上がるでしょう。

風船運びゲーム

風船運びゲームお腹の間に風船を挟んで運ぶゲーム。

子供を一緒にお腹に挟み込みながら、簡単な障害を乗り越えていくゲームです。

向かい側には同じチームの親子がおりそこに風船を渡してどちらが早くゴールするかを競うゲームです。

風船なので子供も保護者もおそるおそるやっているのがおもしろいゲームですね。

5歳児のねらいと種目

5歳児は保育園でも最年長となりますので、できることが豊富な年齢。

いろんな経験をしてきた子供たちが小学校へ行くまでの期待をもって1年を過ごすことができる場となります。

5歳児には運動会を通して経験させること、困難にも立ち向かうことを大事にし、自身をもって運動会に取り組めるように担任としてもすすめていきたいですね。

年長は運動会の司会のお手伝い、準備のお手伝いなどもさせたり、鼓笛隊、組み立て体操などいろいろあります。

他にも5歳児のダンス系ならばキッズソーランや太鼓を使った系は定番ですしかっこよく見えるのでおすすめです。

借り物競争

5歳だとルールがわかるので借り物競争をしても面白いです。

カードにひらがなで書いてあるものを会場の人から借りてレースをするものです。

しかし、ものが怖いならば人を借りても面白いです。

「メガネをかけている人」「園長先生」「帽子をかぶっている人」「スカート履いているママ」など年長なので会場のお客さんも巻き込んでみるとかなり盛り上がります。

なかなか行けない子供がいたとしても保育士のサポートで行ければ経験となるので頑張らせてみましょう。

棒レース

親子で棒をもって走る棒レースは定番です。

真ん中に一周をしなければならないコーンを置いておくと保護者と一緒に声を出して頑張ってくれますのでおすすめですね。

工夫をして走るようになりチームに分かれることで勝ち負けも決まりますのでおすすめです。

運動会のための競技を考えないこと

競技を決める際のポイントは「運動会のための競技にしない」ことです。

運動会の本質は親を楽しませることではなく「子供の成長」でありますので、それを保育園の先生は踏まえて取り組まなければなりません。

例えば、障害物を2歳児にさせたいと思ったときに運動会前1週間だけするのではなく5月くらいから継続して運動遊びを取り入れていくことに意味があるのです。

先生資本、保育園資本ではなく、子供を中心に考えた運動会の競技を考えてあげてほしいものですね。

保育園の運動会の保護者の服装と持ち物【ねらいも理解】

あと、こちらは保護者向けの情報です。

もちろん保育士も保護者に伝える時に参考にしてほしい情報である「保護者の服装と持ち物」です。

保育士として働いているときに再三伝えさせてもらっても場違いな人がいたりトラブルになることもありますので注意したいものですね。

→ 運動会の場所取りでトラブル?小学校や保育園で多いマナー違反に注意

保護者の服装は動きやすいものを

運動会の開催時期は秋が多く9~10月くらいの暑い時期に開催をされます。

そのため、気候は良くてもまだまだ暑さの残る時期に開催をされることとなりますので服装には注意をしておきましょう。

ただし、絶対に言えることは運動会は「動きやすい服装」で行くことは必須です。

たまにスカートやヒール、サンダルなどで来る保護者の人もいたのですがそれは場違い。

パンツにスニーカー、Tシャツなど動きやすい服装にすべきです。

あとは上から羽織れるものを1枚用意しておくとよいです。

最近は運動会が園庭で開催するところもあれば、中には体育館など気候に関係なく開催できる場所もありますので多めの服を用意しておくとよいです。

親子競技など汚れても問題のない服を持っていくと一番良いですね。

乳児は終わり次第終了になるところが多いですが、年少以降は運動会終わりの閉会式まで残ることがほとんどなので長時間になります。

運動会に持っていくものリスト

あと、運動会にもっていくものが何が必要でしょうか?

何が必要か迷ってしまうこともあると思いますので以下のものを参考にご持参ください。

・レジャーシート

・折りたたみ椅子

・クッションなど(シートでは長時間座るとお尻が痛くなります)

・帽子

・日焼け止め(日焼け止め対策は必須です)

・防寒着

・飲み物(多めに持って行っておきましょう。自動販売機など近隣にない場合も)

・お弁当(最近は必要ない保育園も多いです)

・ウエットティッシュ

ビデオもカメラの準備を忘れてはダメ

あとは思い出のためにもカメラとビデオの用意は準備万端にしておきましょう。

充電切れ、空き容量不足などは大問題となりますので前日までにしっかりと用意をしておきましょうね。

保育園の運動会の種目とアイデア 保護者の準備のまとめ

保育園の運動会は保育園にとっても一大行事ですが、子供にとっても保護者にとってもそれは同じ。

保育園の先生は春くらいから秋の運動会へ向けて子供たちの成長や姿をみてどのようにしていくのかを考えて対応をしていく必要がありますね。

もちろん競技は無限大なので、子供の成長の姿をもっとも出せる形が理想といえますので日々の保育を運動会でも披露できるようにしましょう。

また、保護者の人も準備は怠らず服装や準備物を万端にしてください。

保育園の運動会は保護者の参加をすることも多いので服装は特に注意をしておきましょうね。

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