学童保育の料金は高い?相場を解説【夏休みの利用と無償化は使えるのか?】

学童保育の料金は高い?相場を解説【夏休みの利用と無償化が気になる】
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学童保育の料金はどれくらいでしょうか?

保育園や幼稚園を卒園し、小学校へ通います。

仕事をしているママとパパがいる家庭は、子供を預けるために学童保育を利用することになります。

この記事では学童保育の平均的な料金、公立と民間の違い、夏休みの費用がわかります。



学童保育の料金は高い?公立と民間の違いを解説【夏休みの費用は?】

学童保育は、保護者が働いており子供の面倒を見ることができない家庭の子供を預かってくれる施設のことです。

学童保育という呼び方以外にも、学童クラブ、放課後児童クラブなんて呼ばれたりもします。

子供達が学校終わりに通う施設で、施設では宿題をしたり、遊んだりが一般的で、民間へ通えばプラスで出来ることがあったりもします。

各時期にイベントや、夏にはお泊り保育があったりと、保育園の小学生版というイメージです。

学童保育は小一の壁の問題あり【料金よりも時間が短い】

そんな学童ですが、実は働ている保護者にとっては大きな壁です。

それは「小一の壁」と呼ばれるもので、学童保育の開所時間が問題です。

保育園の場合は朝の7時~19時までは基本となっていますが、学童保育は平日は学校終わりの14時くらいから18:30までというのが基本です。

つまり、保育園よりも閉所時間が早いのです。

もちろん19時までやっているところもありますが、ママ達がフルタイムで働いていると、18時まで仕事の人もいます。

結果的には転職や退職をせざる負えない現実があるのです。

首都圏では学童に入れない【東京都・横浜市・名古屋市・大阪市】

また、首都圏では待機児童問題と同じく、学童の待機児童問題があります。

入園をしたくても入れない、順番待ちという地域もありますね。

最近は公立の学童保育以外にも、民間の学童保育もあるため、だいぶとに人数は減ってきています。

それでも、順番待ちの地域もあるのです。

学童保育の料金は高い?平均の月額の費用と諸経費【夏休みの相場は?】

そんな学童保育の料金はどれくらいなのでしょうか?

全国の平均の料金を見てみましょう。

基本利用料の月額施設数
2000円未満537(2.6%)
2,000円~4,000円未満4,034(18.8%)
4,000円~6,000円未満5,832 (28.1%)
6,000~8,000円未満4,688 (22.6%)
8,000~10,000円未満2,676 (12.9%)
10,000~12,000円未満1,566 (7.6%)
12,000~14,000円未満514 (2.5%)
14,000~16,000円未満334 (1.6%)
16,000円以上555 (2.7%)

(参考:厚生労働省放課後児童クラブ関連資料平成29年度「放課後児童クラブにおける利用者負担について」)

このデータを参考にしてみると、月に2,000円~8,000円くらいの負担が最も多い印象です。

学童保育の料金【固定費とオプションの費用】

学童保育の料金は「基本料金」という固定のお金と、オプションのお金で成り立っています。

基本料金は上記の通りですが、オプションとしては以下のものが追加でかかります。

・おやつ

・延長代

・学習指導

・食事

・送迎

・その他の追加のもの(習い事など)

そのほかにも、土曜日保育、日曜祝日保育など、自治体や運営者によって別途料金になるものもあります。

基本が上記で紹介をした料金に追加でかかると思っておきましょう。

学童保育の料金は公立と民間で違う【運営母体の問題】

あとは、運営をする母体によって料金は異なります。

公立と呼ばれるのは市区町村が運営をしており、学校に併設をされているもの。

大阪市だと実質無料で「月曜日~金曜日:授業終了後~18時、土曜日、長期休業日:8時30分~18時」の時間預かってくれます。

他にも東京都の目黒区だと「月額8,000円(おやつ代を含む)」となっています。

これに比べて民間の学童の場合は高めです。

大阪でも知名度のあるアイクルキッズの場合の料金は以下のとおり。

・入会金:25,000円

・登録料:5,000円

・施設管理費(年間):8,000円

・基本料金:43,800円/週5(13時~19時)

その他オプションとなる

(参考:アイクルキッズ「料金表」)

公立と比べるとかなり高めな印象です。

(参考:大阪市「小学生の放課後:児童いきいき放課後事業」)

(参考:目黒区「学童保育の料金」)

夏休みに学童の料金は同じ【民間はオプションの場合も】

ちなみに夏休みはどうなるのでしょうか?

お盆期間の休業はありますが、公立の場合は料金は変わりません。

ほとんどの自治体が同じ金額にしています。

それに対して民間の場合は同じ料金に設定をしているところもあれば、10万円ちかく上がるところもあります。

あなたが通う学童保育によって異なりますので、確認をしておきましょう。

→ 自由研究は簡単なまとめ方は?小学生が夏休みに解決する方法とテーマ

公立と民間の学童保育の違いとは?【料金相場とサービス】

次に公立と民間の学童保育の違いについて書いていきます。

学童保育には自治体が運営をしている「公立の保育園」と、民間の株式会社やNPO法人が運営をする民間の学童があります。

違いについて簡単に書いていきますね。

公立の学童保育は料金が安い【サービスは薄い】

公立は自治体が運営をしており、学校に併設をされていることが多い形態です。

学校へ通っている子供ならば誰でも通ってよく、受け入れ年齢は小1~小4のところが最も多く、小6まで預かってくれるところもあります。

自治体が運営をしているため、料金は1万円以内がほとんどです。

料金は安いですが、特に何かをしてくれるわけではなく、子供を見てくれるというだけが多いですね。

民間の学童保育は料金が高い【サービスは充実】

それに対して民間とが株式会社やNPO法人など、自治体が運営をしていない学童保育です。

料金は補助金もないため、料金は高めですがサービスが充実をしているところが多いです。

例えば、送迎してくれる、習い事(英語、学習塾など)が併設をされている、預かり時間が長い(夜の21時まで)などど地域によっていろいろです。

様々な形態も学童保育が整っていますし、保護者のニーズに沿ったサービスを実施してくれます。

学童保育の料金の補助や免除はある【無償化の対象は?】

そんな学童保育ですが、料金の補助や免除があるのでしょうか?

保育園だと幼児教育無償化で安くなったりしますが、学童保育の場合はどうなのか、書いていきましょう。

東京都の事例を解説!保護者負担の軽減策【母子家庭は】

東京都の事例をみてみましょう。

先ほど料金でも説明をした目黒区の場合は以下のような軽減策があります。

【料金が4,000円減額される】

・子どもが2人以上学童保育クラブに在籍している場合の2人目以降の児童が減額対象となる。

・保育所などに弟や妹が在籍している場合。

【減免制度(減額及び免除)】

・減免一覧の世帯の状況に該当する場合、申請により保育料が減額または免除されます。

減額:住民税が世帯全員の合計1万円以下の世帯

減額:就学援助費を受給している世帯

免除:生活保護を受けている世帯

免除:市民税が非課税の世帯

免除:市民税の均等割り額のみ課税されている世帯

免除:世帯で3人以上の子供を扶養している場合の3人目以降の料金

(出典:目黒区「学童保育クラブ」)

あなたが住んでいる自治体によって免除額はことなりますので、確認をしてみましょう。

目黒区の場合は利用前に申請をしなければなりませんので、学童保育へ預ける前に確認をしておきましょうね。

民間の学童保育に補助はなし【自己負担が基本】

それに伴って民間の学童保育の場合はどうなるのでしょうか?

民間の場合は補助金はありません。

基本は民間の設定をしている料金を支払うこととなります。

免除や減額のメリットを受けたいならば、公立へいくほうが確実でしょう。

無償化は対象外【学童保育は自己負担】

もちろん幼児教育無償化も非対象です。

幼児教育無償化は年少~年長児(3歳児から5歳児)までとなっています、

残念ながら学童保育は関係ありません。

学童保育の料金は自治体によって異なる【公立と民間は費用相場で相談しよう】

ここまで学童保育の料金について書いてきました。

預ける先の母体によって異なっていますので、家計の状況や、預けたい時間、やらせたい習い事など総合的に判断をしてください。

公立の場合は料金は安いですが、保護者が参加をしなければならないことも多いです。

毎月会議があったり、保護者の担当があったりします。

それに対して、民間はそのような面倒なことがないです。

働き方によっては負担が大きくなる可能性もあるため、面倒なことがイヤならば民間も検討してみましょう。

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