離乳食の完了期はいつからいつまでのことでしょうか?
実は赤ちゃんの離乳食でも完了期はいつにもっていけばよいのか難しい問題です。
私も娘に食べさせるときに見極めは難しく、初期から中期、後期、完了期といつのタイミングで持っていけばよいか迷うことも多かった経験があります。
幸い保育士だったので迷ったらすぐに保育士の先輩に聞くことができたのですぐに解決できましたが、ママ達はそうはいきませんよね。
この記事では離乳食の完了期はいつからいつまで、量の目安と進め方、おすすめのメニューや注意点がわかります。
目次
離乳食の完了期はいつからいつまで?いつ完了すればいいの?
離乳食の完了期はいつの時期が目安でしょうか?
まず、前提として赤ちゃんの成長や離乳食の進み具合は赤ちゃんによって個人差がありますので、それをふまえた上で時期を紹介します。
離乳食完了期っていつまでだろう。
1歳半?
うずうずしてきた。
あとは味付けのこさだけなんだよなー!— いちほ@11/6〜スチーム・サイバー展 (@ichiho_works) December 15, 2018
そのため「〇〇までに完了期にしなければ」と思わなくて大丈夫ですので無理をしないことが大事です。
離乳食の完了期の目安は「生後12か月(1歳)~18か月(1歳6ヶ月)」の時期となります。
離乳食も順調に進み、そろそろ大人と同じようなおかずなど食事になってくる時期ですね。
完了期になると赤ちゃんが食べる栄養素も多くなり約80%を食事からとるといわれていますので、食事の練習であった離乳食から食事へと変わってきます。
離乳食の完了期はいつまで?
離乳食の完了期の終わりの目安は1歳6ヶ月です。
離乳食の完了期は約6ヶ月くらいは食べますが、その後に大人と同じ普通の食事に進むわけではありません。
次は幼児食という食事に移行をしていきます。
離乳食はいつまで続くのか疑問に思うこともありますが、この完了期が終われば離乳食という食事の練習期間は終了です。
あとは、幼児食へ移行をし3歳くらいからは大人と同じ食事になっていくイメージですので、薄味の基本は忘れないまま進めていきましょう。
→ 幼児食はいつからいつまで?食べる量の目安と注意点と簡単なレシピ
離乳食の完了期の量と目安とは?進め方のスケジュール【保育園例】
離乳食の完了期の目安となる赤ちゃんの成長はどんなものでしょうか?
実際に見ていてもどれくらいものが食べられるのか?硬いものを食べられるのか?など迷ってしまうことも多いです。
また食事のリズムや進め方もどんな風にすればよい迷うもの。
ここからは離乳食の完了期に移行をする目安や、食事のリズムや進め方など保育園での赤ちゃんの食事リズムも参考にしてください。
離乳食の完了期の目安と進め方を解説
完了期の時期に食べる食事の目安を書いていきましょう。
完了期の時期は1歳~1歳6ヶ月ですが、1歳になった時点での目安のイメージを書いていきます。
・バナナのかたさのモノを前歯(歯茎)でかじりとれる。 ・奥の歯茎でかんで食べられるようになる。 ・手づかみ食べをするがスプーンやフォークを食べようとする。 |
このような姿が見られたら完了期に入っても問題がない時期だといわれています。
すすめ方や完了期の時期の見極めが難しい場合には参考にしてください。
また、以下に気を付けておきたいポイントも書いていますので気を付けて進めていきましょう。
味付けは薄めにする【濃い味はあとで大変】
刺激物をのぞけば大人と同じようなものが食べられる時期ではあるのですが、まだ濃い味に慣れさせるのは避けておきましょう。
味の濃いものは赤ちゃんの肝臓に負担を書けることにもなりますので、薄味を基本とするようにしましょう。
大人が食べて「薄いかな?」と思えるくらい薄くでも問題ありません。
濃い味に赤ちゃんが慣れてしまうと、薄味のものを食べなくなってしまうため苦労をしてしまいます。
完了期の食事の量はどれくらい?
完了期の時期に食べる量はどれくらいなのでしょうか?
1回の目安量は以下の通りですので参考にしてください。
・炭水化物:軟飯90g(ごはんの場合80g)、食パン(サンドイッチ用)なら1/2枚、ゆでうどんなら1/3~1/2玉 ・ビタミン・ミネラル類:野菜・果物40~50g ・タンパク質:魚や肉なら15~20g、豆腐なら50~55g(1/6丁)、全卵なら1/2~2/3個、乳製品なら100g |
あとは子供の普段からの食べる量で多少調整をしても良いですが、食べすぎは注意です。
もちろん小食ならば、無理にこの量を食べる必要もありません。
完了期を与える量と一日のタイムスケジュール!朝ごはんは食べる?
食事は朝・昼・夜の一日3食です。
3食の夜は19時くらいには終わることを目安にして、遅くても21時までには寝ることを意識しておくとよいです。
逆算をして食事は早めにしておきましょう。
もちろん食事だけでは補えないため、1日1~2回程度のおやつを食べさせても良いです。
保育園の離乳食のスケジュール
保育園だと以下のリズムで完了期の子供は食事をしています。
7:00~8:00:朝ごはん(自宅) 9:30:おやつ(保育園) 11:00~11:30:お昼ご飯(保育園) 15:30:おやつ(保育園) 18:30~19:00:夜ご飯(自宅) |
自宅で育児をしている方は保育園の食事にリズムをイメージで進めると食べさせやすいでしょう。
離乳食の完了期のおすすめレシピ3選と食べてはいけない食べ物
離乳食の完了期にはどのようなメニューを作ればよいのでしょうか?
赤ちゃんもだいぶといろいろなものが食べられるようになったといっても大人のように何でも食べられるというものではありません。
そのため、献立のバランスやメニューは大事ですね。
完了期は献立のバランスとメニューが大事【日本食がおすすめ】
メニューを作ろうと思ってもどんなものにすればよいか迷ってしまいます。
そんなときに無理に赤ちゃん用に作る必要がありません。
大人のメニューを作る最中に味のない状態で別の鍋に移すなど賢いママ達はできるだけ簡単に作れるようにしています。
献立のバランスとしては「ご飯類」「メイン」「副菜」「お汁」です。
保育園でもこの4品が出るのが一般的なので参考にしてください。
もちろん麺類とおかずなど日によってバランスを変えても良いしょう。
離乳食完了期のレシピ3選!ハンバーグがおすすめ?
離乳食の完了期のおすすめメニューを紹介します。
実際に食べるとなったらどんなものが良いのか迷ってしまいますが、赤ちゃんの完了期でも食べられるメニューを3つ紹介します。
保育士の目線からすると手づかみ食べやスプーンで一生懸命すくおうとする時期ですのでそれができるメニューが良いでしょう。
1.ハンバーグ
ハンバーグは万能です。
中に豆腐やお魚、野菜など栄養をたくさん入れられますし、焼いて一口サイズに切ってお皿に盛れば手づかみでも食べられます。
お肉も牛、豚、鶏など自由に選べます。
2.うどんやにゅうめんをお汁付きで
赤ちゃんはお汁ものが好きです。
保育園でも麺類が出ることがありましたが、うどんやにゅう麺に肉類や野菜などを入れると栄養も豊富になります。
一口サイズに麺を切っておけば赤ちゃんが指でつまんだり、フォークで食べられます。
3.シチューなどのスープ
シチューやカレーなどスープ系は具材を入れると良いです。
例えば、肉類、魚類を入れてもよいですし、野菜も豊富に入れられますので良いですね。
おやつにおすすめは「おやき」「ホットケーキ」「カップケーキ」などスポンジのような感じのものです。
手づかみで食べやすく簡単に作れますので良いですね。
冷凍を活用【離乳食の賢い作り方】
あとは冷凍を活用しましょう。
赤ちゃんの食べる量は知れています。
そのため、毎回作ったり、大人のメニューの途中を抜くものなかなか大変ですので、一度に作る時に多めにしておきその都度冷凍をしましょう。
冷凍をしておけば朝やお昼などチンをして回答をすればすぐに赤ちゃんも食べられます。
妻も軟飯を大量に作り一食ずつ、ハンバーグも5つなどまとめて作って冷凍をしていました。
離乳食の完了期に食べてはいけない物は?【もち・こんにゃくに注意】
しかし、まだこの時期は食べて良いものと食べてはいけないものがありますので、気をつけましょう。
特に以下のものは食べてはいけませんので十分注意をしてくださいね。
・はちみつ:乳児ボツリヌス症の予防のため。 ・牛乳:そのまま飲むのは鉄欠乏症予防にため1歳を過ぎてから。 ・卵やそば、ピーナッツなど:アレルギー予防のため。 ・もち、こんにゃくゼリー、豆:誤飲をする可能性があるため。 |
離乳食の完了期はまだまだ未熟な赤ちゃんの時期ですので上記のものは注意です。
無理に食べる必要はありませんので、もう少し大きくなってから与えるようにしましょう。
→ 新生児と赤ちゃんのミルクの量は?月齢別の目安量と判断のポイント
離乳食完了期の注意点3選【いつまでも注意が必要】
離乳食の完了期にはいろいろなものを食べさせたい、いろんなことをしてあげたいという気持ちがあります。
しかし、何でも食べさせればよいというものではありませんし、注意をしなければならないこともあります。
特に以下の3つの点は注意をして食べさせるようにしましょう。
1.大人と同じはメニューや味付けはダメ
まず、離乳食の完了期になっても大人と同じ味付けや食べ物を避けておきましょう。
先ほどメニューでも紹介をしたように離乳食の完了期はまだまだ食事に慣れていく時期です。
そのため、あくまでも子供用に作るようにしましょう。
特に味付けは要注意です。
大人と同じ味付けにしてしまうと、体にもよくありませんし薄い味を嫌がるようになってしまいます。
味覚や体のことを考えて赤ちゃんに会ったものを食べさせましょう。
2.食物アレルギーに注意
この時期はまだまだアレルギーの可能性も否定できません。
そのため、無理に卵や牛乳などのアレルゲンとなる物質を食べさせる必要はありません。
肌がカサカサしている、何らかのアレルゲンを食べたら体に発疹が出ていたなど症状がある、過去に経験がある場合は特に注意をして食べさせるようにしましょう。
なんとなくアレルギーのような症状がある場合にはかかりつけ医で検査をしてから食べさせるようにすると良いですね。
食事のマナーを教えていく
この時期が食べているだけでも可愛いのですが、言葉の理解も徐々に進んでくる時期です。
そのため、食べることも大事ですが食べるマナーも教えましょう。
保育園でも自分で食べられるようになる時期ですので、見守る部分としつけの部分で赤ちゃんの様子を見て声掛けをしたり、時には介助をしたりするときもあります。
例えば、「ゆっくりと噛む」「口の中がなくなってから次を入れる」「食べ物で遊ばない」「手でぐちゃぐちゃにしない」「スプーンの使い方を教える」「お椀の持ち方を教える」「遊んだら終わり」など食事のマナーを教えましょう。
もちろん怒ったり、叱ったりする必要はありませんがダメなものはダメと言うことも大事です。
離乳食完了期はいつまで?おすすめのメニューのまとめ【薄味にしよう】
ここまで離乳食の完了期について書いてきました。
離乳食も完了期になるとママが作るのもだいぶとラクになってきますが、味付けや食べられる硬さなどはまだまだ注意が必要です。
そこには気をつけながら進めるようにしましょう。
保育園でもこの時期になると「大きくなったな」としみじみも感じる時期ではありますが、気を付けていく点もあります。
食べる意欲がすごく出てくる時期ですので、赤ちゃんに寄り添いながら食事を楽しんでいってください。
人気記事 → ウォーターサーバーは赤ちゃんにおすすめ!子育て世代に人気の3商品
人気記事 → 子供の青汁ランキングおすすめ3選と効果【幼児向け美味しい飲み方】
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。