
私立小学校の費用はどれくらいかかるのでしょうか?
小学校への進学のタイミングで考えることが地域の公立小学校へ通わせるか?それとも「私立小学校へ通わせるか?」ということです。
もちろん私立小学校へ入学をするためには試験に合格をしなければなりません。
私立小学校へ行くとお金はかかりますが、その分のメリットが多いですし、公立とはちがった特色というものもありますね。
この記事で私立小学校の学費や公立小学校の違いメリットデメリットがわかります。
私立小学校の学費と公立小学校との違いを6年間で比較【親の年収も】
では、まず最初に基礎知識である私立小学校と公立小学校の違いについて書いていきましょう。
将来自分の子供を私立小学校に行かせるには私立小学校の学費が払えるだけの収入を得なくてはならない。
— HIROPI (@sur9eon) October 29, 2010
@tmaita77 @shido_tk 私立小学校の学費から考えると当然のことかなと思いました。ちなみに立命館小学校に入学すると初年度の学費は約155万円です。それ以外にも交通費などがかかり、卒業までに1000万円は必要です。兄弟がいたら、その人数分です。
— Heart Cocktail (@heartcock2) January 10, 2014
学費はもちろんなのですが、学力などにも差が出てくるといわれておりそれぞれにメリットデメリットもありますので紹介していきます。
小学校の受験を担当してきたものとしては、お金に余裕があるならば「私立小学校へ入学をする」方が絶対にメリットは高いです。
私立小学校の特徴とは【費用が高くても通う価値あり】
私立は小学校の学校教育要領に応じた教育を提供しているのはもちろんです。
そのほかにも私立の小学校には各学校によって特色もあり、宗教教育、独自の教育方法、独自のカリキュラムなど公立にはない特徴を持っているのが私立小学校の特徴といえます。
また、中には大学までつながっている小中高大の一貫校のようなところもあり小学校で入学をしてしまえばそのまま大学までエスカレーターで行けるという学校もあり、大きくなってから受験勉強をするなら今のうちにさせておこうと早い段階から私立の小学校を目指している人もいます。
私立小学校にかかる学費と毎月の費用
私立の小学校へ通うとなった際に学費は学校によってことなります。
これは学校の設備や伝統にも左右をされ、私が知っている関西の私立小学校でも選ぶ先によっては年間で50~100万円近く差がうまれることもあります。
私立によって費用はことなりますので、それも含んで考えましょう。
・授業料:月々2万円~6万円程度 ・給食費:3,000円~10,000円程度 ・教材費・学校使用料など:3万円~5万円程度 ・PTA会費t:1,000円程度 |
これが相場となる費用となります。
もちろんこれ以外にも通学をするとなったら通学費用、塾へ通う通塾費など学校に不随をして追加で必要なお金もありますので注意をしておきましょう。
総額をまとめてみると月に5万円~10万円程度が相場なので年間にすると安い学校でも50万円、高い学校だと120万円くらいかかります。
給食費が学校によってはホテルのシェフが作るなどを売りにしているところもあり、そのような学校は必然と給食費は高くなります。
それ以外にも最初にかかる費用があります。
私立小学校の入学金などの諸経費
月々の費用は上記のようになりますが、それ以外にも入学金などがかかる場合もありますので紹介していきます。
・入学金:10万円~ ・制服・体操服:3万円~10万円 ・指定用品:3万円~ ・受験料:1~3万円程度 |
私立の小学校の特徴は教育方針が決まっていることと、その方針に従って教育をしていくためそれに伴う費用がかかります。
特に制服は必須で特注のものとなるため10万円程度は必要ですが、学校によっては安い費用も所もあるので学校により異なりますが目安としては上記の通りです。
他にも寄付金という形でお金を支払う必要もあり、私も知っている私立では1口30万円~50万円くらいで2口以上ということをもとめられる場合もあります。
そのため、入学案内に書いてある費用よりも裏でかかるものがあると思っておきましょう。
親の年収はいくら【6年間通う私立小学校は資産が必要】
ここまで私立と公立小学校の費用について書いてきましたが、毎月かかる費用に関しては7倍から14倍程度といわれていますので親の収入がなければ通うこともできません。
一般的にいわれているのは親の年収は最低でも600万円以上あり、私立小学校の親の半数は年収は1,200万円をこえているといわれていますのでそれなりの仕事についていなければ私立の小学校へ通わせることは難しいでしょう。
それが6年間必要なわけですから。
公立小学校の費用は安い?【私立小学校と比較】
次に公立小学校の費用についても書いていきましょう。
私は娘を二人とも公立の小学校へ通わせているのですが、「無料」と思っているのは大きな間違い。
実は公立小学校でも費用がかかります。
入学金と諸経費
公立も最初に入学をする際に費用はかかりますが私立と比べると安いものです。
しかし、費用はかかりますので覚悟しておきましょう。
・入学金:0円 ・指定用品:5,000円程度 ・制服と体操服:15,000円~30,000円程度 ・保険代:1,000円程度 |
公立だと3年生で絵画で必要な絵の具のセットと辞書、4年生で習字セット、彫刻刀セット、5年生で裁縫セットなど学年ごとに追加でで購入をする必要があります。
制服に関してはない地域もありますので、必要な費用は体操服だけとなり通う小学校によって異なります。
月々のかかる費用
月々にかかる費用についても書いていきましょう。
・授業料:0円 ・給食費:3,000円~5,000円程度 :PTA会費:100円~500円程度 ・修学旅行の積み立て:7,000円程度 ・消耗品や教材費:2,000円程度 |
公立小学校で主にかかるのは給食費くらいです。
地域によっては学校協力費として多少かかる場合がありますが、月々1万円あれば十分通うことが可能だといえます。
私立小学校のメリットデメリット9選【公立小学校と比較してみよう】
そんな私立小学校のメリットデメリットについて書いていきましょう。
1.独自の教育を受けられる【私立の理念】
まず最初に言えることは「独自の教育を受けられる」ことです。
これは各学校によりますが、例えば算数に特化をしている、ノートの取り方を徹底指導、中学校受験へ向けて高学年は学校の勉強以外に塾も入っているなど学校の独自のカリキュラムを受けられます。
特に勉強に関しては+アルファの部分が非常に多いという点は私立小学校のメリットといえます。
最近は英語教育の時間が長い、プログラミング用のパソコン部屋が充実している、教科書はすべてタブレットなど私立だからこそのメリットがありますね。
2.宗教教育を受けられる【仏教・キリスト教】
公立小学校は無宗教となりますが、私立小学校は宗教教育を取り入れている学校も多いです。
多い宗教は「仏教」「キリスト教」などであり、ほかにも創価学会なども学校を設立しています。
宗教教育を小学校から学ばせたいという場合には私立小学校を選びましょう。
3.勉強の進度が早くプラスの教育を受けられる【塾も導入】
これは入学をする学校にもよりますが勉強に特化をしている学校の場合だと大体4年生までには6年生の勉強を終わらせることになり、そのあとは中学校受験を目指して独自の勉強や塾が参入をするケースも多いです。
公立小学校と比べると勉強の進捗度は早いため子供も勉強にしっかりと取り組める環境が整っています。
4.良い進学ができる可能性が高い【環境も進学へ】
勉強に関しては公立小学校よりも進度が早いため、そのまま私立の中学校へ行く子供の多いです。
小学校の勉強以外に勉強の終えることができているため中学校受験対策もしているところもあります。
すると、中学校受験をして良い進学先、もしくはそのままエスカレーターで進学ができるので常に高いレベルの勉強や環境に触れられます。
5.個別に勉強を見てくれる場合も【対応してくれる】
私立小学校は勉強に進度が早いためどうしても勉強についていけなかったり、落ちぶれてしまうこともあります。
しかし、私立の学校の場合はそこからサポートをしてくれるケースもあり生徒全体の学力の向上を目指している場合もあります。
6.先生の異動は少ない【学校による採用】
私立の小学校の場合は先生の異動はとても少ないです。
基本的には学校の先生はその学校法人から採用をされていることになるため同じ法人内でしか移動がないため1年生の頃に見てもらった先生がずっといるというのは私立小学校の魅力といえます。
7.学費が高い【6年間で大きな出費】
公立とは違って私立小学校は高い学費を支払う必要があります。
その費用については後程紹介しますが、公立小学校とは全く違う金額となりますので毎月の出費もかかりますしそれが6年間は最低かかりますので理解をしておきましょう。
8.通学が遠くなる【電車バス通学】
公立小学校は地域の子供達が集まる場所であるため、近隣の子供達が集まります。
そのため、ほとんどが徒歩圏内となるため遠くても徒歩30分程度となりますが、私立小学校の場合には電車やバスを利用して通学をすることとなることもあるため通学に時間がかかります。
1時間圏内ならば当たり前と思っておきましょう。
9.受験にクリアしなければならない【小学校受験】
私立小学校へ入るためには年長の時点で小学校受験をクリアしなければなりません。
そのため、年中の4歳児の時点で受験勉強は必須となりますので対策をしていく必要があります。
ほとんどの場合は一発勝負となることから受験日へ向けて積み重ねていき体調も整える必要がでてきますね。
小学校受験については小学校受験の面接と質問と模範回答!父親も対策をすべきに書いていますので参考にしてください。
公立小学校の特徴とメリットデメリット
私立小学校の次に公立小学校について書いていきましょう。
公立小学校は近隣にある小学校となっており受験なしで誰でも進学ができますし、地域の友達も多いので仲の良いお友達とも一緒に遊びに行ける場所となっています。
公立は誰でも受け入れる環境がととのっていますのでいろいろな家庭環境の子供と知り合うこともあり、他人への思いやりや集団活動という勉強以外にことが学べる場でもあります。
また、小学校の場合は給食がでますので子育てをしている世帯からするとメリットが高いといえますね。
次に公立小学校のメリットデメリットについて書いていきましょう。
公立小学校は私立の小学校と比較をすると違う点もありますので書いていきましょう。
1.地域に住む友達が多い
公立小学校は住んでいる地域にあるため、その地域の友達が通う小学校となります。
そのため、通いやすい場所にありますし、幼稚園や保育園が一緒の友達もいますので仲の良い友達と一緒に通うことができるメリットがあります。
地域によってはそのまま中学校も一緒というケースもありますね。
2.給食がある
ほとんどの小学校に給食がありお弁当を持っていく必要はほとんどありません。
毎日暖かいご飯を友達と一緒に食べられるという点は魅力的ですね。
3.障害のある友達もいる
公立の小学校にはいろんな友達がおり、障がいを持っているお友達もいますのでいろんな価値観や考え、環境など多様性を学べる場ともいえます。
4.勉強は期待できない
公立小学校は小学校学習指導要領に則って進められます。
私立のように進度の早い勉強をしていくことになりますので、そのまま公立の中学校、高校へと進学をしていくのならばよいのですが中学校で受験などを検討する場合には塾へ通うことが必須となります。
公立は「すべての子供に平等な教育を」という考えがあるため早い速度で勉強はしません。
また、勉強が遅れていても放っておかれますのでサポートも期待できないですね。
5.先生の異動がある
公立の先生は異動がありますので、頻繁に先生が変わるケースがあります。
また、先生によって実力には差があるため良い先生に当たれば子供はすごく伸びますが、実力のない先生に当たると勉強が期待できないため先生によって子供の学力にも差が生まれます。
6.誰でも通学できる
受験は私立のように必要ないため誰でも通学ができます。
私立小学校の費用は高い!公立小学校と環境が違う【親の収入次第】
小学校受験の担当をしてきた私が受験を考えている、もしくはこれから小学校の受験をするという方にいつも言っていることがあります。
それは私立の小学校は「環境を買う」ということです。
私立の小学校へ来るという時点で受験をクリアしており、賢い子供が入学してきますしそれに見合ったご両親もいます。
また私立の先生は教育の質も高いため勉強する環境が整っているといえますすので、私立へ行くならばそのメリットを理解しておきましょう。
あとは学校の選び方を間違えないようにして下さい。
子どもが6年間すごす場所なので会わないと地獄ですし、最悪退学をして公立の小学校へ編入をするということになりかねません。
首都圏だと大阪は17、東京都は53の小学校がありこの中から選ぶこととなりますので、子供に向き不向きもあります。
伝統だから、カトリックだから、近いからで選ぶのはなく「子供に何を学ばせたいか?」で学校選びとするとよいでしょう。
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- 2020年 5月 04日
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