保育園へ行きたくないという子供はとても多いです。
特に忙しいママからすると子供を預かってくれており非常にありがたいのですが、はやり子供が泣いたりすると困ってしまうのは正直なところ。
保育園へ行きたくない問題は朝に起こることが多く、ママたちも仕事に行かなければならない状況で「イヤだ行きたくない」とゴネたり、時には泣き叫んだりすることもあります。
この記事では保育園や幼稚園へ預けている子供なら誰もが通る「保育園へ行きたくない問題」について書いていきます。
目次
保育園に行きたくない子供の原因とは?6つ対処法を元保育士が解説
そもそも子供が保育園へ行きたくない理由はいろいろとあります。
私も保育士として仕事をしてきて、担任をしていると毎日誰か1人は保育園へ行きたくないと泣いてくるものです。
覚えている範囲でも本当に毎日誰かは保育園へ行きたくないと泣いていることがありましたが、その泣いたり、行きたくないというのには何らかの理由があり原因があるのでその理由について書いていきましょう。
もちろん子供によってもいろいろとありますので性格的な部分もあるかもしれませんね。
1.ママと一緒にいたい
保育園へ行きたくないとなく理由に1番はこの「ママと一緒にいたい」でしょう。
保育園は仕事をしているママやパパが預ける施設なので、正直ママたちも平日は仕事に追われ、育児に追われなかなか余裕のある生活はできていません。
休みの日はもちろん一緒にいるのですが、一緒にいることで甘えられる、家で遊べるなどの理由から子供もママと一緒にいたいと思っているでしょう。
特に小さな子供はママが一番に決まっていますので、「ママー」と泣く子供が多いですね。
2.家で遊んでいたい
ママと一緒にいて「家で遊んでいたい」という子供も本心でしょう。
子供も大人と一緒で家で遊ぶことが好きですし、仕事に行きたくないと思うことがありますがそれと一緒です。
つまり、大人の会社に行きたくないと同じで子供も保育園や幼稚園へ行きたくないと言ったりすることがあるのは当たり前のことだと思っておきましょう。
家が好きなのは当たり前のことです。
他にも新しいおもちゃを購入した、いつも遊んでいる大好きなおもちゃがある、好きなDVDが家にあるなど子供が家にいたい理由は様々です。
→ 愛情不足の子供の特徴とサイン14選!原因と対応策と大人になる影響
3.保育園で嫌なことがあった
保育園で嫌なことがあった翌日は保育園へ行きたくないということもあります。
これも大人と同じ。
仕事でミスをしてしまった翌日には「仕事に行きたくない」という気持ちになってしまうことがあるように大人と同じように子供自身も感じることがあります。
友達をケンカをした、ごはんに嫌いなおかずがでてきた、大好きなお友達が休みだったなどいろいろな理由がありますが、子供は敏感なもので嫌なことがあったというだけで「保育園へ行きたくない」となることがあります。
4.友達とケンカをした
幼児のクラスになると多いですが、友達とケンカをしたり意地悪をされたなどで保育園へ行きたくないとなることがあります。
特にケンカをしたり、イヤな思いをしたときには保育園へ行きたくないと口癖のようにいうことがあります。
5.先生に怒られた
元保育士だからわかることなのですが「先生に怒られた」という時は子供も「行きたくない」となることが多いです。
例えば前日悪いことをして叱られた、ご飯を残してしまい注意をされた、危険なことがあり怒られたなどいろいろあります。
子供のことを考えて先生も叱ったりしてくれているのですが、だいたい怒られたり叱られた翌日は子供は保育園へ行きたくないと言います。
6.体調が悪い
保育園へ行きたくないと言ったり、泣いたりするときに体調が悪いということもあります。
熱が出そう、悪寒がする、どこか傷むなど子供なりに体調の変化を感じており「保育園へ行きたくない」となる場合があります。
また、病み上がりで保育園を休んでいた場合にはママと一緒にいた喜びから言う場合もあります。
顔色や熱や発疹などチェックをしてあげましょう。
保育園へ行きたくない理由を聞くことが大事
子供が保育園へ行きたくない理由は様々です。
乳児の子供に多いのは「ママと一緒にいたい」「さみしい」などの理由になりますが、年少くらいの幼児の時期になると明確な理由がいろいろと出てきます。
そんなときにはたとえバタバタとしている朝でも「どうして行きたくないの?」「何かあった?」と聞いてあげましょう。
すると言葉が話せるくらいの時期にだと「友達とケンカをした」「ママと一緒にいたい」など理由を言ってくれますのでそれに対処をすればよいです。
子供の時期はまだまだ甘えたい時期なので口癖のように「保育園へ行きたくない」と言うこともありますがね。
保育園へ行きたくないときの対処法6選【幼稚園も対処は同じ】
保育園へ行きたくないと朝からいわれるとなかなか大変。
私も二人の娘を保育園へ預けてきました。
約7年ほど二人でお世話になりましたがたまに「今日は保育園イヤ」「行きたくない」と言ったり、車の中でずっと泣き続けて保育園に預けるということもありました。
でも、なんとか納得をしていかせなければ仕事にも行けませんので、対処法について書いていきましょう。
1.お迎えを早めにいくと伝える
保育園へ行きたくないとなった際に大事なことは子供自身の気持ちをしっかりと落ち着けることです。
そんなときの魔法の言葉が「お迎えに早く行くね」という言葉です。
私も使っていたこの方法ですが、保育園へ行きたくないという子供にはかなり効果がありますのでおすすめです。
早く行くねと伝えていつもよりも1分だけ、10秒だけでも早くいって「今日は早く来たよ」と伝えて思い切りハグをしてあげてください。
それだけでも子供の気持ちは落ち着きますし、その夜には寝る前に「明日も頑張って少し早くいくね」と伝えると良いでしょう。
2.帰ってからの楽しみを伝える
なかなか早くお迎えは難しいという場合には、家に帰ってからの楽しみを伝えましょう。
子供が喜びそうなものなら何でもよいです。
例えば、「お風呂に良い香りする粉いれようか」「ご飯一緒に作ろうか?」「好きな卵焼き作ろうね」「おもちゃで遊ぼう」などあなたの子供が喜びそうなことを伝えてあげましょう。
このように保育園から帰ると楽しみがあると思うと子供の気持ちも変わります。
ママがこんな風に伝えると子供は正直なもので「先生かえってからいいことあるねん」と子供が伝えにきてくれますので効果的です。
あとは必ず約束を守りましょう。
3.たくさん褒めてご機嫌にする
たくさん褒めるという方法もあります。
例えば男の子だと「今日の髪型かっこいいから先生に見せてあげて」「今日の笑顔最高!」など褒められてイヤな顔をする子供はいません。
朝から子供の何でもよいので褒めて気持ちを盛り上げて保育園へあずけましょう。
4.好きなヘアゴムをつける
女の子に使える方法ですが、好きなヘアゴムやハンドクリームを塗るなど女の子らしいアイテムを使ってみましょう。
好きな髪形にしてあげる、「今日もかわいい」と声をかけるなど子供の好きなことをして保育園へ送り出すと良いです。
たったこれだけのことなのですが、子供のテンションが上がるので意外と喜んでくれることも多いです。
5.一緒にがんばろうと励ます
ママもパパも仕事に行かなければなりません。
もちろん子供の保育園で頑張っているので「ママも仕事頑張ってくるから○○ちゃんも保育園がんばって」とお互い励ましあいましょう。
そうすることみんなで頑張っているという団結力が生まれますので子供にとってはうれしいものです。
6.「保育園へ行きたくない」が続くなら先生に相談
しかし、あまりにも保育園へ行きたくないが続く場合には保育園の先生に一度相談をするようにしてみましょう。
もしかすると保育園に何か原因があるかもしれません。
例えば最近嫌なことがあった、運動会の練習ができなくてイヤだ、先生がこわい、プールが苦手など子供にとって何らかの苦手なことやイヤなことがあるのかもしれません。
保育園が原因ならば先生も原因を探り出して対応をしてくれるでしょう。
保育園へ子供が行きたくないときのダメな2つの対処法!ママは注意
上記のように子供自身の気持ちを落ち着けて対応をするのが良いのですが、中にはダメな対処の方法があります。
ダメな方法を実践すると子供が慢性的に嫌がる、いつまでも繰り返しになるのでやめておきましょう。
特に以下の2点は避けておくべきですね。
お菓子やご褒美で保育園へ行かす
これが一番ダメな方法。
お菓子やご褒美でつるという方法です。
ついつい保育園へいきたくないという子供にやりがちなのですが、これをするとダメな理由は「行きたくないといえば買ってもらえる」「お菓子がほしいから泣こう」などの知恵がついてしまうためです。
そのため、結果的には悪い影響がでることになりますしいつまでもお菓子を買い続け、お菓子でつらなければ保育園へ行ってくれなくなりますのでやめておきましょう。
怒って連れていく
朝の忙しい時に「保育園行きたくない」とごねられると正直イライラしてしまう気持ちもわかります。
しかし、その時に怒るのはダメです。
結果的には余計の保育園へ行きたくなくなり「保育園=怒られる」という公式が成り立ってしまい悪循環を生みます。
朝から忙しい、大変という場合でも怒って連れていく、叱って連れて行くのはやめておきましょう。
保育園へ行きたくない理由と対処法【保育士編】
ここまでは保育園へ行くたくないと泣いたりする子供について書いてきましたが、保育士にも保育園へ行きたくないと悩んでいることがあります。
理由はいろいろとあるのですがそんな時の理由と対処法を書いていきます。
行きたくない?保育士の悩みが多い理由
子供は大好きで子供と毎日過ごすことができる仕事だから保育士になったという先生もいますが中には悩みを抱えて仕事に行きたくないという先生もいます。
・仕事に失敗をして上司に怒られた。
・保護者からクレームを言われて会いたくない。
・仕事が忙しくてしんどい。
こんな風な理由が主なものとなっており、保育士だけに限らず仕事に行きたくないと思っている人はいます。
しかし、それ以外にも心の底から行きたくないと感じることもあります。
・うつ病になりかけており人との付き合いがしんどい。
・いじめや陰湿な嫌がらせが横行しており本当に行きたくない。
・退職をしたいといっても辞めさせてもらえない。
危険なレベルで保育園へ行けない、行きたくないと感じることもありますのでこんな時は気をつけなければなりません。
→ 保育士の離職率が高い理由3選!人材確保と離職を防止する8つの方法
保育士が保育園へ行きたくない時の対処法
本当に危険な時は保育園へ無理をしていく必要はありません。
時にはずる休みをしてもよいので何よりも自分の心を整えることを大事にしましょう。
今は働き方改革により人の働き方にとてもシビアな時代になっていますので「パワハラ」「退職の不許可」などの場合は労働基準監督署は退職代行に依頼をすると良いです。
そのほかで何となくいきたくない、やる気が起こらないときには週末に楽しみを作ったり、ご褒美を作ったりして気持ちを盛り上げてください。
→ 保育士転職サイトランキング!おすすめ22社を徹底比較【口コミ評判】
保育園へ行きたくない原因と対処法のまとめ!子供に確認をしよう
保育園へ行きたくない問題はどの家庭でもあるものです。
朝から泣いていますが、保育園へ来るとほとんどの子供は何事もなかったかのように遊んでいますのであまり気にしなくても大丈夫。
おそらく少し甘えたいだけなのでママたちもイライラせずゆっくりと対処をしてあげてください。
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