職場環境が悪い保育士の現実!休憩時間は法律規定されていても基本ナシ

この記事を読むのに必要な時間は約 10 分です。

労働時間と休日

保育士をしていると労働時間て何だろう。

毎日サービス残業になり疲れてしまうということもあります。

保育士の現実は本当に大変なものとなっており、疲れてしまうこともあるので保育士の勤務時間や休暇制度について紹介をしていきたいと思います。

私は私立の保育園で働いていたので、実体験も踏まえながら書いていきたいと思います。

もちろん私は保育園で約8年ほど勤務をしてきましたが休憩時間というものはほぼ皆無。

というか取ったこともほぼありませんし絞りだして考えてもか手で数えられるほどです。

そもそも休憩時間は法律で定められていることなので、労働者に対しては休憩を取らさなければならないのですが保育園の職場環境がきちんと行き届いていないのでしょうね。

休憩時間とは?

休憩時間とは法的に定められている法律になります。

そのため、休憩がとれていないというのは現実的に問題となるのですが監査でも明るみになることはなかったですね。

では、どんな法律があるのかを書いていきます。

使用者は、労働者に対して、労働時間が6時間を超え8時間以内の場合は少なくとも45分、8時間を超える場合は少なくとも1時間の休憩時間を労働時間の途中に与える義務を負っています(労働基準法34条1項)

(引用:独立行政法人労働政策研究・研究機構「休憩時間について」)

休憩時間をとらせる理由は「働が長時間継続すると、労働者の心身に疲労をもたらすうえ、災害が起きやすくなったり、能率が低下したりするおそれもあるので、疲労回復のため」となっており労働者としては保障をされなければならない状況なのですが保育園という狭い世界では休憩の保証をされているところは少ないです。

また、監査でも指示をされていないのが不思議です。

保育士の勤務時間はシフト制

保育士の仕事の時間が基本シフト制となっています。

その理由は一般の会社のように営業時間が決まっているわけではなく、基本的には保育園の開園時間内は保育をしなければならないからです。

保育園の基本的な開園時間は7:00~19:00までの12時間開けていることが多いのですが、最近は保護者の仕事の時間も変則的になってきたろ、シフト制を導入していることから開園時間は年々増加傾向にあります。

企業主導型の保育園となると、その企業である会社の考えに左右をされることから開園時間はさらに伸びていく可能性もあると考えれれており、先日企業主導型の保育園の方にお聞きすると、朝の7:00~夜の23:00まで開園をしているとのことでした。

関連記事企業が保育園を作るなら企業主導型保育事業で助成金を手に入れよう

もちろん親のニーズにこたえることが大事なのですが、実際に働く保育士はキツイ状況になる可能性もあるといえますね。

保育士の一週間の労働時間

開園時間は保育園によって様々となっていますが、保育士は基本的に1日8時間労働の週40時間勤務という法律で定められている時間と同等の時間で働くことになります。

開園時間内をすべて社員で対応することは難しいことから、早朝の7:00~9:00と17:00~19:00まではパートの先生を雇用している保育園が通常であとは社員が細かくシフト制で動くという形になります。

保育士は12時間勤務をするということはなく、基本的にすべてシフトで出勤をする日によってことなってきますので理解をしておきましょう。

正社員のシフト制の例

例えばこんな風に

・早番:7:00〜16:00まで  

・中番:9:00〜18:00まで

・遅番:10:00〜19:00(子どもが帰るまで)

保育園にもよりますが、こんなに単純ではない場合も多いですね。

私の前勤務をしていた保育園は朝の7:00~20:00までで子どもの定員は200名だったのです。

その時は

1,7:00~16:00

2,7:30~16:30

3,8:00~17:00

4,8:30~17:30

5,9:00~18:00

6,9:30~18:30

7,10:00~20:00(1時間の残業手当)

こんな風に決まっていました。

かなりこまなかシフトで1~7まで各2名おり、4の8:30~17:30が基本の勤務時間帯となっていましたが、正直「明日は何のシフトだっけ?」と間違えないようにするのが必死でしたね。

もちろん、経営側もできるだけ保育士に負担がないようにするために時間を少なくしたいと思って対応をしてくれているのですが、かなりの変形労働制となっているのがどこの保育士も納得できる現実となっています。

早朝出勤は早いが残業代はなし

特に1の早番のシフトは大変で開園は7:00からとなっていますがもちろん7:00に出勤をしていいわけではありません。

基本的には6:30ごろに出勤をして掃除機をかけたり、部屋中を消毒したり、開園準備をしたりすることが普通となっていますが勤務時間には一切入らないです。

これは保育士の早番あるあるなのですが、ほとんどの保育園で朝早くから働いているにも関わらずなぜか出勤時間に入っていないという現実があります。

私の保育園の場合は保育士も多いことから1の早番と7の遅番は月に2回程度となっていましたね。

特に月曜日の1の7:00~の勤務は日曜日に早く寝なければならないので辛かったです。

遅番でも10:00に出勤をしている職員はいなかったですし、もし10:00なんかに出勤をすればブーイングものです。

開園時間が遅くなれば、それだけ保育士のシフトが増えており社員の負担が大きくなるということにつながりますね。

もちろん、時間内帰れることめったに私の場合はなかったですが保育園によっては強制的に帰らされる場合もあります。

休憩は一年間で3度くらいしか取れなかったので、「保育園で休憩なんてあるの?」というのは正直な感想です。

関連記事サービス残業当たり前!保育士は持ち帰りも多い大変な仕事

土曜日保育もシフト制

もちろん保育園なので日祝日以外はすべて開園をしています。

そのため、土曜日も基本的には朝の7:00~19:00までカバーをしなければならないというのは保育園の仕組みとなります。

登園をしてくる子供も減るため、出勤をする保育士の人数は減りますが、完全にシフト制で回ることになります。

土曜日の勤務の決まり方に関してはいろいろとなっており、毎月決まる場合もありますし、土曜日は予定を入れたい人もいるため年間で出勤をする日が決まっている保育園もあります。

土曜出勤で代休がもらえる?

保育園のよって異なるのですが土曜日勤務は出勤をして考えるのか?もしくは代休として考える保育園でかわります。

私の勤務をしていた保育園は年間105日という勤務をすることが条件となっていました。

土曜日勤務があるときには1週間に48時間勤務とするため労働基準法的には問題があるのですが、変形労働制で年間の勤務日数を平均した場合には問題ないという方法です。

保育園に限らず1週間で月曜日から土曜日まで開けているようなお店や店舗では導入をされる勤務形態となります。

保育士の休暇日数

保育園で年間105日の休みは良いほうで、中には96日など少ない保育園もあります。

転職をする方は休日日数や勤務時間などはチェックをしておきたいポイントといえますね。

休みが少なめに設定をされているということは土曜日勤務が多いということです。

しかし、自分の時間の確保やワークライフバランスを考えた場合には最低でも100日以上休日がある保育園を選択するほうが良いでしょうね。

好待遇な休日の保育園もある

中には120日と書いてある保育園もあります。

これは月に1~2回程度の土曜日勤務があるけれどもすべてが代休などの扱いになることがありますので働きやすさでいうと間違いないと思います。

最近は人手不足ですが、退職や条件の良い保育園へ転職をする方も多くなっていますので人材が逃げていく可能性もありますので保育園側もできるだけ良い条件で働いてくれるように対応をしてくれているケースが多いです。

105日の内訳は1か月に8日の休暇で年間96日に年末年始が6日(12月29日~1月3日)にお盆休みが3日ついて105日という計算になります。

認可保育園の場合は年間でも日祝と年末年始しか閉園してはいけない仕組みなっており、お盆はすべて開園、年末年始は市区町村によりますが遅いところだと12月31日~1月3日までの4日間というところもあります。

休暇はなかなか希望通りにいかないことも多いですね。

保育士の休暇制度と有給について

保育士も普通の会社と同じで、有給はもちろん産前産後休暇などいろいろと取り揃えられているのは正直なところです。

しかし現実的には非常にとりずらいということはいえますね。

産休は、産前は6週間、産後は8週間の休暇のことです。

育休は産後休暇が明けてから子どもが満1歳の誕生日を迎える前日までの休暇のことを指します。

保育業界では退職をするケースが多い産休

これは法律でしっかり定められていることなので、保育士であろうと必ず取得できますが現実的に迷惑になることが多い職場なので保育業界では退職をする方がほとんどという印象になります。

先日保育士の人の出産をする順番があったのに先に妊娠をしてしまったため旦那さんと園長に対して謝罪をしにいったというニュースがありました。

さすがに妊娠はご縁のものなのですが、先に妊娠をしてしまったために「怒られる」というケースもあるほど保育士不足は深刻なのかもしれません。

また、復帰をしたくても子どもが待機児童問題で預けられないというケースも多いため産休のまま復職できず退職をする方もいます。

このような理由から保育士という仕事を離職している方が多いのが現実となっていますね。

有給も取れない現実

有給に関しては保育園によりますね。

フリーの先生はパートの先生を多く抱えている保育園の場合は比較的有給が取りやすいといえますが、余剰の人員がいない保育園になると人材はいないということになります。

そのため、どうしても有休を取りたい日がある場合には主任に相談をして、シフトを調整してもらうことでなんとかなるケースもあります。

認可の基準を守らなければならない

しかし、保育施設を経営する際に、国から認可されている施設であれば保育士の配置基準が決まっています。

年齢に応じて、先生1人あたりの子どもの人数が決められていて、配置人数を下回ると子どもを預かることができないという仕組みがあるのですが、最近は保育士不足のため採用もままならないことも多く休みたくでも休めない状況になっている場合は多いです。

中には、余剰人員などは配置えず保育士の人数もぎりぎりで運営をしていることから人が足りていない職場であれば休暇を取ることが許されない状況になってしまう場合もあるのが正直なところです。

また、運動会や発表会、音楽会、作品展、クリスマス会などのイベント時には非常に忙しく有給休暇の取得を希望しにくい雰囲気や状況になりますので、よっぽどの事情でない限り認められないことが多いです。

体調不良でも休めない

私も保育士として有休を使ったのは、冠婚葬祭と体調不良でいけなかったときくらいですが体調不良でも休めないこともありました。

熱が39℃でも取りあえずはマスクをして勤務をすることは当たり前でしたし、今だから言えることですがインフルエンザになってもゆっくりと休んでいられないので「インフルエンザではなかった」と伝え勤務をしたこともあります。

自分が休むということは、同僚に何らかの迷惑がかかるということになりますのでなかなか休みずらい、そして有給も取りずらいという印象になります。

これは保育園の雰囲気や中味での考え方となるのですが現実的にはかなり難しいというのが正直なところとなっています。

公立保育士の勤務時間と休暇

ここまでは私立の保育園の状況をお伝えしましたが、公立の保育士の待遇についても書いていきましょう。。

公立の放生氏とは公務員の保育士のことですが民間(私立の保育士)と比較をした場合に優遇をされているという印象を持ちますね。

公立保育士も勤務をする市区町村によりますが、基本は9:00~17:00で休憩はきちんと取れます。

早朝は私立と同じようになっていますが、朝の7:00~15:00もしくは16:00も場合もあり時間外手当がついています。

もちろん夜は10:00~19:00ですが、公立の場合は余剰の人員も多くパートもたくさん雇っているので早く来たりする必要もないですし、残業をすることもないですが持ち帰りは私立同様あります。

公立の保育士は市役所職員と同じ扱い

公立の場合は市役所と同じ扱いとなりますので、選挙時期の日曜日や選挙投票日は、強制ではないですが投票所お手伝いをする場合があります。

有給も余剰の人員がいますので取りやすいですし、今でも生理休暇など理解できないような休みも多いです。

私が効率の臨時職員の時は3歳と4歳の幼児の担任はアルバイトにすべてクラスを預けて7月末~8月末まで1日も出勤をしないということもありました。

私立と比較をするとどれだけ優遇をされているのかがわかると思いますね。

土曜日もは月に1回程度でもちろん振替休日が翌週の平日に適用されます。給与面でも休みの面でも私立と比較をすると公立は恵まれており、

優遇されていますので一生保育士をがんばっていきたいと思うならば公務員を目指すほうが賢い選択だと私は思いますね。

幼稚園の先生の勤務時間と休暇

幼稚園の先生は勤務時間が朝よりのシフトになることが多いです。

バスに乗る場合も多く、朝の7:00~16:00もしくは8:00~17:00という勤務時間が普通となっていますね。

最近は幼稚園でも延長保育を導入している方が多いため、延長保育をするために9:00~18:00までの勤務をする先生もいます。

幼稚園の考え方によりますが、幼稚園は子どもが保育園のように長い時間はいないため全体的に先生の勤務時間は短めとなっているようですね。

しかし、子どもが帰ってからも仕事はすべてやらなければならず家に帰っても持ち帰りの仕事や土日もやらなけれなばならないことも多く、行事前は夜中まで残っている先生も多いとのことです。

ただし、休暇は恵まれており行事がない限りは土日はほぼ休みですし、夏休みは交代で勤務となるため、各先生8月は1週間程度のしか勤務をしない場合もあるとのことです。

その時期に有休をとる先生が多いですが、保育園同様で余剰の人員を採用している幼稚園は少ないことから通常の保育をしている時はなかなか休めないという現実もあります。

保育士の労働と休暇についてのまとめ

正直、保育士は公務員ならば別ですが民間である私立の保育園へ勤務をした場合には劣悪な状態な保育園も多く日常からサービス残業や持ち帰りの仕事も当たり前。

また、シフト制で毎日変動した時間での出勤となり体を壊してしまうこともありますね。

休暇はとれても有給はなかなか取れないですし・・・

もっと保育士の待遇や労働面で優遇をされれば働きたいと思う人や復帰をしたい人が増えると思うのですがまだまだ難しい問題ですね。

転職をする際にはチェックをしよう

保育士の労働時間や休暇に関してはいろいろとありますが保育園によってかなり異なるというのが正直なところです。

すごく休みが取れる保育園もあれば、なかなか休めない。

そんな風な不思議な業界となっていますので気を付けましょう。

転職をする際にはそんな風な条件面や労働環境が良い場所を選択することが大事です。

求人サイトだけではわからないため、転職エージェントなどを利用してその保育園の労働環境について下調べをしてから面接を受けるほうが良いかもしれないですね。

 

Twitter で保育士ライフをフォローしよう!

 
スポンサードリンク
 
   

taka代表

投稿者プロフィール

元保育士でこのサイトの運営をしているtakaです。

1981年生まれの37歳で関西に住んでおり、妻と娘2人の4人家族です。

認可保育園で現場を8年保育士をして、その後は認可外保育園の立ち上げや集客、営業、組織作りなどをやってきています。

経歴は保育園での主任、副園長、幼児教室でのエリアマネージャー、インターナショナルクールの園長などを現場から管理職まで歴任してきている異色な経歴だとよくいわれます。

今は保育の業界からWEBの世界まで知識をもっていますので、保育コンサル、保育組織改善、子育て相談など子供関係の仕事とWEB関係でホームぺージ作成などの幅広し仕事をやっています。

ちなみにNLPのマスタープラクティショナーを所持していますので心理学もしっています。

https://banbi-no.com

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

運営者情報

「保育士ライフ」へお越しいただきありがとうございます。私、運営者のtakaと申します。

現在36歳で関西に住んでおり、小学生の娘も2人いるお父さんです!毎日一緒に夕ご飯を食べる生活を実践中!

元男性保育士で認可保育園で働いた経験に加えて、認可外保育園の立ち上げ、集客、営業などもしてきた異色の保育士です。

この保育士ライフでは保育士や子育て、育児など、「子供」にまつわるいろいろな情報を紹介しています。

保育士の仕事って大変だけど特殊な世界なので世の中にもっと伝えたいことから始まったサイトです。

他にも悩みの多い子育てに役立つ情報、関西のおでかけスポットなどいろいろな情報を発信中!

詳しい経歴はこちら

自己紹介

コンサル依頼、講演依頼、広告掲載依頼など気になることのお問い合わせはこちら

お問い合わせ

保育士ライフのTwitter

ページ上部へ戻る