認可外保育園と認可保育園の違いとは?保育料金の違いと無償化の影響

保育園には認可外保育園と認可保育園があります。

この違いを説明できますか?

おそらく「保育園」聞くとすべてが同じように感じている方も多く、幼稚園と保育園の違いを説明することも難しい方も多いです。

私は長年保育の業界に身を置いてきたので簡単にわかりますが、知らないと分かりませんよね。

そこでこの記事では認可外保育園と認可保育園について書いています。

記事を読み終えることで認可外保育園と認可保育園の違いや保育料金の違い、メリットデメリット、どこがおすすめなのかというポイントがわかります。

※認可保育園で保育士、認可外保育園で園長をしてきた経験を含めて記事を書いています。



認可外保育園と認可保育園の違いを比較と基礎知識

保育園には大きく分けると認可保育園と認可外保育園があります。

この違いは大きくあり入園をするママ達にとっては重要なポイントだといえますね。

認可保育園は社会福祉法人や株式会社、市区町村が運営をするものなど母体はそれぞれありますが都道府県の知事から国が定めている設置基準(保育士の人数や広さ、給食設備の有無など)を満たしていることを認められた園が「認可保育園」と呼ばれます。

この基準に沿って子どもひとり当たりのスペースが確保されており、保育士の目が行き届くような人数配分で保育を受けれられる仕組みです。

認可の保育園には園児20名以上で就学前まで通える認可保育園、0~2歳までの子どもだけを預かる園児19名以下の小規模保育、一般的に「保育ママ」と呼ばれる家庭的保育(研修を受けた1人の保育者が3名まで自宅で預かる)などがあります。

それに対して認可外保育園は誰でも運営をしてもよく、子供を預かることをする際には書類を市区町村へ提出をする必要があります。

しかし、認可保育園ほど基準は厳しくなく個人でも運営をしている人もたくさんいます。

→ 認可保育園の補助金はいくら?設置基準と保育士の給料が低い仕組み

認可外保育園と認可保育園の違いを比較

簡単に認可保育園と無認可保育園の違いをまとめます。

これか認可外保育園と認可保育園の違いの詳細な情報やメリットデメリットについて書いていきます。

基礎的な部分としてこちらの表を確認しておきましょう。

認可認可外
利用条件市町村が定めている「保育の必要性が認定されている」条件を満たしていること。市区町村の認定がなくても誰でも利用が可能です。
保育環境厚生労働省が定めている認可基準を満たし、保育所保育指針に乗ってって運営をされている。独自の運営がなされているので、施設によって環境も保育の質もバラバラ。
給食園内で調理師が調理をしている。

家庭的保育(保育ママ)の場合は弁当を持参することもある。

施設での調理が原則となっていますが、施設によっては仕出し弁当を支給したり弁当持参になる。
園庭園庭にある園が多いが、都市部では園庭がなく、代わりに近くの公園を利用することもある。園庭のある施設は少ない。

園庭の代わりに公園などで外遊びをしている。

 

保育料所得に応じた負担額が、市区町村ごとに決まっている施設独自で決まっており特に決まりはない。

料金は月極め、日数、時間ごとなど施設によってまばら。

給食は別途かかるケースはほとんど。

申込先入園申し込みは、各市区町村へ保育の必要性の認定を一緒に入園申込書を提出する。入所申し込みは直接施設に問い合わせる。

施設によって提出をする書類も違い、入園は先着順で定員になり次第締め切り。

認可よりも入園決定は早い。

認可外保育園と認可保育園の最大の違いは運営費に対する補助金です。

認可外保育園は補助金は一切ありません。

それに対して認可保育園は補助金があり市区町村と国から支給をされることにより運営をされています。

中で働く保育士の先生、給食室、保育料などに大きな違いが生まれる点がこの補助金になります。

その点も分かりやすく認可保育園と認可外保育園の違いやメリットデメリットを書いていきます。

認可保育園の入園方法と保育料金を解説!メリットデメリットとは?

認可保育園に入園をしたい。

私も認可外保育園に在籍をしているときに入園者の半数は認可の保育園へ入園をしたいけれども入園ができないいわゆる待機児童と呼ばれる人たちでした。

しかし、無認可の保育園が認可保育園へ入れないけれども仕事をしたい人たちにとって大事な受け皿になっているのは正直なところです。

つまり、どんな保育園の種類よりも環境が恵まれていることを指していますので、保育園へ預けるとなった場合には最初の選択肢として「認可保育園」が出てきますね。

認可保育園の種類と公立私立の違い

厚生労働省が定める一定の基準を満たすと認められた認可保育園は、国からの補助が出るため保育料は比較的安く抑えられるのが特徴です。

施設の種類説明
認可保育園定員100名を超える大規模な園から少人数の園まで様々。
認定こども園幼稚園と保育園が一緒になった新しいタイプの保育園。
 小規模保育園0~3歳児までが通う定員19名以下の園で都市部に急増中。
 家庭的保育保育ママと呼ばれる研修修了者が0~3歳まで預かる。
 事業所内保育特定企業内にある園で、従業員以外でも利用できる園。
 預かり保育付き幼稚園夕方まで保育をしてくれる幼稚園。3歳以上が通園できる。

認可保育園は大きく分けると2種類に分けることができ、「私立」「公立」の2種類があります。

私立と公立保育園の違い

公立保育園は職員が公務員となっていますので、ベテランが多く、保育所保育指針に沿った標準的な保育が行われているのが特徴です。

自治体内の公設公営園の間で人事異動があり、数年おきに園長も変わります。

「公設公営」とは、市町村が設置をした公立園を民間事業者に運営をさせているもので私立に近い特徴をもっているところもあります。

過去に公設公営の施設に在籍をしましたが、基本は民間の保育園の方針の考えで運営をされていますので公立なのですが、かなり民間の私立に近いイメージをもってください。

それに対して私立の保育園とは、社会福祉法人や企業が運営をしているものです。

公立園と同じように国が定めている基準を満たしていますが、独自の保育方針をもっています。

例えば、「自然に触れ合うことができる」「教育に力を入れている」「○○式保育」というのは基本的に私立の保育園しかできません。

外遊びや野菜の栽培、昆虫観察などの活動に力をいれるなど特色は認可外保育園と比較をするとかなりあります。

ビルのワンフロアや保護者の利便性重視の保育園もありますね。

公立公設公営私立
保育方針市区町村によって定めらた方針にのっとって運営されている。市区町村の定めた方針に沿っているところ、私立に近いところもある。市区町村の定めた基準を守ったうえで、独自の方針で運営されている。
施設設備たいてい園庭がある。

園舎が古いところが多い。

たいてい園庭がある。

民営化を機に建て替えたところもある。

凝ったつくりの立派な施設から、駅前のビル中まで様々。
保育士地方公務員の準じる。

ベテラン保育士が多い。

市区町村内で転勤がある。

保育士の年代は様々で新しい事業者には若い保育士が多い場合もあり、

入れ替わりが激しいケースも多い。

公設民営と同じ。
運営者市区町村社会福祉法人、株式会社、NPOなど公設民営と同じ。

認可保育園の特徴は料金と環境

認可保育園は設置をするための基準もかなり厳しくされているため、環境が非常に整っており、0歳児~年長の5歳児までの年齢を預かってくれるというメリットがあります。

また、建物も大きなものが多く園庭もしくは近隣に大きな公園があることが条件となっています。

働いている人も保育士の有資格者がほとんどですので、誰が担任になっても保育をきちんとしてもらえる点は大きな魅力です。

給食室も完備されており、離乳食にも対応。

料金も安価で開園時間も7:00~19:00までとなっていますので長い時間あいていますし、土曜日もお盆も関係なく開園をしているため働いているママにとっては最高の環境でしょう。

認可保育園の入園方法と保育料金!無償化の対象なの?

認可保育園へ入園をするためには、市区町村へ申し込みをして決定をします。

そのため、待機児童の多い地域では希望の園へ入ることができない問題も起こっています。

認可保育園へ入るためには一定の条件を満たしており子供の「保育が欠ける」と言う点が必要なポイントになります。

就労や介護、学業、病気など何らかの事情がなければ認可保育園へは入りたくても入れないので覚えておきましょう。

保育料金は世帯収入とあなたの子供の年齢によって異なります。

しかし、補助金から成り立っているのが認可保育園ですので内容や質を見た場合に保育料金は最も安価だといえますね。

認可保育園の入園方法や料金についてはこちらの2つの記事を参考にしてください。

→ 保育園の入園申込時期と方法!入園するための提出書類と点数一覧

→ 保育園の料金の共働きの平均は?年収700万円の保育料と無償化の効果

もちろん認可保育園は3歳児以降は幼児教育無償化の対象となっていますので、利用をしても保育料金がかからない点は大きいですね。

認可保育園のメリットデメリット

保育料は世帯の収入によって決まる仕組みです。

また、環境も充実している認可保育園にはメリットがたくさんあります。

・保育料金は世帯収入でもっとも安価な金額である。

・国の厳しい基準を満たしている保育園であるため安全性が高い。

・職員は全員有資格者で安心した環境がある。

・開園時間、開園をしている曜日も多いため仕事などに集中できる環境がある。

・給食もおやつも食べさせてくれる。

・3歳児以降は幼児教育無償化の対象となるため費用がほとんど必要なし。

このような理由から認可保育園のメリットです。

認可保育園は補助金をもらうために厳しい審査をくぐりぬけていますので安全面は非常に高く、費用の面でも保護者の負担が少ない点は魅力的です。

認可保育園のデメリット

しかし、メリットばかりではなく認可保育園にはデメリットがあります。

・待機児童が多く希望の認可保育園へ入れない。

・保育園への入園がそもそも困難。

・先生の質は園によって異なり、中にはレベルの低い先生もたくさんいる。

・保育方針や保育理念が合わないこともある。

・先生の離職が激しい園も多く、担任がしょっちゅう交代することもある。

なんといっても希望の園へ入れない、保育園への入園基準が厳しいという点は大きなデメリットだといえますね。

認可外(無認可)保育園の特徴とメリットデメリット!料金と入園の方法

認可外保育園は認可保育園と呼ばれたりもします。

認可外保育園の運営は様々で多くは株式会社やNPO法人、個人経営のところまで様々あります。

施設の種類説明
認証保育園など自治体独自の基準を満たす園。保育料の補助金が出る。
その他べビーホテルや託児施設。従業員専用の事業所内保育園所など。
一時保育自治体の園の一時保育やベビーシッター、ファミリーサポートなど。

基本は補助金はなしで運営をしていますが自治体によっては独自の基準を満たしている認可外保育施設に対して補助金を出す制度もあります。

「認証保育園(東京都の場合)」「横浜保育室(横浜の場合)」「さかい保育室(大阪市堺市の場合)」まど地域によって呼び方は異なりますが、保育士の人数やスペース、運営基準を満たしているなど一定の条件を満たしていることが必要です。

実は認可外保育園と聞くとあまり良い印象を持たない方も多いのです。

それは一部に認可外保育施設や無認可保育園が事件や問題と起こしていることが大きな要因です。

劣悪な環境の認可外保育園があるのは正直なところですが、その逆に一生懸命頑張っている認可外保育園もあります。

認可外保育園の特徴とは?独自性

認可外保育園の最大の特徴は「独自性」です。

認可保育園は基準を満たしていることが基本で「子供の養護」という観点が基本となるため、保育をすることが基本で教育にはあまり力を入れていません。

しかし、認可外保育園は最低限の保育を実施していれば自由に特色を出せますので認可保育園ではなく、あえて認可外保育園を希望する方もたくさんいます。

例えば、インターナショナルスクールや勉強関係の塾のようなスタイルの知育と呼ばれるような形式の保育園です。

認可外保育園はある意味ビジネスととらえている企業も多いことから、大手の塾や体操教室、スイミングスクール、英会話教室など小学校以降を対象としている塾系が小さなうちからの囲い込みを目的に保育園を運営しているケースもあります。

しかし、英才教育を小さなうちから毎日受けられる環境はなかなかないため認可保育園を選ばずに認可外保育園をあえて選ぶ方もいます。

認可外保育園の料金と入園の方法!無償化の対象?

認可外保育園の料金は高いです。

実は料金に決まりはなく、補助金も出ていないため実質は保護者からもらう保育料金だけで運営をしていかなければなりません。

そのため、保育料金は最低でも5万円程度となってり高い園や地域によっては10万円~15万円程度するところもあります。

無償化に関しては対象外となります。

しかし、一定の条件があり「認可へ落ちてしまったが就労のため預けている」「両親が共働きである」などを満たしていれば一定額が対象となることもあります。

入園の申し込みは直接契約です。

つまり、希望をする園へ保護者から申し込みをする形となるため空きがあれば誰でも入園が可能ですし、空きがなければ入園できません。

認可外保育園のメリットデメリット

認可外保育園のメリットデメリットについて書いていきます。

詳細については認可外保育園のメリットデメリットとは?保育料と基準と入園方法にまとめていますのでここでは簡単に書いていきます。

メリットは、

・独自の教育は保育を受けられる(英語、教育、野外、運動などに特化)

・少人数制を導入している保育園も多いため手厚い。

・様々な年齢の子供が一緒に過ごすことができる。

・送迎など認可にはないサービスがある。

この辺りは認可外保育園へ通わせるメリットですが、デメリットもありますので紹介していきます。

・保育料金が高い。

・働いている人は有資格者ではないこともある。

・人が足りておらず危険な園もある。

・環境が悪く、公園が近くにない、園庭もない園もたくさんある。

すべてが整っているところはなくデメリットがあることも覚悟しておきましょう。

入園を希望するなら認可外保育園?認可保育園?

最後に入園をするならばどちらが良いのかと言う点を保育士と二人の娘を育てた経験から書いていきしょう。

まずはママとパパの過程環境にもよります。

例えば、ママが育休中、パパは仕事をしているのならば間違いなく認可保育園しか選択肢がありません。

長い時間預かってもらえ、環境が整っているとなると必然とそうなります。

それに対してママは就労していない、独自の保育をさせたいとなると認可外保育園になります。

認可保育園の私立がベストな選択!その理由とは?

しかし、もし選択できるならば私は「認可保育園の私立」にすべきだと思いあms。

実際に自分の子どもたちは認可保育園の私立の保育園へ入園をさせました。

公立で働いた経験もあるのですばベテランは多いのですが、保育の質は低い、子供への対応が悪い、よく休む(有休消化)などの理由があるため認可の公立は私は絶対に入れたくありませんでした。

それに対して私立の先生は若い先生が多いですが一生懸命で、公立よりも前向きですし、日ごろの保育や行事も公立とは比べ物にならないくらい良いところが多いです。

そのため、私は認可保育園の私立がベストです。

私立の保育園をおすすめする理由

ただし、私立の場合は若い先生も多く、退職をしたりして入れ替わりが激しいことは知っていました。

その通りでたくさんの先生の入れ替わりはありましたね。

しかし、行事にも力をいれていますし、課外(英語、そろばん、習字、文字の勉強、リトミック、体操)なども保育費用内で受けられるという点もあったからです。

保育園に預けている間に習い事があるのは私立のメリットです。

しかし、現実的な部分では娘を0歳からあずけて6年間お世話になりましたが、先生の入れ替わりはかなり多かったですね。

希望の保育園へ入園できているのか?

世の中にはいろいろな保育園があります。

その数を比較してみましょう。

厚生労働省が「保活」も実態に関する調査をすると、保育施設を利用できた人(3548人)のうち、86.1%は認可保育園に入園しています。

希望通りの保育園へ入園できているのかの質問には57.9%の人はイエスと答えていますね。

利用することができた保育園は?

・認可保育園など→86.1%

・自治体単独の保育施設→5.0%

・認可外保育園→6.3%

・事業所内保育施設(認可外)→2.1%

・幼稚園→0.3%

・無回答→0.1%

しかし、地域によっては第一希望の保育園へ入れているか?という問いに対しては「NO」という方もいるでしょう。

東京などの首都圏になると、第一希望どころか預ける先さえ見つかればラッキーと思っている方もいるくらいなので現実的にはかなり大変なようです。

→ 保活のやり方と保育園の見学のポイント!入園するためには点数が大事

(厚生労働省:「保活」の実態に関する調査

認可外保育園と認可保育園の違いのまとめ

認可保育園と認可外保育園の違いですが、料金と保育園規模や環境という点で大きな違いがあります。

料金と環境に関しては間違いなく認可保育園が良いですが、独自の教育を受けさせたいなどの場合には認可外保育園の方が良いでしょう。

家庭の事情や預けたい時間などによって異なるというのが正直な印象です。

違いはたくさんありますし、メリットデメリットもありますのでこれから保活をしようと考えている方の参考になればと思います。

何よりも子供にとって最善で会ってほしいと思いますね。

Taka代表

投稿者プロフィール

保育士と介護福祉士の資格を持っています。

【経歴】
保育介護の専門学校卒業 → 公立保育園の臨時職員 → 私立の民間保育園で現場の保育士 → 大手塾のインターナショナルスクール開園&マネージャー → 別会社のインターナショナルスクール園長&幼児教室教室長。

現場の保育士を8年経験をし、その後は認可外保育園であるインターナショナルスクールの開園や運営、管理職などをしてきました。

※幼児教室の教室長もしてきて小学校受験の指導&合格実績あり

保育コンサル、保育組織改善、子育て相談など子供関係の仕事やっています。

他にもアフィリエイトで実績があり、ブログ運営などにも精通しておりWordpressでホームページも作れますし子育て関係のライターもできます。

保育×子育て×WEBという3つの知識持っています。

https://banbi-no.com

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

運営者情報

「保育士ライフ」へお越しいただきありがとうございます。私、運営者のtakaです。

現在37歳で関西の奈良県に住んでおり、小学生の娘も2人いるお父さんで最近はキャンプにハマっています。

元男性保育士で認可保育園で働いた経験、認可外保育園の立ち上げ、集客、営業、管理職などもしてきた異色の保育士。

この保育士ライフでは保育士の情報はもちろん悩みの多い子育て、育児情報、関西のお出かけ情報など「子供」に関する情報を発信中!

また、ブログの収益化にも成功をしていますのでブログで稼ぎたい人の支援やホームページ作成などWEBと保育、子育て支援の仕事を中心にしています。

詳しい経歴はこちら

自己紹介

コンサル依頼、講演依頼、広告掲載依頼など気になることのお問い合わせはこちら

お問い合わせ

保育士ライフのTwitter

ページ上部へ戻る