離乳食の手づかみはいつから?食べやすいレシピとしない時の注意点

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離乳食の手づかみ食べはいつからでしょうか?

離乳食がはじまりしばらくすると赤ちゃんがご飯を食べるようと手でつかもうとする仕草を見せます。

まだまだ上手には食べられませんが、少しずつ自分で食べられるようになった姿をみるとうれしくなりますね。

保育園でも手づかみ食べは意欲を育てたり、指や手の発達のために重要視しており、手づかみ食べできるレシピを用意したりします。

この記事では赤ちゃんの手づかみ食べの時期や理由、しないときは自閉なのか?などについて知ることができます。



離乳食の手づかみはいつから?食べやすいレシピとしない時の注意点

赤ちゃんの手づかみ食べ?と気になる方もいると思いますが、手づかみ食べとは赤ちゃんが離乳食を食べる段階になったときにご飯やおかずなどを手で直接つかんで食べるすがたのことを言います。

離乳食の始まりは赤ちゃんが生後5~6ヶ月ごろになったときにスープ一口から始めていき、10倍粥などお湯に近いご飯から初めて行くのので離乳食の初期は椅子やバウンサーなど赤ちゃんを座らせて食べていくことが一般的です。

そこから少しずつペースト状にしていき、いろいろな食材を食べさせていく中で赤ちゃんが食べ物に興味を示すようになってくる過程で食に意欲を持つようになると自然と食べ物に手を伸ばすようになります。

もちろん家で子育てをしているママやパパからすると「手で食べるなんて行儀が悪い」「食べ物を粗末にしている」「床や服が汚れるからイヤだ」なんて意見がありついつい叱りたくなってしまうものですがそれは違い発達に大事です。

その理由や時期について書いていきましょう。

手づかみ食べはいつからいつまで?

この手づかみ食べは生後9ヶ月のころからあるといわれています。

ただし、赤ちゃんには個人差があることから1歳ころから手づかみ食べを始めることも珍しくありません。

この手づかみ食べは赤ちゃんの成長や興味によって異なりますね。

赤ちゃんがいきなりスプーンやフォークを上手に持てるようになるはずがないですよね。

ママたちの気持ちもわかるのですが、実は発達の過程でこの手づかみ食べというのはとても大事なものでスプーンやフォークをもつ前段階の成長をしてく過程なので温かく見守ってあげましょう。

手づかみ食べは発達に大事

手づかみ食べをすることで赤ちゃんは食材の形や感触というものを確認しています。

手先の知覚と呼ばれているもので発達の段階でとても大事なことです。

赤ちゃんは指先から感じることが多く、この食べ物を触ることはもちろんですが外で砂を触ったり、水に触れたりと成長をしていく過程でとても大事なものとなっています。

発達をしていく過程で大事なことなので無理に止めたり、やめさせたりすることは逆効果となるので焦らずに対応をしてあげましょう。

出来れば、赤ちゃんが手づかみしやすい食べ物を用意してあげると良いでしょう。

→ 離乳食のタイムスケジュールと時間は難しい【保育園の事例を紹介】

手づかみ食べをしないは自閉症?理由と原因 対処法

そんな赤ちゃんの手づかみ食べですが、もちろん手づかみ食べをしない赤ちゃんもいます。

もちろん赤ちゃんがそれぞれ考えや成長の過程というものがありますのですべての赤ちゃんが食べるとは決まっていませんし、赤ちゃんの子育ての本のように書いてあることをするとは限りません。

そのため「うちの子が手づかみ食べしないんだけど」と悩まなくても大丈夫ですので安心をしてください。

中には時期がズレただけで1歳半のころには手づかみ食べを始めることもありますので手づかみ食べをしなくてもゆっくりと見守りましょう。

手づかみ食べをしないのにはもちろん理由もありますので、その理由についても紹介をしていきましょう。

手づかみ食べをしない理由

赤ちゃんが手づかみ食べをしないときは以下の理由をチェックしてみて下さい。

理由はいろいろとありますよ。

・手づかみ食べをする時期ではない(生後8ヶ月よりも小さい場合)

・お腹がすいていない(授乳がミルクでお腹がいっぱい)

・ただ自分で食べるのがイヤなだけ

・ママやパパにスプーンで食べさせてほしいと甘えているだけ

・手づかみできるようなメニューではない

・手で食べ物を触る感触がイヤ

・食べることより遊びに興味がある

・テレビや音楽がかかっているなど食事に集中できない環境になっている

この辺りは手づかみ食べをしない理由となりますね。

なかなか食べてくれないというときには赤ちゃんが興味を持っていない、ママに甘えたいということが多いです。

もちろん無理に食べさせる必要なないので様子をみて進めてあげましょう。

→ 離乳食の食べすぎる時の対処法と量の目安を赤ちゃんの時期別に解説

手づかみ食べをしない時の対処法

しかし、なかなか手づかみ食べをしてくれないのでなんとかしてほしいと思うママとパパもいるでしょう。

そんな時の対処法についても紹介をしていきますので参考にしてください。

・ママやパパが目の前で手づかみ食べをして見せる(一緒に手づかみ食べをする)

・赤ちゃんが手づかみ食べをできるメニューを作ってみる

・お菓子から初めてみる

・赤ちゃん用のスプーンやフォークを持たせてみる

・しばらく好きなように食べさせてあげる

・食事に集中できる環境を整える

・手づかみ食べをしたら思い切り褒めてみる

こんな風に手づかみ食べをしないときにはいろいろと対処をしてみましょう。

もちろん絶対に手づかみをしなければならないというわけではありませんが、成長の過程で食べておく方が良いので様子をみて進めておきましょう。

手づかみ食べをしないのは自閉症?

赤ちゃんでも手づかみ食べをしないときもあります。

もちろん単純に気分が乗らない、食べたくないという気持ちからそのような行動に出ている場合もありますが自閉症の疑いもあります。

自閉症の子供は手先や掌が敏感なのでちょっと触れるだけでも過敏に反応してしまうことがあるからです。

他にも食事に興味がないや自分で食べることに興味を示さないなどの理由から自閉症スペクトラムの疑いもあるとされています。

もちろん赤ちゃんの時期では判断はできませんが、手づかみ食べをしない、過度に嫌がるという場合にはチェックしておきましょう。

ただし、いろんな子供もいるので、赤ちゃんの時期はそこまで深く考えなくても良いでしょう。

過敏な時な気をつけよう!自閉症の可能性

しかし、手づかみ食べをしないときに1つだけ気を付けておきたいことがあります。

それはどんなことがあっても手に触れることを嫌がり、大泣きをしたり、癇癪を起したりしてどうしようもない時です。

実はあまりにも過敏な時には「自閉症の疑い」があります。

自閉症の子供の特徴として「感覚過敏」というものがあり、手に触れることも嫌だということがあり泣いている可能性もあります。

実際に私は自閉症の子供の担任もしたことがありますが、その子供は手づかみは絶対にしませんでしたり手に絵の具を塗ったりするなんてダメ。

とにかく手の平が過敏だったので手に触れること自体を頻繁に嫌がり大泣きをするというときや、なんか気になるというときには専門医へ行ったりして相談をしてみましょう。

手づかみ食べが遊び食べになってしまうときの対処法

生後9ヶ月ごろから手づかみ食べが始まり成長をしているのだと感じられるのでうれしい反面、困ってしまうことが「遊び食べ」です。

これは赤ちゃんが自分で食べようとする意欲を見せてくれる時期でもあるのですが、困ってしまう赤ちゃんに行動とも言えますね。

遊び食べとは?【赤ちゃんの手づかみ食べとの違い】

遊び食べとはその名前の通り、遊んでたべることです。

離乳食を床に落としたり、手に持っている食べものと握ってぐちゃぐちゃにして感触を楽しんだり、食べ物を投げたり、口からわざと吐いたり。

時には立ち歩いてうろうろとしたまま食べようとするすることもありますね。

ついつい「ダメ」「ちゃんと座りなさい」と言いたくなるとおもいますがそれは大きな間違いです。

これも成長の過程であり、1歳~1歳半くらいの赤ちゃんにはよく見られる行動なのです。

もちろんしばらく遊ぶと自然と遊び食べをしなくなり、一時的にそのような姿が見られるだけなので、様子をみておきましょう。

しかし、食べるつもりなく遊んでいるだけの時は要注意です。

それは遊び食べではなく「遊んでいるだけ」になりますので、「遊ぶなら片付けるね」「食べないの?じゃあないないしよ」と説明をして片付けましょう。

遊び食べの対処法

遊び食べをするときにはママもイライラとしてしまいついつい叱ってしまいがちです。

しかし、叱ったり怒ったりすると逆効果となりますので叱らずに対処をしましょう。

対処の方法としては言い聞かせることが大事です。

「これは食べるものだから、お口に入れよう」

「遊ぶのは終わりにして食べようか」

「リンゴはおいしいするものだから見せて」

こんな風に声掛けをして、できたときには思いきり褒めてあげてください。

もちろん一回だけではできるものではありませんので、継続して伝えるようにしましょう。

私も娘が成長の過程で遊び食べをするようになったことがありますが、そんな時には床に新聞を敷いて、机の上もランチョンマットではなく広告を置いたりしていました。

汚れてもすぐに片付けられる環境にしておくことでママとパパにも余裕が生まれますね。

他にも空の容器を渡しておき、赤ちゃんが遊びを食べ物以外でするように持っていくもの一つのテクニックです。

→ 新生児と赤ちゃんのミルクの量は?月齢別の目安量と判断のポイント

離乳食の手づかみ食べのおすすめレシピ4選【野菜スティックが最適】

この時期は手でつかみやすいことはもちろんなのですが、それ以外にも食べやすいものを用意してあげると良いです。

ママたちの立場で考えると汚れにくいものにするとより良いと思いますのでおすすめのレシピを紹介していきましょう。

1.野菜スティック

手づかみ食べの定番レシピ野菜スティック

野菜スティックは手づかみ食べをしやすく、調理もとても簡単なのでおすすめです。

保育園では赤ちゃんの手づかみ食べをさせる目的で野菜スティックを出したりして食べさせることもあるものです。

中で大根やニンジンなど少しはごたえのある状態で出してあげると赤ちゃんは食べやすいです。

成長をしてきたら、サイコロみたいにして手づかみでもつまんで食べられるようにしてあげると良いです。

2.ホットケーキ

ホットケーキは粉と水と卵さえあればできます。

フライパンで焼くだけなので簡単にできますし焼けてから一口大に切って食べさせてあげるとよいですね。

手づかみ食べをしても手も汚れないので、おすすめのレシピです。

3.ラスク

食パンを細く長く切ってそれを少し焼いてあげると良いです。

サクサクとした触感を楽しめますし、手に持っても汚れない。

そして焼くだけなので手間もかからないので手づかみ食べの時期には最適ですね。

4.かぼちゃのおやき

おむすびなどはラクで良いのですが、どうしてお手にお米がついてしまうのが懸念されるという方におすすめはこちらのおやきです。

おやきは作り方も簡単なので、誰でもすぐに作れます。

かぼちゃを茹でてペースト状にし、そこに軟飯をいれてスプーンなどで潰します。

あとは丸めてフライパンで表面が乾くまで焼くだけで見た目もおいしそうなおやきができます。

手にもってもべたべたしませんし、手や口の周りが汚れにくいという点もおすすめのレシピです。

他にもいろいろなレシピがありますのでネットで検索をしていろいろ食べさせてあげてくださいね。

離乳食の手づかみ食べはいつからのまとめ【しない時は観察しよう】

赤ちゃんの手づかみ食べについて書いてきました。

もちろん初めての育児だと「行儀が悪い」なんて思いがちですが、そうではなく赤ちゃんの成長の過程で大事な一つの要素となっています。

手づかみ食べをすることで食事のやり方を学んでいるので、スプーンやフォークにしても食べるのが上手になることもが多いです。

手づかみから赤ちゃんはいろいろなことをまなんでいますので、様子をみて進めていき「食事を楽しませること」を大事にしていきましょう。

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