お店屋さんごっこのねらい6選と指導案!保育園で簡単に手作りで楽しもう

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お店屋さんごっこのねらいは何でしょうか?

お店屋さんごっこは保育園の行事として楽しむものです。

秋に開催をするところが多く、作品展と並べて開催をする保育園が多いです。

行事の中でも子供も先生も楽しめるものとして、人気のあるお店屋さんごっこですがどんなねらいを持っているのかをしっておきたいですね。

この記事では、保育園のお店屋さんごっこのねらいや手作りのおもちゃ、年齢別の指導案のポイントがわかります。



お店屋さんごっこのねらい6選【店員になりきる経験が大事】

お店屋さんごっことは、その名前の通り、子供達がお店を開く保育の行事です。

各クラスで開くお店を決めて、制作物を実際に出して売るというものです。

年少さん以降ほんとうに大人に負けないくらいの店員をしてくれるので非常にたのしいですね。

保育園によって開催をしているところと、していないところがあります。

お店屋さんごっことは?ねらいは子供の興味と関心を増やす

その中で大事なことは「子供の興味や関心を増やす」ことです。

子供達もお店屋さんを通して、実際に社会の経験ができますし、制作をとおして手先を使うことにも慣れてきます。

ねらいはそのあたりを組み込んでいくと良いでしょう。

→ 戸外遊びのねらいとは?保育園で重要なお外遊びを学年別に解説

もちろん、クラスの考えや保育園の考えによって異なりますので、参考にしてください。

1.想像力やコミュニケーション能力の向上【お店での会話】

2.社会のルールを学ぶ【お金とモノのやりとり】

3.言葉のやり取りを感じ学ぶ【売るための方法】

4.協調性を育てる【お店のやりくり】

5.上の年齢になることのあこがれを持つ【上の年齢の子を見て育つ】

6.手作りを通して巧緻性を育てる【制作物のやり方】

1.想像力やコミュニケーション能力の向上【お店での会話】

お店屋さんごっこのねらいの1つとして想像力の増加やコミュニケーション能力の向上があります。

お店屋さんごっこはものとお金のやりとりをするものです。

それを年齢関係なく楽しむものですね。

そこで言葉のやり取り、小さな子供への配慮、声掛け、お店の店員さんになりきるなどコミュニケーションが大事。

また、実際のお店の人を想像してやりきることも大事ですので、想像力も必須と言えます。

2.社会のルールを学ぶ【お金とモノのやりとり】

社会のルールを学ぶことも大事です。

お店屋さんごっこは保育園でするといっても、お金とモノのやりとりをします。

これは世の中の当たり前のことで、お金と商品のやりとりはいつも行われます。

ママやパパがスーパーでしていることを、子供自身も学ぶことになりますので重要です。

ここからお買い物へつながりますので、社会に出て必要な経験の第一歩と言えますね。

3.言葉のやり取りを感じ学ぶ【売るための方法】

言葉のやりとりを楽しめます。

「いらっしゃい」「これは○○円です」「ありがとうございました」と、まるで本当のお店のように言ってくれます。

言葉のやりとりを楽しむことができます。

また、「これもどうですか?」とおすすめしたりする姿もあります。

言葉のやり取りや売るための方法など、実際に商売を肌で感じられる点がお店屋さんごっこのメリットです。

4.協調性を育てる【お店のやりくり】

お店屋さんごっこは一人ではできません。

クラスのみんなで協力をしてできることです。

そのため、販売をする定員だけではなく、おすすめをする人、レジをうつ人、商品を並べる人など様々です。

みんなで協力をしてお店をまわしていくことになりますので、そこで、協調性、協力をする力が身に付きます。

5.上の年齢になることのあこがれを持つ【上の年齢の子を見て育つ】

お店屋さんごっこをしていくことで、下の子が上の年齢の子供を見る機会となります。

「あんな風になりたい」

「上手にできるようになりたい」

と下の子供からは上の子供に対してあこがれを持つことができます。

もちろん、上の子供が下の子供にやさしくするという上下の関係が生まれ、どちらにも良い効果があります。

6.手作りを通して巧緻性を育てる【制作物のやり方】

お店屋さんごっこの大変なのは、作品がとにかく多いことです。

手作りをするため、巧緻性や制作物のクオリティも上がってきます

制作物を通して、経験をさせたいことをしても良いでしょう。

先生たちはたくさん考えなければなりませんので、大変ですがね・・・。

→ 保育園発表会のねらいと歌と劇 ダンスの年齢別アイデアと衣装を解説

お店屋さんごっこの指導案のねらいは年齢別が大事【何歳からするの?】

次にお店屋さんごっこの指導案になります。

各年齢のねらいを持つことで、指導案に活かすことができますので、紹介していきましょう。

0歳児・1歳児は参加を楽しむ

お店屋さんごっこのねらいを書きましたが、少し難しいです。

言葉のやり取り、コミュニケーション、社会性を学ぶことになりますので、簡単にできるものではありません。

0歳児や1歳児は参加をして楽しむことで十分です。

上の子供達と言葉のやりとりをしたり、商品をかったりすることで、お店を経験させてあげましょう。

2歳児は先生と一緒にお店をやる

2歳児からお店屋さんごっこに参加をする園が多いです。

先生が主体となることが多いですが、月齢の高い子供だとできることも多いです。

2歳児の子供と先生が一緒にお店をやることで、コミュニケーションや社会性を育てることができます。

3歳児・4歳児は自分たちでお店のやり取りを

3歳児と4歳児になれば、お店の運営、やりとりを徐々に任せていきましょう

もちろん先生が完全に離れてしまうとできませんので、適度に見守りながら、時には補助や助言をしながら対応をしましょう。

3歳児と4歳児に任せると、トラブルが起こったり、喧嘩になったりとすることが多いです。

まだ、自我が強く、他人を受け入れる要素が少ないため、先生の仲介が必要な学年ですね。

5歳児はお店作りから考える【ピザ・寿司が人気】

5歳児はお店作りから子供たちと考えていきましょう

意見を聞いたり、考えたりして「クラスとしてのお店」を考える良い機会です。

食べ物系のピザ屋さん、お寿司が人気ですが、ほかにも洋服のお店などあります。

お店屋さんごっこを開催する2か月前くらいから、子供達と案を練り、本番までの過程をたのしみましょう。

5歳児ならば、当日までの流れを楽しめますし、お店のやり取りや運用方法に関しても自分たちで決めさせます。

もちろん、他のお店もグループごとに回るようにすると良いですね。

指導案1日の流れ【バランスよくお店屋さんごっこへ参加】

お店屋さんごっこへは午前中に行います。

その場合は10:00~11:30までの90分で子供達が楽しむことになります。

年少以降は3グループに分かれて、お店の担当になる時間帯、お客さんになる時間帯を作りましょう。

10:00~Aグループがお店の担当【BとCはお客さんとして回る】

10:30~Bグループがお店の担当【AとCはお客さんとして回る】

11:00~Cグループがお店の担当【AとBはお客さんとして回る】

こんな風に分けておき、必ずすべてのお店を回ってくること、お金を決まった範囲で使ってくるこどなどルールを決めると良いでしょう。

年齢によっては先生がそばについて、助言やサポートをしても良いですね。

→ 保育園の遠足のねらいと持ち物!保育士が配慮すべきポイント11選

お店屋さんごっこの手作り制作物【ねらいを持ったおもちゃは必要?】

お店屋さんごっこの楽しいところは手作りのおもちゃです。

そのクラスのテーマによって、先生たちが創意工夫をして作ってきます。

かわいさを求める先生もいれば、見た目のクオルティを求める先生もおり、クラスの特徴がでるといえますね。

お店屋さんごっこに既製品のおもちゃはNG【商品は手作りで用意】

中には既製品でお店屋さんごっこをすることもあります。

しかし、お店屋さんごっこのねらいは「子供たちが主役である」と言うことも大事です。

既製品は日ごろの保育や、お店屋さんごっこの練習に使い、本番は手作りに徹してみましょう。

保育園らしさを出すことが大事です。

財布とお金・レジは大事【やりとりを楽しむツール】

お店屋さんの大事なツールは「財布」と「お金」「レジ」です。

保育園内で使えるお金をうまく使うことにより、やりとりを楽しめるものです。

財布は各クラスの年齢の発達に合わせておき、お金のやりとりを楽しみましょう。

あとは、レジも必須ですね。

私が勤務をしていた園では、4歳児と5歳児の子供達がお金係として、造幣局の話を聞いて作っていました。

今思うと難しい話をしていましたが、大事な役割を担う経験ができていましたので、参考にして下さい。

お店屋さんごっこのアイデア集【おすすめは何?】

保育園の先生たちを悩ませるのがお店屋さんごっこのアイデアです。

定番から人気までいくつか紹介をしてきますので、迷ったときの参考にしてください。

項目アイデア
飲食系お寿司、ピザ、クレープ、喫茶店(ファミレス)、パンケーキ(ホットケーキ)、ドーナッツ、アイスキャンディー、サンドイッチ、ジュース(タピオカ)、ラーメン、ハンバーガー
販売系服屋、カバン屋、八百屋、魚屋、帽子屋、たこ焼き、お好み焼き、スマホ屋、アクセサリー、
サービス系美容師、肩もみマッサージ、ネイル、

こんな風にいろいろあります。

また、どんどん追記していきますので、迷ったら参考にしてください。

お店屋さんとしては、飲食系がやりやすいという点から多いです。

画用紙やフェルト、廃材などでつくりましょう。

お店屋さんごっこのねらいと指導案のまとめ【子供の社会経験におすすめ】

お店屋さんごっこは子供達が学ぶ機会の多い行事です。

特に言葉のやりとりが多い仕事ですので、コミュニケーションや社会的なスキルが身に付きます。

子供達にとっては自分たちで運用をすることができるお店というのはうれしいものですね。

当日はもちろんですが、過程も楽しめる点が大きな魅力ですので、年少以降は子供達と相談をしながら進めていきましょう。

先生も「楽しむ」ことを忘れないようにして下さいね。

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