基本的生活習慣の5項目とは何かしっていますか?
これは、乳児期から小学校になるまでにみにつけておきたい項目のことで「食事・睡眠・排泄・清潔・衣服の着脱」のことを指しています。
保育士や幼稚園教諭など子供と関わる人は、知っておかなければならない項目ですね。
この記事では基本的生活習慣の5項目や、小学校までに身に着けさせるべき内容がわかります。
目次
基本的生活習慣の5項目を解説!小学校までに確立すべき意味
小学校までに身に着けておきたい基本的生活習慣には5つの項目があります。
日常的な生活の基本となる「食事・睡眠・排泄・清潔・衣服の着脱」となっておりそれをすべて含めて基本的な生活習慣です。
さまざまな生活習慣のうちで食事,睡眠,排泄,清潔,衣服の着脱などの基本的習慣。これらは乳幼児の心身の円満な発達を促し,将来,望ましい社会生活をおくるうえで重要な意味をもつ。基本的生活習慣を形成するためには,子供の発達段階に応じた適切なしつけが必要である。
ブリタニカ国際大百科事典
— ろぐあっと (@at_mcommunity) May 1, 2020
そのほかにも人と人との「あいさつ」や「礼儀」というものも重要な項目の1つですね。
小学校までに身に着けておくことで生活が安定をして勉強にも取り組めるようになります。
保育園においては、乳児さん(0・1・2歳)は基本的生活習慣を大切にしていること。先生達が言葉をまだ話せない子どもたちを理解しようとして保育してるかは大切です。残念な事に、先生がわがままにもなれますから…。動画や幼児番組を見せてる事が多くないか。適切な玩具が清潔にあるか。
— t (@topponn) November 6, 2012
特に乳児期からの保育は大事で、それが積み重なり小学校へとつながるのです。
1.食事【大人になっても困らないために】
食事は人間が生きていくためにとても重要な項目となります。
赤ちゃんの時期は授乳というミルクを飲む時期から離乳食へと以降をし大人と同じ食事を食べるようになるのです。
食事は基本的に3回食べることを推奨しており、中でも朝ごはんを食べない子供が多いことも社会問題となっています。
朝食は力の源となる大事な栄養源なので、基本的な生活習慣を身に着けていく上で一番の基礎となるものです。
あと、食事は食べることはもちろんであり様々な食べ物を味わって嗜好そ養っていくことも重要ですし、好き嫌いなく様々なものを食べられるようにすることも大事です。
食事を通して会話をすることで人間関係構築のためのコミュニケーションの1つにもなりますので、会話とバランスの良い食事を摂っていきましょう。
→ 食べ物の好き嫌いが多い子供の原因と指導方法!好きにする魔法の言葉
2.睡眠【保育園と自宅でのバランスを大事に】
新生児期はおおむね2~3時間ごとに起きて寝てを繰り返す年齢です。
そこから成長とともに寝る時間が一定となり起きている感覚もどんどんと長くなっていき1歳を過ぎたころには午前と午後のお昼寝をして、夜に長い睡眠を取れるようになり大人に近づくのです。
2歳~4歳くらいでは午後にお昼寝が一回となり、5歳になるころにはお昼寝をしなくても体力が持つようになるのです。
小学校へ行くと睡眠を取る時間というものはなく、一日起きており夜だけ寝るという生活になりますが睡眠をリズムよくとることができることが重要です。
最近はインターネットが普及をしておりいつでも動画や音楽が楽しめてしまいますが、そんな時代だからこそ夜更かしをする習慣は避けるべきです。
早寝早起きのリズムを身に着けさせることが重要ですね。
3.排泄
乳幼時期はオムツをはいており尿意や便意を感じたときにはそのままオムツに排泄をしてしまいます。
しかし、2歳くらいになるとオムツを取るためのトイレトレーニングが始まりおしっこやうんちなどの排泄がトイレで出来るようになります。
そこまでくればあとは自分で最後の処理までできるようになればトイレは自立へと向かいます。
オムツ外れも徐々に進んでいきますが、小学校までには基本的生活習慣の中で重要な部分です。
排泄は将来にわたって必要なことですのでトイレで出来るだけではなく、最後の処理まで出来るようになることが重要ですね。
4.清潔
清潔は衛生面を保つということです。
掃除はもちろんですが、それ以外にも手洗いうがいなどの習慣化。
そしてはみがきで歯をきれいにする、体を清潔に保つなど保健の面からみても大事です。
特に清潔は感染症やウィルスなどに直結をすることになりますので子供自身が身に着けておきたいことです。
保育園や幼稚園の先生は率先をして子供に掃除をしている姿を見せるようにし、衛生面で子供自身が気をつけられるようにしてあげたいものですね。
5.衣服の着脱
衣服の着脱も赤ちゃんの時期はママやパパ、先生たちに着替えさせてもらうことが当たり前です。
そこから徐々にできることが増えるようになり、2歳くらいになると自分でズボンをはけるようになり、3歳児の年少クラスになるころには自分でほとんどのことができるようになりますね。
自分で衣服を着れる、ボタンをはめる、取ることができる、服の前後ろを間違えないなど衣服をすべて自分で着替えられるようになることはとても大事です。
小さな時はできなくてイライラすることもありますし「自分で」とやりたがることもありますが辛抱強く見守ってあげましょう。
また、夏や冬、寒暖差の大きな時期など衣服を選択できる、調整できるという力も身につけさせておきたいですね。
基本的生活習慣の5項目は乳児期と幼児期に獲得【大人までに育成】
基本的生活習慣とは文部科学省が平成18年に発表をした文部科学白書の「子供の基本的生活習慣の育成に向けた取り組み」という内容です。
子供にとって必要不可欠である「食事」「睡眠」が大きく乱れていることから学習意欲の低下、体力や気力の低下などの要因となっているもの。
これを社会的な問題ととらえたのが始まりとなっており、子供達の健やかな成長な成長サポートするための方法として、文部科学省を中心とした地方自治体によって取り組みは推進をされるようになりました。
(参考:文部科学省「子どもの基本的生活習慣の育成に向けた取組」)
幼児期の指導が重要な基本的生活習慣5項目
中でも保育園や幼稚園ではこの基本的生活習慣に力を入れています。
保育園や幼稚園へ通うと毎日が同じ流れで進んでいくため子供達も自然と生活習慣が身に付くのですが、通っていないときにも家庭で子供達のことを考えて意識していくことが重要です。
正直、小学校へ入ってしまうと子供達もしっかりと自分を持つようになり、スマホやタブレット、ゲームというのが当たり前の時代になってしまいます。
そうなると子供自身から基本的生活習慣を身に着けようというのは難しいですし、大きくなればなるほど乱れていってしまいます。
基本的生活習慣は幼児期が大事といわれるには、幼少期から正しい基本的な生活習慣を身に着けておけば基礎が身についている状態となるためですね。
→ 小児の発達段階の特徴を表で解説【遊びや課題は年齢によって異なる】
小学生でもできていない基本的生活習慣【中学・高校で困る】
保育園や幼稚園へ通っていても、確実に身についているとは限りません。
中には小学生でもできておらず、そのまま中学生、高校生になってしまうこともあります。
大人になってもマナーがなっていない人は、もしかすると幼児期に基本的生活習慣が抜けてしまっているのかもしれません。
社会生活の関係を知る
あとは挨拶や礼儀というのは社会性を学ぶことです。
幼稚園は保育園へ通うことのメリットとしては「友達関係」「大人との関係」「周りにいる人たちとのかかわり」など広い意味でのつながりがあります。
あいさつはその最初の第一歩となるので子供たちの基本的生活習慣に付随をして教えておきたいポイントです。
乳児期は母子関係から先生と関係へ広がり、幼児期には先生を通して子ども同士の関係性を身に着けていくことが重要です。
この社会性がうまく築けておらず、小学生以降も苦労する子供も多い現状があります。
安全教育【知らない人についていかない】
安全教育も重要です。
はさみが危険である理由と気を付ける点など危険なものを避けるのではなく、どのように使えば安全なのかを理解させることは重要です。
他にも道路では信号が青になってからわたる、端を歩くなど社会に出たときには自分自身で身を守らなければなりませんのでその安全教育も重要です。
最近は変な人も多いので「知らない人についていかない」「危険な場所にはいかない」と言う点も重要な要素ですね。
→ 5歳児の特徴と発達!年長児の自覚と小学生へ期待が保育のポイント
基本的生活習慣の5項目は小学校までに身に着けておきたい力
基本的生活習慣の5項目について書いてきました。
どれも子供にとって大事なことであり、小学校の就学までに身に着けておきたい項目であるといえます。
小学校へ入学をすると勉学が先になってしまうため生活習慣がおろそかになってしまいます。
そのため、保育園や幼稚園の時期にここで紹介をした5つの基本的生活習慣を身に着けることが重要なのです。
もちろん簡単ではありませんが、保育士や幼稚園教諭の仕事としてとても大事なのでしっかりと取り組んでいきましょう。
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