保育園の園長の給料と年収はいくら?仕事内容と園長になるには

保育園の園長先生の役割

保育園の園長先生というと、その保育園の顔となる人物になります。

そんな園長先生ですが、実際にはどんな経歴と持っており、どれくらいのお給料で年収はどれくらいもらっているのでしょうか?

私もいろいろな経験をもっていることから知り合いの方に「一度園長やってみない?」と声をかけられたこともあります。

もちろん私は園長という立場にはあまり向いていないため丁重にお断りをさせていただきましたが、その人いわく「園長になる人も人材不足」で保育士と同じ状態だそうです。

そんな園長先生についていろいろと書いていきます。

園長になるには資格が必要

園長という名称は幼稚園や認定こども園では正式な名称となりますが、保育園では園長ではなく「施設長」というのが正式名称になります。

もちろん誰でも保育園の園長になれるわけではなく一定の条件を満たしていることが必要となりますね。

保育所の場合公立では、

「児童福祉事業に2年以上従事をしたかそれと同等の能力がある者」と定められており、

民間(私立)の保育園の場合は

「健全な児童福祉事業に熱意があり、施設を適切に運営できる者」と定められています。

これに以下の4つのいずれかの要件を満たしていて、はじめて保育園の園長になることが可能となります。

・保育士を保有しており、認可保育園において常勤保育士として10年以上実務経験を有するもの。

・児童福祉事業に2年以上従事し、施設長認定資格講習会を受講して認定をされたもの。

・社会福祉主事の資格を有し、かつ、児童福祉事業に2年以上従事した経験を有するもの

(就任2年以内に施設長認定資格講習会を受講)

・上記の3つ準ずるものとして知事が適当と認めたもの。

幼稚園や認定子ども園の場合、統一をされた要件はありませんが一般的にリーダーシップのある人材が抜擢をされます。

公立幼稚園では管理職試験に合格をすることが必要となります。

一族経営の場合、一族の中の代表者がその職に就くことが多くありますね。

最近は待機児童の問題もあることから、保育園の園長求人も多くでています。

もし、保育園で園長をしてみたいという方は上記の条件をみたさなければなりませんが、園長になれるチャンスがありますので求人を見つけて応募をしてみましょう。

保育園の園長の仕事

園長は組織の代表です。

そのため、その保育園や幼稚園の社長という意味になりますね。

保育所保育指針では「責務」という言葉で、園長の「責任」と「義務」が示されています。

園長は全職員から信頼をされ、リーダーシップを発揮していくことが求められるため、確かな人間性と倫理観をもつことが求められます。

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また、保護者のことはもちろんのこと、近隣の住民や地域の小学校や施設、児童相談所などのネットワークを構築していくこともとても重要となります。

加えて、子育て支援の一環として園庭開放や子育ての相談の応じるなど地域の子育ての家庭に寄り添える力も大事となりますね。

保育園の園長の仕事は多岐にわたるので、いろんなところへアンテナをはって目を配らせる先生でなければ難しい場合も多いです。

特にマネジメント能力は不可欠でコミュニケーション能力が高くなければできません。

もちろん、お給料などの財務面でも決定権ではすべて園長先生にありますので人事、社長、経理など多岐にわたる業務を行いながら保護者対応、地域の対応や挨拶周りなどを求められる仕事といえます。

保育園の園長は嫌い

これ、いろんな保育園の保育士さんが口にする一言といえます。

その理由は、保育園の園長は基本的に相談相手もいないですし、保育に関してはベテランの先生が非常に多くなります。

そのため、保育士を指導したり時には叱ったりすることで職員全員を立派な保育士に育て上げることも大事な業務の1つとなってきますね。

そのため、時には言いたくなくても相手に言わなければならないこともありますし、注意をしたりしていく大事な仕事です。

良い園長と悪い園長

私も今までにいろいろな園長先生がいるのですが、実際には保育士に厳しく言える、そして意見を言える園長先生のことは職員が嫌いと言いながらも最後には相談をしたり、頼ったりしていました。

しかし、変に職員と仲良くなろうとしたりフラットな関係を作り出すと大概の場合は失敗をしており信頼もリーダーシップも取れないダメ園長になるケースが多くなります。

好かれる園長になるか?

もしくは好かれない園長になるかは普段からの仕事の態度や職員への対応によって大きく異なってくるといえますが、園長先生は基本的には嫌われても良いので保育園が良くなるような立場になっておくことが重要になってきますね。

言葉には気を付けよう

しかし、言葉や伝え方など言い方には気を付けましょう。

最近は保育士不足の影響で園長は誰よりも弱い立場になることが多いです。

昔は厳しかった園長も最近はパワハラと言われたり、保育士はたくさんの求人がいつでもあることから退職をされることになるケースもあります。

年度途中で退職をするということは最もリスクがあるのですが、それでも保育士からすると別の保育園でもすぐに就職ができるという考えをもっています。

最近の園長先生の仕事は「長く勤務をしてもらえること」「保育の質を上げていくこと」というように反することを言わなければならないので気苦労も多くなっていますね。

悪い園長の例

私も転職経験もあることから今までにいろいろな保育園の園長先生にあってきました。

その中でも良い園長には「ついていこう」という気持ちになれたのですが、悪い園長には「不安」や「ついていこうとは思えない」という場合もありましたので悪い保育園の園長について書いていきましょう。

保育を知らない

まずダメな保育園の園長としては「保育を知らない」先生です。

保育園の園長になるにはある程度の技術や経験も必要なのですが、一族で保育園を経営している場合には経験がなくてもあったように資料を用意することになります。

すると、保育園とは?保育とは?ということを全く知らない人はその保育園のトップになる場合もありますので注意をしましょう。

たぶん、現場の保育士からは信頼も得られない園長になってしまいますし退職者の多い保育園となっている場合があるでしょう。

自己中心的

園長の中には自分のやりたいように、やりたいことをという考えの人もいます。

保育園とは主役が「子供」のはずなのですが、経営をする側になるとそんなことはどうでもよく最終的には自分の利益のための保育園の経営をしたり、指示を出したりします。

経営者なのでもちろん自由にやればよいのですが、その自己中心的な考えが時には反感を買うことになりますので「人材あっての保育園」という気持ちが欠如しているのでしょう。

責任を取らない

園長なのに謝罪をしたり、責任を取ったりすることができず結局いつも主任が謝罪をしているなんてこともあります。

しかし、園長先生の一番の大仕事といえば謝罪をすること。

つまり職員や子供に対して責任を持っており謝罪をすることとなりますが、園長の中にはそんな基本的なことも理解していない園長もいることは事実です。

信頼されている園長は良い園長

ここで書いた悪い園長ではなく、みんなから信頼をされており決断ができる人。

また、子供ために「良い保育を提供したい」という思いは強く保育士さんを引っ張っていく求心力がある人の場合は職員もついていこうと思えますね。

私も娘が通っていた園長先生は忙しくても毎朝子供たちと元気に園庭で遊ぶような人でしたが、保護者からも人気がありました。

園長としての業務を全うする「志」をもっておくことがとても重要だと思いますので園長としては人と引っ張っていく魅力を持つことがとても大事なのかもしれないですね。

普通の保育士が園長になれるのか?

園長の仕事についてを書いてきましたが、ふとした疑問があります。

それは、普通の保育士は園長先生を目指せるのかということです。

たぶん、保育士をしてキャリアを積んできた先生になると園長先生という立場になりたいという気持ちも出てくることになりますが、実際に園長先生に簡単になれるでしょうか?

募集要項をチェック

これについては上記で紹介をした条件を満たしていることはもちろんなのですが、それ以外にも園長先生の採用に関する募集要項についてしっかりと見なければなりません。

それに合致をしていれば普通の保育士でも園長先生になることは可能なのですが、そうでない場合には採用試験すら受けられないことになります。

最近は新設の保育園も多いことから新規で園長先生の応募があるケースも多くなっていますね。

主な募集要項は以下のような感じです。

・園長としての勤務経験があること

・保育士歴○年以上

・保育士資格を持っていること

・そのほか、保育にかかわる資格など

この4つの内のいずれかの場合もありますし、中にはすべての条件を満たしてることが条件になる場合もあります。

特に園長としての経験を持っている人の採用というのはなかなか敷居も高く応募すらないということになりかねませんので最低でも保育士経験と、主任を5年以上経験してきているという条件は必要になるかもしれません。

もし、今の保育園の園長先生に聞けるのならば「保育士経験」「経歴や実績」などを聞いてみると園長先生になるための基準もわかってくることになりますので聞いてみましょう。

家族経営の保育園には注意

あなたがいくら経験があっても、良い保育士であったとしても保育園の園長先生になれないことがあります。

それは、その保育園が家族経営になっている場合です。

例えば、娘さんがすでに保育園内で働いている、息子が事務長として保育園に入ってきたという場合には間違いなく園長先生になるのいはその娘もしくは息子になります。

中には主任すら家族経営としている場合もありますので、その保育園内で園長先生になれるのかを見極める必要がありますね。

家族経営の保育園の場合は基本的に園長や主任への雇用はありえませんので、どうしても園長先生になりたいのならば外部の園長先生の募集を探してみましょう。

特にオープニングの保育園の場合にはほとんどの確率をして園長先生の募集がでます。

それを狙ってみてもよいですし、保育士転職サイトに登録をして園長募集の求人を探してとお願いをしてみるという方法もありだと思います。

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もちろん職員を引っ張っていく求心力やマネジメント、運営や管理能力など必要となる力はいろいろとありますがきっとやりがいはありますし面白い仕事だとおもいますので上を目指している方はぜひ探してみてください。

特に男性保育士は担任などではそのまま安月給のままで一生がおわってしまいます。

そうならないためにも将来園長になれる可能性のある保育園に就職をするなど上を目指していきましょう。

保育園の園長の給与と年収

そんな責任も大きいけれどもやりがいのある園長という仕事ですが、実際に仕事をした場合のお給料や年収について書いていきましょう。

園長といっても実はいろいろな種類がおり、雇われ園長と言われるのはオーナーや法人の理事が別にいる状態で保育園の園長をしている先生もいれば、法人の理事長兼園長みたいな形もいます。

実や雇われか?自分の法人なのかでお給料も差も大きいですね。

私立保育園の園長先生の給与

私立で認可保育園の園長先生になると、平均は約525万円程度です。

地方公務員の平均年収と同じ水準の年収ですが、雇われの園長先生だともっと低くなり約400万円程度になることもあります。

また、補助金などの優遇制度がない認可外保育園の園長先生の場合は350~400万円程度で経営状況や採用をされている会社の規模によってもう少し年収は低くなるようです。

公立保育園の園長先生の給与

公立の保育園の園長先生はどうでしょうか。

公立の保育園の園長先生の年収は大体平均で約700万円程度です。

公立保育園の職員は公務員になりますので、園長先生として勤務される人が多い50代以上の方の年収がこのくらいの水準です。

また私立・公立いずれの保育園の園長の年収も平均額でなのですが、私立保育園で人気のある園や勤続年数が長い人などは、年収1,000万円ほどもらっている園長先生もいらっしゃるようです。

この1,000万円クラスとなると法人のトップも兼務をしている人が多く、園長の他にも例えば隣に老人ホームを持っているなど多岐にわたる事業を手掛けているために給与も高いといえます。

雇われの園長先生の給与は低い現実

しかし、世の中男園長先生と呼ばれる人の半数は雇われ園長でサラリーマンと同じ扱いなので園長としての実績や保育をしている人数によって大きく変化をするといわれていますね。

ちなみに幼稚園の場合、私立の幼稚園の園長先生の年収は約500~600万円程度です。

幼稚園の場合も保育園と同じように、富裕層や有名人が通う人気のある私立幼稚園だと1000万円ほどの年収があるようです。

公立の幼稚園で、保育園よりも少しさがって平均約600万円程度となっていますね。

園長先生の年収や給与をみてもそこまで大きな金額になっているとはいえないですし、雇われは一番責任も思いが、実績が悪いと解雇をされる場合もあるようです。

園長先生のお給料は350万~多い人は1,000万円となっており幅広い水準と相場になっているといえますね。

園長の求人情報などをみると月額25万円程度のものの多いので雇われ園長の可能性もありますが、比較的高めの水準となっていますので気になる方はぜひやってみてください。

ただし、責任もとても思い仕事となることは間違いありませんので覚悟をしましょう。

保育園の園長のまとめ

保育園の園長先生というのはその保育園の顔ともいえる存在になります。

もちろん子どもからも尊敬されるような人物で保育士からの熱い信頼のある人が最も好まれると思いますし保育に対してアツい思いを持っている人がとても良いと思います。

やりがいもある仕事となっていますが、その反面もちろん責任も重いのは正直なところ。

でも、人生に一度あるかないかの保育園の長という仕事はきっと楽しいはずですよ。

しかしお金の面でも大事なことだとおもいますし、責任も重いのでもし今後保育園の園長先生になりたいという人は給与や雇用形態なども良くみてから就職へ応募をするようにしましょう。

園長は苦労も多い仕事

ただし、甘い気持ちで続くよううな仕事ではなく責任も重たいですし重圧も多い仕事となっています。

その理由はいろいろとあるのですが、いろいろは園長生成に話を聞いてみると感じることが「保育士不足は深刻」という話です。

結局保育士を採用したいけれどもそもそも良い人材がこないことから「面接に来た人を採用せざる負えない」という状態になってしまうことも多いみたいですね。

また、少し怒ったり、キツイ言い方をすると若い保育士さんはすぐに辞めてしまうため言い方にも細心の注意を払うことになりますし、もし保育士を確保できないとなった場合には保育園の運営すら立ち行かなくなります。

実際に保育園の定員に対して保育士が足りないために定員を下げざる負えないというケースもあります。

そのため「良い保育を提供したい」と思ってもうまくできず、「給料を上げてくれ」と保育士からは言われたり、経営者からはいろいろと言われたり、保育園の中で責任も重たいですが重圧も多く板挟みでしんどい中間管理職のような仕事というイメージになりますね。

そのため、ストレスの多い仕事となりますのでしっかりと発散をしてバランスととりましょう。

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園長の悩みは採用と新人教育

ここ最近の園長先生の悩みといえば採用活動と新人教育になります。

採用はどうしても保育士が不足をしている状態のためなかなか新たな採用ができていない状況というのが正直なところです。

また、離職者がどうしてもでてくるのでそのために追加で採用しなければなりません。

もちろんすべて新人というわけにはいかないため経験者を採用することになるのですが、求人をかけても応募がないというのが正直な現状となります。

新人教育は難しい

もう一つが新人教育です。

今学校を卒業している多くの年代がゆとり世代と言われている世代で園長先生の年代とギャップも生まれてしまいます。

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そのため、昔のような教育では行かずすぐに退職をしてしまう傾向にあるためなかなか先生が育たないという現状もあります。

例えば、昔ならば先輩の先生を「見て覚えなさい」と言われて当たり前、残業をしていようが「できていないのは自分のせい」という感じだったのですが、そんな根性論ではうまくいかず「合わない」「辛い」と言われてすぐに退職をしてしまいます。

結果として人材を失うことになるため先ほど書いたように採用をしなければならない状況に陥るので辛いですね。

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園長先生というのは華やかに見えますが、このような悩みもありますし経営をしていくために補助金の申請などあらゆることをしなければならない仕事です。

その分どこの保育園にも1人しかいない貴重な人材なので、保育園の顔としてのやりがいがある仕事だといえますね。

 

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  1. 2018年 4月 19日

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