
節分を聞くといったいどんなことをイメージしますか?
多くの方は「鬼」「恵方巻」「豆」「いわし」なんてキーワードを思い浮かべることになるでしょう。
私も保育園のときから例年行事としても定着をしており、2月3日に行う行事で年に1度なのですが個人的には一年の中でももっともインパクトのある行事だったという印象になりますね。
もちろん、小さな子供への伝統文化の継承という意味でも必ず行われていますね。
そんな節分なのですが、実は食べ物を7つ食べることが基本だということをしっていましたか?
恵方巻き、豆(福豆)、いわし・・・の他にもありますので由来と合わせて書いていきましょう。
節分の食べ物は7つある!恵方巻と福豆といわし【子ども向けに解説】
その前にまずは節分の意味や由来について書いていきましょう。
節分は「季節を分ける」という意味が入っている行事となっており、節分は季節の変わり目と表す行事の1つということになります。
昨日は保育園の節分の集い。劇の台本書いたり、司会やったり大変だったけど、無事に終わって良かった(*´ω`*)
職員が劇をして子どもたちに「節分の由来」を伝えるんだけど、さすが保育士!って感じ(σ≧▽≦)σ pic.twitter.com/LVRt2HocSX— AYANOSAN (@ayano8051) February 3, 2017
日本には四季があります。
節分は四季の変わり目【切り替える時期】
もちろん誰もがわかりますが春、夏、秋、冬の季節がありこれを正しい言い方に変えると立冬、立秋、立夏、立春となります。
その中で節分は季節の始まりである「春」の行事となっておりそれに合わせて2月3日に設定をしています。
節分の由来【幸せに過ごせるように】
節分の目的や意味としては「これからの1年が不幸などがなく、幸せにすごせますように」という意味が込められていますね。
ちなみに立春の正しい日にちは2月4日になるのですが、この前日の2月3日にすることに決まっており、諸説には節分は中国から入ってきた。
そんな節分について書いてきましたが、次に食べるものをすべて紹介をしていきます。
節分の食べ物7選!由来と起源を解説【子供向け】
では、本題の節分の食べ物について書いていきましょう。
節分を聞くと「恵方巻」というイメージが強く私も毎年スーパーや百貨店で購入をしていますが、実は他にもありますので以下に紹介をしていきましょう。
1,恵方巻き 2,豆(福豆) 3,いわし 4,そば 5,こんにゃく 6,けんちん汁 7,福茶 |
これだけ節分の食べ物がありますので意味や目的について順番に書いていきますね。
1,恵方巻
節分の食べ物の代名詞といえば「恵方巻」です。
恵方巻は毎年決められた方角を向いて一本丸かじりをするという風習があり、この時に「無言で食べ続ければ願いが叶うと」縁起が良い食べ物とされています。
毎年決まった方法を向いて食べるのは「その方向に神様がいらっしゃる」という意味になっており、そこを向いていることで願いも叶い、無病息災で生きていけるという願いが込められています。
恵方巻の由来
恵方巻は毎年家で作る方もいらっしゃいますし、最近はデパートやスーパーコンビニ(セブンイレブンなど)で購入をする方もいますね。
ちなみに私は毎年百貨店で邪道ではありますが、海鮮の恵方巻を購入して食べています。
恵方巻には本来は入っているものが決まっているのですが、2月3日にだけは豪華は海鮮巻きがでるのでついつい百貨店で購入をしちゃうんですよね。
そんな恵方巻の起源や発祥については諸説がいろいろとあるので定かではないといわれています。
その中には有力な情報もありますので紹介をしていきたいと思います。
恵方巻の発祥は関西?西日本?
実は恵方巻が始まったのは関西が発祥ではないかと言われています。
そもそも始まりは江戸時代から明治時代にかけての大阪の花街です。
節分をお祝いしたり、商売繁盛を祈ったりしたのに始まったと言われており、花街で商人や、芸子たちが節分に芸遊びをしながら商売繁盛を祈り食べたことが始まりだといわれていますね。
最初は恵方巻きという名前ではなく、巻きずしの見た目から「丸かぶり寿司」や「太巻き寿司」と呼ばれることが多かったようですが、1989年にセブンイレブンが広島県で太巻き寿司を売り出しました。
その巻きずしの名前を「恵方巻き」として売り出したころから巻き寿司の名前は「恵方巻き」と名付けられたといわれています。
この販売方法で一気に太巻き寿司は恵方巻きという名前で知られるようになったことからコンビニだけではなく、デパート、スーパーマーケットなどで一気に売られるようになり今では2月3日の節分には恵方巻と食べるものというのは定着をしたといわれています。
最初はセブンイレブンというのは正直驚きますが、廃棄などの問題はありますがそれでも伝統文化としては大事なことです。
恵方巻の食べ方
恵方巻きを一本まるごと食べる理由としては「1本丸ごと食べる」が基本となります。
神様のいる方角を向いて静かに食べることで商売繁盛や幸福が訪れますようにという願いが込める意味があります。
途中で話をしたり、食べることことを辞めてしまうとその運を逃すこととなるため、恵方巻きを一本まるごと食べることで幸福を手に入れようという考えのもと一本を黙って食べるという流れが今でも定着をしています。
毎年方角は変わるので下に紹介をしておきます。
節分作る恵方巻きの具材
節分の季節になると、いつも恵方巻きがコンビニやデパート、スーパーなどで販売をされていますが具材もいろいろですよね。
発祥がセブンイレブンなので、厳密に恵方巻きの具材は「これを入れなければならない」という決まりはないのですが、縁起を担ぐためにも7種類の材料を入れると良いと言われています。
どうして7種類が良いのかというと商売繁盛や無病息災を願って「七福神」のちなんだものですが誰が決めたのかは定かになっていませんが、太巻き寿司に7種類の具材を入れることで「福(七福神)を巻き込む」という語呂合わせから考えられているようです。
決まりはないのですが昔からよく入っている7種類の具材としては、かんぴょう、きゅうり、しいたけ、伊達巻、ウナギ(アナゴ)、桜でんぶ、高野豆腐の7つとなっています。
最近ではきゅうりの代わりにレタスやウナギの代わりにカニカマなどが入っておりバリエーションも豊富で大人から子供まで好きな食べ物となっていますね。
もちろん自宅で作る場合にも基本は好きなものを入れても問題はありません。
レシピの紹介を見ていると、中には焼き肉を入れたり、海老のてんぷら一本丸めて入れるなどの方法もありますので各家庭でお好きな作り方をしましょう。
最近はあまり家で作らないようですので、お好みのものを選んだではいかがでしょうか?
節分の恵方巻きを食べる方角2019
恵方巻は毎年食べる方向があり、実は毎年方向が変わっているので、「今年はどこだったっけ?」なんて悩むことも多いと思いますので紹介をしていきましょう。
ちなみに今年の「2019年(平成31年)の方向は東北東やや東」となります。
食べる方向を向く意味はそちらに神様がいると考えられているのですが、神様は毎年同じ向きにおらず方向を変えてしまいますので毎年食べる方向が変わると言われていますね。
4方向のローテンション
そんな方向ですが、実は4方向がその年によって異なっているだけなのです。
ちなみに2020年は西南西、2021年は南南東となっています。
なぜこんな先まで節分で恵方巻きを食べる方向が決まっているのかというと、恵方巻きを食べる方向は西暦の最後の数字で食べる方角が決まっているからです。
簡単にまとめると、
・4,9は東北東
・0,5は西南西
・1,3,6,8は南南東
・2,7は北北西
こんな風に決まっていますので覚えておけば、今年はどっちの方向だったかな?ということもなくなります。
恵方巻の食べ方恵方巻には食べ方に決まりがありますので以下のルールに従って食べるようにしていきましょう。 1,恵方をむいて食べること。 → その年の神様がいらっしゃる、恵方をむいて食べる、その間はその方向だけ、よそ見をしてはいけません。 2,恵方巻きは黙って食べること。 → 食べるときは、黙って食べることでご利益を得ることが出来ます。 3,恵方巻きは一気に食べること。 |
→ 食べるときは、上品に切り分けるのはNG!切ると神様との縁を切ることになりますので、一本をがぶっと一気にいただきましょう。
2,豆
それは「豆」です。
鬼は外、福は内をまくだけの印象ですが他にも食べることにより意味がありますので紹介をしていきましょう。
豆まきの意味と由来
豆まきについていろいろと調べてみると諸説があることがわかりました。
その中でも有力とされている由来としては「邪気を払う」という意味がありますので紹介をしていきましょう。
その前に豆を使う意味としては、日本には古来より穀物や果物には邪気を払う霊力があると考えられていました。
大豆は米の次に神事に用いられており、米よりも大きいので悪霊(邪気)を払うには最適と考えられていたといわれています。
豆まきをする意味としては、
・鬼の目を表す(魔目=まめ)に豆をぶつけて魔を滅する(魔滅=まめ)と語呂合わせの意味のある。 ・自分の中にいる悪い鬼(邪気)を払うために豆を投げて無病息災を祈る。 |
この2つの由来や意味が有力とされています。
豆は炒ってあるものを使う
ちなみに豆は必ず炒ってある豆を使うことが重要で、生の豆を使うと拾い忘れた豆から芽が出てしまい縁起が悪いためです。
炒るは鬼の目を「射る」にかけてありますので、必ず豆は炒ってあるものを使いましょう。
子供に説明するときには「あなたの中にいる悪い鬼をやっつけるためだよ」と伝えて豆をまくと子供にもわかりやすいく私は保育園でも以下のように説明をしていました。
・鬼は外「あなたの中にいる悪い鬼は外」
・福は内「良いことは体の中にきてください」
こんな風に言うと子供にも説明がしやすいと思いますので参考にしてみてください。
豆を食べる数
ちなみ豆は豆まき以外にも食べます。
食べる数は年齢もしくは数え年のプラス1つという言われ方がありますが結論からするとどちらでも構いません。
豆を食べる意味としては「年齢の数だけ同じ福が体の中に入りますように」という意味が込められており、1つ多く食べる意味は「来年も健康でありますように」という意味になります。
そのため、基本は「満年齢で食べる」というのが正しい見解といえます。
落花生の地域もある
豆まきをするのに落花生?なんて不思議に思った方もいるでしょう。
実は落花生は寒い地域のみで豆まきに使われているものとなっていますので、どこの地域でも豆まきに使っているというわけではありません。
北海道がはじまりといわれておりそこから東北などでも広がったといわれているのですが寒い地域の節分は冬で雪だらけの状態です。
殻付きのまま豆まきをして食べるようで寒い地域だけ広がった理由がここにあります。
・積もった雪の中で豆まきをしても発見がしやすい。
・落花生はカロリーが高く寒い地域で好まれるようになった。
殻付きで豆まきをすれば発見もしやすいということもあり寒い地域で好まれるようになり、九州の一部でも使われていると情報もあります。
3,いわし
続いて節分の定番の食べ物の3つめである「いわし」になります。
節分といえばいわしということで保育園でも2月3日にはたくさんのいわしと巻きずしを食べた印象が強いですね。
次はいわしについて書いていきましょう。
いわしを食べる意味
節分にいわしをたべたり、柊につけて飾ることにも意味がもちろんあります。
いわしという文字を漢字で書くと「鰯」となります。
つまり、魚へんに「弱い」という漢字となり、鰯には独特に匂いがあり臭いをいわれています。
弱くていやしい、匂いのあるいわしを食べることで「陰を消してしまう」という意味があるのです。
つまり、魔よけの意味もあるため鰯を焼いて食べるようになりました。
柊と鰯の関係
また、いわしの頭と骨を柊の葉につけて玄関口に飾るのも節分の定番となっています。
これについてもは「魔よけ」の意味があるとされています。
魔よけには「匂いのきついもの」「とがったもの」が使われることが大事で鬼もにおうもの、とがっているものは苦手とされています。
柊のとがった葉は鬼の目を指すといわれていることから飾るのです。
柊をつける時期
柊をつける時期、はずす時期についてもいろいろと諸説があります。
ただし、これは一夜飾りといって一日だけは良くないといわれています。
しかし、飾りはじめは節分の当日がもっとも一般的な時期といえますが、地域によっては1月15日から付けるところもあります。
はずす日
それに対してはずす日はいろんな諸説があります。
・節分の日の翌日
・2月は飾っておく
・次の年まで
など地域差があるので、その地域に従っておくと間違いないでしょう。
ちなみに外した柊といわしは神社へ持っていく、埋めるなどの方法があり、中には紙でくるんで塩で清めて処分をすることもありますので地域のやり方にそってやりましょう。
くじらを食べる地域もある
いわしのほかにもくじらを食べる地域もあるといわれています。
これは山口県の風習となっているようですが、山口県では「大きなものを食べると縁起がよい」なんていわれていますので海の生きんものとして一番大きなクジラを食べるようになったといわれています。
くじらは大きなものの代表といえますので、節分にクジラを食べるという風習があります。
4,そば
そばといえば「大晦日」ですよね。
一年の最後に細くて長いそばを食べることで「健康長寿」「家運長命」などの縁起を担いでいる意味として食べるようになりました。
そのそばを節分に食べる意味ですが、昔の季節や時期の考え方としては2月3日が大みそかだったという考えがあります。
そのため、節分にそばを食べる地域がたまにありますね。
5,こんにゃく
こんにゃくは四国をはじめとする地域で食べられているものです。
こんにゃくは食物繊維が豊富に含まれており、たべることで体内の掃除をしてくれることから毒素を取り除いてくれる非常に健康に良い食べ物。
そのため、「砂おろし」「胃のほうき」なんて言われるくらい体の中をきれいにしてくれる食べ物です。
そんなこんにゃくも節分になぜ食べるようになったかは不明なのですが、先ほどのそばと同じで2月3日は昔は大みそかとして考えられていたので体を清めるという意味で食べられていたといわれています。
6,けんちん汁
けんちん汁も一部の地域になりますが、これは関東の風習となっていまs。
大根、ニンジン、ゴボウ、サトイモなどの野菜とこんにゃく、豆腐をごま油で炒めてだしで煮込んで醤油をいれるシンプルな汁物です。
けんちん汁に関しては節分に食べるという考えよりは、2月3日は寒いためにたべるという意味があるようですね。
7,福茶
福茶は健康や無病息災の意味として全国的に節分に飲まれているお茶です。
私の知らなかったのですが、福茶は縁起の良い飲み物としてお正月などの行事で出されるものとなっています。
福茶の由来としては、平安時代に病気が流行をした際に僧侶が病気をとめたい気持ちをもって観音(像)を掘りました。
沢山の人が観音様にお供え物としてお茶を置くようになったのですが、そのお茶を病人の飲ませると多くの人が快方へ向かい助かったという言い伝えがあることから福茶は今でも重宝されています。
節分の場合にはお茶に豆をいれたりすることもあります。
節分の7つの食べ物と由来のまとめ【子供にわかりやすく伝えよう】
ここまで節分の由来や意味のほかにも節分に食べるものについて書いてきました。
このように食べるものを見てみると地域差が非常に大きく食べるものにも差があります。
基本は「恵方巻」「豆」「いわし」の3つですがそこから派生をしていろんな習慣ができているのですね。
由来や意味についても書いていますので、しっかりと意味を理解して良い節分をお過ごしください。
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