乳児突然死症候群の前兆と原因とは?確率と発症を低くする予防法3選

乳児突然死症候群の前兆と原因とは?確率と発症を低くする予防法3選
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乳児突然死症候群という病気を聞いたことがありますか?

この病気で亡くなっている赤ちゃんは毎年のようにおり、平成29年の調査では一年間に77人の赤ちゃんがなくなっているのです。

乳児とついているように赤ちゃんが「突然死」する病気で、原因など詳しいことが明確になっていないからですね。

この記事では乳児突然死症候群の前兆や原因や病気の詳細について書いています。



乳児突然死症候群が前兆がないのが怖い!睡眠中に赤ちゃんが死亡する

乳児突然死症候群が前兆がないのが怖い!睡眠中に赤ちゃんが死亡する乳児突然死症候群について書いていきます。

乳児突然死症候群とは睡眠中に赤ちゃんが死んでしまうものです。

その名前の通り寝る前まで元気であった赤ちゃんが突然亡くなってしまうもので、窒息や病気とは違う原因となるため非常に怖い病気です。

私も保育士をしているとき、管理職として園の運営をしているときに乳児の病気として一番恐れていたものですね。

乳児突然死症候群の怖い点は「健康に見えていた」「睡眠をしていたら起きてこなかった」と言うものです。

これは死亡後に解剖をしても明らかにならないことが多く、睡眠中に亡くなってしまう赤ちゃんの病名として「乳児突然死症候群」という病名がつくのです。

乳児突然死症候群の原因とは?前兆がないので怖い

乳児突然死症候群の原因とはいったい何でしょうか?

乳児突然死症候群のことを別名「SIDS」と呼んでおり英名は「SIDS:Sudden Infant Death Syndrome」です。

ちなみに発症をする原因は今のところ不明です。

生まれつきの病気や感染症、窒息事故などによっても起こることがありますがそれらとは異なり「予兆なし」「既往歴なし」の赤ちゃんが睡眠中にいきなり亡くなります

現代の医療が科学では原因を究明することができておらず予防をするための施策が3つ厚生労働省から提示されています。

・1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう。

・できるだけ母乳で育てましょう。

・たばこをやめましょう。

たばこに関しては以下のツイートが参考になります。

ほんと、赤ちゃんのためにもやめておくべきですね。

乳児突然死症候群の予防方法!前兆の対策を保育園はどうしている?

乳児突然死症候群の予防方法!前兆の対策を保育園はどうしている?乳児突然死症候群の原因はわからないため、予防をする方法しかありません。

また予兆のないため、お昼寝をしたら亡くなっていたと突然起こるものです。

そのため、どれだけ予防や対策をしていても起こりうる病気ですが最善の方法を取らなければなりませんので、乳児突然死症候群の予防方法を実践して防ぎましょう。

先ほども紹介した厚生労働省からも出ている予防方法の3つを紹介していきます。

1歳になるまでは寝かせる時はあおむけに寝かせましょう

SIDSがうつ伏せでもあおむけのどちらでも発症をします。

しかし、寝かせる時にうつぶせ寝をさせるほうが乳児突然死症候群を発症しやすいということが研究者からの調査でもわかっています。

医学上の理由でうつぶせ寝をすすめられていますので、赤ちゃんの顔が見えるように日ごろから仰向けで寝かせるように寝かせましょう。

あおむけ寝をする理由としては「窒息死を防ぐ」「誤飲」「怪我などを防ぐ」という意味も含まれていますので有効な寝かせ方だといえます。

できるだけ母乳で育てましょう

母乳育児が赤ちゃんにとって良いということは知られています。

もちろん母乳が出ないママもいますのでその時は自分ができる方法ですれば問題はありませんが、母乳で育てられている赤ちゃんの方が乳児突然死症候群の発症率は低いことが分かっています。

そのため、可能であれば母乳で育てましょう

→ 母乳はいつまで?赤ちゃんの飲ませる時期と断乳でやめる方法

たばこをやめましょう

家族でタバコを吸っている人がいる場合には要注意です。

これは乳児突然死症候群の危険要因とされており、妊娠中の喫煙は赤ちゃんの体重が増えにくくなりますし、呼吸中枢を作っていく上でもよくない影響を及ぼすこともわかっています。

妊婦自身は喫煙をすべきではありませんし、家族にタバコを吸う人がいるのならば喫煙はやめておきましょう。

たばこに関しては乳児突然死症候群を発症させる可能性を上げる要因となりますので家族の理解も得られるようにしたいものですね。

(参考:厚生労働省「乳幼児突然死症候群(SIDS)について」)

寒い時期は乳児突然死症候群を発症率が高い

また、乳児突然死症候群は寒い時期に発症がしやすいと言われています。

そのため、厚生労働省は11月を乳児突然死症候群(SIDS)対策強化月間」としており、発症の予防に対する普及啓発活動を実施しています。

そのため11月以降の本格的な冬がやってくる時期は乳児突然死症候群に十分注意をしたいと思いますね。

保育園での乳児突然死症候群の予防法

保育園では認可、無認可など保育園の形態に関係なく乳児突然死症候群の予防のため子どもが睡眠中はチェックをつけることになっています。

その際に室温や湿度など室内の状態もチェックをする必要があり、0歳児は5分置き、1、2歳児は10分おきに呼吸チェックをすることになります。

私が保育士になったころからこのチェックは必要だったのですが、今はチェックを付けた人の名前、赤ちゃんの寝ている姿勢まで書くように求められています。

子供をSIDSで亡くさないために、そしてチェックをつけることで保育士自身の身を守ることになるのです。

呼吸のチェックの方法はこまかい

このチェックはとても細かいものです。

赤ちゃんが入眠した時間のチェックをいれてあとは5分おきに顔に近づき呼吸をしているかを確認しなければなりません。

私も赤ちゃんの顔へ近づいて呼吸を感じる、あとはお腹に手を置き呼吸を直に感じるというようにしています。

保育園の先生たちはこまめにチェックをする必要がありますが、自分を守る意味でも必要な書類となりますのできちんとチェックをしましょう。

何歳までチェックすべき?

乳児突然死症候群を発症しやすい年齢は1歳までで、特に生後2か月~6ヶ月までは多いとされています。

特に突然死の場合1歳未満の赤ちゃんに対してはSIDSと診断をするケースも多いですが、1歳以上は他の診断により亡くなったと報告をされるケースも多いです。

そのため、同様の症例でも年齢によっては診断も異なりますね。

保育園では2歳児になる年齢までチェックをすべきですし、監査でもそこまでは求められます。

乳児突然死という名前がついていますし、保育園では0歳児~2歳児までは乳児という扱いになりますのでチェックは2歳児くらいまですれば十分です。

乳児突然死症候群の確率はどれくらい?芸能人も経験者が多い

乳児突然死症候群の確率はどれくらい?芸能人も経験者が多い乳児突然死症候群の確率は不明です。

しかし、乳児突然死症候群で亡くなっている赤ちゃんの死亡数は厚生労働省も把握をしています。

ここ2年くらいのデータを見てみると平成9年の538人の赤ちゃんが亡くなったのが一番多く、最近だと平成27年が96人、平成28年が109名と乳児突然死症候群で亡くなる赤ちゃんの割合はかなり減ってきています。

しかし、100人あたりから減らない点が大きな課題となっています。

ちなみに1歳未満の赤ちゃんの死亡原因としては3位となっており、発症をしやすい年齢は生後2か月~6ヶ月の赤ちゃんに多く約80%がこの時期で、稀に1歳以上でも発症をするようです。

また、寒い時期に発症をすることが多いので乳児突然死症候群になる確率としては生後2か月~6ヶ月、寒い時期の2つが合致するときは十分気を付けるべきでしょう。

芸能人にも多い?乳児突然死症候群の経験者

身近な病気ではないように感じる乳児突然死症候群。

私も保育士をしてきて子供とずっとかかわる仕事をしてきていますが、乳児突然死症候群で亡くなった赤ちゃんをみた経験は幸いなことにありません。

しかし、芸能人には乳児突然死症候群で赤ちゃんを亡くした人もいるようです。

例えば、オダギリジョー、香椎由宇の夫婦の赤ちゃんや歌手のYUKIの赤ちゃんは乳児突然死症候群で亡くなったのではないかと言われています。

他の病気で亡くした経験を持っている人もおり悲しい現実を経験している芸能人も実はたくさんいます。

あなたの赤ちゃんにもいつ急に起こり得るかわかりませんので予防はしておくべきですね。

乳児突然死症候群の前兆と原因のまとめ!予防が一番の対策

乳児突然死症候群の前兆と原因のまとめ!予防が一番の対策乳児突然死症候群について書いてきました。

赤ちゃんが何も予兆もなくいきなりなくなってしまう怖い病気は年間に100人ほどの赤ちゃんが実際に犠牲になっています。

医学的にも原因がわからないためできることは厚生労働省から言われている予防法をしっかりと実践することです。

誰にでも起こりえる病気なので、生後2か月~1歳、寒い日、うつぶせ寝は十分注意をすべきですね。

何よりもこの記事を呼んで乳児突然死症候群について知り、赤ちゃんを守ることができれば幸いです。

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コメント

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  1. 2019年 11月 30日

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