
パパママ育休プラスをしっていますか?
育休といえば、妊娠をしたママが産休と同時に子供が1歳まで取る休暇のことです。
最近は仕事復帰も視野に入れる女性が多く、育休を取得する方も多いですが最近「パパママ育休プラス」という制度も話題いなっています。
名前は聞いたことがあるけれどもどんな休暇かしらない?取得をしたいのだけれども申請の方法がわからないという方もいるでしょう。
この記事では育休でも気になるパパママ育休プラスについて書いていきますので、これから育休を取る予定、取得をしようと思っている方は参考にしてください。
記事を読み終えればパパママ育休プラスについてわかりますので、申請を検討してみましょう。
パパママ育休プラス制度のわかりやすい解説!申請と給付金と具体例
パパママ育休プラスとはいったいどんな制度なのか?
パパママ育休プラス、誰が本人で誰が配偶者なんだろうって思って割と悩んでた
1歳から1歳2ヶ月まで休むのが本人って扱いなのね…FP協会の問題集にわからないものネットで検索すると行政がわかりやーーすく説明してくれてるから全部書き写してる😂😂😂
— ほんま@CFP勉強 (@CFP91474307) June 8, 2020
社労士試験をパスしても、実務経験を積んでも、自分に子どもが生まれても、なんだか意味がよくわからないのが、パパママ育休プラスだ。なんだよパパママ育休プラスってよ。
— パパまる@人事コンサル (@papamaru_tokyo) March 15, 2020
パパママ育休プラス制度とは、パパとママとの二人の育休期間を合わせて子供が1歳で終了をする育休制度を1歳2か月まで延長ができる制度です。
例えば、ママが妊娠をして産休を取得することになります。
産休は産前産後休暇と呼ばれる休暇制度で出産予定日の6週間前から取得をし、出産後8週間を取得できる制度です。
その産後の8週間と合わせて子供が1歳になるまで取得できるものを育休と呼び、その後は復職をすることとなります。
これが産休と育休の流れですが、ここにパパママ育休プラスという制度を使うことでママが仕事に復帰をすると同時にパパが2か月間の育児休業を取得することが可能となります。
そのため、ママが産後1歳まで産休、育休にプラスでパパが育休を2か月取得をするというものです。
パパママ育休プラス制度の具体例【4つのパターン】
そんな育休の延長ができる便利な制度であるパパママ育休プラスですが、実際に利用をするとなったらどんな方法があるのでしょうか?
先ほども書いたようにママが子供が1歳になったタイミングで職場復帰をすることになりますのでそこからパパが追加で2か月を取得するというのがスタンダードな方法。
しかし、それ以外にもパパママ育休プラス制度を利用することができるパターンがありますのでわかりやすく解説をしていきましょう。
1.両親がつながって取得
パパママ育休プラスの制度を使う際に一番典型的なパターンとなります。
子供を切れ目なく見たい方にはおすすめの方法で、ママが産後休暇を8週間取得して赤ちゃんが1歳になるタイミングまで育休を取得。
ママが職場復帰のタイミングでパパが2か月間の育休を取得するというパターンです。
2.両親の育休を間を開けて取得
次にパパとママが交代で育休を取得したいという方に最適な方法です。
ママは育休を1歳の前に復職しなければならない方はこの方法がベストかもしれません。
赤ちゃんの成長のタイミングでママは職場復帰をし、パパもしばらく仕事をすることになりますのでその間は祖父母などに頼る必要があります。
しかし、数か月後には子供が1歳2ヶ月になるタイミングまでパパが育休を取得する制度となります。
パパもママも育休を取得したい、そしてママが早期に復職しなければならない場合は良い方法でしょう。
ただし、パパもママも仕事をしている間は誰かに見てもらう必要があります。
3.両親が育休を重ねて取得
次はママもパパも一緒に子育てをしたいという方には最適です。
どちらも長い期間取得ができるので育児の分担も可能ですし、子供の小さな時を一緒に過ごせるという点は最適でしょう。
ママが産後そのまま1歳になるタイミングで取得をし、パパは赤ちゃんが1歳2か月になるタイミングから逆算をして長い期間の育休を取得する方法です。
この方法を取得している人はあまりいませんが、個人的にはこの休み方を世の中の夫婦が取れる状態になってほしいなというのが正直な感想です。
4.取得できないパターン
ただし、このようなパターンでの取得はできません。
例えば、ママが産後にすぐに職場復帰をして1歳2か月になるまで育休をずらすパターンです。
そもそもママが産後にすぐに復帰をすることは法的に認められておらず労働基準法により産後6週間を経過し、かつ女性が希望をして体に支障がないと医師が認めた場合のみとなります。
他にも以下のパターンも取得が不可となります。
・ママが先に育休を取得しておりパパが遅れて育休を取得した場合にはママは赤ちゃんが1歳になる前日には職場復帰となり、パパも子供が1歳2か月を迎えたタイミングで職場復帰となります。 ・育児休業が取得をできるのは子供が1歳になる誕生日の前日までとなっています。 |
パパママ育休プラスを取得する際には子供の1歳の誕生日以前に育休に入っておく必要があります。
(参考・画像出典:厚生労働省「両親で育児休業を取得しよう」)
専業主婦の場合は取得できるのか?
また、気になることが専業主婦(夫)の場合は取得が可能なのか?という点です。
実は以前は配偶者が専業主婦(夫)であった場合常に育児を行えるとの理由から育児休業を取ることは認められていませんでした。
しかし、平成21年の育児・介護休業法改正により、配偶者が専業主婦(夫)でも育児休暇の取得が可能となります。
ただし、パパママ育休プラスは両親がともに育児休業を取得することが前提条件となっているためどちらかが就業をしていないため取得が不可となりますのでご注意を。
(参考:厚生労働省「改正育児・介護休業法のあらまし」)
パパママ育休プラス制度の申請方法と取得条件
次にパパママ育休プラスの申請方法と取得条件について書いていきます。
先ほども書いたようにパパママ育休プラスは子供が1歳2か月になるまで取得ができる制度ですが、以下の要件を満たしていることが取得の条件です。
・配偶者が子が1歳に達するまでに育児休業を取得していること。
・本人の育児休業開始予定日が、子の1歳の誕生日以前であること。
・本人の育児休業開始予定日は、配偶者がしている育児休業の初日以降であること。
ただし、一人当たりの育休取得の可能最大日数は産後休業も含めて1年間変わりませんので注意をしましょう。
申請の方法は育休と同じ【保育園はどうなる?】
もし、このパパママ育休プラスを取得したいという方は申請が必要になります。
でも、ややこしい申請は嫌だなと思っている方に安心をしてほしいことは「育休の申請と同じ」です。
そのため、基本的には会社が手続きを行うこととなりますので、会社の経理や総務などへ申請をしてみましょう。
申込の期間は原則休業開始の予定日となる1か月前までに申請をすることとなりますので取得を希望するならば事前に会社に必要書類を確認しておく方が良いですね。
パパママ育休プラスに必要な申請書類
必要な書類は以下の通りですが、会社によって異なる場合もありますので確認をするようにしましょう。
・育児休業手当金請求書
・住民票の写しなど育休手当対象者の配偶者であることを確認できる書類
・配偶者の育児休業取扱い通知書の写しまたは配偶者の疎明書など配偶者が育児休業の取得を確認できる書類
保育園が決まらない場合はどうなる?延長できるの?
育休の延長ができるため活用している方もいるパパママ育休プラスですが、最大は子供が1歳2か月のタイミングとなります。
しかし、待機児童問題があるため住んでいる地域によっては子供を預けたくても預けられない状態となってしまう可能性がありますがその場合はどうなるのでしょうか?
もちろん理由がある場合は育休を延長することが可能となっており、1歳6か月まで育休を延長することができます。
さらに1歳6か月の時点でも保育園へ入園できない場合には再度手続きを行えば最大2歳までは延長をすることも可能となります。
もちろん育児休業給付金も延長をされるので保育園へ入園できない、どうしても決まらないという場合には育休をもらっている会社に一度問い合わせてみましょう。
パパママ育休プラス制度は給付金をもらえるの?
生まれたわが子と一緒にいれる時間を作れることはうれしいのですが、そこ反面心配になることは「お金」です。
もちろん子供と一緒に入れることは大事なのですが、お金がなければそんなことも言ってられませんので給付金についても調べてみましょう。
パパママ育休プラスは給付金はもらえるのか?
パパママ育休プラス制度を利用する際に以下のすべての条件を満たしていることにより給付金をもらえます。
子供が1歳2か月になる前日の間で最大1年間分を育児休業給付金として支給を知らもらえます。
・育児休業開始日が、子供の1歳の誕生日の翌日以前である。
・育児休業開始日が、配偶者が取得している育児休業期間の初日以降である。
・配偶者が、子供の1歳の誕生日以前に育児休業を取得している。
給付金はいくらもらえるの?
パパママ育休プラス制度を利用した場合には普通の育児休業給付金と変わりません。
そのため、基本的には会社から給与をもらっていないことで以下の金額が全額支給となります。
※会社からも給与をもらう場合は減額をされます。
「育休前の日給×日数×67%(6ヶ月以降は50%)」となります。日給なのでそこは注意をして計算しましょう。
パパママ育休プラス制度のメリット
この制度ができたことによりパパもママも子供に向き合えるようになります。
たった2ヶ月かもしれませんが、この時期の2か月はパパとママにとっても非常に有意義な機関といえますね。
メリットも多く、
・夫婦で子育ての意識を持つことができ、夫婦の中が深まる。 ・夫婦で一緒に子供と向き合える。 ・ママも職場へ復帰をしやすい状況を作ることができる。 ・男性の育児参加の意識が高まり、会社内で育休を取得する人が増える。 |
他にも育休をしてさらに仕事への意欲がわいた、会社との連携力が高まった、リフレッシュできて復帰後に仕事にさらに打ちこめたなど子供以外のポイントでもメリットがあります。
ちなみに厚生労働省の調査では男性の育児休業取得率はわずか5.14%となっており先進国のノルウェー90%、スウェーデン80%となっていますのでいかに低いのかがお分かりいただけると思います。
パパママ育休プラス制度のわかりやすい解説【うまく活用しよう】
パパママ育休プラス制度を利用することにより様々なメリットがあります。
特に男性の育児参加に関して日本は意識が低すぎますのでよりよくしていくためにも活用をしてほしいと思いますね。
もちろんこのような制度があったとしても知らない人や会社がとりにくい空気を出すこともあると思いますが、今はその会社に一生いるかはわかりませんし、転職や起業をするという道もあります。
私は何よりも子供の赤ちゃんの時期は一瞬なので、その時期をパパもママも育児に楽しんでほしいなと思います。
パパママ育休プラス制度というものもありますのでぜひ活用をしてくださいね。
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- 2020年 10月 12日
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