マイコプラズマ肺炎の治療と原因 症状 検査とは?入院して治すの?



子供が感染すると大変なマイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。

私も娘も実際に感染をしたことがある病気で子供もかなりしんどそうにしていたので看病をしている大人も辛かったのを今でも覚えています。

そんなマイコプラズマ肺炎の症状や潜伏期間、治す方法などについて詳しく書いていきたいと思います。

マイコプラズマ肺炎とは

名前くらいは聞いたことがある方も多いマイコプラズマ肺炎ですが、一体どんな病気なのでしょうか?

マイコプラズマ肺炎とは肺炎マイコプラズマという細菌が飛沫感染、接触感染により感染をすることで起こる呼吸器系の感染症のことです。

肺炎球菌による肺炎とは異なる種類の肺炎であるということから、非定型肺炎とよばれておりβ-ラクタム系抗生物質の効果がみられない肺炎のうち、結核などを除く肺炎の種類のことを指しています。

マイコプラズマ肺炎の症状

マイコプラズマ肺炎の症状とはいろいろな可能性がありますので紹介をしていきましょう。

最初は頭痛や発熱、全身のだるさからインフルエンザに似たような症状が現れます。

また、発症後3~5日経過をしたくらいから始まるのがです。

最初は乾いた咳で徐々に強くなっていき、後半になるにつれて痰の絡んだような咳にかわりっていきます。

熱が下がったあとも咳は続き最終的には3~4週間くらい咳が止まらない事例もありますので長い間辛い思いをすることになります。

それ以外にも以下のような症状がみられます。

・鼻水やくしゃみ → 特に幼児に多い

・嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状

・耳の痛み

・発疹

特に消火器症状や耳の痛みに関しては症状が出るケースも多く約25%の人に出ると言われていますのでかなりつらい症状といえますね。

また、非常に確率としては低いですが中耳炎、無菌性髄膜炎、脳炎、心筋炎、関節炎、ギラン・バレー症候群などの様々な病気を発症するケースもありますので注意が必要です。

感染しやすい年齢

マイコプラズマ肺炎にはかかりやすい年齢があります。

学童期から青年期と呼ばれる小学生の時期に特に感染が多い病気で3歳未満の幼児では少なく、1歳未満ではかかることはほとんどありません。

学童期の年齢がかかりやすい理由は学校へ行くと小学校の中で不特定多数の人たちと会うことになりますので飛沫感染により感染をするのです。

また40歳未満の成人にも感染をする症例が多く上げられており別名オリンピック肺炎と呼ばれています。

その理由は4年に1度大流行をするからという理由になりますね。

大人の場合は風邪の症状で咳がひどいと思っていたらマイコプラズマ肺炎だったという事例もありますね。

マイコプラズマ肺炎の潜伏期間

マイコプラズマ肺炎の潜伏期間です。

インフルエンザなどの感染症の場合は感染をしても1週間以内には発症をするケースが多いですが、マイコプラズマ肺炎の場合は少し違っています。

肺炎マイコプラズマに感染をしてからおよそ2~3週間程度で発症をします。

原因と感染経路

マイコプラズマ肺炎は細菌に感染をすることで引き起こされます。

その中で代表的な感染経路は「飛沫感染」です。

飛沫感染とは空気中に感染源であるマイコプラズマの細菌が飛んでいるものを吸い込んだり、感染している人の唾液、咳などを通してうつっていく状態のことです。

また、気をつけたいのはマイコプラズマはドアノブや箸などに付着をしたときなどにもしばらく生存をしているということです。

そのため、マイコプラズマ肺炎の人が咳を抑えるために手に触れた菌がドアノブに着きますので、元気な人がその細菌を触ることにより接触感染の原因にもなってしまいます。

マイコプラズマ肺炎と呼ばれていますが、実は最初から肺炎を発症するわけではありません。

呼吸器に侵入したマイコプラズマは気道の粘膜を破壊していき、気管支や細気管支などにダメージを与えることが知られています。

これにより粘膜の剥離や潰瘍が起こり結果的には肺炎になってしまうのです。

大人も感染をする?

実はマイコプラズマ肺炎は大人にも感染するといわれています。

ついつい大人だけだと思っていたのですが、大人も感染をすると大変な病気を引き起こす可能性もありますので注意をしなければなりませんね。

子供の感染経路は比較的特定がしやすく、学校や家族、習い事などわかりやすいのですが大人の場合は会社の通勤電車や会社、営業をしている会社などあらゆるところが想定をされるため特定は難しいといわれています。

感染を防ぐためには風邪と同じような咳エチケットの対応をしておくことです。

・咳やくしゃみの際にはティッシュやハンカチで口と鼻を抑える。

・口と鼻を覆ったティッシュは蓋つきのゴミ箱へすぐに捨てる。

・咳をしている人にはマスクの着用を促す。

(参考:厚生労働省「咳エチケット」)

マイコプラズマ肺炎の治療法

ここまではマイコプラズマ肺炎について書いてきましたので、次に治療法について書いていきましょう。

マイコプラズマ肺炎になると治療にも時間がかかるやっかいな病気なので十分気を付けていかなければなりませんので検査の方法や治療法について書いていきましょう。

マイコプラズマ肺炎の検査方法

上記の紹介をしているような症状が出た場合にはおそらく病院へ行くことになりそこで検査をすることになります。

検査をした結果で病状も明らかになりますし、症状もわかりますので十分気を付けていかなければなりませんね。

そこでマイコプラズマ肺炎の検査の方法について書いていきましょう。

検査の方法は主に3つが基本となっています。

・LAMP法(マイコプラズマ核酸同定検査)

・迅速診断キット

・レントゲン撮影

そのほかにも検査の方法がありますので詳細を紹介していきましょう。

LAMP法(マイコプラズマ核酸同定検査)

咽頭ぬぐい液(扁桃腺の粘液を採取用の綿棒で採取する方法)や痰を用いて、60分程度で判定が可能な検査方法です。

感度が高いのが特徴ですが、発症後間もないときに検査をすると、正確に判定できないことがありますので場合によってはマイコプラズマ肺炎を見つけられないこともあります。

また、キットとは異なり専用の機械が必要であるため診察を受ける病院によっては検査結果を見つけるまで1~2日かかる場合もあります。

(参考:日本臨床微生物学会2013「感染症診断における LAMP 法を用いた Mycoplasma pneumoniaeDNA 検出の有用性と従来法」)

迅速診断キット

インフルエンザと同じような検査方法です。

ただし、菌の量がマイコプラズマでは少ないために、陽性と判断されることが少ないという欠点がありますが10分ほどで検査結果もでるためレントゲンと総合的にみて判断をされることもあります。

レントゲン撮影

症状を聞いてマイコプラズマ肺炎が疑われる場合には胸部のレントゲン撮影をします。

身体の診察からの印象とレントゲン写真の肺炎像、乾いたしつこい咳といった症状がある場合には医師はマイコプラズマ肺炎を強く疑いますので肺の状態を見るためにもレントゲンを撮影して体の状態を見ることがあります。

その他の検査方法

マイコプラズマ肺炎にはほかにも体内から採取した細菌を培養することで診断する「分離・同定法」、「血清学的診断法」、「直接的蛍光抗体法」などがあります。

しかし、いずれも時間がかかり確定をすることが難しい、もしくは乏しいこともあるのであまり使われることもありませんね。

マイコプラズマ肺炎の治療法は薬が基本

マイコプラズマ肺炎の治療法は細菌に対して効果のある抗生物質の投与が基本となります。

飲む薬はいろいろとあるのですが、マクロライド系の抗生物質を投与することが多いです。

ただし、マクロライド系に対して耐性のあるマイコプラズマが存在していることが明らかになっていますので最近は使用後2~3日経過しても解熱しない場合は、トスフロキサシン・テトラサイクリンといった抗生物質の使用が検討されることがあります。

ただし、テトラサイクリンも骨の発達が遅れるなどの副作用も検討をされることから8歳未満に使用をされることはあまりありません。

また、治療が終わったとしても体の中にはマイコプラズマ菌は体内にしばらく生息をすることとなり、人へ感染をさせる可能性もあることからマスクをするなどの咳エチケットの対応はとても重要だといえます。

入院をすることもあるの?

これは病院によっても異なるのですが、症状の状態によっては入院をすることもあります。

私も娘は自宅療養でした。

上の子供がマイコプラズマ肺炎に感染をしたのですが、下の子供へ感染をすると大変なことも予想をされたので上のお姉ちゃんとできるだけ一緒にいないように配慮をする日長がありました。

入院として治療をするケースと、自宅で薬を服用して治療をするケースとがあります。

ただし、マイコプラズマ肺炎に誰もがなるわけではなく10人に1人くらいは肺炎になるといわれており自然治癒で回復をする病気でもありますので症状が続く場合には病院へ行くことになります。

学校へはいつから登校可能なの?

マイコプラズマ肺炎に感染をすると基本的には学校への登校は禁止となります。

それは飛沫感染により他の子供へ感染をさせる可能性もありますし、本人も咳や発熱によって体力を奪われることになるからです。

マイコプラズマ肺炎はマイコプラズマ感染症という部類に含まれることとなり、学校保健安全法で第三種の感染症として扱われる「その他の感染症」に指定をされています。

登校や登園をするとなった場合には「症状が改善をしており、全身状態が良いもの」と定められています。

ただし、学校や保育園・幼稚園・自治体によっては独自の出席停止期間を設けていたり対応を決めている場合もありますのでその際には通っている学校などへ確認をしましょう。

(参考:総社市 吉備医師会「学校感染症の出席停止期間の基準 学校感染症の出席停止期間の基準 (幼稚園小中学校用)」)

マイコプラズマ肺炎の予防法

マイコプラズマ肺炎を予防するためには「マイコプラズマ細菌」に感染をしないことです。

予防接種など有効なワクチンもないことから自分で予防をするしかありません。

特に流行をしやすい時期は秋の終わりから春の初めにかけて起きやすいのですが、1年中細菌はいます。

そのため以下の点に気を付けて予防をしましょう。

人ごみは最低限にする

基本は人ごみにできるだけいかないことです。

多くの人が行き交う駅などではどの人がどんなウィルスを持っているかわかりません。

そのため、必要がない時に人ごみへいったり体調がすぐれないときに人ごみへは行かないようにしましょう。

マスクを着用する

マスクは予防をするための最大の防御策です。

マイコプラズマ肺炎の菌が入ってくる予防になりますし、自分自身も人へうつさないためのエチケットといえます。

帰宅時には手洗いうがいを徹底する

手洗いうがいも大事な要素です。

手洗いとうがいを徹底することで家の中に菌をいれることを未然に防ぐことができますので外出先から帰宅をしたら手洗いうがいを家族で徹底しましょう。

生活習慣に気を付ける

生活のリズムを整えておき健康に体を保つことが重要です。

そのため、早寝早起き、規則正しい生活、バランスの良い食事を心がけましょう。

日常生活の中で予防をするしかマイコプラズマ肺炎から守るすべはありません。

もちろん他の病気になる可能性もありますのでこの予防方法はマイコプラズマ肺炎というよりは感染症にかからないための予防法といえますね。

マイコプラズマ肺炎のまとめ

ここまでマイコプラズマ肺炎についていろいろと書いてきました。

すごく怖いイメージを持たれている病気ですし、肺炎と聞くと怖いですよね。

しかし、実際には肺炎に至るまでひどくなるケースは一部の問題で実際にはそのまま快方へ向かったりすることももちろんあります。

そのため、正しい知識を持っておくと適切な対応ができるでしょう。

マイコプラズマ肺炎はすぐに対処をしたり、症状があらわれるものではなく時には急に発症をすることもある病気です。

そのため、発熱が続く、咳がひどいなどの場合はマイコプラズマ肺炎の可能性もあることから体調がおかしいなという場合には病院へ受診をするようにしましょう。

そこで適切な治療ができればよいですね。

須藤 崇代表

投稿者プロフィール

保育士と介護福祉士の資格を持っています。

【経歴】
保育介護の専門学校卒業 → 公立保育園の臨時職員 → 私立の民間保育園で現場の保育士 → 大手塾のインターナショナルスクール開園&マネージャー → 別会社のインターナショナルスクール園長&幼児教室教室長。

現場の保育士を8年経験をし、その後は認可外保育園であるインターナショナルスクールの開園や運営、管理職などをしてきました。

※幼児教室の教室長もしてきて小学校受験の指導&合格実績あり

保育コンサル、保育組織改善、子育て相談など子供関係の仕事やっています。

他にもアフィリエイトで実績があり、ブログ運営などにも精通しておりWordpressでホームページも作れますし子育て関係のライターもできます。

保育×子育て×WEBという3つの知識持っています。

https://banbi-no.com

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現在37歳で関西の奈良県に住んでおり、小学生の娘も2人いるお父さんで最近はキャンプにハマっています。

元男性保育士で認可保育園で働いた経験、認可外保育園の立ち上げ、集客、営業、管理職などもしてきた異色の保育士。

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