
新生児の体重が増えない時は病気?
こんな風に心配になってしまいます。
赤ちゃんの成長の目安は体重増加によるものですが、増えないとママも困ります。
この記事では、新生児の赤ちゃんの体重が増えない原因と対処法について書いています。
新生児の体重が増えない4つの原因【病気・発達障害の疑い?】
新生児の体重については悩んでいる方も多いです。
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新生児、体重、増えない、
授乳時間、ミルク…
授乳、コツ…いゃもう目に見えてストレス←
1週間検診あるんはいいけどめっちゃ怒られるんよなぁー…怒られるのは、聞き流してるけど体重増えてないのは色々心配にはなるもので←←
— あいちゃむ® 🚼39w0d→1y (@aichamu36love) March 12, 2019
バブちゃん最近遊び飲みが酷くて昨晩からずーーーーっと2吸い位しかしなくて私が泣きそうなってたけどようやく今本気飲みしてくれたーーーー😭😭😭
もう新生児みたいに体重ボンボン増えないと分かってても飲まず体重増えずじゃ心配になるー😭— 羽月ルーペ®️ (@FCyFeh5fd3zUBbK) May 18, 2019
こんな風にママ達も「赤ちゃんの体重」というのは敏感になりやすいもの。
ここでは、体重が増えない原因を4つ紹介していきます。
1.母乳やミルクの量が足りていない 2.環境により増えにくい 3.よく動いている【生後3か月以降】 4.病気の可能性 |
1.母乳やミルクの量が足りていない
単純に母乳やミルクの量が足りていない可能性があります。
赤ちゃんには月齢ごとに適切なミルクの量があります。
そのミルクの量を飲ませることで、順調に成長をしていきます。
新生児だと生後0日~8日までは10ml~80mlまで一日10mlずつ増えていきます。
その後は
・生後8日~半月までは80ml×1日7~8回 ・生後半月~生後1ヶ月までは80~120ml×1日7~8回 |
この量が目安です。
もし、満たしていない場合は体重が思うように伸びない可能性がありますね。
母乳がしっかりと出ているか確認しよう
また、母乳の場合はしっかりとでているか確認をしましょう。
赤ちゃんが吸うほどおっぱいを生成しようと体はします。
しかし、あまり胸が張らない、赤ちゃんがいつまでも吸っているなど母乳がでているか判断しにくいこともあります。
母乳は飲ませたいだけ飲ませても良いのですが、出ていない場合は母乳が足りていないかもしれません。
→ 新生児のミルクの量は?赤ちゃんの月齢別の目安量と判断のポイント
2.環境の影響により増えにくい【温度や湿度】
次に環境の影響が出ているかもしれません。
これは稀に怒ることなのですが、室内の温度や湿度が影響して体重が増えくくなります。
赤ちゃんが過ごしやすい環境は室温が24度から28度、湿度は40%~60%くらいが適切だといわれています。
(参考:東京都福祉保健局「健康・快適居住環境の指針(平成28年度改訂版)」)
3.よく動いている【生後6か月以降】
これは新生児にはないですが、動き出すと赤ちゃんの体重増加は止まることがあります。
理由は簡単で、飲む、食べる(離乳食)以上に動いていると、体重が増えないこともあります。
ズリバイやハイハイをするようになると、体重の伸びが緩やかになることがあります。
4.病気の可能性
赤ちゃんがしっかりとミルクをのみ、それでも伸びない場合は病気の可能性があります。
体重が増えない時に疑われる病気については下に書いています。
もし、気になる方は一度目を通してください。
新生児の赤ちゃんの体重が増えない時の対処法3選
次に赤ちゃんの体重が増えない時の対処法を書いていきます。
実際になかなか増えないこともありますが、以下の3つの方法を足してみましょう。
多くの場合はミルクが足りていないことがあります。
1.母乳は飲ませたいだけ飲ませる【赤ちゃんが欲しがる】
母乳は飲ませたいだけ飲ませても問題ありません。
これはWHOも推奨をしており、厚生労働省のガイドラインにものっています。
そのため、母乳は赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませましょう。
赤ちゃんが欲しがるときは、いつまでもお母さんが母乳を飲ませてあげられるようにしましょう。
8. Support mothers to recognize and respond to their infants’ cues for feeding.
(引用:厚生労働省「平成 27 年度 乳幼児栄養調査結果の概要」)
(参考:WHO「Ten steps to successful breastfeeding」)
母乳を飲ませすぎると体重過多になるといわれていますが、母乳の仕組みがすごいです。
赤ちゃんが飲み始めて、最初の方は濃いめのものがでますが、次第に薄くなっていきます。
赤ちゃんがいつまでもおっぱいを離さなくても、薄めのミルクを飲んでいるので栄養過多になりにくいのです。
2.母乳が足りない時は混合にする【粉ミルクの追加】
次に母乳が本当に足りているか確認が必要です。
もしかすると出ていない可能性もありますし、量が少ない可能性もあいrます。
その場合は粉ミルクと混合にして、赤ちゃんにしっかりと飲ませましょう。
新生児は様子を見ながらでかまいませんので、最初は30ml~40mlくらいを用意してください。
3.吐いてしまうときは病院受診をする【病気の疑い】
次に赤ちゃんがミルクを飲ませても吐いてしまうときです。
赤ちゃんの体は未熟で、胃の入り口から食道は大人とちがってまっすぐになっています。
そのため、逆流をしやすい体であります。
ゲップがうまくでずに吐き戻すこともありますので、嘔吐物がミルクの色や唾液などは様子をみて、あとで飲ませましょう。
しかし、以下の場合は病院受診をしましょう。
・嘔吐をしたミルクが緑色になっている(小腸閉鎖症の疑い) ・ミルクを飲んだあと決まって5分で嘔吐をする(幽門狭搾症の疑い) |
この辺りは病気の可能性があります。
詳細は下に書いています。
検診などが近い場合はそこまで様子をみて、相談をしても良いでしょう。
新生児の体重が増えないは病気?【考えられる症状】
新生児の体重が増えない時には病気の可能性も疑われます。
この3つは気を付けておきましょう。
・肥厚性幽門狭窄症 ・クレチン症(先天性甲状腺機能低下症) ・ヒルシュスプルング病 |
肥厚性幽門狭窄症
生後2週間から3か月ごろに見られる病気です。
胃の出口にある幽門筋が多くくなり、胃の出口が狭くなる病気です。
そのため、お腹の中にはいったミルクや母乳がうまく運ばれなくなる病気です。
この場合は病院で手術をして、嘔吐をしないように防ぐことが目的となります。
(参考: 獨協医科大学埼玉医療センター小児外科「肥厚性幽門狭窄症」)
クレチン症(先天性甲状腺機能低下症)
こちらは、生まれつき甲状腺の働きや弱いために、甲状腺ホルモンが不足をしてしまう状態になる病気です。
3000人~5000人に一人といわれており、月齢が進むにつれて病気の症状がでてきます。
・まぶたが腫れぼったくなる。 ・鼻が低くなる。 ・鳴き声が弱弱しい ・母乳の飲みが悪い |
このような症状があります。
治療は薬によるものが一般的です。
(参考::日本小児内分泌学会「先天性甲状腺機能低下症」)
ヒルシュスプルング病
こちらは先天性の病気です。
腸の細胞に異常があり、便秘や腸閉塞症状を起こす病気。
新生児や乳幼児はお腹の張りがあり、嘔吐をする症状が見られたり、幼児になると便秘に悩まされることもあります。
(参考:順天堂大学医学部附属順天堂医院 小児外科・小児泌尿生殖器外科「鏡視下手術2(ヒルシュスプルング病と鎖肛手術の実際)」)
新生児からの体重増加の目安は一日あたり何g?【増えない時の参考に】
新生児の体重が増えないというママもいます。
ここからは体重増加の目安についてかいていきます。
新生児期から生後半年くらいまでは、ミルクだけで生活をしていくことになりますので目安に思っておきましょう。
赤ちゃんの時期 | 男児 | 女児 |
出生時 | 2,100~3,760g | 2,130~3,670g |
生後1~2ヶ月未満 | 3,530g~5,960g | 3,390g~5,540g |
生後2~3ヶ月未満 | 4,410g~7,180g | 4,190g~6,670g |
生後3~4ヶ月未満 | 5,120g~8,070g | 4,840g~7,530g |
生後4~5ヶ月未満 | 5,670g~8,720g | 5,350g~8,180g |
生後5~6ヶ月未満 | 6,100g~9,200g | 5,740g~8,670g |
生後7~8ヶ月未満 | 6,730g~9,870g | 6,320g~9,370g |
生後8~9ヶ月未満 | 6,960g~10,140g | 6,530g~9,630g |
生後9~10ヶ月未満 | 7,160g~10,370g | 6,710g~9,850g |
生後10~11ヶ月未満 | 7,340g~10,590g | 6,860g~10,060g |
生後11~12ヶ月未満 | 7,510g~10,820g | 7,020g~10,270g |
生後1年0~1ヶ月未満 | 7,680g~11,040g | 7,160g~10,480g |
(参考:厚生労働省「乳幼児身体発育調査」)
(参考:厚生労働省「発達曲線」)
出産から生後1ヶ月までの体重増加
出生時から生後1ヶ月までの体重増加の目安は1日あたり30gです。
生後1ヶから生後3ヶ月まで体重増加
生後1ヶ月から3か月は一日あたり30〜25gが体重増加の目安です。
生後3ヶ月から6か月まで体重増加
生後3か月から6か月の体重増加は一日当たり25〜20gが目安です。
生後6か月から9ヶ月まで体重増加
生後6ヶ月を過ぎると、体重増加も落ち着いてきます。
生後6ヶ月から9か月になると一日20〜10g程度になりますね。
生後9か月から12か月まで体重増加
生後9か月から12か月は10〜7gが目安となります。
上記の表にしても、体重増加はあくまでも目安です。
個人差も大きく、そもそも体が小柄の場合は赤ちゃんの体重増加も緩やかになります。
目安ですので、あまり数字にとらわれないようにしましょう。
新生児の体重が増えない原因と対処法【様子をみてミルクで調整】
新生児の赤ちゃんの体重増加は気になるものです。
そんなときに焦っても増えるわけではありません。
赤ちゃんなりに体重が増加をしていればよいので、様子をみてミルクをやしてみましょう。
また、一か月検診や四ヶ月検診など医師や保健師を相談をする機会もあります。
その時に体重増加に悩みがあれば、相談をしても良いですね。
焦らず、様子をみて子供をみまもりましょう。
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