
保育園は何歳から入れるのか?気になりますよね。
実は最近は待機児童の問題があることから保活を早くから始める方も多く「何歳から入れるのか」「何歳からが入りやすいのか?」と気になっている方も多いです。
なぜなら、仕事に復帰をしなければなりませんし子供を出産しても見てくれる人がいなければ、安心を出産も仕事もできない辛い現実が待っているからです。
そこでこの記事では保育園には何歳から入れるのか?何歳からが保育園へ入りやすいのか?というポイントについて元保育士が実際の体験談や実際に保育園を見てきたことによる理想を書いていきます。
読み終えれば「保育園は何歳から入れるのか?」と言う点と「何歳が入りやすいのか?」と言う点。あとは保活を始める時期についても知ることとができます。
保育園の受け入れ年齢やなんとしても入園を勝ち取りたい方はぜひ熟読してください。
目次
保育園は何歳から入れる?入りやすい年齢とは?
保育園にはいつから入れるのか?
今まで保育園へ入園をさせたことがない方にとってはわかりませんよね。
保育園へ入れる年齢は「生後57日」というようにきまっており、まだ首が座っていない状態でも基本は保育園へ入ることができます。
これは認可保育園に限りますが赤ちゃんでほとんど寝ているだけの状態の赤ちゃんから入園が可能です。
ただし、受け入れに関しては保育園も慎重になるケースがあり生後3~4か月前後が私が今までの経験の中で見た赤ちゃんで最も小さいです。
労働基準法で産後8週間は就労をすることが禁止されていますが、それ以降は復帰をしても良いことになりますので56日間産後休暇を取得して保育園へ預けて仕事復帰をする目安というわけです。
あとは保育園が受け入れるかによって異なるということですが、正直生後57日の赤ちゃんを預かるというのは保育園側にとっても人出もかかりますしリスクもありますのでほとんど受け入れていません。
生後57日で子供を預けて仕事に復帰をしたい方は、まずは市役所へ相談をしてみましょう。
いつまで?何歳まで預かってくれる?
認可保育園の場合は「保育に欠ける」と言う点が無くならなければ原則は小学校へ入学する「就学前」まで通うことができます。
私も娘も0歳児から保育園へ入園をしたのですが、最大6年間お世話に慣れるということですが、0歳児から一緒のお友達は卒園の時に感慨深いものもあります。
ただし、仕事をどちらかが辞めた、病気が回復した、介護が必要なくなったなどの理由によって保育が必要がないという場合には保育園は退園をしなければなりません。
これは「保育に欠ける」という点が不足をするため退園をしなければならなくなります。
役所が最終的には判断をするのですが、毎年次年度の継続のための書類が10月ごろから配布され、そこに会社の就業照明が必要となります。
その時点で書類を出せない、保育に欠けていないと判断をされると退園をしなければなりません。
ただし5歳児のみは特例制度があり、保育に欠けていない状態でも卒園まで通うことができますので一緒に過ごしてきたお友達を同じ生活を送ることができます。
受け入れ年齢は保育園によって異なる理由
受け入れ年齢は生後57日と先ほどお伝えしました。
ただし、その年齢で受け入れてくれる保育園は稀です。
その理由は保育園はあなたの子供だけではなく、たくさんの子供を受け入れており保育をしています。
クラスに預かっている子供をみんな平等に見なければなりませんし、歩く赤ちゃんやハイハイで動き回る赤ちゃんもいますのでその時によって対応も異なりますが、集団での生活をしていかなければなりません。
しかし、そこに生後57日の赤ちゃんが来た場合はミルクをこまめに作らなければなりませんし、頻繁に呼吸をしているか?など確認も必要となり他の子供を見る余裕がなくなります。
また、安全面でも生後57日の小さな赤ちゃんが保育園という家とは全く違う環境で生活をすることによりストレスを感じ体への負担も想像以上に大きいです。
そのリスクがあるため認可保育園でも首が座った生後3か月、お座りができる生後6ヶ月など基準を設けているところが多いですので入園を希望している保育園の入園可能年齢を確認してみましょう。
認可外保育園は何歳から何歳まで受け入れてくれる?
認可保育園では受け入れ年齢が決まっていますが、認可外保育園ではどうなのでしょうか?
認可外保育園の多くの受け入れは認可よりも遅いケースが多いです。
1歳児からの受け入れをしている保育園は多いですが、もちろん0歳児から受け入れている認可外保育園もあります。
もちろん生後3か月から受け入れてくれる認可外保育園やベビーホテルもありますが、安全に見てくれるのか?と言う点はきちんと見るべきです。
中には小さくて泣かないからという理由で放っておかれるケースや、ベッドに寝かせているだけというケースもあり目が行き届いていない場合もあります。
認可保育園よりも認可外保育園の方が明らかに手薄となりますし、安全面でも認可保育園と比較をすると劣りますのであまりにも小さなうちは認可外保育園での受け入れは避けておく方が賢明でしょう。
→ 認可外保育園のメリットデメリット!保育料と基準と入園方法を解説
保育園に入りやすい年齢は何歳?理想と現実を解説
保育園は入れる年齢はわかりましたが、保育園へ入りやすい年齢について書いていきます。
これは保育士をしてきて、管理職をしてきてたくさんの子供の受け入れをしてきたからこそ理解をしているのですが受け入れに関しては知っておくことが大事です。
もし、ここで紹介をする年齢で申し込みをしなければ入園をすることは不可能に近くなりますのでぜひ参考にしてください。
保育士が見れる法定人数(配置基準)と定員数
法律で保育士資格所持者が子供を見れる人数が保育園では厳しく定められており人数は以下の通りとなっています。
(一人の先生が見れる子供の人数を示す)
・0歳児:3名
・1、2歳児:6名
・3歳児:20名
・4、5歳児:30名
このように定められています。
そうなると保育園の受け入れ人数によりますが、認可保育園で多い規模である120名の場合の定員はおそらく以下のようになります。
・0歳児:9名
・1歳児:12名(内9名継続入園のため実質3名)
・2歳児:18名(内12名は継続登園のため実質6名)
・3歳児:20~25名、4歳児:25~30名、5歳児:25~30名
変動はあるとしてもこれくらいの人数になります。
入りやすい年齢は0歳児と2歳児
結論から申しますと、最も入園がしやすい年齢は0歳児と2歳児です。
あとは年少クラスと呼ばれる3歳児の時期になりますが、おそらく保育園へ入りたいと思っている方の多くは乳児期に入りたいと思っているはずです。
この2つの年齢がなぜ入りやすいのかというと「定員」に空きがどれだけあるかです。
上記の受け入れ人数の例は定員120名の保育園を例としています。
そこで注目をしてほしいのは、1歳児の12名のうち9名は0歳児から持ち上がりとなるため実質は3名しか入れないということです。
1歳児は最も激戦区です。
その理由は産休育休明けで1歳児から入園を希望する人が多いのですが、たったの3名に多い地域だと数十名が申し込みをすることになります。
それに対して0歳児は9名、2歳児も6名と受け入れ人数が多いことが分かりますので入りやすい年齢は0歳児と2歳児です。
私の一押しは間違いなく0歳児。次は2歳児のタイミングと3歳児の年少にあがるタイミングで1歳児は最もおすすめしません。
おそらく入園をする点数が高くても「運」でしか入園できないため0歳児が最も理想です。
→ 保育園の入園申込時期と方法!入園するための提出書類と点数一覧
0歳児で保育園に預けるのはかわいそう
この記事を読んで「0歳児から?」と驚いた方も多いでしょう。
小さいしかわいそう、もう少し一緒にいたい、仕事復帰はできればしたくないという理想を持っている方もいると思いますが現実はそんなに甘くはありません。
正直0歳児でも入園できる保障はありませんし、0歳児を逃すと認可外保育園に預ける、もしくは2歳児や3歳児の年少のタイミングを狙うことになります。
つまり、シビアに入園は難しい現実がありますので理想との葛藤になります。
私も娘を0歳児から預ける時に「かわいそう」「早いな」とは思いましたが、行かせてみると良かった点は多いです。
・家ではできない経験をすることができる。(運動会や発表会)
・子育てのプロである保育士に生活面をすべて見てもらえ教えてくれる。
・生活リズムが整い、次第に体も強くなってくる。
・発達段階に応じてプロがアドバイスや、育児の相談もすることが可能である。
実はメリットも多く、ママも仕事に復帰することでリフレッシュすることもできますので預けてみると子供は意外と順応します。
最初は慣らし保育から始まりますが、慣れてくるとママも仕事に集中できるようになりますよ。
デメリットはある?
ただし、メリットばかりではなく0歳児から預けるデメリットもあります。
・出産後に休暇が短く預けるとママの体が回復していないため、負担が大きい。
・赤ちゃんを保育園に預けるため一日がバタバタと忙しい。
・母乳は不可となり、粉ミルクの生活となる。
・保育園で病気や感染症にかかることも増え、会社を休みがちになることもある。
保育園へ預けるとなったらそれなりの覚悟は必要かもしれません。
保育園は何歳から入れる?入りやすい年齢のまとめ
保育園へ入園できる年齢と、入りやすい年齢について書きました。
昔はそこまで焦らなくても入園できた保育園ですが、昨今は不景気のため女性の社会進出も増えており結婚や出産のタイミングからすぐに保活をしなければなりません。
待機児童問題があることから首都圏などは保育園へ入れない状態も続くため小さなうちからですが保育園へ入れなければなりませんね。
もちろん、入りやすい年齢でも入れるとは限りませんがあとは旦那さんとしっかりと相談をしましょう。
小さなうちから預けるべきか?一度退職をして違う時期に保育園へ入園もしくは幼稚園へ入園をするという考えもありです。
あとは夫婦で話し合って子供にとっても家族にとっても最善の方法を選択してください。
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