子どもへの接し方と叱り方は保育士でも難しい問題です。
これはベテランでも1年目や新人の先生でもあまり関係なく、実習生はほぼぶつかる壁です。
子供と上手に関われるようになれば一人前と言われていますので、保育士向けに上手な接し方を紹介します。
この記事では保育士の子供への接し方やしかり方、保育士が実践しているかかわり方が分かります。
目次
保育士向けに子供との接し方の基礎5選【一緒に遊ぶことが最優先】
上手な接し方をする先生もいれば、なかなかうまく接することができない先生もいます。
この違いはなんでしょうか?
保育園の2年目、3年目の保育士は子供に凄く優しく、接し方も丁寧。子供の思いを感じ取り保育もしている。でももっと早く動かないととか、気遣いが足らないなどいう人もいる。先輩ずらばかりするのではなく若い先生から学ぶ事も沢山あると思う。
— アラフィフ保育士ワーママ★ひー。 (@Hee916112) July 14, 2020
私も最初はなかなか子供と信頼関係は築けていないために上手くいかないことも多かったのは正直なところです。
でも、ベテランの先生になると叱らなくても子供が先生の言うことを聞いたり、ダメなことをしていると先生んも一言ですぐにいうことを聞いたりすることもあります。
そんな接し方の基礎を6つに分けて紹介します。
1.子供を遊ぶ 2.子供一人一人と向き合う 3.保護者と信頼関係を築く 4.他の先生に意見を聞く、真似る 5.子供と信頼関係を築く |
1.子供を叱る前に基本は遊ぶことから始める【接し方の基礎】
上手に子どもと接している先生を見ていると、子どもたちと一緒に遊ぶことを基本としています。
子どもたちと一緒に遊ぶことで信頼関係を築くことを忘れません。
毎日子どもたちから「先生遊ぼう」「一緒に○○しよう」と誘われている先生はいませんか?
たぶんそんな風に子どもから好かれている先生や誘われている先生は子どもとの接し方も上手です。
遊び方や関り方を年齢別に変えており、園児に合わせて褒めるということを基本としているので信頼関係をつくっています。
忙しくても遊ぶ時間の確保は大事【信頼関係を気付く】
保育園の先生はいろいろとやることがあって大変で忙しいのはわかるのですが、接し方がうまくない先生は子どもと遊ぶ時間が少ない場合が多いです。
そのため、まずは子どもと思い切り遊ぶことから初めて行きましょう。
実は多くの保育士さんは他の業務に追われてしまうため、なかなか仕事が進まない、うまくいかないということが多いです。
そのため、本来ならば子どもと思いきり遊ばなければならないのですがそれが他の業務に負われてしまいうまくいかないというケースが多くなりますね。
もちろんほかの業務が忙しいのはわかりますが、「子供と遊ぶこと」よりも大事なことはありません。
保育士の仕事は子供を一緒に遊んで汗を流して保育をすることなので、できれば最優先で対応をしてあげてほしいと思います。
2.一人ひとりの子どもと向き合う【全員と関わる】
保育士といっても1人の人間なので一気にいろいろな年齢の子どもや担任の子どもと接することはできません。
しかし、一日一回でも一人ひとりの子どもを向き合ったり、ふれあい遊びをしたり、お願い事をしてみたり何らかの方法で子どもを一人の人間として関りを持っているのです。
もちろん新人の先生ならばそこまで余裕がないのかもしれないですが担任の子どもと毎日一回でもハグをするなど自分で決めていくことで自然と子どもと接する時間を作ることができますね。
子供というのは集団でみることになりますが、基本は一人一人の人間となっています。
そのため、なかなか一人一人とかかわることは難しくてもかかわることのできる時間を確保するようにしましょう。
3.保護者との信頼関係も忘れない【コミュニケーションを密に】
子どもと接するとなるとついつい目の前の子どもばかりに目が行ってしまいますが、それは大きな間違いです。
子どもの裏にはお父さんやお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんなど家族となる人がいますので注意をしなければなりません。
その保護者と方と子どもの様子について話をしたりかかわりをもって信頼関係を築いていきます。
すると家での子どもの様子や家で保護者の人は困っているところ、また保育園では見せない子どもの良いところを見つけることもできますので、子どもとの接し方が上手な先生は保護者との関係構築も忘れません。
4.他の先生の意見も聞いてみる・マネる【関わり方のモデル】
子どもと上手に接する先生でも、どんな子どもでも上手に接することができるのかというとそうではありません。
時には悩んだりしていますし、うまく接することができない子どもとは試行錯誤をしながら信頼関係と築いていこうと頑張っています。
そんな先生は実は保育が終わってから職員室などへ行き、自分よりもベテランの先生である先生や主任、園長や事務長などのいろいろな人の意見も積極的に聞くようにしてます。
時にはグレーと呼ばれるような発達障がいに疑いのある子どもや家庭環境に問題のある子どもなどいろいろな子どもはおり対応や接し方が難しい場合もあります。
そんな時にはいろいろな先生の意見を聞いたり、ほかの先生がかかわっている姿をみて参考にしたりしており常に学ぶ姿勢を忘れないのも子どもと上手に接することができる先生の力です。
5.子供との接し方で信頼関係と築くことが重要
こんな風に子どもと上手に接することができる先生のポイントは「信頼関係をきちんと築く」ということです。
新人の先生や1年目や2年目ではなかなかうまくいかないような接し方ですが、子どもとの関係ができれば普通に話をしているだけでも信頼関係と築いていけるということになりますのでまずは子どもと一緒に遊ぶことから始めていきましょう。
接し方の基本は一緒に遊ぶこと
私も保育士になって間もない時はうまくいかないこと多く「嫌い」と言われたり、「先生怖い」と言われたりうまくいかないことも多かったのです。
3年目の頃に主任の先生に相談をしたところ「一緒になってドロドロになるまで遊びなさい」とアドバイスをされました。
最初は「そんなことで・・」と思っていたのですが、男性保育士という点を活かして子どもたちと一緒の鬼ごっこをしたり、サッカーをしたり、積み木やブロックで思い切り遊ぶと子どもと信頼関係ができて、すごく近づいた経験があります。
子供は自分を見てほしい生き物【接し方の考え】
子どもは基本的に自分を見てほしいと思う生き物です。
適切に年齢をみて言葉がけをしたり、一緒に遊んだりすることで成長していく姿を間近でみて感じれますので一緒に遊ぶことで信頼関係を築くって大事だなと思います。
幼稚園教諭も保育士も事務仕事などで忙しく、遊ぶというところとパートの先生などについついお願いしてしまうこともあるのですが、そここそ大事なポイントだと思います。
そのため、子どもとの接し方がわからない方はまず思い切り疲れ果てるまで、子どもは先に「疲れた」というまで遊んでみてください。
子供との接し方が上手な先生ほど、この辺りはしっかりと抑えていますが下手な先生ほど自分の仕事に手一杯になり子供のことを見るまで余裕がない場合が多いです。
そうならないためにも子供と遊ぶ時間の確保を大事にしましょう。
→ 戸外遊びのねらいとは?保育園で重要なお外遊びを学年別に解説
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子どもへの叱り方の見本と保育士が解説【接し方の注意点は怒るとのちがい】
接し方の他の子どもの叱り方もわからないという方もいると思いますね。
女性の保育士んさんで多いのが「なんでできないの?」「またやる」「いい加減にしなさい」などと言われることです。
すごく感情的に子どもたちを叱っているのですが、私はこれは「怒っている」と思います。
叱ると怒るの違い【子どもと接するときの注意点】
叱ると怒るって違うんですよね。
その違いについてわかりますか??
怒るとは?
怒るとは感情的にいうことで、論理立てていうわけでもなくただひたすら今感じていることや思ったことをいうだけとなっていますねし、怒ることが基本となっている先生はいうのは怒っている時間も長いんですよ。
また、怒るだけなので子どもに一生懸命ダメなことを伝えているつもりが伝わっていないというのが正直なところです。
大人が怒ると子供は萎縮をしてしまい、最終的には「言うことを聞いておけば怒られない」「今だけ良い子になっておこう」というようにその時だけ「良い子」になったります。
怒っても子供が萎縮をするだけなので保育士としては絶対にダメ。
そして親でもあまり効果はなくしんどいだけですので怒るのはやめておきましょう。
叱るとは?
それに対して叱るとは論理的に「これはダメだからちゃんと治しなさい」「これはやめておこうね、だって○○だから」というように理由をつけていうことが叱るで短時間でポイントだけを子どもに伝えますがこれは叱る。
特に大きな子供ほどこの叱るという効果は期待をすることができますので日ごろから気を付けるようにしましょうね。
何も考えずに感情的に一気にまくしたてるように言うことを怒ることは何も生み出しませんし、先生だけが腹が立って無駄な時間を使うことになりますのでやめておきしょう。
もちろん怒っていても子供には何も伝わっていませんしあなたのことが「怖い先生」という印象が付くだけとなりますのでやめておきましょう。
叱ることを日ごろから意識しよう
この怒る先生はそもそも保育士として子どもとの接し方を改めた方が良いと思います。
その理由としては、保育士は子どもと成長させるための仕事であり、のびのびと未来のある人間ですが、怒る先生のクラスの子どもたちはすごく先生のいうことは聞きます。
しかし、それはその先生が「怖いから」であって、子どもたち自身で考えることをしていないからですね。
それに対して叱ることが上手な先生は理由を述べて短時間で「それは○○だからやめなさい」と2歳児程度ならば一言で終わらせます。
もう少し大きな4歳児、5歳児くらいになると「○○はやめなさい。どうしてだと思う?」「○○は○○だから危ないのでやめておきなさい」と理由や意味も伝えています。
メリハリを付けられるのは叱ることが基本の保育
あくまでも保育園でできる叱り方となっていますは上手な先生はメリハリも上手につけられますね。
私も保育士になったころはダメなことはダメといわないといけないと思って言っていたのですがそれはただ単に怒っているだけでしたので子どももあまり近寄ってこなくなっていました。
しかし、ある日園長先生に「叱ると怒るは違うのだよ」とここに書いているようなことを教えてもらったのでそれ以降は叱ることを基本としてかかわるようにすると子どもも切り替えをしてかかわってくれるようになりましたので叱るって大事。
また、年中くらいになったらただ単に叱るだけではなく「どうしてダメだと思う?」ということを自分自身で考えさせることも効果があり、同じことをしていると子供同士が注意をしあうようになります。
そのため、保育士の経験年数が上がると感情的に怒るっていうのはダメというように感じています。
声を低くして叱ってみる【一時的な方法】
最近は叱るときに声を低めにすると効果があるということがわかったので、叱ることで悩んでいる方はぜひ取り入れてみましょう。
子どもへの接し方、叱り方はは誰もが悩むことですが大事なポイントは信頼関係ですのでそこは忘れないように保育を頑張ってほしいと思います。
子供の叱り方で恐怖を与える方法はNG【幼稚園の先生も同じ】
もちろん叱り方にはいろいろとあるのですが決してしてはいけない叱り方があります。
それは「恐怖を与える」ような叱り方をすることです。
例えば、「いうこと聞かないとお母さん出ていくよ」「いいかげんにしないと鬼がくるよ」などという子供は頭でイメージをして「怖い」と感じることです。
恐怖の悪循環が起こる
まず、恐怖を与えるような叱り方をすると最初はいうことを聞くようになるでしょう。
今まで聞かなかったことがうそのように聞いてくれるようになります。
しかし、恐怖による押さえつけや抑制に対して子供も免疫がつくため、親はさらに怖い恐怖をあたえるようになります。
このように恐怖に関しての悪循環が生まれますので最後にはいつまであっても恐怖を与え続けなければならなくなります。
恐怖を与えるとどんどん子供にとってこわいものもなくなりますので注意をしましょう。
それはエスカレートをすると次第に手も出てしまい虐待になりますので恐怖を与えるような叱り方はしないほうが得策といえます。
もちろんどんなことがあってもたたく、部屋に閉じ込めるなどは絶対にダメです。
恐怖から逃れることを考える
叱られる理由はそれぞれいろいろとあるとおもいます。
もちろん子どもが悪い場合もあると思いますが、叱ったり、恐怖を与えることのメリットはないです。
叱られている原因というのはそれぞれありますし、保育士も保護者もダメなことをしたために叱っていると思います。
しかし、ここの恐怖を与えるようなことをすると子供は叱られている内容よりも「恐怖から逃れよう」という考えになります。
そのため、なぜ叱られているのか?また、叱られている理由について理解をしないままになってしまいます。
「怖いからやめておく」「保育者(親)が怒るからやめる」になり根本のしつけにはなりません。
叱ることが悪いわけではないですし、しつけとして叱らなければならないこともあるでしょう。
しかし、叱り方を間違えると意味のないものになりますししつけにならない場合もありますので叱り方でも恐怖を与えるようなことはやめておきましょう。
我慢をして他のところで爆発をする
結局恐怖を与える叱り方、怒り方をすると結果的にはあまり良い方向には行きません。
なんとかその場をしのぐために我慢をするという流れになってしまいその場はずっと我慢をします。
例えば日ごろからヒステリックに叱ったり、怒ったりするお母さんがいたとします。
するとお母さんは一時的にすごく厳しく怒るけれども、それが終われば収まるということを子供自身も理解をするようになりその結果我慢をしたり悪いとはおもっていないけれども「ごめんなさい」「もうしません」と謝るような行動を起こします。
しかし、結果的には子供に叱ろうか怒ろうがまったく伝わっていないため意味がありませんし、子供自身にはすごいストレスがかかっていることになります。
子供ももちろんストレスを感じることになりますのでどこかで発散をしなければおかしくなってしまう可能性もありますのでその子供はどこかで発散をすることになるでしょう。
もちろん家では何もできないため外で友達に嫌がらせをしたり、もしくはいじめも主犯格になったり。
結局家でのストレスや恐怖からのストレスを違う形で発散をすることになります。
恐怖を与える叱り方や起こり方は何も生み出しませんしあとから大変なことになる可能性もありますので避けるべきですね。
→ 愛情不足の子供の特徴とサイン14選!原因と対応策と大人になる影響
しつけの意味とは?礼儀作法を身に着けさせること
叱るということは何らかの問題を起こしてしまった、人に迷惑をかけたなど何らかの問題が生じている場合があります。
そんなときに親も保育士もまっとうな人間になってほしいという思いから叱ったり、怒ったりするのですがその際にはしつけをしているという気持ちも込めましょう。
しつけとは「礼儀や作法を教え込むこと」といういい方になっており、人間社会や集団の規範、規律などのその時にあった判断をすることができる力となっていますね。
子供にとって「良い」「悪い」の判断はまだまだ難しく、正しいことをしたら褒める、でもダメなことをしたら叱るという点は大事です。
もちろん行き過ぎたしつけはいけませんし、理不尽なしつけは大きな問題となります。
先生や親の基準になるのですが、社会的、道徳的観点からマナーという点でしっかりと教えてあげてほしいと思いますね。
しつけをする場合には言葉の言い方に気を付けると非常に伝わりやすくなりますので意識してみましょう。
しつけのコツは言葉の言い方
まず大事なのはしつけの場合は言い方になります。
例えば、「~しなさい」ではなく「~しようね」と伝えると良いです。
「しなさい」といういい方は命令口調になりますので子供からすると「やりなさい」と言われているのと一緒ですので子供自身は戸惑ってしまいますし反抗期ならば「なんで??」「イヤだ」と言いかねません。
命令口調でいうのではなく、「○○はダメ。○○にしようね」と伝えるとお願いをされているような感覚になりますし、「頑張ろう」と子供自身も思ってくれます。
あとは約束や先生や親が言ったことを守ることができたならば「えらかったね」「約束を守ってくれてうれしかったよ」など褒めることも忘れないようにしてください。
大きな声ではなく落ち着いた声で
あとは大きな声でいう保育園の先生もいますが、それは大人の力をつかって恐怖を与える叱り方と同じです。
大きな声ではなく落ち着いた声で「~しようね」と伝えるようにしましょう。
その際に少し大きな子供ならば理由もつけて伝えるべきですね。
子供はただ叱られたり、怒られたりしても正直わからないことも多いです。
そのため、理由をつけてから「~しようね」「~してね」と伝えましょう。
危険が伴うときは叱るべき
ただし、なんでも叱ってはダメなのかといわれるとそうではなく思いきり叱っても良い時もあります。
私も娘にも保育園の子供にも決めていた2つのことがあるので紹介をしていきます。
・命に関わったり、危険が伴うとき
例えば、刃物をつかって遊んだり、友達に向けて刃物を向けたりしたときには間違いなくすぐに叱ってしましたし危険場所でふざけているときです。
命に関わること、危険なことは後で後悔をしても遅いですし、子供にも絶対にわからせておかなければなりませんのでそのときにはすぐに叱るべきですしわからせるようにすべきですね。
・約束を守らなかったとき
もう1つは約束を守らなかったときです。
約束と言ってもいろいろなものがあると思いますが、約束をしていうことは何らかのルールをお互いに納得した上で話し合いをしているということです。
その約束を破ったり、しなったりしてもそのまま行くと子供が社会に出たときに困ることになりますので叱りましょう。
ただし、その約束はとても重要な場合に限っておくほうが良いですね。
例えば先ほど紹介をした危険を伴う場合は叱るべきです。
「危ないので辞めようね」といって約束をしたにも関わらず同じことをした場合には叱るべきですね。
しつけは愛情をもってすること
ただし、しつけは何でもよいというわけではなく愛情を持つことが大事です。
これは保育士でも親でも同じで、未来ある子供のことを考えてしつけをしよう、叱ってなんとかまっとうな大人になってほしいと思っていると思います。
もちろん褒めて伸ばしてあげたいという気持ちはあるのですがなかなかうまくいかない時もありますし、叱る保育士や親も人間なのでついつい言いすぎてしまうこともあるでしょう。
しかし、基本は子供のために言うべきですし愛情をもってかかわりを持つことで子ども自身も大きく成長をしてくれますし将来理解をしてくれると思いますので根気強く伝えましょう。
でも、子供でも大人で他人から褒められるとうれしいですし楽しいものですので褒めるという基本は忘れないようにしましょうね。
子供の叱り方と接し方の疑問点【グレーゾーンと叱らない保育】
また、子育てや保育をしていて迷うことがあります。
それは「グレーゾーンの子供とはどう接するのか?」「叱らない育児はありなのか?」などです。
私は悩むことも子育てをすることがとても大事なので参考にしてください。
グレーゾーンの子供が増えている
私も保育士としていていろいろな子供たちと信頼関係を築いていったのですが、特に接し方や叱り方に悩んだのはグレーゾーンの子供たちです。
グレーゾーンとは障害児ではないけれども、限りなく近い存在といういい方になりますね。
このような子供たちとは接し方もわからないですし「どうやってあげればよいのだろう・・・。」と悩むことがありました。
もちろんグレーゾーンならば専門家に見てもらうことが何よりも近道になると思いますし、基本は一緒に遊ぶこと、接することを忘れないようにしましょうね。
→ 【発達障害の種類と特徴】adhdや診断される大人は芸能人もいるの?
叱らない子育ては良いのか?
叱らない子育てをしていこうと実践している方もいます。
例えば、「ダメは言わない」「悪いことをしても叱るのではなく伝える」など徹底をして子供の悪い部分を注意するのではなく何も言わないという方もいます。
ここでは叱る、怒るということについて書いていますが実際にはどうなのでしょうか?
結論としては「お母さんの力量や知識による」というのが正直なところです。
公園や友人の友達と遊んでいるときに「たたいた」「おもちゃを取った」「砂をかけた」なんて子供同士で遊んでいると当たり前に起こることがあります。
そんなときに迷惑をかけた親が叱らないという方針をもっていたため何も注意もせずただ見守っていたらどう思いますか?
たぶん今後一緒に遊んだり関わったりしないかもしれません。
”叱らない育児”を「のびのびと自由に育てる育児」と勘違いをしているようですが、その考えはそもそも間違っているので自己流は危険だという意見になります。
子供の心を知っておかなければ失敗をする
子供の心を知っておかなければ失敗をします。
子どもが悪いこととしても、どんなに大変でも叱らないということと実践していくと将来大変なことになります。
お母さんとしては叱らない育児を実践することにより「のびのびと育てている」という自己満足になりますが、子供からすると「何をしても怒られない叱られない」という考えになります。
すると、ルールを守らなくてもよい、何をしてもよいという認識のまま育ってしまい数年後にはどうしようもないお手上げ状態になってしまうでしょう。
社会のルールは教えるべき
叱らないということを「社会のルールを教えない」ということは違います。
悪いことをしてもダメなことをしても一切怒らない、叱らないということはその子供が「社会のルールを守ること」のチャンスを伸ばしているだけになります。
叱らないと決めたとしても、失敗をする可能性も高いですし、もしここで紹介をしたような方法を行った場合は間違いなく子育てとして失敗をすることになります。
叱らないと決めたとしても「社会のルールは教える」など超えてはいけな一戦は守らなければなりませんので、育児方針はしっかりと決めたうえで実行をするようにしましょう。
親の一番の仕事は将来「社会に行っても困らない」子供にしてあげることが何よりだと思いますので子供のことを徹底して勉強していくか、叱らないではない育児方法を模索しましょう。
保育士向け子供の接し方と叱り方とのまとめ【遊んで関係を築こう】
子供との接し方がわからないという先生は多いです。
しかし、保育士をして仕事をしていくことになる場合には必ずかかわりを持たなければなりませんが、「この子と一緒にどうやってかかわっていけばよいのだろう?」と感じることも多いでしょう。
そんな時こそ、その子と一緒に遊ぶこと、何か楽しめることをすることが良いですし一番短期間で効果も期待できます。
これは私も自信をもっておすすめできることなのですが、信頼関係を子供と築くためには遊ぶことが大事ですし、コミュニケーションも必須だと思いますね。
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