妊娠初期に気を付けることは何でしょうか?
妊娠初期は赤ちゃんをお腹に授かった大事な時期で、気をつけなければならないことがたくさんあります。
妊娠をしてママも体調も不安定ですし、赤ちゃんもお腹の中にしっかりと根付く安定期までは不安定な状態となるためです。
特に初産をなるとわからないことも多い時期なので、十分気を付けるべき。
この記事では妊娠初期に気を付けるべきポイントや運動、食事、やってはいけない姿勢を知ることができます。
目次
妊娠初期にやってはいけない姿勢と食事と運動!いつの時期から注意?
妊娠初期とはいつの時期のことをいうのでしょうか?
妻も妊娠をしていても「私は初期なのかな?」なんて迷っていましたし、職場の同僚は「中期」なんて気軽に言っていました。
妊娠は週数でその時期がわかりますので紹介をしていきましょう。
まず、出産までにかかる期間の目安をご存知ですか?
これは昔から言われているように「十月十日(とつきとおか)」なんて言われているのですが、だいたいこれくらいの出産までにかかる期間だとされています。
しかし、定義は国内だけではなく世界保健機構であるWHOが定めている期間が目安となっており、1週を7日、1ヶ月を28日と数えるため正常な妊娠期間は約280日だとです。
妊娠期間に関しては3ヶ月ごとに分けられています。
・妊娠初期:0ヶ月~4ヶ月(妊娠0週~15週まで) ・妊娠中期:5ヶ月~7ヶ月(妊娠16週~27週まで) ・妊娠後期:8ヶ月~10ヶ月(妊娠28週~39週まで) |
そのため妊娠期間の0ヶ月~4ヶ月の時期を妊娠初期と言っており、この時期はとても大事で重要な時期となります。
安定期はいつなの?
初期は赤ちゃんがお腹の中に定着をする大事な時期。
とてもデリケートなので気を付けなければならないことはたくさんあるので理解をしておかなければなりません。
それとは逆の言葉で安定期と呼ばれる時期があります。
こえれは体調が安定をしてマタニティとして生活を楽しめる時期ですが、この時期は妊娠中期の妊娠16週~27週の時期です。
安定期に入ると行動的に動けて流産のリスクも減るため安心できる点も多く以下のようなメリットがあります。
・流産の可能性が減る。 ・つわりが終わる、もしくは軽減される(個人差があり) ・ホルモンバランスが安定をして気持ちも落ち着く。 ・体調が安定をするので活動的になれる。 ・赤ちゃんの胎動を感じられ喜べる。 |
この妊娠中期の安定期になれば体的にも落ち着いてきます。
その中期を迎えるまでの妊娠初期は、とてもデリケートな時期ですので、妊娠初期に気を付けることを書いていきましょう。
妊娠初期に気を付けること11選と食事の注意点【やってはいけない姿勢】
本題の妊娠初期に気を付けることについてまとめていきましょう。
妊娠初期はデリケートな時期。
私も妊娠初期で会えなくなってしまった赤ちゃんが居ます。
この悲しみは言葉では言い表せないですが、赤ちゃんの分まで頑張って生き抜くことが1番の供養だろうなと。いっぱい悲しんで悩んでそんな気持ちになりました。辛い気持ちはため込まずにいて下さいね。— はとこ (@hatotomo922) June 8, 2020
今日は、仕事忙しかったから、午後すごく体が怠かったな。フルタイムで働くのって妊娠初期辛い
— ぷんにーらいふ@23w (@punni_life2020) February 21, 2020
このような、経験をされている方もいますので、十分気をつけましょう。
その分気を付けなければならないことも多いので書いていきましょう。
1.重たい荷物は持たない【かがむ姿勢は注意】
重たい荷物をもつと体に負担がかかります。
するとお腹は腰に負担がかかりお腹がはったり、時には体調がすぐれなくなったりすることもあります。
そのため無理は禁物ですし、仕事で重たい荷物を運ぶようなものの場合は移動を申し出るなど自分で体を守りましょう。
妊娠初期だとまだ安定期に入っていないという理由で職場に伝えない妊婦さんもいますがそれは逆です。
妊娠初期は安定期に入るために大事な時期なので、上司にきちんと報告をして体に無理のない配置を希望しましょう。
2.食生活
まず気を付けたいのは食生活になります。
つわりも出てくる時期なので食べられるものと食べられないものがあるのですが、その中でも少しは意識をしてバランスの良いものを食べるようにしましょう。
もちろん食べられないものや、妊娠初期になると今まで食べられたものが食べられなくなったりします。
その逆に今まで食べれていたものが食べられなくなることもありますがね・・・。
そのため、妊娠初期は食べられるものを口にするようにして栄養はしっかりと摂っておきましょう。
ママが食べたものが赤ちゃんの直接の栄養になりますので、食べられるものからしっかりと食べて、野菜やお肉などバランスの良い食事を心がけてくださいね。
妊娠初期に避けたい食べ物
しかし、中には胎児の成長に大きな影響を与えるかもしれない食べ物もありますので避けておくべき食べ物もありますので紹介をしていきましょう。
避けた方がよい食べ物 | 理由 |
アルコール | 胎児の成長や発達に影響を与える可能性があるため妊娠中のアルコールはやめておきましょう。 我慢ができないならばアルコール度数0%のノンアルコールで気分だけあじわいましょう。 |
栄養ドリンク | 栄養ドリンクやエナジードリンクと呼ばれるものにはカフェインやアルコールが含まれているものもあります。 すべての商品ではないですが、妊娠中はあまりおすすめしません。 |
刺身、生の魚卵 | 妊娠中に万が一食中毒を起こすと胎児に悪影響が起こる可能性があります。 食中毒を避けるためにも最初から生魚は避けておきましょう。 魚を食べたい場合には焼く、煮るなどで必ず火を通すようにしましょう。 また、魚でもクロマグロ、メカジキ、キンメダイなどの大型の回遊魚はメチル水銀が多く含まれており赤ちゃんの中枢神経に影響与える可能性mおあるので避けておきましょう。 |
生卵 | 生魚と同様に食中毒を起こして下痢や嘔吐をすると胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。 卵を食べる場合には焼いて食べるようにしてください。 |
生肉 | レアステーキ、生レバ、生ハムなどはリステリア菌と呼ばれる菌がおり、それに感染をすると胎盤を通して赤ちゃんに届き悪影響を及ぼします。 こちらも生魚と同様に火を通して食べるようにしましょう。 |
ナチュラルチーズ | ナチュラルチーズとは過熱をされていないチーズのことです。 こちらの生肉同様にリステリア菌が含まれている可能性があります。 基本はプロセスチーズという加熱処理がされているものを食べましょう。 |
レバーやうなぎ | レバーやうなぎには動物性のビタミンAであるレチノールが含まれていますが、妊娠初期の摂取とすると奇形の赤ちゃんが生まれるリスクもあります。 そのため適度な量は良いですが避けておく方がよいでしょう。 |
ひじき | ひじきには、発ガンリスクが指摘されている無機ヒ素が含まれているため、英国食品規格局が2004年に摂取しないよう勧告しました。 しかし厚生労働省の調査、体重50kgの人が1日に4.7g以上を継続的に摂取しない限り、無機ヒ素のPTWI(暫定的耐容週間摂取量)を超えることはないそうですが計算をするのも大変なので避けておく方が無難です。 |
もちろん他にも避けておくべきものもあれば、積極的に食べるべきものがあるのです産婦人科の先生に聞いてみましょう。
ここで紹介をした食べ物は最初から避けておく方がよいですので覚えておきましょう。
3.水分不足
妊娠初期にとくに辛いのはつわりですが、水分をしっかりと摂りましょう。
つわりになると口から入れたものを全部出してしまうことも多く、飲んでも吐くの繰り返しとなりうまく栄養が接種できなかったりします。
まだ寒い時期ならばよいのですが、暑い時期だと水分がとれないだけで体力も奪われますし、熱中症やだっす症状の危険もあるためこまめに水分をとりましょう。
妻はこの時期はお茶よりも水が良いということで水分は普段から水を飲んでいましたね。
しかし、つわりがあまりにもひどくずっと吐いてしまうという場合にはかかりつけの医師に相談をしてみましょう。
4.歯科検診
妊娠初期はお腹もまだ出ていないので普通の生活ができますが、妊娠中期になると徐々にお腹も出てくることになります。
そうなると歯医者の椅子に座って寝転ぶことが難しくなりますし、出産後はゆっくりと病院へ行っている暇もありません。
そのためこの時期に歯医者へ行き、歯科の治療をしておくとよいですね。
薬も「妊娠をしている」ということを伝えると歯医者の先生も妊娠中に使えるものを使ってくれるのでその点も安心できます。
また、妊娠中は口の中の最近も5倍になるといわれています。
すると口の中の病気も発症しやすくなりますので早めに歯をしっかりと見てもらいましょう。
5.貧血
妊娠中は血の流れが変わってしまい貧血になりがち。
その理由は妊娠をすると全身の血液量は増えますが赤血球は増加をしないため血液の水増し状態が起こることになります。
つまり、血液の状態としては薄い状態となるため貧血になりやすく、妊娠前から貧血になりがちな女性は余計に気をつけなければならないでしょう。
貧血になるとたちくらみ、息切れ、体調不良など様々な影響を引き起こす可能性があるため造血作用のある葉酸を飲んだり、ホウレンソウなどビタミンが豊富な食べ物を食べるようにしましょう。
貧血になったり、なりそうな雰囲気がある際にはゆっくりと行動をするようにしてくださいね。
貧血になりがちならば葉酸を摂ることをおすすめしますね。
6.タバコとアルコールは厳禁
妊娠中に絶対に避けておかなければならないものは「タバコ」「アルコール」になります。
タバコにはニコチンや一酸化炭素、ダイオキシンなど有害物質が豊富にありこれを妊娠中に吸い込むとお腹の中の胎児に悪影響を及ぼす可能性も高いです。
そのため、絶対に喫煙は避けておき今まで喫煙をしていたのならば禁煙しましょう。
また妊娠をしている本人は吸っていなくても家族の誰かがタバコを吸っていると副流煙を吸い込むことになり胎児に悪影響を及ぼす可能性があります。
流産や早産、低出生体重児のリスクの高まる可能性がありますので家族で吸っている人がいるのならば禁煙をしてもらうか?最低でも外で吸ってもらうなど配慮をしてもらいましょう。
また、アルコールも胎児に悪影響を及ぼす可能性がありますのですぐに禁酒をしましょう。
7.車の運転
妊娠をすると移動のために車を使うという方も多いでしょう。
もちろん住んでいる地域によっては車がないと行動できないという点もありますので運転には気を付けること。
そしてシートベルトはきちんと締めて自分の体を守るようにしたいものですね。
また、妊娠初期は大丈夫ですが妊娠中期になるとお腹もでてきますし万が一事故を起こすとお腹を強打する可能性もありますので正しい位置に正しい方法でシートベルトをしましょう。
8.自転車は避ける
妊娠をすると判断力が鈍ります。
するとペダルを踏んだり、ブレーキをかけたりする自転車の運転はあまりよくありません。
また、ペダルとこぐという動きも妊婦さんには負担となる動き方となりますし、転倒などをすると危険です。
そのため、最初から自転車は避けておくべきです。
どうしても乗らなければならないのならば、スピードはゆっくりとしておき段差は十分注意。
無理な運転や体調が悪い時は運転をしないなど十分注意をしましょう。
9.上の子供の甘えや抱っこ【普段と違う姿勢に注意】
妊娠をしていると体がしんどくなります。
それが初産ならば体調が悪ければ寝たり、ゆっくりと休憩をしながらしておけばよいのですが二人目となるとゆっくりとしていられないのは正直なところ。
また、上の子供といっても小さな子供だと抱っこを日ごろからしたり、泣いて甘えたりと普段とは違う姿になりがちです。
そのためには上の子供にはお腹の中に赤ちゃんがいることを理解させておきましょう。
なかなか簡単にはいきませんがね・・・。
→ 二人目妊娠で上の子がイライラ!変化への対処法と妊娠中の育児
10.つわり
つわりは妊娠をしていく中でほとんどがあります。
これは個人差も大きく、妊娠初期からほとんどない人もいれば、妊娠後期になってもずっとつわりが続く人もいるので妊娠初期に終わるとは一概には言えません。
この時期はどうしてもしんどいので、口の中にアメなどを入れて気分を紛らわせる、水分を多めに摂るなどを意識しておきましょう。
11.出血
妊娠初期の出血は危険です。
出血といっても実はいろいろな理由があり、初期の流産、着床出血(おりもの)、絨毛膜下血腫、異所性妊娠、子宮疾患など様々です。
出血をして良いということはあまりないので、一度病院へ受診をするほうが良いでしょう。
→ 職場への妊娠報告はいつが理想?失敗しない上司への伝え方とタイミング
妊娠初期の運動はダメ
中でも運動について知りたい方もいるので、先に書いておきます。
もちろん妊娠がわかっているならば運動は気を付けるべきですが、妊娠初期だと気が付かないままになってしまうこともあります。
そのため、知らない間に運動をしてしまったという方もいますが、妊娠の超初期の時期には運動が直接的なトラブルの原因になることは少ないです。
もちろん可能性がゼロとは限りませんので妊娠がわかった時点で、激しい運動は控えるべきだといえますし医師からも止められるでしょう。
しかし、妊娠をしているからと言って体を大事にするあまり安静にしてしまいがちです。
特に最近は妊婦は安全に無理なくという考えが根付いてしまっていますが、運動をすることによりホルモンバランスの影響や冷え、むくみ、便秘の解消、ストレスの発散、筋肉の柔軟性などの観点から適度に運動をすることはダメではありません。
気分転換にもなりますので「してはダメ」ではなく、激しい運動は控えつつ適度な運動をしましょう。
妊娠初期にやってはいけない姿勢に注意!赤ちゃんに気を付けて
妊娠初期はデリケートな時期で、安定期になるまでは無理をしないことです。
無理をすると体に負担もかかり、流産などの期間性もあるため体のことを考えて行動をするようにしたいものですね。
赤ちゃんがお腹の中に宿ってママになる準備をしていく時期なので、ここに紹介をしている気を付けるポイントについて参考になればと思います。
何よりも体を大事にして元気な赤ちゃんを産んでください。
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- 2020年 2月 22日
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