時短勤務は迷惑な理由と対処法!いつまで?【給料と残業とボーナス】

時短勤務は迷惑な理由と対処法!いつまで?【給料と残業とボーナス】

時短勤務は迷惑だと言われる?

子供を育てて仕事をしてる中で、短時間勤務(時短勤務)という通常の社員の一日8時間勤務よりも時間を短くして働く制度があります。

これはワークライフバランスの一環とされており関心が高まっている制度で、仕事と家庭の両立をするママに多い働き方となっていますが、「迷惑だ」という声もあり問題視されています。

この記事では時短勤務の制度と迷惑だと言われる理由、対処法について書いていきます。



時短勤務が迷惑だとおもわれる3つの理由【ママの苦悩と悩み】

時短勤務が迷惑だとおもわれる3つの理由【ママの苦悩と悩み】次に時短勤務が迷惑な理由について書いていきましょう。

もちろん利用をしている人は正当な制度を利用しているわけですが、日本ではこのような制度に関して寛大に受け入れてくれる環境のある会社と、なかなか受け入れられない会社があるようです。


特に一緒に働く同僚からすると「迷惑」という声も聞こえますのでその理由について書いていきます。

1.短くなった時間の仕事が同僚に回る

短時間勤務によって仕事と育児のバランスがとることができ、時間も融通を聞いてもらえるようになったという声もあります。

しかし、その裏では短時間になった分の仕事が他の誰かに回っているという現状があることを理解しておきましょう。

どんなスーパーマンでも2時間時間が減った分の仕事を6時間でこなすことは不可能ですので、他の社員などに回ることになります。

その結果一緒に働いている同僚からすると「なぜあの人に分をしなければならない」「もっと仕事してほしい」など不満になることがあり迷惑だと言われます。

2.時短勤務なのによく休む

時短勤務をしている人の中には小さな子供を育てている方もいるでしょう。

すると、熱が出たり、病気になったりして保育園も休まなければならず結果的には仕事も休む状況になることも多いです。

そうなると結果的には「時間も短いのによく休む」と同僚からは不満が溜まっていきます。

時短勤務になるならば、子供が発熱などで休まなければならない場合には病児保育や祖父母などに頼める環境を作っておく方は良いケースも考えられます。

→ 保育園で熱や下痢で呼び出しされた時の3つ対応と職場での4つの対処法

3.不公平に感じる

一緒に仕事をしていて「責任があることはしない」「残業はできない」という状況になりがちです。

それは時短勤務なので上司からすると「頼めない」という事情もあることから、フルタイムで働く社員と比べると仕事の内容や質が偏りがでます。

すると、不公平に感じることから同僚からは不満や迷惑だという声もでてきます。

このように時短勤務は本人が利用できる正当な制度なのですが、一緒に働く社員からすると不満の対象にもなってしまうためきちんと自分自身でも対処をしておくことが重要です。

時短勤務のときの対処法3選【復帰を見据えた迷惑を避ける仕事術】

時短勤務のときの対処法3選【復帰を見据えた迷惑を避ける仕事術】時短勤務を利用していると、本人もなかなか苦労をします。

もちろん中には時短勤務ができる会社を求めて求人を探し転職をしてきた人もいるかもしれませんが、転職でも、育休明けの仕事復帰にしてもきちんと自身でも対処をしておくべきです。

特に以下の3つの方法は重要ですので参考にしてください。

1.コミュニケーションを同僚と密に取る

まず大事なことは同僚とコミュニケーションをとることです。

同僚からすると「時短勤務=楽をしている」と思われがちですが、実は育児や介護をしながら仕事をしており仕事だけしている方がずっとラクだと感じるでしょう。

それは正直な感想であるのですが、お互いが認め合う、理解しあうことは難しいです。

そのため、自分から話をしたりしてコミュニケーションを密に取るようにしましょう。

時短勤務だと仕事に追われてついつい仕事ばかりになりがちですので、少しでも時間を確保して同僚を話をしたり、ランチに行ったりして時間を確保しましょう。

2.できることとできないことをはっきりと伝える

時短勤務は正当な制度なので後ろめたく感じる必要はありません。

自分が自由に使ってもよいものなので、「できること」「できないこと」ははっきりと伝えましょう

特に時短勤務だと先ほども書いたようにコミュニケーションは抜けがちになりますので「何時には帰らなければならないのか」「連絡が難しい時間帯」などがありますので上司や同僚に理解をしてもらいましょう。

もちろん権利だけでは問題が生じますので「この会社で頑張りたい」「短時間勤務後がフルで頑張る」という意思や気持ちは伝えておくとよいです。

3.任された仕事は確実にこなす

あと大事なことは「時短勤務だから」という言い訳は絶対にしないことです。

時短勤務は「迷惑」「不公平」と思われがちですが、任された仕事が100%きちんとこなせていたり、正社員よりもきちんと仕事ができているとなると認めざる負えないでしょう。

子育てや介護を全力でするための時短勤務なので、その分仕事も短時間だろが全力でこなしましょう。

時短勤務の概要とは?迷惑ではなく正当な制度【対象者はいつまで?】

時短勤務の概要とは?迷惑ではなく正当な制度時短勤務とは何なのでしょうか?

時短勤務は一日の労働時間を短縮する勤務のことです。

育児・介護休業法の改正により、短時間勤務制度の導入が各事業主に義務づけられました。

導入をされたのは2009年で利用をする理由は仕事と子育てや介護などが基本となっていますが、ほかにも通常の勤務時間で働くことが難しい人たちを支える制度として利用をされてきています。

もともとは少子化対策のために導入をされた制度です。

今までは仕事もしくは結婚・出産・子育てといういずれかを選ばなければならず仕事と家庭の両立ができる環境は全く整っていませんでした。

実は「豊かな家庭生活を送りたい」「余裕ある生活がしたい」という理由から家庭と仕事が両立できる制度作りと導入をされたことも背景にあります。

短時間勤務制度の内容と対象者【いつまで】

しかし、誰もが利用をできる制度ではなく利用をするためには条件があったり、制度の内容を理解する必要があります。

時短勤務をしたいなと考えている方は知っておきましょう。

まず時短勤務と言っても勤務時間は原則決められています。

一日の所定労働時間は原則として6時間(5時間45分~6時間)とする制度になっています。

ただし、柔軟な対応も可能で特定の1日だけ7時間にしたり、隔日勤務にするなどの措置も可能で原則6時間勤務はあくまでも可能な時間帯となっています。

この短時間勤務は設けることを義務付けられていますので、雇用をしている人が利用をしたいと希望を出すと取らせなければなりません。

ただし、以下のすべての該当をしなければ利用はできませんし特例で断ることもできますので短時間勤務の条件と除外の女権について書いていきましょう。

短時間勤務の条件と特例の除外項目

利用をするには以下の条件をクリアしていることが必要です。

1.3歳に満たない子を養育する労働者であること。

2.1日の所定労働時間が6時間以下でないこと。

3.日々雇用される者でないこと。

4.短時間勤務制度が適用される期間に現に育児休業をしていないこと。

5.労使協定により適用除外とされた労働者でないこと。

5は少しわかりにくいのですが、労働者と事業主が労働基準法、育児・介護休業法、高年齢者雇用安定法などで定められている事項を免除することができることです。

例えば、勤務をして1年に満たない、1週間の所定労働日数が2日以下の労働者、短時間勤務を導入することにより支障がでる業務に関しては短時間勤務を事業主も断ることができるということです。

時短勤務の3つの働き方【フレックスを活用しよう】

時短勤務の3つの働き方【フレックスを活用しよう】短時間勤務の場合はどのような働き方になるのでしょうか?

次に短時間勤務の働き方は主に3つあり、「フレックスタイム制度」「時差出勤」「事業所内保育施設の設置運営もしくはこれに準ずる対応」となります。

フレックスタイム制度【出社と退社の時間を決める】

フレックスタイムという言葉を聞いたこともあると思います。

この働き方は原則的に労働者の自由裁量で出社と退社の時間を決めることができる制度です。

ただし、会社も必ず在籍をしておく時間として「コアタイム」を導入することが基本となるため出社と退社の時間を自由にできるということです。

時差出勤【勤務時間をずらす】

次に時差出勤です。

時差出勤は始業もしくは就業の時間の繰上げと繰下げになっており、勤務時間をずらすことです。

例えば一般の社員が9時~18時勤務となっているのに対して、対象者だけは10時~19時にするなど自由に対応が可能です。

保育園の送り迎えや子供の登下校に合わせて出退勤の時間を調整することができます。

事業所内保育施設の設置運営もしくはこれに準ずる対応

会社内の保育園と作る、もしくはベビーシッターの費用を会社が負担するなど子供を預けることができる環境を整えられるかです。

また、短時間勤務が可能な部署へ異動をさせるというのも「これに準ずる対応」に入ります。

時短勤務の給料とボーナスと残業はどうなる?【会社に迷惑はかけない】

時短勤務の給料とボーナスと残業はどうなる?【会社に迷惑はかけない】時短勤務を選んだ場合に気になることは「お給料」です。

ボーナスや残業はどうなるのでしょうか?

給料は時間が減っていますので、40時間の時にもらっていた給料から30時間の給料へと単純に減ります。

例えば、フルタイムで年収200万円をもらっているならば年収は75%になりますので150万円になります。

ボーナスも会社によりますが、やはり他の社員と比べても時間が優遇をされているためボーナスも75%になる、もしくはもう少しカットされることもあります。

時短勤務は残業代が出ない?

まず、時短勤務でも場合によっては残業は発生します。

しかし、残業代は発生しませんので覚えておきましょう。

残業代が出ないのは労働基準法違反ではなく、基本は一日8時間以上働いた場合に残業代は支払われることになりますので時短勤務で一日6時間の場合は残業をしても時給が支払われるだけです。

8時間を超えた場合のみ1.25倍の割り増し賃金が支払われることになりますので覚えておきましょう。

時短勤務はいつまで取るの?

あと時短勤務はいずれはフルタイムの仕事に戻らなければなりません。

そのタイミングは会社との相談もありますが、家庭の状況のあるでしょう。

保育園へ預けている子供が年少になり長時間でも問題なくなった、介護がひと段落して落ち着いたなどそれぞれのライフスタイルもあると思います。

そこは家庭と会社と双方の理由でタイミングを決めましょう。

時短勤務は迷惑な理由と対処法のまとめ【仕事を真面目のこなそう】

時短勤務は迷惑な理由と対処法のまとめ【仕事を真面目のこなそう】時短勤務の概要から迷惑な理由や対処法について書いてきました。

もちろんいろんな理由で時短勤務を取得している人もいますが、自分の制度だけではだめです。

会社の上司や同僚の理解があってこそ自信も時短勤務をすることができていますので、密にコミュニケーションを取るようにしましょう。

いつかのタイミングでフルタイムにならなければなりませんので、将来的なことも考えて利用をしてください。

日本では時短勤務を認めてくれているところは少ないため、取らせてくれているところは良い職場だといえます。

苦労や嫌な思いをすることもありますが、1年後に笑っていられると思い前向きにとりましょう。

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