保育園のクリスマス会と言えば子供にとってもとても楽しみなものです。
クリスマスと言えばサンタが登場をし、子供達にプレゼントを渡してくれたり、各学年で出し物をしたり楽しめる行事となっています。
しかし、保育士としては「担当になったけれどもどんなクリスマス会にしよう」「出し物がマンネリ化している」「楽しいクリスマス会にしたい」など様々なねらいもありますね。
この記事では保育園のクリスマス会のねらいや出し物、制作、給食が大事な役割をする意味を紹介します。
目次
保育園のクリスマス会のねらいとは?由来も解説しよう
保育園では二大行事と呼ばれる運動会と発表会があります。
しかし、ほかにもいろいろな行事がたくさんあります。
冬の大きな行事と言えばクリスマス会でサンタも登場する子供たちにとって楽しみな行事となっています。
普通の保育園や幼稚園ならば楽しいクリスマス会で終わるのですが、キリスト教系の保育園だとページェントと呼ばれるイエスキリストの劇としたりする場合もありますので園によって力の入れ具合も異なりますね。
クリスマス会は子供達にもとっても先生たちにとっても楽しい行事の1つですので、みんなが笑顔になれるものを用意したいものです。
保育園のクリスマス会のねらいとは?
保育園のクリスマス会のねらいはどんなものでしょうか?
あくまでもクリスマス会は子供達のためのイベントですが、ただ「楽しい」だけではダメです。
クリスマスの由来や意味なども子供たちにしっかりと伝えて子供たちにとっては楽しい中にも得るものができるようにするのが保育です。
例えば、
・クリスマスの行事を知り楽しむ。 ・クリスマスを身近に感じて祝う。 ・クリスマスに親しみを持ち、楽しくクリスマス会に参加をする。 ・クリスマス会の意味をしり、伝統文化を知る。 |
こんな風にただクリスマス会を楽しむだけではなく、由来や意味を教えてあげてください。
クリスマスの由来とは?子供のために簡単解説
クリスマスの由来について簡単に書いていきましょう。
クリスマスはイエスキリストの生誕祭のことで12月25日がクリスマス、24日がクリスマスイブなんて呼ばれます。
聖書にはイエスキリストが生まれた誕生日は書かれていないのですが、それを祝うための日でイエスキリストの誕生日ではありません。
キリストは今から2000年前、ユダヤのベツレヘムの馬小屋で聖母マリアのもとに生を受けました。
この生誕(降誕祭)がクリスマスの意味で、どのような経緯で始まったのかなどは聖書にも明示をされていませんので不明なままです。
なぜ12月25日をクリスマスとしているのかというと、冬至が影響をしておりこの日を境に昼間の日が長くなることから太陽の力が強まっていくことを祝う日。
その冬至が12月25日にあたっていたため、クリスマス会がこの日になったといわれています。
実は諸説があり、この説が一番有力ですがきちんと明示をされているものではありません。
保育園のクリスマス会の出し物の年齢別アイデア!職員の出し物は?
次にクリスマス会の年齢別アイデアを書いていきましょう。
保育園のクリスマス会をするならば出し物は必須です。
保育園内で行う行事なので、子供達が疲労をすると思いや気持ちも伝わりやすいですし、より楽しめるものとなります。
出し物をする際には「毎年恒例の出し物」がある保育園もありますので、それは園長先生と主任に相談をしてやるべきか決めましょう。
クリスマス会の出し物の年齢別アイデア!ねらいも持とう
保育園のクリスマス会の年齢別アイデアについて書いていきます。
年齢別アイデアについてはいろいろありますので参考にしてください。
正直クリスマス会の場合は1クラスに時間をかけていらません。
そのため、各クラス歌や簡単な合奏を披露するなどをすれば十分楽しめる内容になります。
0歳児~1歳児
0歳児~1歳児は歌を歌ったりすることは難しいです。
そのため、先生が歌をうたい子供達は鈴やヤクルトの空き箱で作ったマラカスなどを使って演奏を楽しんでみましょう。
それだけでも十分可愛いですし、1歳児の中には歌える子供もいるので一緒に歌ってあげると良いですね。
・おもちゃのちゃちゃちゃ
・きらきら星
2歳児
2歳児になると簡単な楽器や歌を披露することができます。
そのため、子供達にサンタの帽子をかぶせたりして歌を歌わせたり、鈴やタンバリンなどの楽器で演奏をしても良いです。
12月になったらクリスマス会へ向けてクラスで歌をうたったり、合奏をさせてみると楽しめる内容になります。
・あわてんぼうのサンタクロース。
・赤鼻のトナカイ
3歳児~4歳児
この時期になると歌はしっかりと歌えるようになります。
そのため、ピアノに合わせて歌を歌ったり、簡単な振り付けなどを入れても良いでしょう。
タンバリンやカスタネットなどの楽器も入れられるので、2歳児と比べると歌から様々なことに広げられる点が大きな魅力となりますね。
・サンタが街にやってくる
・ジングルベル
・We Wish You A Merry Christmas
・うさぎ野原のクリスマス
5歳児
5歳児ならば難しい歌を抑揚をつけて歌えるようにしたり、ジングルベルなどクリスマスソングを合奏しても良いですね。
発表会では大きな楽器を使って合奏をする園も多いため、その前練習として合奏をしてみてはいかがでしょうか?
保育園で英語を取り入れているのならば英語の歌をうたっても良いでしょう。
・きよしこの夜
・ママがサンタにキッスした
・ひいらぎかざろう
・もろびとこぞりて
クリスマス会の職員の出し物は何をする?
また、クリスマス会は先生たちの出し物もしてみましょう。
子供達が一生懸命頑張っているので、それに合わせて先生たちからも披露をしてあげてください。
私の経験上は以下の3つです。
・クリスマスに合わせてイエスキリストの劇。
・ハンドベルを使って合奏を披露。
・先生たちがサンタのコスプレをして踊ったり、歌を歌ったりする。
先生たちからも子供達へプレゼントという名目でクリスマスを楽しめるようにすると良いでしょう。
他にもマジックをしたり、クイズゲームをしたり楽しいことをすれば何をしても良いですがクリスマスらしさは忘れないようにしたいですね。
クリスマス会の流れとは?日案を紹介
保育園のクリスマス会の流れとしては、以下の通りです。
長くても1時間程度で終わる園が多いですし、0歳児、1歳児クラスは早め部屋へ帰っていくことが多いですね。
10:00:先生たちの導入でクリスマス会開始。 10:10:各クラスの出し物披露 10:30:先生たちからの出し物 10:40:みんなで合唱→ サンタ登場(質問タイム、プレゼント) ※プレゼントをもらったクラスから記念撮影、撤収。 11:00:クリスマス会終了でご飯の用意。 |
セッティングの際にツリーは忘れないようにしてあげてください。雰囲気作りも重要です。
あとクリスマスのオルゴールや音楽などバックミュージックをかけると雰囲気も良くなります。
保育園のクリスマス会のねらいはサンタ!おすすめのプレゼントは?
保育園のクリスマス会の重要物と言えば「サンタクロース」です。
サンタクロースを登場させるはクリスマスの定番なので必ず登場をさせてあげましょう。
子供達にとってサンタクロースはあこがれの存在なので中身がバレないように工夫をすることも大事ですよ。
サンタクロースの登場アイデア
保育園のサンタクロースですが登場に苦労をします。
どんな風に登場をさせるのか、迷いますよね?
そこで、私の経験も踏まえてサンタクロースの様々な登場について書いていきましょう。
・子供たちが元気に歌を歌っているとどことなく鈴の音が・・・。部屋が暗くなり、明かりがつくとサンタが登場。
・先生たちが大きなかぶの劇をする。かぶを抜いたつもりがサンタが登場してプレゼントを持ってくる。
・大きな箱に中にサンタ。舞台の真ん中に箱を移動させて開けるとサンタが登場。
こんな風にサプライズ感を出すことが大事です。
また、大事なことは「サンタはしゃべらない」ことです。
先生たちが通訳となり話すようにし、「英語しか話せない」という設定にするとよいでしょう。
サンタに扮する先生は「男性の先生」が良いですが、意外と見ている子供は見ていますので業者の人や誰かのお父さんなどが一番適しています。
保育園のクリスマスのおすすめプレゼント
まずは保育園で予算を決めることです。
あとは年齢に合わせたプレゼントを用意しましょう。
保育園によっては全員カードにする場合もありますし、予算内で年齢ごとにプレゼントをする場合もあります。
お正月に使えるものを入れておいても良いですね。
0歳児~1歳児:ぬいぐるみ、お菓子入りのブーツ、マラカスなどの楽器系
2歳児:福笑い、キャラクターのタオル
3歳児~5歳児:こま、けん玉、カルタ
保育園で多いのは年齢別にせず全員同じものにするというものです。
例えば、お菓子類、おもちゃ類、光キーホルダーなど大量買いをしコップなどへ一人ずつ入れてラッピングをする。
あとはプレゼントをする園もありますので、各園の考えや予算に合わせて用意をしましょう。
保育園のクリスマス会は制作と給食が大事【ねらいに入れよう】
出し物やサンタからのプレゼントを紹介しました。
あと保育園のクリスマス会を盛り上げる要因として大事なものがあります。
それは「制作」と「給食」です。
制作は各クラスで作ることになり、本などを見れば様々なアイデアがありますので作りましょう。
制作を作ることで「クリスマスに期待を持たせる」「クリスマスの雰囲気を味わう」というメリットも生まれます。
クリスマスの制作は何をする?
制作を作る際にクリスマスというテーマに合わせて何を作るかはとても大事です。
他の季節に比べて幅広いアイデアがありますので、何を作るかを先に決めましょう。
「クリスマスツリー」「サンタクロース」「雪だるま」「リース」「プレゼントボックス」など幅広いものがありますので年齢に合わせたものを作りましょう。
私は個性が出る、どんな年齢でも作りやすいものとしてリースをよく作っていました。
給食はクリスマス会に必須のアイテム
クリスマス会の日は給食も大事な要素です。
給食の先生に頑張ってもらって美味しい給食を作ってもらいましょう。
どんなクリスマスメニューが多いのかというと鶏肉ならば「唐揚げ」「焼き鳥」などメインですね。
あとは白ご飯ではなくピラフにしたり、クリームシチューの星抜きの人参、ポテトサラダをツリーにするなどいつもと比べると豪華な給食にしましょう。
幼児クラスは全員で食べるなどクリスマスという雰囲気を楽しめるようにしてあげると良いですね。
おやつはケーキが子供たちにとって一番うれしいでしょう。
保育園のクリスマス会の出し物とねらいのまとめ
保育園のクリスマス会の出し物の年齢別アイデアやねらいについて書いてきました。
保育園のクリスマス会は子供達にとっても先生たちにとっても楽しい行事といえます。
子供達自身が思い切り楽しめる内容にするのはもちろんですが、それ以外にも「クリスマスの由来をしる」「意味をしる」と言う点も大事にしてあげてください。
一年間で一番楽しい時期になりますし、楽しめる内容となりますので思い切り楽しめる内容になるでしょう。
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