保育士不足の対策とは?足りない原因と理由と問題点【解決策を提案】

保育士不足の対策や足りない理由がわかりますか?

ここ数年は保育士の不足が加速化しており、中には保育士が足りないために開園ができない、定員まで子供を受け入れられないという問題があります。

なぜこのようなことが起こっているのかというと、保育士という仕事に魅力を感じない、保育士の仕事を退職してしまうとい現状があり、保育士資格をもっているけれど保育士の仕事をしていない人がたくさんいるからです。

この記事では問題となっている保育士不足について書いています。

記事を読み終えることで保育士不足の問題点や課題、原因についてわかります。

※保育士として、採用側として深刻な保育士不足の経験を含めて書いています。



保育士不足の対策とは?足りない原因と理由と問題点【解決策を提案】

保育士が不足しているなんて言われていますが、実際にはどれくらい足りないのでしょうか?

足りないといわれていますが、表からみるとそこまで困っているようには感じません。

これについてデータでみると分かりやすいので、紹介をしていきましょう。

厚生労働省が平成26年に発表したデータを見て見うると、平成29年の時点で必要な国内の保育士の数は約46万人といわれています。

しかし、実際に保育士をして仕事をしていいる人は約39万人といわれており、約7万人が足りていない計算です。

これは年間の数で保育園は年々増加をしていますが、保育士は新卒で増えている分経験者が退職をして保育の現場から離れているのでいたちごっこの状態となっています。

保育士不足は地域差がある!90%が足りない現実

この保育士不足ですが、特に首都圏は深刻な状態となっています。

保育士が足りている都道府県は約10%程度。

つまり1割しか足りておらずあとの90%の都道府県では有効求人倍率が1倍を超えています。

有効求人倍率が1倍というのは保育士一人当たりに1つは必ず求人があるということです。

これが年々増加をしており、2017年のデータで全国平均の有効求人倍率は約2.97倍と一人の保育士に3つの保育園があるというものです。

ちなみに一番有効求人倍率が多いのは東京都で約6倍、大阪で4.4倍、埼玉で4.36倍といかに保育士が足りていないかがわかります。

実は過去に保育士不足を加速するデータがありました。

それは、2015年11月には千代田区飯田橋のハローワークで有効求人倍率66倍という数字が発表をされたことです。

新規保育園を作り、既存の保育園も募集をかけたためこのような倍率になったのです。

保育園で働かない保育士が多い現状【不足や足りない原因】

保育士が足りない理由は主に2つあります。

1つは保育士になってから退職をするケースです。

これは下に保育士不足に原因が離職する理由だという記事を書いていますのでそちらを参考にしていただければと思います。

もう1つの原因が「保育士にならない保育士資格保持者が多いこと」です。

実は保育士の養成学校を卒業しても保育園へ勤務をせず、一般企業へ就職したり、保育園ではない施設で働いています。

また、保育士になって保育園で働いたとして5年以内に退職をしてしまう約半数となっているため結果的には保育士はどんどん足りなくなっています。

離職と保育士になっても働かない保育士資格保持者がいるにも関わらず保育園は新規でどんどんと増えているため保育士不足が必然ですよね。

潜在保育士も原因?資格保持者が働かない現実

この保育士資格を持っているけれども保育士として働かない人を「潜在保育士」と呼びます。

実は保育士資格保持者が仕事をすれば保育士不足にはならないのですが、先ほど書いたように保育士資格を持っていても保育士として仕事をしない、保育園を辞めてしまう人が多いです。

保育士資格保持者は全国に約120万人いますが、実際に保育士として仕事をしている人や約40万人

つまりあとの80万人のうちの10%でも確保できれば足りないと言われている7万人と埋められる計算となります。

保育士の復帰や確保のために

(参考:厚生労働省「保育人材確保のための『魅力ある職場づくり』に向けて」)

(参考:保育士等確保対策検討会「保育士等に関する関係資料」)

保育士確保の神戸市の取り組み

保育士が不足をしているため市区町村では保育士確保のために動いている現状があります。

例えば、神戸市の待機児童は年々増加をしている現状があるため保育所定員を1200人増加し、保育士も200人確保する必要が出てきました。

そのため2019年の1月の時点で有効求人倍率は3.49倍まで増加をしましたが待っていても保育士は来てはくれません。

そこで神戸市は用意をした施策は、

新卒保育士に7年間で最大160万円を支給し、5年間は月額8万2千円を上限に家賃も補助するなどの施策を開始。

(一部引用:産経新聞「保育士不足深刻、求人倍率3・49倍 神戸市待機児童減」)

他にも業務負担軽減のためにICTを導入したりして働きやすい環境作りに力をいれて保育士不足を解消しようとする市区町村もたくさんあります。

→ 保育園のICT化で効率化が進むのはなぜ?補助金の制度と現場の声

保育士不足の原因は辞める理由が問題?3つの退職をしって対策しよう

保育士不足が加速する理由にはいろいろとありますがその1つの原因として考えられているのは「離職理由」です。

保育士になって保育園で働いても勤続年数は短く、すぐに退職をしてしまう人も多いです。

退職をした結果そのまま保育士にならずに他の仕事に復帰をしてしまう現状もあり最終的には保育士が足りないという問題も起こっていますので保育士不足の原因の1つである「離職理由」について書いていきます。

1.保育士の給料が低い

保育士の退職理由として一番にいわれるのがこの「お給料」です。

保育士の給料は平均年収300万円を言われており、月収で計算をしてみると約20万円程度。

全産業の中で計算をしたとしてもかなり低い水準となっています。

給料は低い割には仕事の責任は重く子供の命を預かる仕事となっているためどうしても負担も多い現状がありますね。

保育士の月収の目安は?

月収にすると月に20万円を手取りでもらっている保育士は少なく平均としては手取りで約15~18万円くらいが最も多いです。

主任くらいでも20万円で園長でも雇われの場合は手取りで25万円もないでしょう。

園長といえば保育園の顔であり、ある意味社長でもあるのですがそんな人でも大してお金をもらえていない現実があります。

昇給も年間にして約2000円~3000円くらいとかなりの低水準となっていることから子供の命を預かる仕事にしては対価があまりにも低いことから退職をする先生は非常に多いです。

公立の保育士は別で私立の保育士の平均給料はこのようにかなり低いです。

2.人間関係が辛い保育士の現実

次にあげられるのは保育士の人間関係です。

保育園という業界はどうしても人と人のつながりが基本となる業界となっており、「子供」「保護者」「先生同士」など多くの人と関係を築いていかなければなりません。

実は私もいじめのようなことにあい、うつ病になりかた経験もあるほど陰湿ないじめを行う保育園があります。

本来保育士は子供を見なければならない仕事なのですが、それ以上に職員や園長との人間関係も最も気を使わなければならず問題を起こさないようにしなければなりません。

中にはうつ病に見たいになったり、保育園になじめないといことから退職をしてしまうケースもあります。

保育士の退職理由のトップは給料と思われがちですが、実は人間関係が最も多いです。

3.労働l環境が過酷!サービス残業や持ち帰りは当たり前

もう一つの保育士の仕事の問題点は仕事は過酷さです。

保育園は開園時間の7:00~19:00まではすべて開園をしなければなりませんのでシフト制の出勤になります。

もちろん時間通りに勤務ができれば良いのですが、保育士という仕事はそれ以外にも休憩時間はない、サービス残業が当たり前、持ち帰っての仕事も常習化している現状があります。

また、保育園という閉鎖的な空間では先輩が帰るまで先に帰れない下の先生などがいますので変な風習などが根強く残っている保育園が多いです。

一人の保育士の仕事量が多すぎるため最終的には体を壊してしまう先生もいるほどです。

保育士不足の問題点は?足りない保育園の現状がひどい問題点4選

保育士の確保は必須の項目です。

それこそ保育園にとっては死活問題であり、保育士がいなければ子供を預かることができませんので補助金が増えません。

しかし、大きな建物をもっているため家賃や建物の構築費などはすべて返済に当てなければなりません。

中には開園できない、閉園をせざる負えないという現状もありますので、保育士不足が続くと保育園にどのような問題が起こるのかについて書いていきます。

1.保育の質が下がる

保育士は集まらないと保育というものはうまくいきせん。

保育園の運営というのはあくまでもチームワークが基本となり、いろいろな年齢の人がいるからこそ成り立つものです。

ベテランの先生がいれば、新人の先生がいたりすることでバランスがうまれ人材を育成して保育士としての質があがり最終的には先生としてがんばってくれるという流れになります。

しかし、そもそも保育士の募集をかけたとしてもなかなか集まらず年齢や性別なんて関係なくとりあえず保育士を持っていればよいという形で採用をするのでなかなか人が決まらないというのは正直なところ。

私も採用側として座ることは多いですが、結果的には本来ならば採用したくない人という人を取らざる負えない現状がありますので不本意になります。

結局人材は集まらないため保育の質よりも保育士に続けてもらうことが主な目的となるため注意をしなければなりません。

2.待機児童が減らない

そもそも受け入れ先の保育園が定員いっぱいまで受け入れができない場合、保育士が足りていない現状があります。

つまり、保育士が足りないため保育園の受け入れ人数はいつまでも増えず待機児童の解決にはいつまでも至らないというケースもあります。

待機児童という言葉もだいぶと浸透をしてきている状態ですが、保育園を作っても保育士は集まらないので保育園は定員まで受入できない。

採用をかけてもなかなか人がこない。

保育園が保育士不足の影響を受けており人が集まらないため、結局保育園へ入りたくても入れない人が多くなりいつまでたっても待機児童は減りません。

3.子供を預ける場所がなくママが就労できない

保育園が待機児童となっている人たちの子供を受け入れできない状態となっていることから働きたい親は預ける先がないということになりますので結果的には働きたいママも働けない現状があります。

つまり、結果的には待機児童の減少にならなため保育士はいつまで経っても減らないという状況に陥ってしまうためこまります。

保育士が不足をすると実は保育園や預けたいママに至るまで悪影響及ぼすことになります。

4.保育園の運営ができない

保育士が不足をすると保育園の運営はうまく立ち行かなくなります。

保育園の運営というのは預かっている子どもの人数に対して補助金をもらうことになります。

つまり定員いっぱいまで子どもを受け入れることができれば計画通り補助金ももらえますので運営もうまくいきます。

しかし、保育士が不足をしている状態になると定員まで受入ができない状態となってしまうことから補助金も満足に入ってこない。

すると保育園の運営はかなり厳しいものになります。

このように保育士が不足をすると子供を預けたい保護者、保育園のも影響を及ぼすこととなるため早急な保育士不足の改善が必要です。

→ 保育士の退職挨拶の伝え方のポイント!保護者と職員 子供への挨拶例文

保育士不足の対策と解決策する3つの方法を提案【足りないを打開する】

ここまで保育士不足について書いてきましたが、ご覧の通り保育士が不足するだけで多くの人に影響が出ることになります。

良い保育士さんほど良い求人に巡り合うようになっており、運営がぎりぎりの保育園は補助金がきちんともらえていないことから運営費がないため地域のぎりぎりの水準でしか採用をかけられないという悪循環に陥ります。

そこで元保育士として保育士不足を改善するためにはどうして行けばよいのかを実際に保育園で勤務をしてきた経験を踏まえて書いていきます。

保育士の給料アップ

まず保育士の給料をアップしなければなりません。

全産業と比較をしてもかなり低く8年働いても手取りで14万円と誰もが驚くほど低い金額しか手に入れられない状態です。

そのため、保育士として仕事をしていたとしても最終的には現場から離れてしまいます。

政府は幼児教育無償化という無駄なお金のバラマキ政策とするのではなくまずは保育士の給与を月収5万円でもアップをさせれば「保育士に復帰しよう」「保育士として働こう」という意識を持つ人は増えていくでしょう。

また、私は運営者にも問題があると思っています。

それは処遇改善手当など本来は保育士へまわさなければならないお金を自分の懐や保育園の運営費に回してしまっていることです。

私の友人は本来は数万円もらえているはずの処遇改善手当が毎月7000円しかもらえていないという現状があります。

ネットで調べれば簡単にわかることなので、きちんと保育士の手に渡ってほしいと思いますね。

働き方改革を導入して労働環境の改善をする

労働環境の改善は必須です。

今は働き方改革なんていわれている時代なのですが、保育園は朝早くから夜遅くまで開けなければなりませんし、お盆も閉められず結果的には年末年始の5日程度だけしか閉められません。

また、残業は当たり前で休日出勤も多く、持ち帰りの仕事も多いという最悪な労働環境になってしまっています。

そこを改善できるように余剰の補助金を出しておき、保育園の事務仕事をする時間を確保できるようにすすめていくべきです。

時間通り出勤して、時間通り帰宅できる環境が整えば不足を解消する大事なポイントになるかもしれません。

私が保育園での悩みは「今日は何時に帰れるのだろう」と悩むことでしたが、毎日時間通りに帰ることができ、仕事とプライベートのオンとオフが切り替えられる環境になれば離職も減ります。

管理職の意識改革

保育園の園長や主任、経営者などの意識の改革が必要です。

今までのサービス残業当たり前、持ち帰りは当たり前という労働環境では今は誰も続きません。

そうではなく例え大変でも、しんどくでも保育士は子供のためならばがんばって働こうと思ってる先生は多いです。

そのためにも管理職がもっと働きやすい環境を作り上げることを管理職は意識しなければなりません

保育士不足で足りない現実!原因を理解して解決策を見出そう

保育士を辞めた理由はお給料でした。

私は男性で妻と娘もいたことから保育士の給与で生活をしていくことは困難だったので退職をしましたが、私のような人ばかりではありません。

保育士として仕事をしている人の中にはお給料は低いのは理解をしており「やりがい」や「人間関係」を求める声もありますので一般企業で行われている当たり前の管理がされれば変わると思います。

あと保育園の大きな問題は「人間関係」ですので、人が助け合う働きやすい環境が保育園の管理職には求められる仕事といえますね。

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Taka

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takaです。

園長経験もある異色の元保育士。

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今は副業サラリーマンとして、子供関係の仕事とWEB関係の仕事をしています。

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【経歴】

・認可保育園で現場の8年、分園の責任者2年

・認可外保育園の立ち上げ2園

・インターナショナルスクールの園長経験あり

・幼児教室の教室長経験あり

現場の保育士から、管理職になり営業や運営、マネジメントに従事した異色の経歴があります。

【簡単な紹介】

現在38歳で奈良県に住んでおり、小学生の娘も2人いるお父さんです!

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今は副業サラリーマンをしており本業は子供関係の仕事。

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それと保育コンサル、育児相談の2つの仕事をしています。

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