新生児がミルクを飲み過ぎる原因と対処法を解説【サインを見逃さない】

ミルクを飲む新生児
【PR】

新生児がミルクを飲み過ぎることがあります。

たくさん飲んでしまい、適正な量を超えてしまうのはあまりよくありません。

栄養が偏ってしまい、肥満などの原因になってしまうためです。

この記事は新生児がミルクを飲み過ぎてる原因と対処法、見極めるためのサインについて書いています。



新生児がミルクを飲み過ぎる原因4選【苦しそうでもママは落ち着こう】

ミルクを飲む赤ちゃん新生児がミルクを飲み過ぎる。

「飲まない」と悩むママたちは多いですが、飲み過ぎるで悩むこともあるのです。

原因は以下の4つです。

1.ママが飲ませすぎている

2.泣いているとミルクをあげている

3.赤ちゃんが飲み過ぎる

4.吸てつ反射で吸っているだけ

詳細を書いていきましょう。

1.ママがミルクをあげ過ぎている【母乳との混合は注意】

原因として多いのは、ママがミルクをあげ過ぎているというものです。

赤ちゃんが泣いたり、ミルクを求めるとついついあげてしまう。

しかし、新生児には適正な量というものがありますので、それ以上が与えないようにしましょう。

特に母乳との混合は要注意ですね。

母乳でたくさん飲めていて、ミルクを追加すると、適正な量よりの飲み過ぎです。

・生後半月までは80mlを7回~8回

・生後半月~生後1ヶ月までは80ml~120mlを7回~8回

(参考:meiji「赤ちゃんに必要なミルクの量を知ろう」)

→ 新生児のミルクの量は?赤ちゃんの月齢別の目安量と判断のポイント

2.泣いているとミルクをあげてしまう【欲しがるとは違う】

泣いているとミルクをあげていませんか?

赤ちゃんが泣いている=ミルクがほしいではありません。

実は泣いている赤ちゃんによってはミルクを欲しがっている場合と、違うことで泣いていることがあります。

新生児のミルクの間隔は3時間なので、それを目安に与えましょう。

粉ミルクの場合は短い時間でミルクを上げると、お腹に負担がかかってしまうため注意が必要です。

3.赤ちゃんが飲み過ぎる【満腹中枢の成長問題】

母乳の場合は赤ちゃんが吸うだけ飲んでも問題はないのですが、粉ミルクの場合は別です。

新生児の赤ちゃんは満腹中枢がうまく育っていません

そのため、口にあるといつまでもすってしまいます。

お腹がいっぱいになって飲まなくなるのは生後3か月ごろですので、新生児は注意が必要です。

4.吸てつ反射で飲んでいるだけ【飲み過ぎに注意】

赤ちゃんには吸てつ反射と原子反射があります。

これは口に近づいたものは何でも吸ってしまう行動ですね。

そのため、乳首があれば、近づいて、吸うことが当たり前になってしまいます

乳首があると、いつまでも飲んでしまうので、ミルクの飲み過ぎにつながってしまうのです。

新生児がミルクを飲み過ぎる3つの対処法【泣くときの注意点】

ミルクを飲む赤ちゃんと飲ませるママ次に新生児の赤ちゃんが飲み過ぎる時の対処法を書いていきます。

ママ達も悩んでいる人が多く、

対処法は3つあります。

1.ミルクの量と回数を守る

2.哺乳瓶の乳首で調節をする

3.泣くときは別のことをする

1.新生児のミルクの量と回数を守る

母乳は別ですが、粉ミルクの場合は回数と量を守りましょう。

母乳と粉ミルクは同じように見えても違います。

胃の消化機能が未熟な赤ちゃんにとって、粉ミルクは少し負担がかかります。

母乳は欲しがるだけ、いつでもあげても良いのですが、粉ミルクでそれをすると、胃に負担がかかってしまいます。

そのため、回数と量はきちんと守りましょう。

2.哺乳瓶の乳首で量を調節する【飲み過ぎを抑える】

飲み過ぎる時に乳首のサイズが間違っていないかを確認しましょう。

哺乳瓶の乳首にはサイズがあり、そのサイズによって赤ちゃんが吸える量もかわります。

一回の授乳は約10分で飲めるようにすべきですので、乳首のサイズをよく確認しましょう。

新生児期は「新生児用」というものが必ずあります。

3.泣くときは一緒に遊んでミルクのリズムを作る

泣くときは一緒に遊んだり、抱っこをして歌をうたったりしましょう。

ミルクの間隔をきちんととるということです。

ママ達も泣くとミルクとおもってしまうのですが、それは大きな勘違いです。

3時間くらいは間隔をあけることを意識して、取り組みましょう。

抱っこをしたり、話しかけたりして、赤ちゃんとの生活をたのしみましょう。

→ 新生児が寝すぎてミルクを飲まない時は起こすべき?病気の可能性は?

新生児がミルクを飲み過ぎているサインとは?5つの判断方法

泣きじゃくる赤ちゃん次に新生児がミルクを飲み過ぎている判断の方法です。

サインがあり、それを見極めれば問題ありませんので紹介していきましょう。

1.体重の増加

2.ミルクの回数と量

3.うなる・いきむ・しゃっくり

4.ミルクを吐く・溢乳が頻繁

5.苦しくて眠らない

1.体重を測る【1日25~30gが目安】

赤ちゃんがミルクを飲み過ぎているかは、体重を見ればわかります

新生児期の赤ちゃんの体重は1日25~30gの増加が目安となっています。

もし、それ以上増えているようであれば増えすぎですね。

1日あたり50gを超えると、過飲症候群と呼ばれるミルクの飲み過ぎの病気の可能性もあります。

一日の適切な量を守るようにしましょう。

(参考:厚生労働省「乳幼児身体発育評価マニュアル・期待される体重増加」)

2.ミルクの回数と量をチェック【粉ミルクは要注意】

ミルクの回数と量は必ずチェックをしましょう。

母乳の場合はできませんが、粉ミルクの場合は適正な量を測ることができます。

新生児期は半月までが80ml、半月~生後1ヶ月は80ml~120mlが7回程度が目安です。

それ以上の量は飲ませないように気を付けてください。

3.うなる・いきむ・しゃっくり【苦しそう】

うなる、いくむ、しゃっくりが出る時は飲みすぎの可能性があります。

胃が張っている状態で、赤ちゃんも苦しくなっています。

量が多い、回数が多いと赤ちゃんもお腹が苦しくなるのです。

助産師さんもこんな風に書いています。

しゃっくりには特に注意をしたいですね。

4.ミルクを吐く・溢乳が頻繁【飲み過ぎている】

ミルクを吐く、溢乳が頻繁の場合は飲み過ぎている可能性が高いです。

ミルクを吐く場合は、胃に入りきっていない可能性があります。

そのため、口から吐いてしまったり、時には嘔吐のようになることもあります。

溢乳とは口からミルクが垂れる状態ですが、赤ちゃんの口から垂れるということは、飲み過ぎている可能性が高いですね。

5.苦しくて眠らない【ミルクの飲み過ぎ】

赤ちゃんの胃はとても小さいです。

そのため、ミルクを飲み過ぎると胃が張ってしまい、苦しくなります。

すると、本来は寝る時間でも寝られなくなってしまいます。

寝苦しそうにしているようであれば、ミルクの飲み過ぎの可能性があります。

新生児がミルクを飲み過ぎる時の注意点【白湯で対処?】

ミルクを飲む赤ちゃん新生児がミルクを飲み過ぎることがありますが、注意をすべきことがあります。

その2つについて書いていきましょう。

白湯や果汁は飲ませない【新生児はダメ】

ミルクがダメだから、果汁やお白湯を飲ませようと考えると思います。

これは成長をしていれば良いのですが、新生児はやめておきましょう。

果汁は糖分が多いため血糖値があがってしまいます。

そのため、食欲がおさまってしまいミルクをのむことができなくなってしまいます。

また、お白湯も新生児期は必要ありません。

ミルクをしっかり飲めていれば、特に与える必要はないでしょう。

→ 新生児に白湯はだめ?赤ちゃんにいつから?【湯冷ましの作り方と量】

心配なら検診や医師に相談をしよう【1ヶ月検診】

ミルクの飲み過ぎで迷うことも多いです。

与えても泣いて欲しがる、哺乳瓶をいつまでも離さないなどですね。

そんなときに気をつけたいことは「一人で悩みを抱えること」です。

困る、悩むならば、出産をした産婦人科へ電話をするなどをして聞いても良いですし、1ヶ月検診のタイミングで相談をしてみましょう。

医師や助産師さんが的確に教えてくれます。

新生児がミルクを飲み過ぎる時のまとめ【苦しそうなときは気を付けて】

ミルクをのむ新生児新生児がミルクを飲み過ぎる時の対処法についてかきました。

ミルクは適切な回数、適切な量が大事です。

その基本を大事にして、赤ちゃんを育てていくようにしましょう。

特に飲み過ぎはママが与えすぎてしまうことが多いですので、量や回数は意識をしておいて下さいね。

人気記事 → ウォーターサーバーは赤ちゃんにいつから?子育て世代のおすすめ3選

人気記事 → 知育玩具おすすめはレンタル【おもちゃランキングが参考にならない】

きき代表

投稿者プロフィール

保育士や子育てを楽しむための情報を書いています。

【経歴】

保育園の現場経験 → 色んな子供関係の仕事して → 保育コンサルなどのフリーランス (今ここ)

ブログやライターの仕事しています。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

運営者情報

きき
保育士や子育てを楽しむための情報を書いています。

【経歴】

保育園の現場経験 → 色んな子供関係の仕事して → 保育コンサルなどのフリーランス (今ここ)

ブログやライターの仕事しています。

【サイトの運営目的】

保育者子育てって難しくて悩みがつきません。

そこで、いろんな情報をお伝えすべくブログを立ち上げました。

保育士の情報、赤ちゃん、子育て、育児、教育など幅広い「子供」を中心とした情報を発信中です!

実は認可保育園の研修に使われているブログなんです。

コンサル依頼、講演依頼、広告掲載依頼など気になることのお問い合わせはこちら

お問い合わせ

保育士ライフのTwitter

ページ上部へ戻る