保育士と幼稚園教諭の違いは給料?どちらに就職をするか迷う

保育士資格と幼稚園教諭の資格はどっちが良い?

保育士と幼稚園教諭

この2つの名前はいつも並べられて比べられる資格となっています。

もちろん短大を卒業した方の中にはすでに2つともの資格を持っている方もいると思いますし、保育の専門学校を卒業した方は保育士資格しか持っていない方などいろいろなケースがあると思います。

この2つの資格なのですが似ているようで、実は全く異なる資格となりますので違いについてかいていきます。

資格が違うと働くことはできる環境も異なりますし、お給料や休み、待遇など差がでてきます。

今後就職をどちらにしようか迷っている方もいると思いますで保育士と幼稚園教諭も違いについて書いていきましょう。

保育士と幼稚園教諭の違い

まずわかっておきたいことが、資格そのものについてです。

保育士も幼稚園教諭も「子供と関わる資格」という点では同じなのですが、主に使える、働ける場所などが違うため働くことができる職場が異なりますし、仕事の内容も異なります。

保育園 幼稚園
管轄  厚生労働省  文部科学省
預かる子どもの年齢 0歳(3か月)~6歳の未就学児 3歳~6歳の未就学児

(最近は2歳児からの受け入れあり)

通園条件 「保育に欠ける」子どものみ 各幼稚園により異なる。
標準保育時間 12時間

(7:00~19:00が基本)

4時間が基本。

幼稚園により、延長保育あり

給食の提供 義務  任意
種類 公立、私立、認可外など  公立、私立
先生の資格 保育士  幼稚園教諭(1種、2種、専修)

このように働くことができる環境は異なるのですが、管轄をしている場所も違いますね。

大きな違いは保育園は生活が基本となっており「保育に欠ける子」を育てることは基本となっており、夏休みや冬休み春休みも関係ありません。

しかし、幼稚園は「教育」が基本となっており、小学校の前段階となっていますので休みも多くなっているという点は大きな違いがありますね。

さらに詳細な違いについて書いていきましょう。

子どもを預かる時間

まず大きな違いは子どもと接する時間です。

幼稚園の場合は入園をする幼稚園によっても異なりますが基本は4時間~5時間程度となっています。

そこに延長保育をしているため預けれられる時間は長くなっていますが、それでも4~7時間程度となっています。

それに対して保育園は基本的に働いている保護者が預けますので開園をしている時間も非常に長くなっています。

基本は朝の7時~19時までとなっており、保育園によっては22時まで開園をしていることもあります。

最近人気の企業主導型保育園は長時間開園をしているのが売りとなっていますね。

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基本的に幼稚園の先生は午前中~14:00くらいまでが基本となっていますが、保育園の先生は一日中いますので子どもと接する時間にも大きな差があります。

0歳児~2歳児の保育ができるか?

0歳児から2歳児の保育ができるのかは資格の大きな違いとなっています。

幼稚園教諭の場合は0歳児から2歳児は基本的に見てはいけない決まりとなっていますが保育士は0歳児からみることができますので乳児を見ることができるか?の違いがあります。

ただし、受け入れに関しては幼稚園も最近は2歳児からの受け入れをしています。

幼稚園には保育士を持っている人も多い

その理由は幼稚園教諭を持っている人は保育士も持っているかたは多いから普段は見ることができるのです。

つまり、幼稚園教諭の先生は保育士を持ってるために乳児を見ることもできますが、基本的には幼稚園教諭を持っているだけでは乳児を見ることはできない決まりとなっています。

そのような理由もあり幼稚園は3歳児の年少から預かっていますが、幼稚園は保育園と違って直接契約をいう形になっていることから入園児の人数が幼稚園の収益に直結をすることになります。

そのため、幼稚園も受け入れをする年齢を低年齢化させている流れがありますね。

働ける職場の場所が違う

保育士と幼稚園教諭では、働くことのできる環境に大きな差が生まれます。

そのため、保育士か幼稚園で働くのを迷っているのなら働きたい環境によって使い分けてはいかがでしょうか?

保育士は福祉という考えになりますので、そこには大きな違いがあります。

保育士 幼稚園教諭
働ける場所 保育園

児童館

母子生活支援施設

乳児院

助産施設

児童養護施設

知的障害児施設

知的障害児通園施設

その他の児童福祉施設

学童

企業内保育

幼稚園

このように働くことができる環境に大きな差がありますので、今後のキャリアによって使い分けてみてはいかがでしょうか?

幼稚園教諭に関しては、幼稚園でしか働くことのできない資格となっていますが、保育士は多岐に渡りますので柔軟性のある資格といえます。

今後は幼保一元化が進み、保育園も幼稚園も一緒になる可能性が高いのでどちらかしか持っていないならば取得を考えるほうが良いかもしれないですね。

もちろん実習へ行く先も異なります。

保育士に実習については「保育士になるための施設実習の目標と種別」を参考にしていただければわかりますが、幼稚園教諭の場合には幼稚園のみとなっています。

ただし、幼稚園教諭だけを取得できる保育園というのはあまりないことから保育実習も同時となるため結果的には幼稚園、保育園、施設の3箇所へ実習へ行くことになります。

入園方法が異なる

認可保育園へ入園をする場合には基本的に役所へ申請をして、役所が入園を決めることとなります。

そのため、基本的には入園をしたいと思っても入ることはできませんので、待つしか方法はありません。

それに対して幼稚園は各幼稚園との直接契約となりますので、その幼稚園との直接契約となります。

定員割れをしている幼稚園もありそちらへはいつでも入園可能となっていますが、定員がいっぱいの幼稚園の場合は受験をして試験を受けることとなります。

認可外保育園など認可以外の保育園は幼稚園と大きな差が生まれますので注意をしましょう。

認可の保育園の場合には役所から子供の紹介があり入園が決まりますし今は待機児童問題で子どももたくさんいることから集客と呼ばれる人を集めることはあまりしなくても良いのですが、

幼稚園の場合は入園希望の子どもが来ることにより入園が決まりますので結果的には集客が営業ということは意識をしなければなりません。

保育士と幼稚園教諭の給料と休みの違い

ここまで資格により働き方の違いや、管轄の違いなどについて書いてきましたが、ここからは実際の待遇について書いていきましょう。

保育士も年収の平均額は326,7万円となっているため他の一般企業と比較をした場合にかなり低めとなっています。

政府は2017年度もお給料の値上げに動いていますが、現状はあまり変わらないですね。

私立の保育園の場合はその保育園の母体の収入が保育士のお給料となりますので経営状態や法人の規模、補助金の額によって異なります

しかし、公立へ入園をした場合には公務員となれますので将来も安定ですし、お給料も高めとなりますので将来に渡って保育士をしていきたいけれどもお給料もほしいという方は公務員試験を目指しましょう。

保育士の初任給は額面で17万円で手取りは約14万円程度となってますね。

幼稚園教諭の給料

幼稚園教諭の平均のお給料は約339,3万円となっており、こちらの一般企業と比較をすると保育士と一緒で低めのお給料となっています。

保育士同様、公立は公務員となっていますので将来まで安定をしていますが私立の場合はその幼稚園の母体や人気度により異なりますので大きな違いがあります。

幼稚園の場合は補助金も少ないことから人気がなくなる、入園児がなくなるとしんどいですね。

幼稚園への就職を考えているのならば人気のある幼稚園への就職を目指しましょう。

就業時間と年間の休日の違い

保育士と幼稚園教諭のお給料も差はあまりないのですが、働く時間は保育士の場合長い時間をすべてカバーしなければならないため朝の6:30~19:30までのシフト制になることが多いです。

しかし、時間通りに帰ることは正直なかなか難しいのが現状です。

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拘束時間も長く休みの土曜日は交代制となっており、春、お盆は通常通り開園となっており、年末年始も6日程度となりますね。

勤務をする保育園にもよりますが、年間で95日~110日が保育園の一般的な休みとなります。

100日を超えていると多いという印象ですね。

幼稚園の場合はバスの送迎などの仕事があると朝の6:30からの仕事となりますので保育園と異なりますが、子どもが18:00にはほぼ帰りますので拘束時間は保育園と比べると短めですし、子どもが帰ったあとは次の日の保育の用意もできます。

休日は春休みは新年度の準備であまりないですが、夏休みは1週間だけの勤務で他は休み、年末年始も10日程度で土曜日もほぼ休みとなりますので非常に多いです。

年間で100~120日程度は幼稚園教諭場合はありますすね。

保育士と幼稚園教諭の2つを持っていると有利

ここ数年で幼保一元化という言葉をよく聞いたたと思います。

これは政府が保育園の不足を幼稚園でも補ってもらうという考えから始まった施設となっています。

しかし、制度もややこしいですし、保育士と幼稚園教諭の両方の資格を持っている人が不足をしているという原因もあります。

幼保連携型認定こども園で働くには、保育士・幼稚園教諭の資格・免許を両方を持っている「保育教諭」であることが条件です。

しかし、そうした職員の数が揃わず、採用に苦戦する場合もあるため地域に広がらない現状があります。

いずれかの資格に対する特例制度

そのため、幼保連携型認定こども園の拡大を進めるために、保育士と幼稚園教諭、いずれかの片方の資格のみを持っている方が、もう片方の資格を取ることで実現できます。

保育士資格取得特例制度

【対象:幼稚園教諭免許→あり/保育士資格→なし】

幼稚園教諭免許状をもつ人限定の特例として、平成27年度から平成31年度末までの間に設けられている保育士資格取得をサポートする制度を行っています。

保育士養成施設で最大8単位を学んで取得すれば、取得した単位・数に応じてなんと保育士試験の科目が免除されます。

8単位全てを取得していれば、試験の全科目が免除となるこの特例を受けられる対象者は、「幼稚園教諭免許状をもち、幼稚園などの指定施設において3年以上かつ4,320時間以上の実務経験がある」人と定められています。

以上の条件をクリアしていれば、保育士試験の科目のうち、「保育の心理学」「教育原理」「保育実習理論」「実技試験」は免除されますので比較的合格がしやすくなりますが、それでも保育士資格は難関の資格なので苦労をしている方も多いです。

その逆ももちろんあります。

幼稚園教諭の普通免許状に係る所要資格の期限付き特例

【対象:保育士資格→あり/幼稚園教諭免許→なし】

この制度は、保育士資格を有し、3年以上かつ4,320時間以上の保育所などでの実務経験がある人を対象に、平成27年度から平成31年度末までの期間、幼稚園教諭免許状の取得がしやすくなるものです。

幼稚園教諭二種免許状であれば、大学において指定の8単位を取得することで幼稚園教諭免許状を授与されます。

一種免許状を希望する場合は、学士の学位を持っていなければなりません。

さらに指定の8単位と、大学を卒業し学士を取らなければなりません。

ただし、すでに大学は卒業していて学士の学位をもっていれば、指定の8単位を取得することで一種の免許状が授与されます。

今後は間違いなく幼保連携型認定こども園が増えてきますので保育士と幼稚園教諭のどちらかを持っていない方は特例制度を利用しましょう。

今後は求人もどちらの資格も保持をしている人と言われる可能性が高いのでまだ取得をしていない方は今後取得の方向も考えてください。

最近は今の職場で証明をしてもらうことにより給付金制度も活用可能となりますので保育士資格を持っていれば安価に専門的な幼稚園資格を手に入れることが可能となります。

幼稚園教諭は若い先生が多い

これは個人的な見解と実際に働いてきた保育士に聞いたのですが、幼稚園で働きたいとなった場合には若いうちに働くことをおすすめします。

幼稚園は人数に余裕をもったような採用をしていません。

そのため、妊娠をしても育休、産休は就業規則には書かれていたとしても実際には取れないような環境となっていることから結婚もしくは妊娠をした時点で退職をしなければなりません。

また、子どもができても幼稚園は簡単には休めないですし、基本的に全員正社員で一日中フルで働く人を基本的に求めているためパートや短時間など勤務ができないため若い世代が多くなっています。

幼稚園の仕事はなかなかハードなので、結婚も出産もする前の若いうちに経験をしておくか?もしくは子育てが終わった40代以降の先生が多くなっている印象ですね。

もちろん働く幼稚園によりますが、平均勤続年数も9年と短く、時間の自由が効かないと仕事としてやっていくには大変なこともあるため幼稚園教諭をするなら新卒から20代に経験をしておきましょう。

保育士は多様な働き方ができる

それと比較をした場合に保育士はいろいろな働きからができることから若い世代からベテランの世代まで人材は幅広くなっています。

理由としては正社員以外にも曜日の固定をして契約社員、午前だけ、お昼からなどの多様なパートタイマー、早朝、夕方などの短時間パートなどいろいろな働き方ができるという点があります。

また、保育園は保育士が見れる子供の人数を法的に厳しく決められていることから余裕をもった人材を配置しているため子育て世代の先生でも急に休めたりしますし産休、育休も取りやすい環境は整えられています。

そのため、幼稚園教諭と比較をした場合には保育士の方が同じ職場で長い期間働きたいという場合や正社員からパートになりたいという場合にも融通が利きやすいという点はありますね。

転職も有利

実は幼稚園教諭の経験をしていたとしても保育園とはそもそもの考えが違うため、経験にはなりますが即戦力にはなれない可能性もありますが、保育士を続けていると他の保育園でも即戦力として採用をしてもらえます。

もし出産をして正社員に復帰をするとなった場合には給与面でも優遇をされるため、幼稚園教諭から幼稚園教諭に戻るのならばよいのですがそうでない場合には保育士を経験しておくほうが結婚後、出産後にはメリットがあると思いますね。

保育士と幼稚園教諭のまとめ

もちろん基本的に働くことができる職場に違いがあるため、どちらにするか迷う方も多いと思いますね。

個人的な意見となりますので参考程度にしていただければよいのですが、幼稚園教諭は年齢を重ねるとなかなか仕事へつきにくい資格という印象になります。

そもそも幼稚園は若い先生が多く、公立の幼稚園ではない限りは主任や園長先生以外はほとんど20代の先生になることが多いです。

そのため、どちらに就職をしようか迷っているならば幼稚園教諭をするほうが良いと思いますね。

また、幼保一元化という動きが進んでいたことから保育士の友人は幼稚園免許を持っていなかったことから幼稚園の資格を休みの日に取りにっていました。

もしこれから学校で資格を取得をするならば両方を持っておけば就職をするときの選択肢も増えますので取得をしておきましょう。

休みは幼稚園教諭の方が多い

休みの面でも保育士の場合にはお盆も年末年始も少しとなっており世の中が休みでもほとんど関係ない仕事となってしまうのですが、幼稚園教諭はお盆も年末年始もしっかりと休めます。

労働環境的にはどちらも大変なのですが、2つの資格を持っているのならば若いうちは幼稚園教諭として仕事を頑張って、出産後などは比較的働く場所の多い保育士の資格を活用してみてはいかがでしょうか?

 

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