離乳食の牛乳はいつから?赤ちゃんに初めて飲ませる方法と注意点

離乳食の牛乳はいつから?赤ちゃんに初めて飲ませる方法と注意点
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離乳食の牛乳はいつから飲ませるものでしょうか?

実は離乳食を始めていく段階で迷う方も多く「牛乳はいつ飲ませればよいの?」と迷ってしまいます。

離乳食で食べてよいもの、あまり与えない方がいいものなど食材が色々とありタイミングや順番に気を付けて与えていかなければなりません。

特に牛乳は、アレルギー反応を起こす可能性があるためです。

この記事では牛乳はいつから与えても良いのか?また与える量はどれくらいからが良いのか?など赤ちゃんへ牛乳を与えることについて書いています。



離乳食の牛乳はいつから?赤ちゃんに1歳までダメな理由

離乳食の牛乳はいつから?赤ちゃんに1歳までダメな理由離乳食が始まる前、また初期の間は基本的に牛乳は与えず母乳や粉ミルクを与えることになります。

しかし、成長をして離乳食が進むことにより徐々にミルク位を飲む量は減っていき、牛乳へと移行をしていきますが気をつけなければならない点は牛乳というのはアレルギー反応の起こりやすい食材であるということです。

そのため、牛乳を飲ませる時期は慎重にしなければなりません。

実は牛乳を与える時期に迷う方は多く、厚生労働省が発表をしています。

「授乳・離乳支援ガイド」を参考にしてみると「1歳以降に牛乳を与えるのが望ましい」といわれています。

母乳と牛乳には大きな成分の違いがあることから、1歳までは母乳や粉ミルクに赤ちゃんが摂るべき栄養素が含まれていますので飲ませるべきです。

しかし、1歳になると食事から栄養素を取ることができるようになるため牛乳へと移行をしていっても問題がないという見解があるこため「1歳以降」という年齢のくくりがあるのです。

(参考:厚生労働省「授乳・離乳支援ガイド」)

赤りゃんが1歳になるまで牛乳がダメな理由3選【厚生労働省を参考】

上記のような理由から1歳になるまで赤ちゃんに牛乳を与えるのは良くないといわれています。

1.アレルギーになる可能性がある

2.鉄欠乏性貧血のなる可能性

3.栄養のバランスが崩れる

こんな理由がありますので、詳細を書いていきましょう。

1.アレルギーになる可能性がある

まず、一番怖いのはアレルギーです。

もちろんアレルギーを持っていなければよいのですが、中にはひどい牛乳アレルギーを持っている可能性もあります。

アレルギーについて食物アレルギーの症状と原因と種類!保育園での対策と対応方法に詳しく書いているのですが、場合によっては救急車を呼んだり、すぐに病院へ駈け込まなければならないくらい危険な状態になることもあります。

特に親や兄弟姉妹にアレルギーを持っている人がいるのならば慎重に与えるべきですし、かかりつけの医師に相談をするほうが良いです。

また、アレルギーがなさそうでも早く与えることでアレルギーを誘発する可能性もあります。

牛乳には豊富なたんぱく質が含まれているのですが赤ちゃんの消化機能は未発達であるため腸に大きな負担をかけてしまう可能性があることからアレルギーによって反応がでる可能性もあります。

そのため、1歳までは与えない方が良いとされています。

アレルギーの症状

もし、牛乳を始めて飲ませるとなった場合に以下のような症状が見られたら病院へ一度受診をしましょう。

下痢、嘔吐、発疹が基本的な症状。

ただし、発疹は体の表面に出る場合もあれば、喉などの粘膜に出る場合があり、むくんだり呼吸困難になる危険性があります。

特にアレルギー体質の子どもは、同時にアトピー性皮膚炎や喘息、アレルギー性結膜炎や鼻炎になりやすいので注意が必要となります。

母乳で育てていてママが牛乳を飲んだものを赤ちゃんがのみ、肌に発疹が出てきたら牛乳アレルギーの可能性もあります。

そんなときには医師に相談をするとよいでしょう。

2.鉄欠乏性貧血のなる可能性

牛乳にはカルシウムやリン酸など豊富に含まれており栄養素としては非常に優れているのですが、その反面飲むことにより鉄分の吸収を阻害してしまう可能性もあります。

幼いころから牛乳を飲むことによろい慢性的な鉄分不足となり「鉄欠乏性貧血」になる可能性があります。

この鉄欠乏性貧血の怖いのは、2歳以下の子供です。

2歳以下の子供が3か月以上「鉄欠乏性貧血」になってしまうと「精神運動発達遅滞」という病気を引き起こす可能性があります。

精神運動発達遅滞とは、発達期において全体的な知能の発達が見られる病気のことです。

3.栄養のバランスが崩れる

1歳未満の赤ちゃんは離乳食だけでは栄養が足りておらず、母乳やミルクで栄養を補うことが基本となります。

それを牛乳に変えてしまうと先ほども書いたように栄養価が明らかに牛乳よりも粉ミルクや母乳の方が優秀ですので栄養のバランスが崩れてしまいます。

牛乳は栄養価の高い食品であることは間違いないのですが、基本的には牛の赤ちゃんに必要な栄養が含まれており人間の赤ちゃんにも必要なものであるかと入れると完全な栄養食品ではありません。

牛乳を飲ませることで母乳や粉ミルクの量が減るということは問題です。

それならば、離乳食は完了し幼児食になるまでは母乳や粉ミルクで離乳食で足りていない栄養素を補う方が賢いといえるでしょう。

→ 離乳食の卵はいつから?進め方とアレルギーが出るときの症状

離乳食の牛乳の飲ませ方のコツと注意点6選【保育園はどうする?】

離乳食の牛乳の飲ませ方のコツと注意点6選【保育園はどうする?】上記のように書くと「牛乳を飲ませるのが怖い」「うちの子は大丈夫かな?」と不安になりますが、危険な飲み物とは思わないでください。

牛乳は栄養価の優れている飲み物となっており、赤ちゃんだけではなく人間にとっても大事な栄養の1つです。

離乳食が進んできて食事で栄養が摂れるようになったのならば積極的に与えていきたい食べ物ですので、時期を見て与えるようにしてほしいと思います。

例えば、離乳食に牛乳を少し使ってみるというもの良いでしょう。

基本的には生後7か月~8か月以降に加熱をした状態で少量から初めて行けば問題はないといわれています。

この「加熱」という行為は大事で、牛乳を飲む際に加熱をしていない牛乳を飲ますとなると赤ちゃんの体に負担をかけてしまうことになります。

本来は厚生労働省が推奨している通り1歳を超えてから牛乳を与えるほうが安心なのは間違いありません。

しかし、1歳を過ぎたからいきなり牛乳を与えるのも危険なので以下の点に気をつけて与えるようにしましょう。

1.牛乳は少量から始める【様子を見る】

最初に牛乳を飲ませる際に気をつけたいことはです。

いきなりコップ一杯を飲ませるというのは危険なので少量からはじめていくようにしましょう。

最初に赤ちゃんに与える量は10~20mlほどにで小さじ一杯くらいが目安です。

その後はお腹の調子に問題はないか?アレルギー症状がでないか?など少量から確認をしましょう。

牛乳を与えて問題がなければ徐々に量を増やしていき、1回の200ml程度の摂取量として一日に300~400ml程度を目安にして牛乳を与えるようにしましょう。

2.人肌の牛乳を飲ませる【冷やさない】

また、牛乳は冷たいもので冷蔵庫で保管がされていますが赤ちゃんの胃腸に負担をかけないためにも人肌に温めたものを飲ませるようにしましょう。

電子レンジなどを使って温めてから飲ませるようにすると安心ですね。

3.牛乳を飲ませる時間に注意【万が一の対応のため】

初めて牛乳を与える時は平日の午前中、もしくは夕方にしておきましょう。

万が一アレルギー反応が出た時でも病院が開いている時間帯にしておくと、すぐに病院へ行けるため通っている病院の時間帯をしっかりと把握しておきましょう。

特にかかりつけの病院の時間と休みはきちんと見ておくとよいですね。

4.牛乳ではなくプレーンヨーグルトから始める

いきなり牛乳から始めるのは「ちょっと怖いな」と感じる方はヨーグルトからはじめてみましょう。

もちろん糖類を与えるのは避けたいので、プレーンのヨーグルトを赤ちゃんに一口から初めて見ても良いです。

同じ乳製品なので、様子をみて問題なければ温めた牛乳を飲ませてみても良いです。

5.鉄分をしっかりと摂取する

牛乳を与えるとどうしても鉄欠乏性貧血が心配になります。

そのため、鉄分が不足をしないように赤身の魚、納豆、ごま、ホウレンソウなど鉄分を豊富に含んでいる食ベ物を赤ちゃんに耐えるようにしましょう。

6.牛乳は新鮮なものを飲ませる

牛乳はできるだけ新鮮なものを赤ちゃんに与えるようにしましょう。

牛乳は一度口を開けると菌が繁殖し始めますので気を付けておきたいポイントです。

もちろん賞味期限が切れたものはダメですので、赤ちゃんように小さなパックの牛乳を購入すると常に新鮮な牛乳を与えられるのでよいでしょう。

牛乳は水分ではなく栄養源

牛乳は体を作るための大事な栄養源ですが、気をつけたい点は水分として与えないことです。

水分ではなく栄養源という考えを持っておき、おやつや離乳食を食べた後に飲むなどタイミングを決めておきましょう。

水分として飲ませるとお腹がいっぱいになってしまい食欲が減少してしまいますので離乳食が食べられず本末転倒です。

あくまでも牛乳は水分ではなく「栄養源」として考えておきましょう。

→ 新生児と赤ちゃんのミルクの量は?月齢別の目安量と判断のポイント

保育園では牛乳はいつから?

保育園では家で飲むようになったタイミングで子供にも飲ませます。

そのため、1歳児のクラスから始まることが多いですね。

もちろん0歳児のクラスでも月齢の高い子供には飲ませることもありますが、焦って飲ませることはありません。

幼児食へ移行をしたタイミングが、牛乳を飲むタイミングだと言えるでしょう。

離乳食の牛乳をいつから?と注意点のまとめ!焦らずに飲ませよう

離乳食の牛乳をいつから?と注意点のまとめ!焦らずに飲ませよう赤ちゃんは生まれてからママも母乳や粉ミルクの生活をしてきました。

しかし、成長とともに色々なものが食べられるようになり、飲めるようになり成長を見れるようになります。

その中でも気をつけたい食べ物といえば牛乳と卵で、ここでは牛乳について書いてきました。

1歳までに与えても良いのですがやはりリスクのある食べ物ですし、赤ちゃんの栄養を補うために与えたい食べ物であるはずが逆にアレルギーを引き起こしてしまう危険性もあります。

そうならないためにも目安の1歳からにしておく方が安全でしょう。

保育園でも牛乳を赤ちゃんのクラスでも与えることはありますがまずは自宅で問題がないかをチェックしてもらってからになります。

急ぐ必要なないので様子をみて牛乳はすすめていきましょうね。

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