帝王切開のリスクと費用とは?保険と高額医療費が使える出産方法

この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。

赤ちゃんを産むとなった際に自然分娩といって普通に出産をする方法と帝王切開という方法があります。

本来は自然分娩で出産をできることが良いのですが、時には自然分娩がうまくいかないことから帝王切開へ切り替える妊婦さんも多いです。

今は約4人に1人は帝王切開で出産をしているといわれていますね。

もちろん最初に帝王切開で出産をしており、2人目、3人目と帝王切開ならば慣れているので不安もありませんが、初産で医師から「帝王切開になるかも」と言われると不安になるもの。

ここでは帝王切開のリスクや費用などわかりにくいことについて書いていきましょう。



帝王切開とは

帝王切開とは出産をする際の1つの方法で、妊婦さんのお腹と子宮を切開してそこから赤ちゃんを取り出す分娩方法です。

出来れば自然分娩で産みたいと思っている妊婦さんもいるのですが、妊娠の状況や赤ちゃんの状態、分娩の経過によっては難しいこともあります。

そんな帝王切開ですが実は2種類あるのです。

1つ目は最初から自然分娩が難しいと判断をされた場合に行う「予定帝王切開」です。

そして、もう一つはお産中にトラブルが発生し、緊急で行う「緊急帝王切開」です。

予定帝王切開

予定帝王切開は医師の判断で予定を立てて帝王切開で出産をすることです。

これは自然分娩ではリスクが大きいことが事前にわかっている場合に母体と赤ちゃんの安全を守るために医師から帝王切開を進められるケースが多いです。

妊娠37週目以降に手術日を決めて行うのでパパの出産日に仕事を休むなど調整をしやすい点はメリットです。

そんな予定帝王切開になる理由について書いていきましょう。

前置分娩

胎盤が部分的、もしくは完全に子宮口をふさいでいる場合は、経膣分娩だと赤ちゃんが産道を通れません。

また赤ちゃんより先に胎盤がはがれる危険性もあるので、帝王切開で出産します。

これは赤ちゃんの命を考えた際に最善の出産方法ですね。

多胎妊娠

多胎児とは双子以上の出産のことです。

双子で赤ちゃんのポジションに問題がなければ自然分娩となることもありますが、トラブルを未然に防ぐ意味ても多胎児の場合には帝王切開を選ぶことが多いです。

三つ子以上の場合は母体の安全のために帝王切開になるでしょう。

児頭骨盤不適合

ママの骨盤よりも赤ちゃんの頭が大きかったり、骨盤の形が変形しているなど赤ちゃんが骨盤を通り抜けることができない、もしくはできない可能性がある場合にはリスク回避のためにも帝王切開となります。

妊娠高血圧症候群

高血圧の症状が重いと胎盤の機能の低下をすることから赤ちゃんへ十分な差塩が供給されないため危険です。

赤ちゃんの発達が遅いなどの場合には早めに帝王切開にする場合があります。

巨大児

赤ちゃんが大きくてママも骨盤をどう考えても通らないという場合には帝王切開になります。

赤ちゃんの成長をみて医師が判断をしますが、ママの体格なども関係をしてきますので人によって対応は異なります。

緊急帝王切開

緊急の帝王切開はお産中になんらかのトラブルが生じた場合に自然分娩だと危険だと医師が判断をした場合に緊急で同意を経て行います。

心の準備ができていないので焦ってしまうこともあるのですが、ママと赤ちゃんのことを最優先に考えた際に起こる対応をすることなので、落ち着いてください。

緊急帝王切開になるケースとしては、お産中の赤ちゃんの状態や母体の状態によっても大きく左右をされます。

何よりもママと赤ちゃんが無事に生きることが重要なので、医師に従いましょう。

1人目が帝王切開ならば2人目の帝王切開?

こえれはよいく言われることなのですが、一人目が帝王切開だったからと言って2人目の帝王切開になるとは限りません。

ただし、一人目を帝王切開にした理由にもよりますが帝王切開になる可能性は非常に高いです。

自然分娩を希望する場合には医師に慎重に判断をしてもらいましょう。

帝王切開のリスク

ここまで書いてきたように帝王切開は母体と赤ちゃんの安全を最優先にした出産方法の1つです。

そのため、リスクを回避するために行われるのが一般的なのですがもちろんて帝王切開によるリスクもあります。

赤ちゃんへの影響

まず赤ちゃんへの影響を書いていきましょう。

最初にあげられるのは「新生児一過性多呼吸」と呼ばれる呼吸障害を起こすものです。

これは何らかの原因で胎児のときに肺の中を満たしていた肺液がうまく吸収をされないで一時的に呼吸がしづらくなるものです。

多くの場合は軽症で済みますが酸素の投与などできちんと対応をして2~3日以内に収まり後遺症も残ることはほとんどないとされていますね。

他にも予定日よりも帝王切開で早く生まれることによる低出生体重児は肺の機能が未熟なことで起こる呼吸の病気になることもあります。

もちろんそのあたりの処置も考えて医師は帝王切開を決めているといえますね。

母体への影響

帝王切開は自然分娩と違って手術と同じになることから体へのダメージはもちろんあります。

予定帝王切開ならば医師からの説明もあるのですが、緊急帝王切開となった場合にはわからないこともあるので医師にきちんと話を聞いて疑問を解決しておきましょう。

そんな母体へのリスクですが「切開の傷跡が残る」「術後の痛みが残る」「退院まで時間がかかる」「手術による感染症のリスクがある」などです。

中には帝王切開をしたことにより「お腹がへこまない」と悩んでいるママもいますのでこれもリスクの1つといえます。

特に退院までは自然分娩の場合は約4~5日で退院ができるのですが、帝王切開の場合には約8~10日程度となります。

また、麻酔によって頭痛などを引き起こす可能性もありますね。

帝王切開の費用と流れ

あと、帝王切開になった場合に気になるのが費用ですね。

出産費用に関しては出産育児一時金の制度があるので42万円がもらえます。

もちろん自然分娩の場合はこれを超えてもそこまで支払う必要はないですが、帝王切開の場合にはどうなのでしょうか?

費用の相場を見ていきましょう。

費用は高い?

帝王切開の費用は高い?なんて言われていますが、実は保険適用となります。

そのため地域や医療機関にかかわらず22万2,000円(32週未満の早産は24万2,000円)と一定額となっており、そのうちの3割が自己負担です。

そのため、帝王切開の費用は約66,600円となりますね。

ただしこれは手術代だけとなっており、ほかにもベッド代、食事代、分娩介助料、新生児保育、検査費用などが掛かります。

また入院期間も自然分娩と比較をすると長くなることから約40万円~100万円かかると言われています。

高額医療費制度を利用しよう

ただし、帝王切開に関しては高額医療制度を利用することができます。

高額医療費制度とは、一か月の間に支払った医療費が一定額を超えた場合に超過分を払い戻してもらえる制度です。

収入などによっても左右をされますが一定額が戻ってくるのはありがたいですよね。

高額医療費制度についてはこちらの高額医療費の申請方法といくらもらえる?妊娠中 帝王切開も使える制度をご覧いただければわかると思います。

帝王切開の流れ

今後帝王切開を予定している人からするとどんな流れで帝王切開が進むのかはしっておきたいもの。

そこで、帝王切開に流れについても書いていきます。

1.手術日前日から入院し、諸検査を行う

2.前日の夜から絶食し、浣腸などを行う

3.当日の朝から点滴を開始、術後まで継続する

4.下半身麻酔(脊椎から入れる局所麻酔)をして帝王切開手術を行い、赤ちゃんを取り出す

※最近は傷が残らないように横切開が主流となっています。

5.胎盤を摘出し、縫合する

このような流れとなっています。

帝王切開で麻酔をされていると赤ちゃんが生まれた瞬間がわからないという方は安心をしてください。

帝王切開の場合は局所麻酔で下半身にするためママも意識はある状態です。

そのため取り上げられた時には赤ちゃんを目の前で見ることができますし、出産後はカンガルーケアを呼ばれる赤ちゃんをママにだっこをさせてくれるところが多いです。

手術の時間はどれくらい

手術の時間は約30分から1時間くらいで終わります。

そのため外科手術としてはかなり短い部類に入るものとなっていますね。

ただし、手術なので朝に諸検査をして、お昼くらいには赤ちゃんが生まれているというイメージです。

帝王切開のメリット

先ほど帝王切開のリスクについて書きました。

しかし、その反面メリットもありますので帝王切開のメリットについて書いていきましょう。

・医師の管理も下で出産をするので安心で安全な分娩ができる。

・自然分娩のような痛みがなく、短時間で出産が終わる。

・医療行為により保険適用になるため、自然分娩よりも費用が抑えられる場合もある。

・予定日が決まっているので準備がラク。

こんな風に予定がたちやすいという点は大きなメリットといえますね。

帝王切開のまとめ

帝王切開について書いてきました。

もちろん手術となることから気持ちの整理や準備という部分で不安なこともありますが、母体と赤ちゃんの安全を最優先にした分娩方法なのでこれから出産の方は頭に入れておきましょう。

検査などで経過が順調な妊婦さんでも体調などを理由に帝王切開に切り替えるケースもあります。

急に告げられるとついつい焦ってしまったり心配になってしまうこともありますがそこはしっかりと医師に話を聞いてどんな処置をするのか?どれくらいで終わるのか?など家族で共有をしておきましょう。

何よりもママと赤ちゃんが無事に生まれてきてくれることが大事ですよね。

taka代表

投稿者プロフィール

元保育士でこのサイトの運営をしているtakaです。

1981年生まれの37歳で関西に住んでおり、妻と娘2人の4人家族です。

認可保育園で現場を8年保育士をして、その後は認可外保育園の立ち上げや集客、営業、組織作りなどをやってきています。

経歴は保育園での主任、副園長、幼児教室でのエリアマネージャー、インターナショナルクールの園長などを現場から管理職まで歴任してきている異色な経歴だとよくいわれます。

今は保育の業界からWEBの世界まで知識をもっていますので、保育コンサル、保育組織改善、子育て相談など子供関係の仕事とWEB関係でホームぺージ作成などの幅広し仕事をやっています。

ちなみにNLPのマスタープラクティショナーを所持していますので心理学もしっています。

https://banbi-no.com

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現在37歳で関西の奈良県に住んでおり、小学生の娘も2人いるお父さんで最近はキャンプにハマっています。

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