インターナショナルスクールの保育士の給料とは?英語を活かせる求人

インターナショナルスクールの保育士の給料とは?英語を活かせる求人
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保育士で英語ができる人が活かせる仕事はどこでしょうか?

実は保育士の中には一度留学をしたり、仕事で英語を使ってきた経験から子供と接する仕事がしたいと保育士の資格を取得したりするケースがあります。

つまり、国家資格の保育士を持ちながら英語も話せる2つの力を持つ人材ですね。

年々保育士が英語を話せるようになる人も増えており歓迎される職場、のどから手が出るほど欲しい職場があります。

この記事ではインターナショナルスクールの保育士の給料と求人、英語を活かせる職場や採用されるレベルがわかります。



インターナショナルスクール保育士の給料と労働条件【契約社員が基本?】

インターナショナルスクール保育士の給料と労働条件とは?英語を話せる保育士がほしいと願う保育園は増えています。

その理由は認可保育園でも英語教育に力を入れるようになってきており、小学校では英語が必修化され日本がよりグローバルな時代になりつつあるからです。

そんなインターナショナルスクールで仕事をする保育士について書いています。

英語が話せる保育士と聞くと、すごく待遇が良いように感じますが、実際に所はどうなのでしょうか?

インターナショナルスクールの園長の立場から書いていきます。

インターナショナルスクールの保育士の給料と労働条件

英語ができる保育士の給料ですが、一般の保育士と比べると給料は少し安いです。

英語保育園と呼ばれるプリスクールやインターナショナルスクールは認可外保育園

つまり、認可保育園と違って補助金なども出ていないため経営は子供の人数に左右されます。

正社員の場合は月給は17万円~20万円程度が基準でボーナスはあまり期待できません。

運営母体によりますが、良い勤務先で夏冬合わせて賞与は2か月分程度となりますし、そもそも雇用形態はほぼ契約社員です。

雇用形態は契約社員【インターナショナルスクールの現実】

インターナショナルスクールで日本人を正社員で雇用するところはあまり聞いたことがありません。

私の園も契約社員という雇用形態にしていました。

福利厚生はついており、認可保育園と違って休みが多く夏休み、冬休み、春休みがあるところが多いですので休暇を求める人にとっては良い求人かもしれません。

ただし、お金に関してはシビアに厳しい印象があります。

無認可保育園の英語化!インターナショナルスクールは人気

英語が増えているといっても認可保育園では週に1時間程度のレッスンがあるだけですのでそこまで増えているわけではありません。

英語教育に関しては英語の保育園として人気を集めているインターナショナルプリスクールが人気です。

親が英語で苦労をしたから、英語を教えるのは簡単ではないから、小さなときから英語に触れていてほしいという気持ちから幼稚園は保育園へ行かずインターナショナルプリスクールを選択する方も多いです。

→ 2020年英語教育改革で小学校の勉強と大学入試が変わる?4技能が重要

インターナショナルスクールで保育士が求人で採用をされるための基準

インターナショナルスクールで保育士が求人で採用をされるための基準英語が使える保育士はとても貴重な人材です。

もちろん私はインターナショナルスクールで運営と管理をしていたので採用も行っていたのですが、もちろん誰でも採用をしていたわけではありません。

一定の基準を設けて採用活動を行っていたので、私の経験も踏まえて書いて行きます。

私は履歴書を見て採用の基準としたことが保育経験」「英語力」「コミュニケーション能力」になります。

保育士と持っているため保育ができることは当たり前なのですが、どの年齢を保育してきて、過去にどんな保育園で働いてきたのかをとても重要視していました。

インターナショナルスクール保育士の仕事は保育【求人に保育資格が必要】

インターナショナルスクールの場合は保育はおろそかに考えられがちですが、実際に現場へ入ると外国人であるネイティブに保育は期待をすることができません。

そのため保育に関しては日本人が責任を持つことになります。

保育経験は必須ですし保育経験がなかったとしても幼稚園の経験がある、子供関係の仕事をしていたなど保育や子供と接する仕事をしてきた経験は必要です。

できれば保育士で最低でも3年程度は認可保育園などで経験をしてくるとインターナショナルスクール側としてもほしい人材になりますね。

英語保育士は保育を英語でするため「保育」は外せませんね。

インターナショナルスクール保育士に必須の英語力!必要なTOEICと英検のレベルは?

英語保育士として働きたいならば英語は必須です。

英語なので「ネイティブとの会話」「コミュニケーション」のためにも最低限の英語はできなければ採用をしてもらうことはできませんし理想は発音もきれいな方がよいです。

留学先でもアメリカ、イギリス、カナダなどの人はキレイですが、アジア系へ行った人はなまりが入っているケースもありますので理想は発音や発声もきれいな人の方がよいですね。

英語力に関しては採用試験でネイティブとの会話も聞かれますが、目に見える点数や数値も必要です。

例えば、TOEICの点数や保育英語検定の資格を持っている人を見るようにしていました。

TOEICならば点数は最低でも700点を基準にしていましたし、せめて650点はある人を採用していました。

英検ならば最低でも2級程度が採用の基準といえますがどちらかといえばTOEICです。

TOEICの700点というのは最低限のビジネス英語を使用することができるという基準となっています。

他にも保育士を持っている人は保育英語検定に合格をすると英語ができる保育士という証明となる「イングリッシュエキスパート保育士証」を取得することができますので一つの判断基準にしていましたね。

TOEICと英検のスコアをチェック

英検TOEICレベル
1級945点以上流ちょうな会話と高度な内容の長文作成や理解ができる
準1級785点以上日常・ビジネスの場で会話と複雑な文章作成や理解ができる
2級550点以上日常会話と簡単な文章作成ができる
準2級225点以上簡単な日常会話と文章が理解できる
3~5級120点以上簡単な単語やフレーズを使い最低限の意思疎通ができる

採用をされる基準としては英検2級以上、TOIECは650点以上です。

英語は日常会話は必須でそれができない人は採用もされないケースも多いでしょう。

保育英語検定のレベル

また、保育士の英語レベルとみるための保育英語検定というテストもあります。

これは民間の会社が「国際化の波に対応できる保育士育てる」ことを目標にしている資格です。

英語は幼児にわかりやすい英語が求められレベルは6段階に分けられます。

1級
【専門レベル】高度なコミュニケーション能力、文章作成能力があり、園の中核的な役割を担える
準1級【実務レベル】円滑なコミュニケーションおよび園活動に必要な文章作成、下位資格者への指示ができる
2級
【補助レベル】園児・保護者とのコミュニケーションおよび簡単な文章作成、英語のみの保育の補助ができる
3級
【基礎レベル】基礎の文法を理解し、定型文を用いて園児・保護者とコミュニケーションができる
4級
【初級レベル】簡単な定型文を用いて、園児とコミュニケーションができる
5級
【入門レベル】初歩的な単語やフレーズが理解できる

もし保育英語検定を受けるならば2級以上でなければ採用は難しいですが、インターナショナルスクールなどではあまり求められていない資格です。

英語レベルを証明するためにもTOIECが一番良いですね。

コミュニケーション能力

最後にコミュニケーション能力は大事です。

子供や保護者対応はもちろんですし、文化の違うネイティブと円滑にのコミュニケーションを取ることができるのかに関しても重要です。

インターナショナルスクールもクラスの運営をする場合にはあくまでもチームとして仕事をしていく必要があります。

そのため、内部の職員と外部の保護者や子供達の円滑にコミュニケーションが取れるかがとても重要な採用項目といえます。

英語力は多少落ちてもコミュニケーション力は大事ですので面接などで英語力が採用に関してネックとなりそうな場合には熱意や人柄という点も大きなポイントですのでしっかりとアピールしましょう。

英語保育士が英語を活かせる求人の職場とは?仕事の内容を解説

英語保育士が英語を活かせる求人の職場とは?仕事の内容を解説保育士が英語を活かせる職場といえばインターナショナルスクールです。

インターナショナルスクールとは先ほどもお伝えしたように日常を英語で保育する場であり、日本語を使わず英語で保育をすべてすることが多いですね。

ただし、インターナショナルスクールでは英語ができて保育士資格を持っていることが必須といえますので英語が得意ならばインターナショナルスクールに勤務をするということを検討してみましょう。

ちなみにインターナショナルスクールには2つの種類がありますので、どちらに就職をしたいのかは検討が必要です。

プリスクールとインターナショナルスクールの違い

英語で保育士の求人を探してみると「プリスクール」と呼ばれる園と「インターナショナルスクール」と呼ばれる園があります。

この2つですが実は種類が異なりますので注意をしましょう。

プリスクールとは?英語の保育園

プリスクールは主に日本人の乳幼児を対象としている施設で0歳児(もしくは1歳児)~就学前までの児童を対象とした保育園となっています。

最近は英語を幼少期からさせたいというニーズにより英語ができる保育園が年々増加傾向にあります。

他にも英語保育園、バイリンガル保育園・幼稚園なんて呼ばれることもありますが認可外保育施設という扱いになります。

インターナショナルスクール

それに対してインターナショナルスクールは同じように0歳児(もしくは1歳児)~就学前の子供を預かっている施設ですが対象としている子供は日本に住む外国人の子供です。

もちろん帰国子女などの日本人枠も用意をされている施設です。

本来は外国籍の子供を預かる施設となっているのですが、日本の教育や保育要録などとは違った独自のカリキュラムを運営しているケースが多いですね。

最近は外国籍を持っていなかい日本人が入園を希望するケースが多いです。

また、インターナショナルスクールの場合は小学校、中学校、高校まで併設をしているケースも多く保育園や幼稚園と言うよりは学校に近いイメージです。

英語が話せる日本人保育士の役割【バイリンガルも一緒】

インターナショナルスクールでの日本人の役割となると、基本的には外国人のサポートをすることになりますが中にはメインティーチャーとして選ばれるケースもあります。

英語を教えるレッスンのようなことをするケースもあり読み、書き、発音などの場合もあれば日常保育を英語でするというイメージになります。

保育はもちろんですが、担任業務として保護者対応や書類など普通に保育園で仕事をするのと大きな差はありません。

英語保育園の保育士の一日のスケジュールを解説

実際に私は英語の保育園の園長をしてきました。

そこで、英語ができる保育士を採用し、運営もしてきましたので実際に英語ができる保育士として働く一日を紹介していきましょう。

8:00:出勤をして掃除や保育の準備。

8:30:子供が順次登園するので受け入れをする。

9:30:朝の会(モーニングサークル)

10:00:レッスン(ネイティブ講師のサポートもしくはメインとして教える)

※設定保育のようなイメージです。

11:00:自由遊び(戸外遊び、制作など安全に見守るネイティブ講師のサポート)

12:00:ランチ(昼食の配膳や手洗い、歯磨きの指導)

13:00:お昼寝・休憩(園児の寝かしつけ、ノート記入、休憩など)

14:30:おやつ

15:00:レッスン(ネイティブ講師のサポートもしくはメインとして教える)

16:00:子供たちが順次降園(保護者対応をしていく)

17:00~17:30:全員降園(掃除、片付け、明日の保育の用意をして帰宅)

あとはシフト制となってるいるため時間差になりますし、中には開園時間が15:00となるケースもありますので理解をしておきましょう。

事務作業は保育園と変わらない

あとは事務作業が別にあります。

保育園と変わらない日案、週案、月案などの書類関係はもちろんですし、認可外保育園なのでマニュアルを作ったりそれに従って対応をしたりしなければなりません。

認可は担任でも複数の日本人がいますが、インターナショナルスクール、プリスクールは日本人と外国人のペアとなるため日本人に事務仕事が偏るため書類関係は多いイメージです。

私も英語保育士に悪いなと思いながらも監査に通過をしなければならないために書類がたくさん必要でしたが認可保育園では当たり前の量の書類です。

インターナショナルスクール保育士の求人と給料のまとめ

インターナショナルスクール保育士の求人と給料のまとめ英語が話せる保育士のニーズはあります。

ただし、それは一部の場所であり主にインターナショナルスクールやプリスクールなどが基本となります。

認可では英語を話せたとしても採用にプラスになることはあまりありませんし英語を活かせる環境ではないため英語保育園へ就職を目指しましょう。

英語が話せる保育士は貴重なのですが働ける場も少ないため現実は給料が低い、契約社員と過酷な状況です。

それでもよいと覚悟ができるならばよいですが、「高い給料がほしい」「長期に勤務をしたい」という点に関してはあまり適していないかもしれません。

貴重な人材でもニーズがあるのかは別の話しとなりますのでそこは理解をして就職活動をしましょう。

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