
主婦がパートをしていると気になるのが収入の壁の話です。
実は多くの主婦は旦那さんの健康保険などの恩恵を受けられる収入額をしっかりと守る必要がありますね。
しかし、103万円、130万円、150万円のちがいがわからないという方も多いです。
そこでこの記事ではパートとして働く主婦のための103万円、130万円、150万円の壁の違いと、どっちが得なのかについて書いていきます。
配偶者控除が受けられない?130万円の壁【どっちが得?】
パートやアルバイトをしている主婦に人たちから収入でよく聞くのは103万円以内という話。
しかし130万円まではたらけるという情報もあり迷ったり、わからなかったりすることも多いです。
父親の扶養に入っている場合、上限は103万?130万?
教えて偉い人
— ソルト@社会福祉士の勉強中 (@LightBaseball09) January 17, 2023
〈御報告〉
フルタイムで働いておりましたが家庭・育児優先とし4月より短時間勤務(扶養範囲内)に切り替えます扶養の範囲内って、103万やら106万やら130万やらあるのね。恐らく103万だろうけど。
— かおり🌺👧4歳👦1歳 (@ka317hi410yu115) January 13, 2023
そパートやアルバイトとして働く主婦が次に気にするラインが130万円なのですが、そもそも130万円の壁とはいったい何なのか?
詳しく説明をしてと言われると難しい内容なので、130万円の壁について書いていきましょう。
130万円の壁とは?
103万円の壁を超えると旦那さんに所得税の課税がいくということです。
旦那さんに税金の負担もかけないために扶養の範囲内で働くことができる103万円以内に働くようにしていましたが、103万円の次に目指す壁といえば130万円の壁ですので詳しく書いていきましょう。
ちなみに配偶者控除は103万円がマックスで受けられ141万円まで徐々に受けられる金額が減っていきますので控除される金額が減るというイメージをもっておきましょう。
超えるとどうなる?
収入が130万円を超えると親の健康保険の扶養から外れることを意味しています。
つまり、国民健康保険へ加入をして健康保険料を自分で支払う必要があるということです。
これは社会保険も同様でアルバイトやパートは社会保険へ加入をさせなくてよいと思っている事業主もいますがそれは大きな間違い。
働く時間や日数を満たしていればいずれも会社の社会保険(健康保険、年金保険)へ加入をすることが可能となっていますね。
少し話がそれましたが、健康保険と社会保険を支払うことになるラインが130万円の壁になりますので収入から結構な保険料は弾かれることになりますので手取りに影響をします。
130万円以上を稼ぐことにより扶養から外れることとなりますので、気をつけなければなりません。
簡潔にまとめると、
・年収が130万円未満 → 夫の扶養で社会保険に入れる、妻の負担はゼロ
・年収が130万円以上 → 妻が自分で社会保険料を払う、夫の負担も変わらず
このいずれかに代わるというだけです。
社会保険料の目安
130万円を超えたからそれ以上のお金を稼げばよいのでは?と思う方もいるかもしれませんので社会保険の目安について書いていきます。
社会保険へ加入をすると毎月給与から「社会保険料」を差し引かれることになります。
社会保険料は年齢や住んでいる地域、会社が加入をする健保組合によって異なってきますので一概に「○○円」という金額は言えないので一般的な金額について書いていきます。
例えば「30代の主婦・東京都内在住・国健康保険協会に加入している会・パートの年収が130万円(通勤交通費無し)」という条件の場合の金額は約189,000円となります。
一定の勤務日数や時間数等を満たしていれば、会社の社会保険(健康保険、厚生年金保険や雇用保険など)に加入する必要がありますので月に約15,750円のお金を支払うことになります。
パートとして働く場合に時給1,000円だと約15時間分は保険料となるので丸2日間はタダ働きと考えると結構な金額というのが印象ですね。
社会保険加入の目安の勤務日数と時間
先ほどから社会保険へパートやアルバイトとしての勤務をしている人が加入をする際に「一定の条件」という書き方をました。
しかし「一定の条件」ではわかりにくいこともありますので条件を紹介します。
条件は以下の2つです。
・1週間あたりのの勤務時間が正社員の4分の3以上
・1か月あたりの勤務日数が正社員の4分の3以上
ほとんどの正社員は週に40時間勤務となるため、一週間に30時間の勤務をする場合には社会保険への加入が必要になるということです。
もし、今アルバイトやパートでこの条件を満たしている場合には加入が可能なので会社へ申し出ましょう。
社会保険へ加入をするメリット
もちろん税金を支払いたくないという人は130万円以内に収入を抑えておくことが良い選択だといえますが、もちろん130万円を超えて働くことによりメリットもあります。
例えば、健康保険へ入ったり、社会保険へ入ったりすることは必須となり自己負担も出てきますが基本は会社と折半となりますので半分は会社がお金を持ってくれるようになります。
また厚生年金の保険料も支払うことにより将来受け取れる年金額がふえますので、こうしたメリットを考えると社会保険の負担と健康保険への負担は増えますが無駄にはなりません。
また、130万円を超えてしまえばそれ以上稼いでも同じなのでパートとしてもっと稼ぐという方法もありますし契約社員やパートになるという選択肢もあるでしょう。
他にも社会保険へ加入をしていればケガや病気で勤務をすることができなくなった時にも傷病手当と呼ばれる手当が受給可能です。
勤務ができなくなった4日目以降は対象となりますね。
103万円の壁の壁とは?扶養を外れないで働く【どっちが得?】
女性が仕事をしていく中で103万円と呼ばれるところが一つの境になっています。
私の妻も103万円以内で働くといって仕事をしていますし、仕事で採用をする人の多くも103万円以内の収入にしてほしいとパートの勤務ならば希望を出す方もいるでしょう。
まずは103万、130万の扶養、税の壁無くせば少しは裕福になるんじゃね。
共働きが増えてきている以上そう言うところをどうにかしないと。。— Clown_wiseman (@Clown_wiseman) January 12, 2023
年収130万以下で検討していくか…
すると扶養内で103万より余裕が出るからね🙄— タナ丸🦍 (@tanaO_518) January 15, 2023
そもそも103万円の壁と呼ばれる理由や、越えたらどうなるのか?という点について書いていきます。
今後社会復帰へ向けてお仕事をしていくママにぜひ読んで確認をしておいてほしい内容といえますね。
103万円の壁とは?
そもそも103万円の壁と言われますが、どんな意味なのでしょうか?
簡潔に書くとパートやアルバイトとして働いている人が年収103万円以内の収入を得る場合には税金面で優遇をします」という意味になっています。
つまり、この103万円が大きな境目となっておりここを超えるか超えないかによって大きな差が生まれるのです。
所得税を支払わなくてもよくなり、同時に夫や親などの家族の所得税も負担が重くならないギリギリのラインになってくると言われていますので十分注意をしましょう。
どうして103万円なの?
この103万円という数字の意味は、基礎控除の38万円と給与所得控除の最低金額の65万円を足した合計の金額です。
ただし、これは普通に会社などでパートやアルバイトとして働いている人を対象にしているものとなっており仕事内容によっては異なってきます。
例えば、最近はインターネットも普及をしているため在宅ワークをしている方もいるでしょう。ブログや動画投稿など、ネットビジネスだけで生計を立てている方の収入は給与ではないため、「103万円の壁」ではなく、65万円を加えない「38万円の壁」になります。
このような基礎控除も含まれていることから103万円の壁といわれています。
103万円の計算方法
そんな103万円ですが、実際に計算をする場合にはどこまで含まれるのでしょうか?
これを計算する際には交通費は含まれませんが、給与と手当てに関してはすべて含まれることになります。
年収とは給与の総支給額になるので、その中には交通費も含まれることになりますがそれは103万円の中には含まれません。
あくまでも収入としてもらっている給与と手当てに関してのみだと思っておきましょう。
103万円を超えるとどうなる
ただし、仕事をしていて計算を間違えたために103万円を超えてしまったというケースもあるでしょう。
しかし、そうなると103万円の壁と呼ばれている部分に問題が生じる可能性がありますので注意をしなければなりません。
103万円を超えると所得税がかかることは間違いありませんが、ほかにも旦那さんの所得税も増えますし、親などの家族の扶養家族となっている人の税金もあがり、扶養から外れるのでみんなの税金が同時にあがってしまうということになってしまいます。
しかし、103万円以上収入を得たことにより税金はたしかにあがってしまいますが、実はそれよりも収入が増えるというメリットもあるのです。
103万円を超えると損をするはウソ
これについてはものすごく複雑な計算をした話になります。
ここに書くと読むのも嫌になりますし、書くのも大変なので割愛しますが結論を書いていきます。
実は旦那さんのお給料が1300万円を超えると奥さんが103万円以上を稼ぐと大きな損をすることになります。
その理由は旦那さんの課税対象額が一気に増大をしてしまい世帯で見た場合に大きなマイナスになってしまうためです。
そのため旦那さんのお給料が500万円の程度ならば問題はないのですが、もし1000万円を超えるならば奥さんは103万円以内と徹底しましょう。
ママだけの収入でみるのではなく、世帯での収入をチェックすると良いでしょう。
150万円の壁とは?
これは国の方針で女性の社会進出をより進めていこうという考えから103万円の壁をなくして150万円の壁にしようということが2018年に新たにすることが決まりました。
150万円になることにより、2018年からは扶養控除を受けられるようになるということです。
今までは103万円~141万円まで適用をされていたのですが、今後は150万円~201万円までは夫の所得が一定の範囲内であれば配偶者控除を受けられるということです。
これは単純に月に8万5,000円がパートとして働くことが限界だったのですが、12万5,000円まで増やせるのでパートやアルバイトとしてももっと稼いでも問題がなくなるということです。
ただし、130万円の壁問題がありますので詳しくは130万円壁について書いていますので参考にしてください。
パートの人は知っておきたい150万円の壁【どっちが得?】
パートの勤務をする人ならば知っておきたいのは収入の壁ですよね。
よくいわれているのは103万円の壁、130万円の壁なんて言われることはありますが、実はここ最近話題になっているもう1つの壁があります。
それは「150万円の壁」ですね。
今まで聞いたことのない収入の壁ですが、法的に150万円まで引き上げるとニュースも流れたので150万円の壁について書いていきましょう。
150万円の壁とは?
平成30年から法の改定により「配偶者控除」および「配偶者特別控除」の制度が改正されることになりました。
目的は「配偶者控除」および「配偶者特別控除」とは、配偶者を養う納税者の税負担を軽くするという制度で、控除の対象となる配偶者がいる場合には所得から一定額を控除することが認められています。
これは女性の社会進出を後押しする法案となっており考えられたものです。
103万円の壁と150万円の壁の違い
今までの配偶者控除に関しては103万円の壁が適用となっていました。
これは扶養家族の妻の給与所得が103万円以下の場合には所得税は課税されず夫の所得には配偶者控除として38万円を受けられるというものでした。
また、配偶者の年収が103~141万円までは夫の年収が1000万円以下であれば配偶者特別控除を受けられていました。
これは平成30年(2018年)より配偶者の年収が103万円~150万円へ広げられると言うものです。
さらに、150万円を超えても201万円までは、夫の所得が一定の範囲内であれば、配偶者特別控除が受けられるように変わります。
これにより月収を約85,000円までに抑えていた人たちは12万5,000円までとなりえますが103万円の壁がなくなったわけではないので勘違いをしないようにしましょう。
しかし、150万円まで働けると思うと「もっと仕事をしよう」と考える方もいますがそこは大きな間違いですので注意点についても書いていきましょう。
150万円の壁による注意点
もちろんこの不景気の時代により妻が稼いでくれたならば旦那さんも家計の収入が増えるのでうれしいものです。
パートをしている扶養家族の人もそれならばもっと働こうかなと思った方もいるでしょうしこれで150万円まで働けるので家計にプラスに働くと思っている方もいますが、そこは大きな間違いです。
実は150万円には気をつけなければならない注意点もありますので紹介をしていきましょう。
103万円の壁も変わらない
もちろん103万円の壁も残っていますので、個人的には150万円まで広げるメリットはあまりないなというのが正直な感想。
配偶者控除や所得税、社会保険などが150万円までかからないのならばよいのですがそんなことはありませんので注意をしましょう。
130万円の壁を忘れないように
150万円の壁ができたからといっても130万円の壁があることは忘れてはいけません。
このタイトルにも書いているように社会保険と所得税が必要となりますので、103万円の次には130万円を考えて150万円まで働くのかということを検討する必要があるのです。
130万円の壁は主婦がパートをする際に一番考えるもの。
なんといっても税金が必要になり、稼いでも結局は税金が差し引かれることになりますし扶養からも外れることになります。
130万円を超えると約20万近くの保険金が必要となりますので150万円を考える前に130万円の壁を意識しましょう。
もちろん税金を支払うことによりメリットもありますので上記の記事を参考にしてください。
夫の収入で検討しよう
大事なことは旦那さんの収入です。
一般のサラリーマンの場合には何も問題がないのですが、旦那さんの年収が900万円(年収1,120万円)を超えると3段階で控除金額が減額され最終的に1,000万円(年収1,220万円)を超えると、配偶者控除が受けられなくなり、夫の税金の負担が増えることになります。
そのため、旦那さんの年収次第では103万円に抑えておく方がよいでしょう。
保育料金や会社の手当てに影響がでる可能性
次に気をつけなければならないのは保育料金と会社の独自の手当です。
これは世帯の収入や配偶者の収入によって手当がでる場合と出ない場合があるものとなっています。
そのため、配偶者の収入が150万円を超えると大きな問題になってしまいますね。
保育料金は世帯収入となりますので、旦那さんの収入と奥さんの収入が合算とされますので目先のパートの費用を増やしてもトータルで損をしてしまう可能性もあります。
また、旦那さんがもらっている会社の家族手当なども130万円を超えると支給対象から外れる可能性がありますので注意をしましょう。
103万と130万円と150万円の壁のまとめ【どっちが得なの?】
103万円の壁よりも130万円の壁は非常に大きなものですし、働き方も大きく変わってしまいます。
そのため、いろいろなことを考えて130万円以上稼ぐのか?130万円以内に抑えるのかを検討しましょう。
130万円の壁については超えないメリットもあれば、超えるメリットもありますので以下の4つのパターンを自分に当てはめてみましょう。
1,年収130万円くらい稼げたら十分 → 年収130万円未満にしておきましょう。 2,手取りで損をしたくない → 年収130万円未満にしておき逆転現象を受けないようにしましょう。 3,手取りで損をしても将来得をしたい → 年収130万円以上働き社会保険へ加入をしましょう。 4,手取りを増やして将来も得をしたい → 年収170万円以上稼ぎましょう。 |
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