
幼稚園の費用の相場をしっていますか?
3歳児の年少のタイミングで幼稚園へ通わせようと考える方もいらっしゃいます。
そこで迷うのが幼稚園選びです。
理念や考え、園の環境はもちろんですが、幼稚園にかかる費用や私立と公立の違いなどがいろいろと悩む問題がありますね。
この記事ではその中でも幼稚園の費用について書いています。
記事を読み終えることで、幼稚園の費用の相場、私立と公立の違い、無償化や補助についてわかります。
幼稚園の費用の相場はいくら?私立と公立の違い【無償化や補助は?】
幼稚園には2つのパターンの幼稚園があります。
それは「公立」と「私立」という言い方になりますね。
・公立 → 市区町村などの自治体が運営をしている幼稚園 ・私立 → 学校法人や宗教法人など民間が運営をしている幼稚園 |
公立は市区町村によって設置がされている地域がほとんとです。
私立も少数派ですが、首都圏にはたくさんあり、私立の有名小学校に併設をしているような幼稚園も人気です。
他にも、保育園と幼稚園と合体させたこども園という形態も出ており、幼稚園も様々な形態で出てきています。
幼稚園の選びは年収で異なる【無償化の影響】
幼稚園選びで大事な点は費用が支払えるか?です。
無償化で基本的な幼稚園にかかる費用は無料になっています。
しかし、保育の基本料のみが無料となっており、他の部分ではすべてかかります。
つまり、その他の費用が高い場合は年収によっては支払えない可能性もあるため、注意が必要です。
下に費用の相場を書いていきますので、年収や収入、将来の展望なども含めて検討しましょう。
→ 幼稚園選びの失敗しない後悔しない決め手5選【いつから探すのか?】
幼稚園の費用の相場と内訳を解説【年収に関係なくかかる費用】
では、幼稚園でかかる費用の相場について書いてきましょう。
幼稚園でかかる費用は通う幼稚園位よって異なるので一概にここで紹介をする価格とは言えませので詳細は通いたい、希望したい幼稚園へ確認をしてください。
幼稚園で必要な費用の比較【公立と私立の違い】
公立の幼稚園費用は一律で決まっていました。
しかし、平成27年より世帯収入によって保育料が変動をする形態を導入しました。
つまり、保育園と同じように世帯収入によって公立幼稚園の場合は費用が異なることになります。
兄妹が多い家庭だと、2人目は半額、3人目は無料など制度を導入している市区町村もありますので確認をしましょう。
こちらは文部科学省の「子供の学習費調査」というものを調査した結果を参考にしたものです。
公立幼稚園 | 私立幼稚園 | |
学習費の総額 | 233,947円 | 482,392円 |
学校教育費(授業料) | 120,546円 | 318,763円 |
学校給食費 | 20,418円 | 29,924円 |
学校外活動費 | 92,983円 | 133,705円 |
(参考:文部科学省平成28年「子供の学習費調査」)
総計を見てみると私立の場合は約24万円にたいして、私立は約48万円なので2倍ほどの差額が生まれることになります。
私立の場合は決められている料金を支払うことになりますが、公立の場合は年収などによって異なりますし兄弟を通わせることによっても費用は異なります。
また、別途幼稚園ではかかる費用にあり4つに分けて考えるとわかりやすいです。
・学校教育費 ・給食費 ・学校外活動費 ・その他の雑費(バス代、課外授業費など) |
次に内訳の費用の内容について書いていきましょう。
学校教育費【幼稚園の授業料】
学校教育費はいわゆる授業料と言うものです。
こえれは入園をする余地内炎によって異なりますが、学期ごとの支払いをするケースもあれば、毎月の支払、年間払いなどいろいろな形式があります。
基本料金というイメージで思っておきましょう。
給食費【幼稚園によってはお弁当持参も】
これは幼稚園によって異なっており、給食費といっても幼稚園で給食を作っている幼稚園もあれば、宅配のお弁当などを取り入れている幼稚園もあります。
他にも週に2日は給食、残りはお弁当など幼稚園によって異なる費用の1つです。
月に2,000円~6,000円くらいが相場といえますね。
幼稚園によってはお弁当持参が当たり前で給食費はかからないケースもあります。
学校外活動費【幼稚園の課外授業】
学校外活動費というものはわかりにくい費用なのですが、これは幼稚園が取り入れている課外授業にかかる費用です。
例えば、体操教室を導入している、英語教育を導入するなどの場合にかかる費用など幼稚園では行えないものを実施する場合にかかる費用といえます。
その他にかかる費用【バス代など】
送迎時に使う「バス代」は利用する人だけにかかるものです。
相場の費用は5,000円くらいが一般的となっており、自転車で送迎の場合はかかりません。
中には遠方の幼稚園へ通いたい方もおり、その場合には近隣に駐車場を借りるケースもありますのでその際には別途かかります。
その他にも臨時でかかる費用があります。
例えば、遠足代として一回2,000円程度、卒園アルバム積み立てとして5歳児は毎月1,000円などがあり、通う園によっては独自の請求をされるものもあります。
幼稚園の入園時にかかる費用【入園金・制服代】
そのほかに幼稚園の入園児にかかる費用があります。
入園児にかかる費用は入園金、制服代、体操代、教材(道具箱など)がかかります。
費用の相場としては以下の通り。
・入園金:3~5万円(※なかには10万円近くかかるけーすも) ・制服代:3~10万円(※園によって差が大きい) ・体操服代:2万円 ・教材費:2~5万円 |
この辺りはあくまでも目安です。
特に私立でも有名な小学校へ入学した場合には制服がブランドものであったり、入学金以外に寄付金があったりと入園時にプラスでかかる費用があります。
幼稚園の費用を比較【公立と私立の違いとポイント】
公立と私立の幼稚園。
どの幼稚園へ入園をするか検討する方も多いと思いますが、実際に入園をするとなった場合はどちらがよいものか?と迷う人もおおいでしょう。
大きな違いが以下の4つです。
・保育にかかる費用と料金。 ・幼稚園の方法の独自性の有無 ・先生の質と年齢。 ・預けられる年数の違い。 |
詳細を書いていきましょう。
幼稚園の保育にかかる費用と料金
まず毎月通う際にかかる費用に大きな差がでます。
公立と私立の場合の費用については紹介した通り、相場としては2~3倍くらい保育料の差が出ることがわかっています。
そのため、高い費用を支払うことができるのか?と言う点も通う幼稚園を決める際の大事なポイントになりえますね。
幼稚園は基本料金にプラス雑費という形でいろいろな費用が発生をすることとなりますのでよくチェックをしておきましょう。
幼稚園の保育方法の独自性
次に幼稚園の先生や独自性の有無になります。
独自性とは通う幼稚園によって経験できること、できること、理念などに大きな違いが生まれておりそこに差が生まれるのです。
公立の場合は「すべての子供に平等な教育を」という考えが普通になっていることから独自性というものはあまりなく、製作したり、戸外で遊んだりと普通の幼稚園で無宗教です。
それに対して、私立の場合は宗教教育を取り入れており仏教やキリスト教などの考えを導入している幼稚園。
体操や勉強など独自の考えを取り入れている幼稚園があり、そこに課外授業を呼ばれる英語の先生、体操の先生、茶道の先生などいろんな体験ができるのも私立の幼稚園には多く習い事をいろいろ経験できるという点も私立の幼稚園の魅力です。
先生の年齢と質【幼稚園の公立は高め・私立は若い】
次は先生の年齢と質になります。
公立は誰でも申し込みができる幼稚園です。
通っている人の保育料と各自治体から補助金をして支給をされている運営費で成り立っていますので営業などはしていません。
在籍をしている先生も公務員もしくは1年契約の臨時職員となることから先生の質の向上はあまりなく、一般的な先生が多いですし年齢層は高めですがベテランが多いので安心感は高いです。
それに対して私立は生徒を募集していく必要があり、そこに幼稚園の運営者は力を入れていますので、幼稚園が常に保育の質の向上を目指しています。
そのため、先生たちは子供達のために工夫をしておりますので質は公立と比べると高めですが、年齢層は若めです。
私立の幼稚園では結婚と同時に退職をする先生が多く、ちょうど適齢期となる25~30歳になるころに退職をする先生は多く入れ替わりが多い幼稚園もあります。
預けられる年数の違い【私立は4年保育も】
あとは預けられる年数です。
私立は基本が年少の時期から入ることができる年齢で3年保育が基本となります。
最近は私立も子供を集めることに苦労していることから2歳児からの受け入れも開始しています。
子供を集めるために2歳児から入園を認めている幼稚園も多いですので4年保育を実施しているところもあります。
それに対して公立は市区町村の考えによるのですが、3年保育もしくは2年保育を実施しているところが多くなっています。
通える年数はあなたの住んでいる地域によって大きくことなりますので確認してみましょう。
→ 幼稚園の願書の書き方のコツとは?受験の内容と服装 面接の対策方法
幼稚園の費用の補助金と無償化の影響【人気園に集中する問題点】
上記は幼稚園の相場の費用ですが、補助金がもらえるケースもあります。
これは幼稚園へ通う子供の保護者に対して経済的な負担を軽減するための入園金や保育料を助成するためのものです。
幼稚園入園奨励金と呼ばれる費用なのですが、住んでいる地域によって定義や費用も異なりますので、あなたの住んでいる自治体に確認をしてみましょう。
幼児教育無償化による影響【人気幼稚園に志願者が集中】
幼児教育無償化がはじまりました。
それに伴い幼稚園へ通う3歳児以降は基本的な保育料は必要なくなりました。
幼児教育無償化の考えは「幼稚園や保育所に通う3~5歳の全てのこども」に対して国より基本料金(授業料)に対して補助金が出る形です。
その他の給食費などは対象外ですが、家計の負担は少なくなります。
しかし、その影響で費用的に通うことが難しかった家庭が、費用のかかる私立に通えるようになりました、
その結果、人気園へ志願者が集中をしている現状があります。
また、幼稚園も無償化にともなって保育料の値上げをしている状態があり、無償化は誰が一番得をしているのかという問題が出ています。
→ 幼児教育無償化はいつから?幼稚園や保育所の料金 給食費はどうなるのか?
大阪市の幼稚園費用の補助金の参考例
例えば、大阪市の幼稚園費用の助成金を参考にしてみましょう。
市内に住んでいる3~5歳児を対象にしている助成金となっており市民税所得割額によるランク判定によって支給額が異なるのです。
詳しい内容は大阪市に確認し、それ以外の方は市役所に問い合わせてみましょう。
・生活保護世帯:308,000円 ・平成30年度市民税が非課税の世帯または市民税が均等割額のみ課税の世帯:272,000円(一人親は308,000円) ・平成30年度市民税所得割額が77,100円以下の世帯:187,200円(一人親は272,000円) ・平成30年度市民税所得割額が77,101円~211,200円以下の世帯:62,200円 ・平成30年度市民税所得割額が211,201円~432,900円以下の世帯:40,900円 ・平成30年度市民税所得割額が432,901円以上の世帯:10,500円 (参考:大阪市「私立幼稚園に就園しているお子さんの保育料に対する補助」) |
※兄弟の有無などのよって費用は変動します。詳細は大阪市役所まで。
このように所得に応じて補助金がありますので各市区町村に確認をしてみましょう。
幼稚園の費用の相場を参考に考えよう【公立と私立の違いと無償化】
幼稚園費用の相場は上記のようになっています。
公立と私立でも大きく差が生まれますし、学習できる内容なども大きな差があるので幼稚園選びを慎重にして対応をしたいものですですね。
幼稚園の費用に関しては、通う場所や地域によっても大きくことなります。
有名は私立の幼稚園となると、費用も驚くほど高くなる場合もありますので、よく見てからきめましょう。
また、無償化の影響によりお受験が必要な幼稚園も倍率が上がっています。
幼稚園へ通うためにも準備が必要になりますので、早めに幼稚園選びをし、費用も用意しておきましょう。
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