保育士1人が担当する子どもの数は何人?配置基準がおかしい理由

保育士1人が担当する子どもの数は何人?配置基準がおかしい理由
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保育士1人が担当をする子供の数。

これって実は法律で決まっており、どこの保育園も守っている現実があります。

保育士の配置基準とも呼ばれるこの制度。

実は70年前のまま変わっていない法律で「おかしい」という声もあります。

この記事では保育士1人が担当をする子供の数である配置基準について書いていきます。



保育士1人が担当する子どもの数を乳幼児別に解説

保育士1人が担当する子どもの数を乳幼児別に解説

保育士1人が担当する子供の数があります。

これは、どこの保育園でも決まっており、国が法律で決めているのです。

保育士配置基準と呼ばれる基礎的なことを、まずは書いていきましょう。

0歳児は3人の子供に対して保育士1人

0歳児とは、4月~3月までに1歳を迎える子どもたちのことです。

この子供たちは保育士1人に対して3人までとなっていますね。

小さな赤ちゃんたちで手がかかる分、一番少ない人数になっています。

1・2歳児は6人の子供に対して保育士1人

次に1歳児と2歳児です。

この年齢は6人の子供に対して保育士1人ときまっています。

1歳児と2歳児の人数が同じというのは違和感がありますが、このように決まっています。

3歳児は20人の子供に対して保育士1人

次に幼児クラスと呼ばれる3歳児。

幼稚園では年少の年齢ですが、この時期になると20人の子供に対して保育士1人と一気に増えます。

身の回りのことや生活面が自立をしているという理由からですね。

4・5歳児は子供30人に対して保育士1人

4歳児や5歳児と呼ばれる保育園でも大きな年齢になると30人の保育士に対して1人の保育士の配置になります。

年中や年長と呼ばれる学年で、子供の人数が多くなる印象です。

この辺りになると、自分の身の回りのことは一人で出来ているという判断からそのように決まっています。

障がい児加配として3人に対して1人【1対1の場合も】

あとは、障がい児加配という制度もあります。

個別にサポートの必要な子供に対しての保育士ですね。

軽度や中度だと3人に対して1人。

重度だと1人に対して1人の子供が求められるようになり、これも決まりがあります。

【配置基準とは?】保育士1人が担当する子どもの数の決まりについて

【配置基準とは?】保育士1人が担当する子どもの数の決まりについて

保育士1人が担当をする子供の数の決まりについて。

これはどのような考えから決まっているのでしょうか?

そんな決まりについて書いていきましょう。

国が子供を安全に見れる法律として定めている

実はこの人数は国が定めています。

厚生労働省の児童福祉施設の設備及び運営に関する基準に書いてあるのです。

(参考:厚生労働省「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準第(三十三条)

配置基準の計算方法【保育士の人数確認をすべき】

配置基準の計算方法ですが、子供の人数に対して保育士の人数をあてていく。

その方法が確実で一番早いですね。

あとは、障がい児枠に保育士を計算して充てるなどをすると、わかりやすいです。

各クラスごとに「子供の人数÷配置基準の人数」をすれば、各クラスに必要な保育士の人数を算出することができます。

園全体で何人必要なのかもわかりますね。

配置基準が定めている理由は保育の質を高める

国が配置基準を定めている理由は「保育士の質を高める」ことです。

そのために70年前に定められているのですが、いまだに見直しはされていません。

今と70年前では子育ての考えもちがいますし、保護者の仕事も多様化しています。

その当たりを含めてどうなっていくのかの見極めは大事ですね。

保育士1人が担当する子供の数を満たしていないとどうなる?

保育士1人が担当をする子供の数を満たしていない。

保育士不足であり得ることですが、その場合は是正勧告がされます。

書面にて早急に対処をするように指導をされるのです。

また、改善をされない場合は保育園の運営業務が停止をされることもあります。

保育士の大量退職で、休園になっている保育園がたびたびニュースにでてきますよね。

早朝や延長保育で子供が一人でも保育士は2人配置する

ただし、早朝や延長保育の際には人数の計算が変わってきます。

特に1人の子供を見る場合にどうするのか?と言う点ですね。

これについては、2人の人材を配置する決まりとなっています。

2人の人材とは、1人は保育士は必須。

もう一人は子育て支援員など、サポートする立場でも問題がないように決まっています。

昔は保育士資格が必須だったのですが、特例措置でそのようになっていますね。

1人の保育士に何かが起こっても大丈夫なようにするために決まっているといえますね。

(参考:横浜市「「朝夕等の児童が少数となる時間帯における保育士配置に係る特例」実施について)

保育士1人が担当する子どもの数を施設別に解説【優遇もある?】

保育士1人が担当する子どもの数を施設別に解説【優遇もある?】

保育士1人が担当をする子供の人数。

これはどこの施設でも同じですが、実は異なる部分もあるので書いていきます。

自治体によって配置基準が変わる子供の人数

自治体によって、配置基準が少し違うところもあります。

東京都や横浜市では、国の基準よりもさらに厳しくし、保育士1人で見る子どもの数をさらに調整をしているのです。

保育士確保が大変ですが、その分子供をきめこまやかに見れる点は良いですね。

(参考:厚生労働省「保育の現状 」)

地域型保育事業の配置基準

小規模の場合は保育士の人数の配置基準について、+1人が求められています。

また、0歳児に関しては看護師や保健師でも代替えが可能。

小規模の保育園だからこそ、より厳しく配置基準が設けられている現実がありますね。

認可外保育施設の配置基準

認可外保育園の場合は少し変わります。

子供の人数に対しての配置基準は変わらないのですが、1/3が保育士であればOKなのです。

そのため、保育士資格保有者が一人であとは、無資格者でもOKです。

子供の配置基準に対して、大人の人数が足りていれば問題はありません。

保育士1人が担当する子どもの数【配置基準がおかしい理由】

保育士1人が担当する子どもの数【配置基準がおかしい理由】

そんな保育士1人が担当をする子供の数ですが、配置基準がおかしいという声もあります。

今の配置基準は70年も前に制定をされたもので、今も見直しがされていない現実があります。

1歳児と2歳児が同じ配置基準では大変【業務量のちがい】

1歳児と2歳児では発達が全く違います。

しかし、見る保育士と子供の数は同じ。

子供ができることに大きな差があり、業務量にも大きな差が生まれるのです。

同じ人数を見なければならない現実にギャップを感じますね。

幼児も3歳児20名は目が行き届かない現実

次に幼児も3歳児の20名。

これも前半の期間は本当に大変ですし、一人で見ることができる人数ではありません。

目が行き届かず苦労をする現実があるのです。

海外の保育園と比べても人数が多すぎる【手厚さはない現実】

海外の保育園と比べても人数が多すぎる現実があります。

ちなみにアメリカだと

アメリカニューヨーク州では保育士ひとりに対し6週間未満は3人、6週~18カ月未満は4人、18カ月~2歳児は5人、3歳児は7人、4歳児は8人、5歳児は9人だ。

つまり40人の3歳児を見る保育士は最低6人配置される。日本と大きく離れている。

(一部引用:ニュースサイトしらべぇ「「ギリギリで回している」日本の保育士最低配置基準が本当に最低」)

未来ある子供を見るならば手厚く見るという考えが浸透をしている証拠ですね。

日本では少ない保育士で数多くの子供を見るという考えが浸透しつつあるのです。

保育士1人が担当する子どもの数のまとめ【配置基準が大変な現実】

保育士1人が担当する子どもの数のまとめ【配置基準が大変な現実】

保育士1人が担当をする子供の人数について書いてきました。

配置基準と呼ばれる数字をどこの保育園も守っている現実があります。

しかし、70年も前に作られた数字で現代の子供を見るには即していない現実があるなと感じますね。

より子供をきめ細やかに見るためには、配置基準の見直しも必要だという意見もあります。

そんな現実が訪れてくれればよいと思うのですが。。。

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