保育士の自己PRはどのように書けばよいのでしょうか?
実は新卒の就職活動、転職組の活動でも履歴書には必ず書かなければならないことがこの自己PRです。
採用をする側にとってもとても重要な部分となっており「どのような人物で」「どんな特技をもっているのか?」という点を見極めなければならないからです。
この記事では保育士の自己PRの書き方、例文が分かりますので紹介をしていきましょう。
目次
保育士の自己PRの書き方例文!新卒と転職者別に解説
保育士の自己PRの例文を紹介します。
保育士辞めたいというより今の職場を辞めたいので、転職しても保育士は続けるんだけど、相変わらず自己PRが書けない。お酒飲みながら勢いで書いちゃったほうがいいんかな。
— ぽ (@aP6PoNPqxpAGKR2) May 17, 2020
例文は参考にしていただき、最終的には自分の言葉で書くようにしてください。
その方が相手にも伝わりますので丁寧に書いてくださいね。
新卒保育士の自己PRの例文3選
まずは新卒の自己PRの例文について書いていきます。
もちろん希望をする就職先によって変えるべきですのであくまでも例文となりますので参考にしてください。
迷ったら定型文に当てはめてみてからアレンジしてみましょう。
ただし、新卒となると大学卒業までにした経験しか書けないためそこをアピールすることが重要です。
新卒の自己PRは自分の得意分野を活かす
私は学生時代にバレーボールに打ち込みました。 そこで、グループでしていくためのコミュニケーションの取り方を学びました。もちろん何度も挫折をしてやめようと思ったこともありましたが、バレーボールが好きという気持ちで日々取り組み最後の学年では地区大会優勝という結果を残すことができました。 私はこの経験から協力して仕事をする協調性やコミュニケーションということを学びました。 また、バレーボールを通して礼儀や挨拶ということも学び今では自分の財産となっています。 今まで培ってきた協調性と明るさを活かして貴園の保育に、子供達のより良い成長に貢献をしたいと思います。 |
幼少期は毎日泣いている子供でしたが、幼稚園の先生が楽しい保育をしてくれたおかげで卒園時には卒園をしたくないと泣いた経験があります。 そのころから担任の先生のような毎日子供が楽しく通ってくれる園の先生になりたいと思い保育士を目指しました。 ピアノを幼少期よりならっており初見でもすぐに弾くことができますし、アレンジも得意ですし、歌も自信があります。 子供のころの経験と、ピアノという武器を使って貴園に貢献できる人物になりたいと思う志望しました。 |
学生時代か吹奏楽部のキャプテンを経験し多くの後輩や友人らをまとめる経験をしました。 人と一緒にやることも難しさや価値観の違いなどで悩むこともありましたが、キャプテンをしてみんなをまとめるために一人一人との細かなコミュニケーションをとり全員で一つの曲を完成させたときはキャプテンをしていて良かったと感じました。 私はそのような立場を経験したことにより、責任感を持つこと、コミュニケーションを取ることの重要性を学びました。 貴園でもこの責任感とコミュニケーション能力を活かして、先輩の先生方、子供達、保護者の方たちと良い関係を築き仕事に取り組んでいきたいと思います。 |
保育園も新卒を最初から戦力とは考えていません。
2年くらいかけてゆっくりと育てていこうと思っていますので「長く勤務をしてくれる」「コミュニケーションが円滑」「明るさや元気さがあるか」などをチェックしています。
そこをアピールして自己PRを書いていきたいですね。
転職者・中途採用の自己PR例文【複数経験の良さを自己分析】
次の転職者の自己PRになります。
現役保育士です第2新卒として転職活動中です。 自己PRが中々上手く書けずに悩んでいます。 どのようなことを書いたらいいのか分かりません。
(引用:Yahoo!知恵袋「保育士の自己PRの書き方がわかりません」
保育園に出す履歴書の自己PRの書き方教えてください 保育園に出す履歴書で、自己PRが全く書けません。書き方もわかりませんし、どういった内容を書くのがいいのかもわかりません
(引用:Yahoo!知恵袋「保育園に出す自己PRの書き方教えてください」)
新卒の場合は自分の得意分野を活かせばよかったのですが、転職者は経験をアピールすることが重要となります。
今までの保育経験を次の転職先でどのように活かせるのかが重要となりますので、保育園で働いた経験の自己分析をしっかりとしましょう。
転職者は経験を自己PRに入れ込む
前職の保育園は異年齢保育を特徴としている園で様々な学年を一緒に見る経験をしました。 その中で各学年の発達の違いを理解し、子供達が違う年齢の中で楽しく安全に過ごせるのかという点に重きを置き保育に取り組んでまいりました。 その結果発達や成長に関しての知識もつき、自分自身も年齢によっての対応方法や声掛けを身に着けることができました。 子供の発達に関する知識、経験、保護者対応など保育士としての経験を活かして貴園でも保育に取り組んでまいりたいと思います。 |
前職の園では新卒よりお世話になり、3年目よりクラスのリーダー、5年目より学年リーダーとして仕事をしてまいりました。 保育士としてクラスの運営や担任業務はもちろん、後輩の育成にも力を注いできた経験を持っています。 子供の成長はもちろんですが、それ以外にも人材育成という経験もして人と育てることの楽しさと難しさを感じましたが、後輩が園の理想とする保育をしてくれていた時は本当にうれしかったです。 今までの経験を活かして新たな保育園でチャレンジしたいと思い貴園へ応募をさせていただきました。 |
保育士の仕事を経験し、その後は出産育児のため4年ほど現場から離れています。 今は2歳と4歳の子供を育てていますが、保育士と親とでは違う目線で子供をかかわれるためより保護者の方の子供へのかかわり方や大変さも学びました。 今までの保育経験と子育ての経験を活かして、保護者に寄り添った保育を実践していきたいと思います。 |
転職者は自己PRで今までの経験を含んで書くようにしましょう。
特に大事なポイントは「今までの経験を活かして貴園に貢献できます」というアピールです。
こまかなことに関しては面接でアピールをすれば問題ありません。
保育士の自己PRの書き方【書くまでの流れと注意点】
保育士の自己PRを書く前に「自己PRとは何なのか」をしっかりと理解する必要があります。
実際にどのようなことを書くべきなのか?そして、相手へ向けてどのようなことをアピールすべきなのかは難しい問題なので保育士の自己PRの目的をまずは理解しましょう。
自己PRとは職務経歴書や履歴書などの応募書類に記載をするものです。
「自分はどのような人物なのか」「どのような魅力のある人物なのか」「得意分野は何なのか」を採用者にアピールするための文章です。
自己PRはおそらく採用担当者に会う前に読まれる文章です。
つまり、書類選考の時点で「この人に会ってみたい」と思わせる文章でなければなりませんし、直接面接の場合は読んでもらった時点でアピールできるものは必要です。
たかが自己PRかもしれませんが、この自己PRで次の選考へ進めるかが変わってきますので就職先、転職先となる自分が希望をしている園でどのように自分が活躍できるかをイメージさせて書くことが重要となります。
→ 保育士が履歴書を書く基礎知識!職務経歴書の例文テンプレートを紹介
保育士の自己PRを書くまでの流れ
さらっと書いてしまいがちな自己PRですが、就職先によってはたくさんの応募者がおりその中で書類選考となります。
つまり、面接へ進む前に書類で選考をされることとなるため自己PRは時間をかけてでもしっかりと書くべきです。
一度してしまえば次の転職では簡単に済むものもありますので特に新卒の就職活動はしっかりと書いていきましょう。
自己PRを書くまでの流れは以下の3ステップです。
1,自己分析
2,志望する就職先の調査
3,自己PRの下書き
この記事ではステップ順に紹介をしていきますので、初めて自己PRを書く人は順番に実践をしてみてください。
保育士の自己PRは就職に重要!応募書類のダメな例
保育士の自己PRはとても重要な項目となります。
就職をするためには採用担当者のチェックをしている項目で私も採用担当者としてみることも多いですが以下の場合は面接に進めていません。
・どこの就職先でも同じ自己PRを書いている。 ・定型文を書いている。(自分の言葉がない) ・自己PRと履歴書や職務経歴書にズレがある。 ・考えられていない文章で適当に書いている。 |
実際に多くの人の履歴書を見るときちんと書いている人、手を抜いている人はすぐにわかります。
採用を希望するならば、採用先の情報をきちんと調べてから書くべきです。
応募書類の第一歩なのでしっかりと書く必要がありますし、自己PRを書く際には自分自身の言葉で書くことも必要となります。
保育士の自己PRの書き方のコツは自己分析が重要【アピールしよう】
保育士の自己PRを書く際に自己分析は欠かせません。
自己分析とは「自分はどんな人間なのか」を客観的に見ることです。
自己分析がしっかりとできればそれを文章にすることで自己PRとなりますので、自己分析の時間をしっかりと確保すると良いでしょう。
自分の過去から今までの経験や得意なことなどを書きだしていき、自分の価値観や考え方をまずは荒らし出していきましょう。
質問は以下の通りで、それをノートなどに書き出していくと良いです。
・幼少期(一番うれしかった出来事と理由、嫌な出来事と理由、好きな遊び) ・小学生(一番うれしかった出来事と理由、嫌な出来事と理由、最も注力したこととその理由、好きな授業とその理由) ・中学生や高校生、大学・短大・専門学校の時期も小学生と同様に洗い出していきます。 特に大学時代は学年ごとに書き出していくとよりこまかな自己分析ができます。 |
この辺りを書き出していくと自分が熱中をしたことと「その理由」がわかります。
それを仕事に活かすと「自分はどのような仕事に向いているのか」「どのようなことがしたいのか」が明確化してきますので自己PRに使うことができますね。
転職の場合は経験も書きだす自己分析【自己PRのキモ】
また、転職の場合は経験年数ごとに自己分析をしていきましょう。
仕事で成功をしたこととその理由、失敗をしたときの対処法とその理由、キャリアの棚卸をする、経験・スキルを洗い出すと転職組は市卒とは違った自己分析になります。
転職組の場合は志望をした理由と、活かせる経験を書くと相手により伝わりやすくなりますので新卒よりもより自己分析をしっかりと抑えておきましょう。
保育士の転職に関しては2年以上の保育経験がある場合には即戦力として仕事を求められることになりますので自己PRでも「即戦力です」というアピールは重要です。
どのような職種で、何歳を経験し、立場は(リーダー、サブ担任)、行事の担当、ピアノ、複数担任をまとめられるなどを洗い出してみましょう。
転職先の園とマッチをするかも重要
また転職者の重要なポイントは次の転職先に自分の経験をどのように活かせるかです。
例えば、異年齢保育をずっとしてきた人がクラス別の保育をするととまどいが間違いなく生じますので自己PRや志望理由でうまく書く必要があります。
「異年齢保育をしてきたため幅広い発達を理解している」「1つのクラスに集中すればより子供の発達を伸ばせる」など書き方に工夫も必要となります。
転職者が転職をする理由にもよりますが自己PRを書く場合には自分の経験にプラス転職先に「メリットをもたらします」というアピールも書き入れると良いでしょう。
→ 保育士の就活のスケジュールとやり方!新卒は面接とテスト対策が必須
保育士の自己PRの書き方【希望の保育園を調査!就職後のイメージ】
自己PRのキモとなる部分は希望する就職先の調査です。
保育士の就職希望者、転職希望者の多くは就職先をイメージするということを怠っているケースが多いです。
そのため、にも就職を希望している先の情報はしっかりと調査しましょう。
そして、その職場に就職をしたイメージをもって自己PRを書くべきですので、就職を希望する園の調査の方法を書いていきます。
希望する園の特徴をしること【自己PRの基本】
まず大事なことは希望をする園の特徴を知りましょう。
保育園と一言で言っても特徴や特色というのは園によってことなります。
そのため、園を調べるという行為はとても重要なのでインターネットからホームページをみて隅々までしっかりとチェックをしてください。
どんな保育、園長先生の名前、定員数、特色ある点はどこなのか、力を入れている点、ブログなどホームページを見てみると意外と子供の情報はわかるものです。
最近はホームページを持っている保育園も多いので、希望をする園の調査をしっかりと行いノートに書きだしましょう。
志望する園の見学へ行く【理解を深めるために】
次に可能であれば見学をさせてもらいましょう。
保育園と接点を作るということは実はとても良い自己PRになります。
多くの就職者は求人表をみて応募をしてくるという流れが一般的ですので、園を直接訪れるということはあまりしていません。
特に複数の園へ応募をしている人は書類で必死となるため園を訪問するということ自体がほとんどないですね。
例えば園を見学させてもらう、採用説明会に参加をする、近くまで行って保育園の周りを歩いてみるなどホームページだけではわからない魅力が見つかる可能性もあります。
また、保育園へ見学にいくと主任や園長などその園の上の人が案内をしてくれますので「この園へ入りたい」というアピールにもなります。
何よりも履歴書の志望理由や自己PRの欄に「貴園の応募情報を拝見して・・」ではなく「貴園を実際に見学させていただき」「園長先生のお話を伺い」というように実体験をかける点は評価も高いです。
「この園に就職したい」という気持ちを書類選考の前からアピールできる点は魅力ですね。
先輩や学校の情報を入手する【内部情報の入手】
あなたの希望している就職先に先輩が勤務をしている、学校に過去の情報があるというケースがあります。
その時には「先輩訪問」という形で実際に先輩に仕事をしていることで会わせていただき話をしてもよいです。
実際に働いている人と話をすることでより就職をしたときのイメージも湧きやすくなります。
また、学校には過去に採用試験を受けた人の情報もあり面接で何を聞かれたのか、テストの内容は何だったのかなどこまかく聞かれることもあります。
生きた情報を仕入れることも自己PRを書く上ではとても重要ですよ。
保育士の自己PRの書き方のコツは自己分析が重要!アピールを忘れない
保育士の自己PRについてここでは書いてきました。
かなり長文となりましたが、保育士は有効求人倍率も高くたくさんの求人があるといっても書類できちんとかけていない人は面接にすらいけません。
書類選考は「会ってみたい」と思ってもらうことが重要となりますので「自己PR」はすごく考えて書くべきです。
私も何度か書いた経験、そしてたくさんの人の志望理由をみた経験がありますが「志望する先の調査」をされている人の自己PRや志望理由と調査をされていない人では歴然を差があります。
自己分析、希望する就職先の調査をするのは手間ですがこれをしているかしていないかの差は大きいので必ずするようにしてくださいね。
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