学童保育には英語が学べる民間と公立がある!料金や夏休みと時間の違い

学童保育は小学生を預かる施設

学童保育という言葉を聞いたこともあるでしょう。

学童保育とは小学生になってからの預かり保育のようなところのことを指しており、対象の児童は基本的には小学校1年生~3年生となっていますが、最近は希望があれば6年生まで預かっている学童保育も増えています。

そんな学童保育の仕組みや料金、開園をしている時間、夏休みだけ預かってもらうことは可能なのか?など学童保育について詳しく書いていきましょう。

学童保育とは?

では、まずが学童保育の定義について紹介をしていきたいと思います。

学童保育とは「放課後児童クラブ」などと呼ばれるところで、共働きなどで昼間、自宅に親がいなかったり面倒を見ることができる大人がいない小学生が、放課後や夏休みなどの長期休暇中に通う施設のことです。

子どもたちも日中は学校で勉強をしていることから、基本的にはお昼からの保育園というイメージが一番わかりやすいかと思います。

放課後に預かる時間帯と年齢

対象児童は小学校1年生~3年生が基本となっていましたが、小4の壁という問題があったことから今は小学校6年生まで希望があれば受け入れてくれる学童保育が増えてきています。

それでも学童保育へ入りたい。つまり入所希望の多い学童保育は定員の関係で小学校3年生までしか受け入れていない場所もありますので希望の学童によって異なると言われていますね。

そもそも学童保育は児童福祉法と呼ばれている保育園も入っている法律の中にある施設となっており、対象となる児童は「小学校に就学をしているおおむね10歳未満の児童」となっていました。

小4の壁

そのため、子どもが小学校4年生の10歳になる年になると預けられない問題がありました。

これが小4の壁と言われている問題です。

しかし、小学4年生といってもまだまだ子どもの年齢なので、保護者の立場からすると家で一人で留守番をさせたり夏休みの期間に毎日家に一人でおいておくことを不安に思います。

そのためキャンプの1週間プラン、塾、スイミングなどできる限り一人で過ごさなくてもよい状況を作り出すための工夫が必要だったのでした。

しかし、その状況から法律が改正をされ2015年からは対象児童が「小学校に就学をしている児童」という扱いになったことから小6まで利用ができる施設という扱いになっています。

ただし、どこの学童も小4~小6を受け入れているのかというと疑問が残るところです。

保育園同様に学童保育も待機児童と同様になっており、優先的に低学年を受け入れなければならない状況もあるため高学年から退会をしてもらうというケースもまだまだ残っており小4の壁はまだまだ残っているといえます。

民間と公立が違う?設置場所と母体

そもそも学童保育とはどこにあるのでしょうか?

学童保育の多くは小学校内に設置をされていることが多く、通っている小学校の敷地内にあるケースもあれば小学校から歩いて30分程度かかる距離にある学童保育もあります。

これは市区町村の考えにもより、学校内にできるだけ作って利用がしやすいように整備をしていきましょうという考えは浸透しつつありますが、まだまだ叶っていない地域があるのも現状です。

学童保育の設置状況

ちなみに2016年時点で、通っている小学校内に設置されている学童保育は、学校の余裕教室(空き教室)と敷地内を合わせ全体の約54%。

小学校の外が約46%と、放課後は学校から出て学童保育のある場所まで移動している子どもも少なくない現状があります。

運営母体の半数以上は市区町村で学校と同じように公立の学童が多いですが、民間の株式会社や社会福祉法人の保育園も運営をしている学童保育も多いです。

市区町村の場合は学校に併設されていることが多いですが、民間となると学校内に作ることはできないため他の場所に作られることとなりますね。

民間は習い事を併設している

民間にもいろいろな種類があり、英会話教室、塾などが学童保育をして預かってついでに習い事もしましょうというスタイルが多いです。

学校まで送迎サービスを実施している施設もありますので忙しい保護者からすると学校から学童まで送迎、学童で宿題と習い事をして、自宅近くまで夕方に送迎をしてくれる。

もちろん料金は公設の場合は7000円~1万円程度ですが、民間の場合は通う母体によっては3万円~5万円で夏休み期間は別途の料金がかかる場合もあります。

公設の場合は補助金で成り立っていることから安価に利用ができますが、民間の場合補助金もないことから料金はすべてかかるという印象ですね。

それでも送迎サービスとより質の高い教育をしたい方にとってはメリットも高いものとなりますね。

待機児童問題は保育園だけではない

そんな学童保育ですが、誰でも預かることができるわけではなく最近は学童保育に入りたくても入れない待機児童問題が起こっているのは正直なところです。

先ほどの小4の壁がありましたが、高学年よりも低学年の場合はもっと深刻で入れないという問題があります。

それを解決するには定員の関係上高学年の子どもから退会をしてもらわざる負えないのが現状となってしまいますのでなかなか難しい現状がありますね。

学童保育の待機児童数

待機児童の数は2016年5月段階で、小1~小3で9,957人、小4~小6で7,246人、合計で1万7,203人もいます。

2014年には全部で9,945人だったのでたった2年で1.7倍とかなり増えていますが、その要因として考えられるのは共働き世帯の増加です。

結局世の中の景気が悪いことから共働きをして将来にむけて貯蓄をしていこうという考えが浸透をしていることから共働き世代が増えて結局は入れない小学生も多くなっています。

保育園ほど待機児童問題をして騒がれていませんが保育園を卒園した子どもたちがほとんど学童進学をして預かってほしいという状況になることから待機児童問題も起こっているといえますね。

(参考記事:毎日新聞「学童保育の待機児童について」)

公立と民間で預かり時間に違いがある

学童保育で子どもを預かってくれる時間ですが、これも各市区町村である自治体や設置母体によって異なります。

保育園の頃は延長保育などを利用することで夜の19:00もしくは20:00まで預かってもらえましたし朝も7:00からは開園をしている保育園が基本となっていますので朝早くから夜遅くまで預けることができ安心をして仕事をすることもできました。

しかし、学童保育の場合は19:00で閉まるところが一般的となっており今まで保育園に20:00ごろまで預けていた人は働く時間を短くしたり、転職や今の会社を退職せざる負えない保護者も多くいることが現状となっています。

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夏休みも預かってくれる時間は遅い

また、夏休みなどは朝の受け入れ時間が小学校よりも遅い8:00などに設定をされているところも多いです。

そのため、会社へ行く時間よりも子どもの方が遅く出るという現状となってしまうため学童保育を利用しているけれども、使い勝手は悪いという声も多いですね。

厚生労働省のデータによると、全体の24.6%の施設が17:00~18:00、23.1%の施設が18:00~18:30、44.5%の施設が18:30~19:00まで預けられるようです。

(参考記事:厚生労働省「平成28年 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況」)

しかし、19:00以降も開いている施設はわずか7.3%となり、親の仕事によっては公営の学童保育を諦め、料金が高くても働くために民間の保育施設へ預けなければ仕方のない現状もありますね。

預かってくれる時間が短い

「もっと長くあけてほしい」という声が多いのが学童保育の現状となっており、共働きの世帯からすると仕事に影響が出てくる悲痛な叫びだと思います。

土曜日も同様に預かってはくれますが、開園をしている自治体もあれば土曜日は開園をしていない学童保育もあります。

また、預かりはしてくれるけれども土曜日は9:00~17:00までなど通常よりも短い時間帯での預かりの場合も多く延長保育は不可で保育園のように利用ができないのが現状ですね。

私も娘が行っていた学童は月に8,000円とおやつ代は1,000円で学校の授業が終わる時間帯~18:00までは通常の料金で18:00~19:00まで30分単位で延長保育料金がかかるという仕組みでした。

もちろん補助金で成り立っている事業なのでお金は支払うという方も多いのですが、それよりも受け入れをするための環境が整えられていないというのが正直なところです。

民間は利用料金が高いがサービスは充実

学童保育の利用料金は設置母体によっても異なるのですが、一番多い料金形態は4,000円~6,000円となっており別途おやつ代が1,000円程度かかると言われていますね。

しかし、設置母体は民間の場合はもっと高くなるケースも多いといわれています。

運営母体 保育料
公立公営(市区町村が運営) 5,535円
公社、社会福祉協議会 6,144円
地域運営委員会 7,980円
父母会、保護者会 10,872円
法人、個人 7,580円
平均値 7,371円

このような料金形態になっていますが、民間に関しては習い事も同時になると3万円程度は相場としてかかりますね。

もちろん利用をする市区町村によって異なりますのであなたが通う可能性もある学童もしくは市区町村に確認をしてみましょう。

夏休みも預かってくれるが短期預かりはしてくれない

学童保育はもちろん夏休みも預かってくれる施設となっているのですが、夏休みだけ利用をしたいというのは不可となっています。

その理由としては、夏休みだけを受け入れるほど定員に余裕があるわけではないからという理由と、夏休みだけの利用を認めてしまうと他の日の利用者数が減ってしまい経営上の売り上げも下がるという背景もあります。

学童保育は現状はただでさえ待機児童として待っている人が多い施設をなっています。

もちろん夏休みも預かってくれますが夏休みだけの利用は不可としている施設が多く、夏休みを利用するには4月からの入所が絶対をルールを設けている学童保育も多いですね。

しかし、民間の場合は夏休みパックという形で料金は高めとなりますが実施をしている施設もあります。

普段の日中は父母に預けられるから良いけれども、夏休みだけは困るという人は民間の学童保育へ預けるという選択肢ももっておきましょう。

学童保育指導員の資格と求人

学童保育で働いている人の資格について最後に書いていきましょう。

保育園ならば保育士、幼稚園ならば幼稚園教諭の資格が働くためには必要となっていますが学童の場合はどうなのでしょうか?

実は学童で働くためには「放課後児童支援員」と呼ばれる資格が必要です。

放課後児童支援員

放課後児童支援員とは、2015年度より新設された、学童保育の指導のための専門資格のことです。

2015年4月以降、学童保育には1名以上は放課後児童支援員を配置しなければならないと義務付けられました。

この資格を取得するにはいろいろな条件が必要となっており、

・保育士の資格を持っている
・社会福祉士の資格を持っている
・高卒以上に相当する学歴があり2年以上児童福祉事業での勤務経験がある
・教員免許を持っている
・大学か大学院で、社会福祉学、教育学など、該当する課程を修めて卒業している
・大学にて、該当する学科の単位を修得し、大学院への入学が認められている
・高卒以上に相当する学歴と2年以上学童保育の仕事経験があり、市町村長の認可がある

上記のいずれかに該当する方が、各都道府県にて実施される研修を修了することで「放課後児童支援員」の資格を得ることができます。

研修の時間数は講義や演習を含めて約24時間ですが、保育士の資格や社会福祉士の免許を持っている場合には一部免除となる科目もありますので、学童にも興味のある人はぜひ取得をしてみましょう。

保育士のから学童へ転身をする方は多いですし、男性の方も保育士のような小さな子どもは苦手だけれども小学生くらいならばと保育園を選ばずあえて学童保育を選ぶ人も多いですね。

求人はあるが年収は低いので男性には不向き

学童保育の正社員というのはあまりないのですが、公設のように市区町村が設置をしている学童の場合は準公務員のような扱いになることもあるため試験を受けることが必要となります。

そんな風に準公務員となると、待遇は良くなり労働時間は毎日13:00~19:00で15万円ほどもらえるところも多いですね。

働き方はこんなスケジュールです。

10:00~12:00・・・指導員出勤(施設により異なる)

13:00・・・授業終了後に子どもたちが来所。

13:00~15:00・・・宿題・自由時間

15:00・・・おやつ

15:30~・・・自由時間

17:30~18:00・・・子どもたち退所

18:30~・・・延長保育、会議など

19:00・・・閉所・退勤

運営方針や保護者の手伝いをしてもらうための会議も毎月土曜日に1回開催されるなど出勤日はバラバラですね。

しかし、各学童に正社員は1名など狭き門となっていますし男性は生活をしてくことは困難なお給料のため時間に余裕のある女性が多い印象です。

他はほとんどの場合はアルバイトとしての採用となるため時給は最低賃金~1000円程度の時給で働くことになりますね。

学童保育の場合はほとんとどが市区町村の設置のため求人は広報や自治体のホームページに出ているケースが多いといわれています。

 

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