保育園の連絡帳の書き方や書き出しは難しいですよね?
先生とお母さんとコミュニケーションは送迎時に会話をすることはもちろんなのですが、連絡帳もとても大事なコミュニケーションツールです。
毎日の家での様子を伝えるもので、言葉では伝えられないことを書いてきてくれますし、時には保育園であった面白いエピソードを書いたりします。
会話も大事なのですが保護者の方と毎日5分も10分も会話もできないですので、毎日の連絡方法として役立つツールです。
そんな保護者とのコミュニケーションツールである連絡帳ですが、保育士さんの中には仕事でも苦手と言う人が多いです。
「連絡帳の書き方はわからない」「毎日の記入が苦手で萎える」など悩みも多いですね。
この記事では連絡帳の書き方や書き出しの例文、保護者の書き方のコツがわかります。
目次
保育園の連絡帳の書き出し返答方法と保護者の書き方【苦手な人向け】
保育園の連絡帳とは、保護者の保育園の先生のやり取りを書くためのものです。
保育園独自のものもあれば保育園の会社から購入をするなどケースはいろいろです。
言葉以外での保護者とのやりとりをするためのノートで、多くの保育園では2歳児のクラスまで行うことが主になっており、それ以降の年齢に関しては保育園によって異なります。
ノートを利用することもあればメモでもらうことなどその時によって異なるという感じになっていますね。
保育園の連絡帳の意味と役割【毎日が重要】
連絡帳の役割にはいろいろとありますので以下に紹介をしていきましょう。
・保護者との密に行うコミュニケーションツール。 ・保育園での様子と家庭での様子の情報交換を行う。 ・その他の連絡事項を伝えるためのもの。 ・子供の過程での生活を知るためのもの。 ・話をしてもわからない乳児期の情報交換のためのツール。 |
こんな風な役割となっていますね。
保育園でどうして2歳児で終わるのかというと0歳児~2歳児までを乳児を読んでいるのですが、この時期の子供達は睡眠や食事など家の生活状況と保育園での生活が一体化します。
特に0歳児だと朝に飲んだミルクの時間で次のミルクの時間や離乳食の調節をしなければなりません。
そのため、家での様子や時間帯を知ることは大事ですので0歳児はとてもこまかいものとなり、2歳児になるとだいぶと簡易なものになってきます。
あくまでも情報の共有やコミュニケーションの大事なものですね。
→ 保育参観のねらいと年齢別の内容と指導案【保護者の服装とマナー】
保育士の連絡帳の書き方・書き出しの記入例【苦手な人は参考に】
次に保育士の連絡帳の書き方について紹介をしましょう。
私も3年目を過ぎたころからはとても丁寧に書けるようになったのですが、新人のころは3冊のノートを書くのに1時間以上かけていたことを今でも覚えています。
下書きして、先輩に見てもらって、OKが出たら本書ということの繰り返しだったのですね。
そんな今ではチェックばかりすることになりますので書き方のコツを紹介していきます。
連絡帳の書き出しのコツは保護者へ返答をする
まずはこの返事を書くということが大事です。
実際に私もこれは主任の先生からおしえてもらったのですが、困ったことは「ノートが半分しか埋まらない」という状態です。
連絡帳はどこの保育園も基本的にはすべて埋めなさいと指導をされることになりますので、文字数を書くためにもこれは大事なコツです。
私は保護者の書いてきてくれたことに矢印をつけてコメントをするようにしていました。
例えば以下のような書き方。
・今日も元気です → そうですか。元気が一番ですね! ・今日は食欲があまりありません → 「そうですか。どうしたのでしょうか?様子を見ておきますね」と記載をしてお迎え時に様子を伝える。 ・朝からふざけていて牛乳をこぼして怒られました → そうですか。朝からそんなことが・・。遊んでいてはだめですね。お母さんも朝からお疲れ様です。 |
いかがでしょうか?
返事をすると理解をしてくれている、共感をしてくれているというのが伝わりやすいので返事は書きましょう。
園での様子を書く【書くことがない時はコレ】
次の保育園での様子を書きましょう。
書くポイントは3つあり「遊び」「発達」「ママのサポート」です。
遊び
まずは保育園での遊びの様子を書いてあげてください。
おそらく保育園からの様子で書く場合に最も多く書く項目となりますのでこれは抑えておきましょう。
しかし、園庭などへ行くと複数人の活動をチェックしなければならないのでなかなか把握も大変です。
そのため、私は遊んでいた内容をいつもメモしておりそのメモから子供の様子を膨らませて書くようにしたり、友達と遊んでいたこと、会話の内容などを書くと伝わりやすいです。
発達
次に発達のことです。
もちろん年齢によって発達は異なるのですが「○○ができるようになった」「発達の点でこんなことができている」などを細かく書くと良いでしょう。
ここはプロの保育士の見せ所なのでしっかりと書きたい項目ですね。
ママのサポート
ママの相談や困っていることについてを書くと良いです。
例えば、家ではおしっこをしてくれないとトイレトレーニングで悩んでいるママに対して「今日は保育園でトレイをがんばってくれました!ゆっくり様子をみて進めていきましょう。」とコメントを書くとママは安心をします。
「保育園では頑張っている」「焦らなくても良い」と思えますが保育士は保護者支援も大事な仕事ですのでノートを活用してママをサポートしてあげましょう。
連絡事項は全員に【めんどくさくても書こう】
あとは保育園からの連絡事項をかきましょう。
例えば、子供のことで伝えておきたいこと、持ってきてほしいもの、絶対に呼んでほしい手紙などいろいろとありますので必要なことをかきましょう。
いろいろな保護者がおり、中には忙しくてうっかりと忘れてしまうママもいましたので口頭で伝えて文字で書くこともわたしはするようにしていました。
苦手な人はここの情報を参考にして書いてください。
もちろん書き方は保護者が書いてきたノートの内容によって異なりますが、毎日継続してこまかく書くことが大事です。
苦手な人は丁寧に、そして保護者へ思いを込めて書くようにしてください。
【保護者向け】保育園の連絡帳の書き方
まずは保護者の視点から書いてきましょう。
もちろん仕事をしているママなので正直ノートを書くというのは大変です。
時間もない中で記入をしなければなりませんし手間もかかるものなのですが、保育園の先生と連絡を密にとったり、連絡事項を伝えるための大事なものなのでかけるところはしっかりと書きましょう。
連絡帳の項目
連絡帳に書く項目はいろいろとあります。
0歳児でミルクなどを飲む年齢だと24時間のタイムテーブルのような形で書くものが多いです。
これはミルクや食事のタイミングを見るためのものなので大事ですのでそこはしっかりと書き込みましょう。
あとは2歳児まで各内容は大体同じです。
・体温
・食事のメニューと食べた量
・排泄(便の出た時間)
・お迎えの時間とお迎えの人
・家での様子
特に食事と便は大事です。
ウンチがでているのか?いないのかは保育士も子供を見ただけではわかりませんしお腹を痛がった時に便が出ていないということがわかると原因は「便秘」ということも分かりますので把握もしやすいです。
家での様子
その中でも特に大事なポイントは「家での様子(生活)」というフリースペースの欄です。
ここに何をかいたらよいのかわからないこともあると思いますが結論としては「なんでもよい」といえます。
私もいろいろな保護者の方と連絡帳で交換をしましたが、ものすごく書いている人もいれば、あっさりとしている人もいます。
書き方のコツとしては気負いすぎないことです。
家での様子や面白かったこと、保育園のはなしをしてくれたこと、お出かけをしたこと、日常的なこと、何でもよいので書きましょう。
忙しいならば「今日も元気です」「おはようございます。よろしくお願いします」とかでも構いません。
私も一番困ったのは「白紙」です。
何も書かれていないのは返事もできないですしコミュニケーションも取れないので正直困ることもありましたので保育士の目線から書くと「なんでもよいからコメントください」ということです。
短くても良いので一言書いてみましょう。
→ 保育日誌の書き方はねらいと考察と目標が大事【PDCAサイクルがコツ】
保育園の連絡帳がメリット!デメリットはめんどくさい?【保育士・保護者別】
保育園の連絡帳は保育士も保護者も正直めんどくさいです。
しかし、メリットも多いですし毎日書くことでお互いがより密にコミュニケーションを図ることができるものです。
ここからは保育士、保護者別に連絡帳書くメリットについて書いていきましょう。
保育士が連絡帳を書くメリット
保育士からの視点で連絡帳のメリットを書いていきましょう。
もちろん大きな年齢になると会話もできますので必要がなくなりますが、小さいと非常に分かりにくいものですので非常に役立ちます。
・家での様子や生活が把握できる。 ・保護者の人とコミュニケーションを密にとれる。 ・送迎の時間やお迎えに来る人の欄もあるので把握しやすい。 ・保育園での様子や連絡事項を伝えられる。 ・子供の生活スタイルの把握ができる。 |
こんな風に保育園の生活ではわからないのですが、連絡帳があることにより把握がしやすいというメリットがあります。
特にノートの「感謝の気持ち」「家でも○○ができるようになった」などと書かれているととてもうれしいものですね。
保護者が連絡帳書くメリット
次に保護者視点でのメリットについて書いていきましょう。
・普段見えない保育園の様子がわかる。 ・先生に伝えたいことを記入することで理解してもらえる。 ・育児の悩みについてもプロの視点でアドバイスをもらえる。 ・予定の変更やお迎えの人が変わるなどの情報を伝え行き違いを無くすことができる。 ・成長の記録となり母子手帳と同じように保管ができる。 |
ママたちも仕事をしながら書くことになりますので大変ですが、保育園の先生から面白いエピソードが書いてあったり、励ましの言葉、心強いアドバイスなどをもらえるとうれしいものですね。
私は保育士をして書く側も、保護者として書いてもらう側も経験していますが連絡帳ってとても大事なツールだなと感じます。
保育園の連絡帳の書き方まとめ!苦手な人は書き出しは返事から
ここまで保育園の連絡帳について書いてきました。
ここでは保育士視点と保護者視点について両方から書いてきましたが、両方を経験している人ってかなり珍しいと思います。
連絡帳は正直毎日書かなければならないため面倒に思うこともあります。
それは保護者にとってもそうですし、保育士の視点から考えても連絡帳はなければ業務量が減るので本来はありがたいです。
しかし、前述をした通り保護者と保育士のコミュニケーションを密にとるための大事なツールとなっており、子供を育てていくための情報交換のものとなっていますのでうまく活用をしていきましょう。
書き方に迷ったら方の参考になれば幸いです。
ママも保育士も保育園へ預けだした慣らし保育の時期にはお互い書き込みをしっかりとするように意識しましょうね。
人気記事 → 保育士転職サイトランキング!おすすめ22社を徹底比較【口コミ評判】
人気記事 →
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。