保育園の避難訓練の記録の書き方と計画書【火災・地震・不審者の対応】

保育園の避難訓練の記録の書き方と計画書【火災・地震・不審者の対応】
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保育園の避難訓練。

これは、命を守るために必ずしているものですね。

しかし、どんな理由や想定があって、どんな避難訓練を実施すべきなのか迷うものです。

この記事では保育園の避難訓練について書いていきましょう。



保育園の避難訓練の計画書とは?なぜ保育園ですべきなの?

保育園の避難訓練の計画書とは?なぜ保育園ですべきなの?

保育園では避難訓練を実施しています。

理由は、子供の命を安全に守るために行われているんですよね。

そんな目的やねらい、計画書の作り方を書いていきましょう。

避難訓練の目的とねらいとは?【子供への話し方】

避難訓練の目的は主に2つあります。

「子供が逃げる練習をする」「保育士の連携や避難させるまでの流れの確認」です。

子供はもちろんですが、赤ちゃんになると保育士の動きも大事になります。

また、色々なことを想定して訓練をして、万が一の時に備えているのです。

保育園で避難訓練をする理由とは?頻度はどれくらい?【毎月が義務】

保育園で避難訓練をする理由は「命を守る」ためです。

自然災害はいつ起こるかわかりません。

そのため、万が一の時に備えて避難訓練を実施しているのです。

ちなみに、避難訓練は保育園で毎月行うことが義務とされていますので、毎月必ず行っていますね。

避難訓練の計画書の作り方【想定をして作成をする】

避難訓練を行う際に計画書の作成が求められます。

認可でも認可外でも求められるものですが、その際に大事なことは「計画書」です。

様々な自然災害を想定して作る必要がありますので、次に年間の避難計画書の例を書いていきます。

1年間を通して予定を立てる【参考を紹介】

避難訓練の内容避難訓練の想定
4月地震震度4程度の地震がくるので、机などの下に隠れる。
5月火災給食室から出火。安全な場所まで逃げる。
6月地震震度6程度の地震を想定。地震が落ち着いたら安全な場所へ逃げる。
7月川の氾濫近隣の川が大雨により氾濫。近くの高いビルへ逃げる
8月火災近隣住宅より出火。安全な場所まで逃げる
9月台風大型の台風が接近し危険な時の対応を考える訓練。
10月不審者不審者が保育園へ来訪。職員全員に危険があることを伝えて子供の命を守る。
11月消防訓練消防署に来ていただき、火災の訓練を実施。
12月津波津波を想定し、高い場所へ逃げる。
1月地震+火災震度4程度の地震が発生。その後、近隣の住宅より火災発生のため逃げる練習。
2月地震+津波震度6程度の地震が発生。その後に津波が発生したため高い場所へ逃げる訓練。
3月地震+火災+津波地震が発生し火災も発生。そのご10分後に津波が来る可能性があるため高い場所へ逃げる。

こんな風に計画をたてて行っていくことは大事ですね。

また、年度末へ向けて内容をより難しく想定をして実施をしましょう。

保育士は消防署の訓練も受けて身に着けよう【AED・消火】

また、保育士は消防署に依頼をして訓練を受けるようにしましょう。

例えば、AEDの使い方や消火訓練など保育士がしっておくべきことはたくさんあります。

その訓練を受けて身に着けておきたいですね。

保育園の避難訓練の記録の書き方5つのポイント【報告書に何を残す?】

保育園の避難訓練の記録の書き方5つのポイント【報告書に何を残す?】

保育園で避難訓練を実施したら、次は記録の書き方が大事です。

書式は特に決まっていませんが、残しておくべき5つのポイントがあります。

そこを書いていきましょう。

1.どのような想定で避難訓練をしたのか?

2.実施をした時間と非難にかかった時間

3.想定をした結果どうだったのか?

4.次に残った課題とは?活かす反省をしよう

5.子どもと保育士の動きがどうだったのか?

1.どのような想定で避難訓練をしたのか?【放送で伝えよう】

どのような想定で避難訓練をしたのか?

これってすごく大事で、目的をもっているからこそできることですね。

子供と職員には放送で伝え、安全に逃げられるように対処をしましょう。

2.実施をした時間と避難にかかった時間【園児を安全に】

実施をした時間を記載。

そして、避難にかかった時間も書くようにしてください。

避難訓練で大事なのは時間です。

どれだけ早く逃げられるかがポイントとなりますので、時間はきちんとはかりましょう。

また、行う時間もランダムに保育士には言わないで実施するほうが良いですね。

3.想定をした結果どうだったのか?

想定をした結果どうだったのか?も大事です。

避難訓練をする際に色々な想定をすることになります。

それについて、考察をして次の避難訓練にどのように活用をすべきかを見直してみてください。

4.次に残った課題とは?活かす反省をしよう

次に残った課題も検討しましょう。

避難訓練をした結果、各クラスどうだったのかがポイントになります。

反省がないということはありませんので、必ず確認をして次に活かしましょう。

5.子どもと保育士の動きがどうだったのか?【0歳児は重要】

避難訓練を実施することにより、子どもと保育士の動きはどうだったのでしょうか?

また、0歳児や1歳児など小さなクラスにヘルプは行けたのでしょうか?

子どもと保育士の動きについても確認をしておくことが大事ですね。

特に小さなクラスの子供達を守ることができたのかは重要です。

保育園の避難訓練の種類と防災の練習方法5パターン【マニュアルも作成すべき】

保育園で実施をする避難訓練。

これってどんなものがあるのでしょうか?

基本的な5つのパターンを紹介していきます。

火災避難訓練

火災避難訓練は定番の避難訓練ですね。

火を扱う場所なので、給食室や近隣の住宅などを想定することが多いです。

子供達は姿勢を低くして、口と鼻を手で覆う。

あせらずにゆっくり逃げるというのがやり方です。

逃げる時にさらに燃えないようにするため、室内の扉をしめて酸素が入らないようにしてくださいね。

地震避難訓練

地震は日本で一番おこる災害です。

地震が起こったら頭を隠して守る。

おさまったら安全な場所まで逃げるということを訓練します。

大きな地震も日本では起こりますので、しっかりと訓練をしておきたいですね。

不審者避難訓練

不審者は保育園へ来る怪しい人。

子供達を怖がらせることなく、安全に守ることが求められます。

保育園内では隠語(不審者のことを指す)言葉を決めておき、放送で流すようにしていますね。

津波や川の氾濫訓練

津波や川の氾濫も最近は訓練に入れている保育園が多いです。

なぜかというと、台風や大雨によって反乱をするところも多いため。

そのため、高い場所へ逃げるという訓練が必要なのです。

竜巻訓練

竜巻はそこまでやっている園は多くありません。

しかし、いつどこで起こるかわからないため念のためする園もあります。

いきなり突風が来たときに…あなたならばどうしますか?

保育園の避難訓練は緊張感を持つべき【子供の命を守るため】

保育園の避難訓練は緊張感を持つべき【子供の命を守るため】

保育園の避難訓練について書いてきました。

万が一のときのために、避難訓練を実施しています。

色々な想定をして、子供達の命を守ることが最優先ですので、保育士も日ごろからしっかりと意識しておきましょう。

特に、方法ややり方を間違えるだけで、命が危険にさらされてしまいますので、気を付けてくださいね。

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