ヒトメタニューモウイルスの症状と入院目安!保育園で登園と感染症予防

ヒトメタニューモウィルスと言う病気を聞いたことがありますか?

おそらくあまり聞いたことがない言葉かもしれませんが、このヒトメタニューモウィルスはとても怖い病気だといわれています。

保育園でも感染をしている子供が見られていますし、大人も感染する人が多いですが情報があまりありません。

中には入院や最悪の場合死亡に至ることもあるものですので注意をしなければなりません。

この記事ではヒトメタニューモウィルスについて書いています。

記事を読み終えることでヒトメタニューモウィルスの症状や保育園でも感染が広がっている理由がわかります。



ヒトメタニューモウイルスの症状と入院目安!保育園の登園と感染予防

そもそもヒトメタニューモウィルスとは何でしょうか?

英語では「human metapneumovirus(hMPV)」と英語ではいわれています。

これは、気管支炎や肺炎などの呼吸器感染症を引き起こすウィルスの1つで2001年に発見をされたまだ新しい病気です。

保育園で流行をする理由としては、1~3歳の幼児の間で流行をすることが多いためです。

もちろん子供だけではなく大人も感染をする病気なのは間違いありません。

このヒトメタニューモウィルスに感染をする確率はそこまで高くはないのですが、小児の呼吸器感染症の5~10%、大人の呼吸器感染症の2~4%はヒトメタニューモウィルスが原因だといわれています。

子供や老人は特に注意が必要な病気となっており、中には重症化をするケースもありますので注意が必要な病気です。

ヒトメタニューモウィルスとRSウィルスは違うのか?

ヒトメタニューモウィルスの症状については後述しますが、RSウィルスとよく似ています。

これは乳幼児における呼吸器系の病気なのですが、ウィルス自体が違うためヒトメタニューモウィルスとRSウィルスは違います。

ヒトメタニューモウィルスとは子供はもちろん大人も、老人も感染の可能性があるのですがRSウィルスは4歳になるまでの小児で1歳までには感染をする病気です。

どちらも症状や特徴が似ており間違われる病気ですが、ウィルス自体が違いますので基本は違う病気です。

死亡報告もある感染症

実はヒトメタニューモウィルスで死亡をしたという報告があります。

その理由はヒトメタニューモウィルスは生後6ヶ月~2歳までに50%、10歳までには90%以上の子供が感染をすると言われています。

大人になれば風邪の症状で終わることがほとんどなのですが、乳幼児になると気管支炎や肺炎を引き起こす可能性もあるため重症化をし最悪亡くなることもあります。

そのため、症状があるのならばできるだけ早く小児科を受診しましょう。

もちろん子供である小児と同時に老人も感染をする可能性があるため注意をしなければなりませんね。

→ 感染症の種類と症状一覧!子供がかかりやすい病気と出席停止について

ヒトメタニューモウイルスの症状の特徴と感染経路

ヒトメタニューモウィルスの流行期間は3~6ヶ月が最も多く小児の場合は免疫力が弱いため繰り返し感染をします。

症状としては風邪に似ており、下記にヒトメタニューモウィルスに感染をしたときの症状を紹介します。

:1週間程度続きます。

:4~5日ほど続きます。

鼻水

ゼイゼイ(ヒューヒュー)という呼吸:喘息様気管支炎、細気管支炎

呼吸困難など

上記のような症状が出ますが、多くの場合は1週間程度で収まることがほとんどです。

ただし、ヒトメタニューモウィルスの複雑な点は1回の感染では免疫の獲得ができないため何度か繰り返し感染をしてしまう可能性があるのです。

何度か繰り返し感染をし、年齢が上がるにつれて徐々に免疫がつき症状が軽くなりますので、幼い時期は何度も感染をする可能性があるのです。

ヒトメタニューモウィルス感染経路と潜伏期間!大人もうつるのか?

ヒトメタニューモウィルスの感染経路は主に2つです。

1,飛沫感染(口や鼻から感染):咳やくしゃみなどで飛び散ったウィルスを吸い込むことにより感染をします。

2,接触感染(ウィルスに触れて感染):ウィルスを含んだ飛沫や鼻水のついたタオルや食器などを介して感染をします。

潜伏期間は4~6日程度といわれておりその間に発症することになります。

もちろん大人も感染をすることがあり、家族間でヒトメタニューモウィルスが感染をすることがありますので、診断をされた子供や大人がいる場合には気をつけなければなりません。

ヒトメタニューもウィルスの入院目安

ヒトメタニューモウィルスに感染をした場合は基本は自宅治療になります。

そのため、感染をしたから入院をするということではありません。

ただし、上記の紹介をしたように合併症に感染した場合には入院になるケースもあります。

細菌性の感染症になった、肺炎や脳炎の可能性があるという場合には検査入院となります。

抗生物質などの投与をして経過観察となることもあり入院期間は1週間~10日程度が多いです。

ヒトメタニューモウイルスに保育園は注意!怖い集団感染【登園と出席停止】

保育園でヒトメタニューモウィルスの感染が報告をされていますがあまり認知をされていません。

それは病院へ受診をしてもRSウィルスと診断をされることも多いためですね。

私も保育園で勤務をしていた時に2人ヒトメタニューモウィルスに感染をしたと保護者から報告を受けたことがあります。

どちらも2歳児の子供でしたが1週間ほど休んで登園をしたのでかなり重たい病気のようですが小児が感染を気を付ける理由は「合併症の可能性がある」ためです。

保育園には小さな子供も預かっていますし、集団生活であるため十分気を付ける必要があるのです。

何よりも怖いのは集団感染で、体の弱っている子供などがいるとあっという間に広がってしまいます。

実は千葉県の福祉施設で51人の入所者と2人の職員、東京都の高齢者施設でも30名と集団感染を引き起こす力がヒトメタニューモウィルスにはあります。

幼い子供たちを預かる施設では特に気をつけなければなりません。

肺炎や脳炎を併発する可能性!原因はヒトメタニューモウィルス

ヒトメタニューモウィルスは呼吸器系の感染症となっているため肺炎や脳炎を併発する可能性もあります。

つまり、重症化する可能性もあるのです。

肺炎となると入院が必要になり重症化すると最悪の場合死亡をしてしまうことも考えられるためですね。

合併症を併発すると体への負担も大きくなります。

特に小さな体の赤ちゃんや2歳児程度は免疫力もそこまで強くないため重症化する可能性が高いです。

ヒトメタニューモウィルスの出席停止期間

ヒトメタニューモウィルスに感染をすると幼稚園や保育園、小学校などへの登園はできません。

理由はその他の子供にうつす可能性があるためです。

そのため、病院で感染を確認された場合には3~5日ほどの出席停止期間となります。

症状が回復し、医師が出席をしても良いと言われてば登園をしても問題ありません。

→ 保育園の呼び出し基準は熱と下痢?電話の対応3選と職場での対処法4選

ヒトメタニューモウィルスの診断方法と治療と予防法

ヒトメタニューモウィルスの疑いがあると病院へ受診をすることになります。

幼児ならば小児科、大人ならば内科で構いません。

診断の方法としては症状から医師がみてヒトメタニューモウィルスの疑いがあると判断をすると「ヒトメタニューモウィルス迅速診断キット」と言うものを用いて判断をします。

インフルエンザの検査と同じように鼻咽頭を細い綿棒で拭って15分ほど経過をすれば鑑別可能です。

検査をした結果ヒトメタニューモウィルスとわかればそれに対して医師が治療を行います。

風邪と薬で対処をする

ヒトメタニューモウィルスに感染をした場合は病院へ受診をすることになります。

しかし、ヒトメタニューモウィルスに対する特効薬というものはありません。

そのため、咳や痰を切りやすくする薬や気管支を広げる薬などを使用します。

また、他の細菌に感染をする二次感染を起こしている場合には抗生物質などを使用することもあります。

ヒトメタニューモウィルスの予防は手洗いうがいの徹底

小さな子供などは正直予防をすることは難しい病気です。

しかし、風邪などと同じように手洗い、うがい、健康的な食事、運動をするなどして日ごろから感染予防に努めることが重要です。

もちろん大人の手にウィルスが付着しておりそこから感染をするケースもありますのでママやパパも手洗いは徹底をしましょう。

感染後も2週間程度は排泄期間が続くことになるため、症状が改善されたとしても感染予防に努める必要があります。

感染を広げないための予防方法4選

1,手洗いやうがい、咳エチケットを励行する

2,発症者が触れる場所(ドアノブ、手すり、椅子など)や物品類(玩具、遊具など)は、こまめに消毒剤する

※消毒液はアルコール系や塩素系

3,タオルや食器類は、共有(共用)を避け個人持ちのモノを使わせる。

4,発症者と接触する時は、マスクを着用するなどの基本的な感染予防対策を行う。

ヒトメタニューモウイルスの症状と保育園の危険性【感染予防がポイント】

ここまでヒトメタニューモウィルスについて書いてきました。

まだ、発見をされて10年も経過をしていない病気なので知名度は低いですが感染力もあり、感染とすると症状も重いため乳幼児や老人など免疫力が弱い年齢は注意が必要ですね。

特に保育園で怖いのは集団感染です。

インフルエンザと同じように飛沫感染で広がってしまうため、一人がヒトメタニューモウィルスに感染をしているとあっという間に広がってしまいます。

保育士の先生は様子をみておかしいと感じた場合には保護者に病院への受診を依頼することも忘れないようにしてください。

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投稿者プロフィール

元保育士の保育士ライフ運営者takaです。

・保育園の現場経験から園長になった経歴の持ち主

・子供の教育や幼稚園、小学校受験を担当し多数の合格実績もあります。

・2児の父で現在はサラリーマン(営業)をしながら副業でブログやライターなどの仕事をしてます。

・趣味は筋トレ、ランニング、キャンプ、フットサルと体を動かすことが好き。

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・現場の保育士から保育園の園長になった経験

・子供の教育関係の経験あり。幼稚園、小学校受験に関しては知識あります。

今は元保育士として普通のサラリーマン(営業)をしています。

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関西に住んでいる二人の子供がいるお父さんです。趣味はキャンプと筋トレ、フットサル。

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