保育園は教育をしない?幼稚園の教育面との違いと選び方のポイント

教育と聞くとどんなイメージを持ちますか?

おそらく小学校のように授業となるお勉強を幼児期にも教えるものというイメージを持つ方も多いでしょう。

これから保育園もしくは幼稚園への進学を考えているのならば「教育面」は必ず見ておきたいものです。

幼少期に勉強をする、教育をされるということは大事なことなのですが保育園でも幼稚園でも入園をする園を間違えると大変なことになります。

教育を求めて入園をしたら教育方針が全く違っていたなど衝突の原因になることもあります。

そこでここでは保育園や幼稚園の教育面について元保育士が書いていきます。

ちなみに幼児教室の講師経験もありますので教育面からも書いていきますので参考にしてください。



保育園は教育しない?幼稚園との違い

そもそも教育という定義と保育園と幼稚園の違いについて書いていきましょう。

わが子を預けるとなったら少しでも「良い環境へ入れたい」という気持ちがあるのが当たり前のことです。

遊ぶことも大事な年齢なのは理解をしていたとしても教育も大事。

勉強が好きになってくれれば文句なんてないですよね。

そんな教育に関してですが教育とは「教えて知能をつけること」「才能を伸ばすために教えること」となっていますので勉強というイメージが強いのですが幼児教育となると少し違い意味になります。

文部科学省の記載を見てみると、

幼児教育とは,幼児に対する教育を意味し,幼児が生活するすべての場において行われる教育を総称したものである。
具体的には,幼稚園における教育,保育所等における教育,家庭における教育,地域社会における教育を含み得る,広がりをもった概念として捉えられる。

(引用:文部科学省「第2節 幼児教育の意義及び役割」)

つまり、勉強だけではなく生活する場も教育の一部ですので理解をしておきましょう。

勉強ができる子、点数が取れる子を育てるのではなく「子供の可能性を伸ばすために指導をすること」が幼児教育ですので一概に勉強ができれば良いというものではありません。

幼稚園と保育園の違いと教育の差

次に年少というタイミングで幼稚園へ進学をするか?もしくは保育園へ進学をするのかを迷う方もいると思います。

しかし、幼稚園と保育園の違いもあまり知らない方もいると思いますので違いを書いていきましょう。

詳しくは幼稚園と保育園の違いは学力?差がでる理由と無償化による費用に書いていますので参考にしてください。

幼稚園とは

幼稚園は文部科学省が管轄をしている「教育」をメインに考えられている保育施設です。

対象は3歳児から就学前までとなっていますが、最近は2歳児から入園を進めているところも多く受け入れ年齢は年々下降傾向にあります。

先生は「幼稚園教諭」と呼ばれる資格を保持している人が対象となります。

開園時間は8:00~14:00が基本となっており春、夏、冬はすべて休みがあります。

入園方法と選ぶポイント

幼稚園は直接契約と呼ばれる契約で幼稚園と入園を希望する保護者が契約を結ぶ形となっている施設です。

中には幼稚園受験を行っている施設もあり10月ごろにはテストとなりますので理解をしておきましょう。

そのため、入園をする幼稚園は保護者の考えで決めることになります。

特に以下のポイントをチェックして入園したい幼稚園を選びましょう。

・幼稚園の教育方針は合っているか?

・幼稚園までの距離やバス通園の有無について。

・給食はあるか?

・幼稚園の雰囲気は自分に合うか?と先生の雰囲気。

・クラスの人数と担任の先生の数。

・幼稚園に入園をした場合にかかる費用。

・園児たちの様子や表情が楽しそうか?

幼稚園は教育方針が左右をする施設であり、その教育方針が幼少期の基盤となりますので「どのような教育方針を選ぶべきか?」と言う点によって異なります。

保育園とは

保育園は厚生労働省が管轄をしている施設です。

両親が就労、学業、病気、介護など何らかの理由で「保育に欠ける」と言う項目を満たしている子供が入園することができ、教育よりも生活面や託児と言う点が強い施設です。

入園対象は0歳児(3か月)~就学前までの年齢で預かってくれる時間も7:00~19:00は基本ですが、保育園によっては21:00まで預かってくれる施設もあります。

休みは年末年始の5日間くらいで他の期間は開園をしています。

仕事をしている先生は「保育士資格」を所持している先生です。

給食も自園で調理をしていることがほとんどです。

入園の方法と選ぶポイント

保育園の入園方法は保育園の形態によってもことなります。

その中でも一番入園を希望する人が多い形態は「認可保育園」ですが、入園をするためには市役所へ書類を提出して入園の許可をもらうことにより入園できます。

そのため、入園がしたい保育園があったとしても点数次第では入園が叶わない場合も多く、待機児童の多い地域では入園をすることすらできない場合もあります。

保育園を選ぶというよりは、入園できればどこでもよいという考えになりますが選ぶポイントについて書いていきましょう。

・定員に余裕があるか?あなたの子供の年齢の空きはあるか?

・自宅から保育園まで通える距離か?

・安全性と衛生面は大丈夫か?

・保育園の雰囲気は自分や子供にあうか?

・園庭や教室の広さはどうなのか?

上記にように保育園の選ぶポイントはたくさんあるのですが、実際に入園をするとなるとなかなか簡単には行きません。

園を選ぶというよりはどこにでも入園できれば良いという考えになってしまうからですね。

しかし、それでも子供に最適な環境を提供したいという親の気持ちはわかりますので少しでも納得できる環境への入園を目指しましょう。

保育園と幼稚園の教育方針!教育がない園での対処法

幼稚園と保育園には異なる教育方針があります。

特に幼稚園は教育という面が強く、保育園は養護や保育に欠ける子供に対する生活習慣の獲得という面が強いです。

そのため、自分の子供を入園させるとなった場合には違いがありますのでそこは理解をしておきましょう。

幼稚園の教育方針

幼稚園にはいろいろな教育方針がありますが、主に3つのタイプの分けられます。

文部科学省が管轄となっていることから学校教育法に基づく考えとなっていますので参考にしてください。

お勉強メイン

教育の場であるという考えからお勉強をメインにしている幼稚園は多いです。

幼稚園へ通っているだけで文字が読めるようになったり、計算ができるようになったりする楽しさのある形式をなっていますね。

しつけ、漢字、ひらがな、カタカナ、計算、音楽、運動、英語、工作など子供にとって良い教育となるものと園によって取り入れている形となっているものです。

特に学校法人の私立や小学校もつながっている付属の幼稚園に多く、お勉強をメインとしている早期教育を行っている幼稚園ですね。

子供の自由をメイン

先ほど紹介をしたお勉強をメインとしている幼稚園とは全く逆に考えとなるもので子供は勉強よりも自由にのびのびと過ごすことで発想力などを学ぶものだという考えになります。

一日中園庭で走りまわったり、自然に触れたり、泥だらけになって遊んだりいろいろ園によって方針が異なります。

独自のカリキュラム

独自のカリキュラムやメソッドを取り入れている園もあります。

例えば、モンテッソーリやシュタイナーという教育者の考えを取り入れたり、園が独自に取り入れている教育を取り入れたりする園があります。

また、宗教教育を行っている園もあり「キリスト教」「仏教」といった場合にはお祈りやお経の時間があったりもしますね。

保育園の教育方針

保育園の教育方針といっても基本は「保育」をすることなので幼稚園のように教育を取り入れているところは少ないです。

教育方針というよりは保育方針と呼ばれるものがあり、子供が就学前までにどのようなことを学び経験をしてほしいのかという点を学ぶ場でもあります。

最近は課外授業としてお勉強をメインとしている幼稚園に似せた形で体操、英語、文字指導、音楽、リトミックなどを取り入れている教育型の保育園も増えています。

どちらかと言えば自由形と呼ばれるものが多く、特に公立の保育園の場合はたくさんあそばせるだけというような形態が多いので、お勉強系を求めるならば私立の保育園の方が独自性や特色のある形態となっています。

独自性ならば認可外保育園

認可保育園は基本が「教育」ではなく、どちらかと言えば養護や生活と言う点が大きいので教育面では幼稚園の方が特色としてあります。

しかし、認可外保育園ならば話は別。

認可外保育園は認可保育園のように厳しい決まりがなく自由に保育園を経営できるので「英語に特化したインターナショナルスクール」「教育に特化をしたお勉強保育園」「体操に特化をした運動保育園」など様々です。

つまり、園によって異なる点は大きいのですが独自性が一番あるのは間違いなく認可外保育園なので教育に特化をしたいというためにあえて認可外保育園へ通う人もいるほどです。

幼児教室へ通うという選択肢

あとはお勉強をさせたいけれども、日中はのびのびと過ごしてほしいと願い考えのママやパパもいるでしょう。

その場合には幼児教室へ通わせるという方法があります。

幼稚園や保育園はもちろんお勉強をする場でもありますが、それよりも友達関係や集団活動などを学ぶ大事な場であります。

そこで勉強に時間をとられてしまうと肝心の集団や友達関係というものが学べません

そのため、幼稚園や保育園はのびのびと過ごせる場に通わせて、幼児教室へ通ったり、体操教室へ通ったり習い事感覚で通わせるケースもあります。

保育園と幼稚園の教育の違いのまとめ

保育園は教育をしないのか?と言う点から幼稚園の教育について書いてきました。

そもそも保育園と幼稚園では管轄も違いますし、施設が存在をする目的も異なるためそこに大きな違いがあることは間違いありません。

そのため保育園は教育をしないのではなくそもそも保育に欠ける子供を預かる場です。

教育に特化をするならば幼稚園のお勉強をメインとしている方針のところへ通うことが一番良いのですが、幼稚園や保育園で学ぶ一番大事なことは「集団活動」です。

私もいろいろな子供を会い、いろいろな施設で働いてきましたが自由に遊んでいる子供のほうが発想力や想像力など後伸びをした印象があります。

自由に遊ぶ中でも、幼児教室など勉強もしている子供の成長は見ていても楽しかったので「教育だけ」「遊ばせるだけ」ではなくいろいろなことを経験させてあげることが何よりも大事だとおもいますね。

教育熱心も良いですが、今の子供よりも将来の子供を見据えてよい教育を提供してあげてほしいものです。

 

Taka代表

投稿者プロフィール

保育士と介護福祉士の資格を持っています。

【経歴】
保育介護の専門学校卒業 → 公立保育園の臨時職員 → 私立の民間保育園で現場の保育士 → 大手塾のインターナショナルスクール開園&マネージャー → 別会社のインターナショナルスクール園長&幼児教室教室長。

現場の保育士を8年経験をし、その後は認可外保育園であるインターナショナルスクールの開園や運営、管理職などをしてきました。

※幼児教室の教室長もしてきて小学校受験の指導&合格実績あり

保育コンサル、保育組織改善、子育て相談など子供関係の仕事やっています。

他にもアフィリエイトで実績があり、ブログ運営などにも精通しておりWordpressでホームページも作れますし子育て関係のライターもできます。

保育×子育て×WEBという3つの知識持っています。

https://banbi-no.com

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現在37歳で関西の奈良県に住んでおり、小学生の娘も2人いるお父さんで最近はキャンプにハマっています。

元男性保育士で認可保育園で働いた経験、認可外保育園の立ち上げ、集客、営業、管理職などもしてきた異色の保育士。

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