保育園の種類と幼稚園の違い?形態によって申し込み方法や料金が違う

保育園にはいろいろな種類がある

保育園と聞くとすべて一緒と思っている方もいらっしゃいますが、実際にはいろいろな種類があります。

これから仕事(就労)をするために仕事を探している方はまず保育園の種類についてしってから探す方が効率的に見つけられると思いますので紹介をしていきます。

保育園には多くの種類があり全部で11種類の保育園がありますので参考にして下さい。

認可保育園

誰もが一番聞いたことある言葉であると思います。

保育士になると一番に就職を探す場合も認可保育園になりますので、これから保育園を探すのなら絶対に抑えておきたい用語です。

認可保育園とは国が定めた基準を満たしており、各都道府県知事に認可をされた保育園です。

認可をされるためには、施設の広さや保育士の職員配置、給食設備、防災や衛生の管理など厳しい監査を通過した場合に認可をされます。

認可保育園の料金は最も安い

認可保育園のメリットは収入によって保育料が異なりますが、安価で手厚い保育を受けることができます。

定員も0歳児~5歳児までとなっており定員は60~300名と比較的多い人数の保育園となっていますし、新設の保育園では難しいかもしれませんが、歴史のある保育園になると広い園庭があるのも魅力です。

入園をするためには、先着順などではなく市役所が決めた期日までに申請書を出して保育に必要な項目を点数化することにより決まりますので100%入れるものではありません。

開園時間も長い

特に認可保育園は開園時間も7:00~20:00までなど空いている時間も長いのでニーズが高いです。

また、入園が決まる時期も年が明けてからの時期となりますので次に紹介をする認可外保育園と併設をして探すほうが良いでしょうね。

料金が安価な理由は保護者の2人の収入。

つまり世帯収入の納税額によって保育料も異なるため各家庭によっても保育料はことなりますし、費用にも差が生まれると言われています。

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また、最近は保育園の開園時間も年々増加傾向にあり中には夜の22:00まで開園をしているケースもあります。

仕事の時間に融通が利きにくい人や、長い時間預かってほしいという人には最適な保育園の形態といえます。

認可保育園の種類

認可保育園について書いてきましたが、主に3つの種類があります。

これから認可保育園に入りたいなと思っている方もいると思いますが、種類によって保育の質や方法なども全く異なってきますので認可保育園の種類について書いていきましょう。

公立保育園

各市町村が運営をしている保育園で、職員はすべて公務員で成り立っています。

各市町村が運営をしているため経営母体は各市町村となりますので保育の自由度は少なく、どこの公立保育園も同じような保育をしている場所が多いです。

先生はみんな公務員のため比較的ベテランの先生が多いのですが、数年で先生が人事異動をする場合が多く0歳児から入園をした場合に卒園までいる先生は少ないですが、途中退職などはほぼないため先生は安定をしています。

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しかし、公立保育園の場合は職員の場合は公務員ということから人件費が高い運営形態となっており将来的には民間移管や民間の運営母体に移行をしていく形が増えています。

認可保育園というのは基本的に補助金で成り立っている形態であるため経営難となり赤字の部類に入ります。

そのため、認可保育園へ入園できたとしても中には私立へ変わる可能性があることは覚悟をしておきましょう。

また、公立保育園の場合には基本的に課外の英語や体操などは導入しないと決まっていますので子どもにいろいろな経験をさせたいという場合には適していません。

私立保育園

社会福祉法人、NPO法人、株式会社、宗教法人などいろいろな法人が母体となって運営をしている保育園です。

公立保育園のような制約は少ないため、体操、英語、リズムなど課外の授業も多いのは魅力です。

私立の場合はその保育園の経営母体によって特色がありますので、その保育園独特の保育で子供に対して保育をしてくれます。

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ただし、私立の保育園の先生の公立の保育士の先生と比較をして低く労働環境もブラック企業のような状態となるため保育園によっては先生の入れ替わりが激しい保育園もあります。

私立の保育園の特徴としてはとにかく自由度が高いため独自の保育を実践しているケースも多いです。

音楽に特化をしている、サッカーに特化をしている、体操に特化をしている、知育に特化をしているなど特色はそれぞれですがいろいろなことを体験できるという点は大きいです。

他にも課外授業として英語などを保育時間内に取り入れているケースは多いですね。

公設民営保育園

国や自治体が設置をしていますが、運営は民間にお願いをする形の保育園です。人員配置などは公立の保育園と大差はないですが、運営方針は私立に沿っている公立保育園と私立の保育園の間のような保育園になります。

しかし、基本はあくまでも私立の保育園と同じなので、保育園によっては先生の入れ替わりも激しい場合があります。

認証保育園

こちらは東京などの首都圏のみで認められている保育園です。

小規模で駅の中にある建物を利用して運営をしている保育園になります。

運営母体はほとんどか株式会社などの民間の企業となっていますのでサービスは充実していますが、認可保育園の基準を満たすことができないために小規模で行っている保育園です。

保育園への入園は保育園との直接交渉となりますので、気に入った保育園へ直接契約を申し込むことになりますが、認可保育園と比較をすると料金は高めです。

目安は月に220時間以内で3歳児までは8万円、3歳児以上は7万7000円を超えないように上限が設定をされています。

無認可保育園

別名「認可外保育園」と言われることもあります。

認可保育園のように国の基準を満たしていない保育施設をいう分類になっていますが、世の中にある保育園では一番個性的なものが多い保育園といえます。

無認可だからこそできるものがありますので、認可の設置を取れるにも関わらず認可外保育園として設置をしている場合もあります。

認可保育園にはできないサービスとしては

・送迎サービス

・夜間なども預かってくれるサービス

など自由にできる点は認可外保育園の魅力です。

また、インターナショナルスクールやお勉強に特化をしている保育園などは認可保育園ではできない教育などを提供することができるのは認可外保育園のメリットです。

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特にここ数年で人気となっているのはプリスクールと呼ばれる英語の保育園という形態です。

保育園ですが、一日中英語に触れており英語に特化をしている形となっておりこれからの国際化の社会で非常にニーズのある人材を育ててくれる新しい保育園の形態です。

他にも認可保育園は休みでも預かってくれるサービスを実施していたり、病気の児童を預かる病児保育を実施していたりと自由度の高い保育園という印象がありますね。

契約は各保育園にて行う

契約は直接契約になりますので希望の保育園へ自分で足を運び決めることができます。

ただし、認可外保育園は補助金などが何もない状態での運営となりますので料金は高めです。

地域や利用をするサービスにもよりますが5~12万円くらいが相場となっています。

設置は株式会社が多く、母体は塾、体操教室、英会話スクール、音楽教室など習い事が母体になって保育園を経営している方も多く、個人で運営をしている人もいます。

認可保育園へ入園できなかった人たちの受け皿的な存在としても活用されていますし、ただ単に保育園へ行くのではなく教育も一緒にしてほしいという場合には認可保育園よりも教育に特化をしている無認可保育園の方がよいでしょう。

幼稚園

幼稚園は保育園とは違い、小学校、高校、大学などと同じように「学校教育法に定められらた施設」です。

保育はあくまでも「養護」という考えがありますが、幼稚園は「教育」の要素が強いといわれています。

幼稚園は基本は年少になる3歳児~年長の5歳児までとなっています。

幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省で管轄も異なりますし、働いている先生も幼稚園は「幼稚園教諭」を持っている方で保育園は「保育士」と先生も異なります。

<保育園と幼稚園の違い>

幼稚園 保育園
根拠法 学校教育法 児童福祉法
管轄省庁 文部科学省 厚生労働省
施設名称 学校 児童福祉施設
申し込み先 自治体 園(※公立園は自治体に申し込み)
保育料 自治体(市区町村)が保育料を設定。所得に応じて負担する 私立は各園ごとに、公立は自治体が設定する
保育内容の基準 幼稚園教育要領 保育所保育指針
基本的な考え方 幼児期の特性を踏まえ、環境を通して(教育を)行う (入所する乳幼児の)福祉を積極的に増進することに最もふさわしいものでなければならない
対象 満3歳から小学校就学の年(満6歳) 満1歳に満たない乳児から小学校就学の年(満6歳)
資格 幼稚園教諭 保育士
教育・保育時間 4時間を標準とする 原則8時間

しかし、最近は幼稚園も園児の確保に苦労しておりなかなか園児が集まらない幼稚園と大人気の幼稚園に2極化している現状があります。

そのため、幼稚園も低年齢化を行っており、普通に2歳児から預かるようになっていますので幼稚園は3歳児(年少)~という考えはなくなりつつありますね。

関連記事キリスト教の幼稚園はお祈りや歌は独特?カトリックは誰でも通えるの?

ベビーホテル

夜間や24時間保育、一時保育としているため夜のお仕事に行かれている人にニーズにある保育の形です。

運営母体も料金も差がありますね。

夜のお仕事をしているお母さんなどは保育園と言っても選択肢がこのベビーホテルしかない状態となっていますがいつでも長い時間預かってくれる保育園として人気を集めています。

長い時間働いている保護者や、不規則な労働時間の仕事をしている人にとってなくてはならない保育園といえますね。

企業内保育園

会社への社会復帰を基本として作られている保育園で、会社内に民間の企業と誘致して運営をしている保育園になります。

勤務時間や出勤日に合わせて柔軟に対応をしてくれます。

職場の傍にあるため、万が一なにかあったり、発熱や病気などでもすぐにお迎えにいけるメリットはあるのですが、

子どもを会社まで電車に乗せて連れていく必要もありますし、ビルやオフィス内にあるため公園や園庭がない場合が多く運動不足などの懸念材料もあります。

最近は企業主導型保育園という形式も増えていますね。

企業主導型保育園

企業主導型保育園という名前が最近よく聞かれますが、これは認可保育園に近い形の保育園となっています。

詳細についてはこちらに書いています。

関連記事企業が保育園を作るなら企業主導型保育事業で助成金を手に入れよう

簡単に説明をすると、企業に勤務をしている親の子供を預かる保育園が基本となっており定員の半数は必ず従業員の子供を預からなければなりません。

それに対して半数は外部の子供を受け入れてもよいことこととなっており「地域枠」と呼ばれる制度です。

ちなみに地域枠は無認可保育園と同じ扱いになっていることから直接契約となっており、料金も設定が可能となるため企業主導型保育園にとっては大事な収入源といえます。

従業員枠と地域枠を半数ずつにすることにより市区町村から補助金がもらえますし、施設を作る際にも運営費として補助金がもらえるため2017年から増加傾向にある保育園の種別となっています。

幼保一元化を言われていましたが、今後は企業主導型の保育園が主流になっていく傾向にありますね。

院内保育園

24時間看護師や医師として働く病院関係者のための保育園です。

病院が職場で働きやすい環境をつくるために行っている保育園ですが、運営母体は民間の保育会社に依頼をしている場合が多いです。

また、突然の病気でも外部の子供を預かってくれるようなサービスを提供してくれるところも多いですね。

認定こども園

幼保一元化といわれており、保育園と幼稚園の両方の機能を兼ね備えている保育園になります。

平成18年より儲けられて作られた保育園で幼保連携方・幼稚園型・保育所型・地方裁量型と4タイプありますがまだまだ改善点が多い制度のある保育園です。

保育機能としては4時間から長時間の8時間以上の保育が可能となっていますし、幼稚園の機能としては3歳以上は4時間の教育を受ける子とができる特殊な保育園です。

ベビーシッター

海外では普通のサービスなのですが、日本ではなかなか普及に至らないサービスとなっています。

ベビーシッター会社へ依頼をすることにより保育士が派遣をされてきますので、自宅で必要な時間保育をお願いするサービスとなります。

近年は派遣をされてくる先生が「勉強」「音楽」「体操」などの特殊なことを教えられる能力をもった先生もいます。

保育ママ

保育ママといっても男性でも可能です。

共働きや1人親などでどうしても働かなければなりませんが、見てくれる人もいないし認可保育園にも落ちてしまったという人の助け舟となる施設です。

3歳未満児の子供を預かるサービスで保育料やサービスについては市町村によってことなりますが自宅などで保育を提供することができる場を用意することが条件となっています。

民間ではなく、市区町村が運営をして設置をしています。

ファミリーサポート

家政婦に近いサービスで、主に子供の送迎や放課後に子供を預かってくれるサービスです。

お子さんが手から離れた主婦などが会員登録をすることにより依頼をすることができるサービスですが、一日預かってくれるようなことはあまりないです。

保育園の種類のまとめ

保育園にはいろいろな種類があり、経営母体もそれぞれとなっています。

それだけ豊富な種類があるということは、選ぶ保護者からするといろいろな選択肢があるということになります。

しかし、現実は料金と環境の観点から認可保育園の1人勝ち状態となっており補助金のない無認可保育園やベビーホテルなどは厳しい経営状態になるところも多いです。

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また、認可保育園でも働き手となる保育士がいないことから定員まで子供を受け入れられないという現実もあるため保育業界にとっては問題はいろいろと山積みなのが正直な感想ですね。

保護者の人は自分の就労形態、子供に対する将来像、出せるお金などのバランスをみて子供が入園をする保育園を選びましょう。

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