
保育士に家賃補助や住宅手当はあるのでしょうか?
保育士のなかには就職を機に一人暮らしをしたいと考える方もいますが、家賃補助がなければ難しいです。
理由は簡単で、低賃金で生活をすることで手一杯となってしまうため、家賃にお金をかけられない現実があります。
この記事では保育士の家賃手当や住宅手当の有無、一人暮らしをするための賢い就職や転職の方法を紹介します。
保育士の家賃補助の5つの種類!条件は結婚をするまで?
保育士の家賃補助といっても、実はいろいろな種類があります。
昨今は保育士不足が加速をしているため、地方から首都圏へ保育士として呼ぶケースも多くなっており、支給をすることがあります。
主に5つの種類がありますので、書いていきましょう。
素晴らしいんだけど家賃補助がでる保育士処遇改善が始まってから、遠い実家から通う保育士さん達が次々と園にアクセスしやすい場所で一人暮らしを始め、園に近い先生は程よく距離をとり、一人暮らしを始めるなどめちゃくちゃ保育士QOLあがったんだけど、薄給他職種は相対的に死んでるところある。
— 大豆 (@KKiriui) September 4, 2020
散歩 給食 家賃補助
これまじで保育士三種の神器— みほ (@mn0522) July 11, 2022
ただし、期間が決まっていたり、結婚をするまでしか支給をされないなど条件がありますので、きちんと確認をしましょう。
1.寮や社宅の対する家賃補助 2.保育士が借りた物件の家賃補助 3.毎月一定額の支払い 4.宿舎借り上げ制度 5.自治体の住宅支援制度 |
1.寮や社宅の対する家賃補助
家賃補助といってもお金を支給することだけではありません。
中には保育園が寮や社宅を持っており、その家賃を優遇するケースがあります。
例えば、園が持っている社宅に入居する代わりに家賃を半額にし、共用部分の掃除を保育士らが担当するなど条件が入ります。
家賃を優遇することにより、安価に住めるという点が魅力で、首都圏などの保育園の家賃補助はこのケースが多いです。
最初に支払う敷金、礼金、保証金などがなく安価に借りられる点はメリットですが、保育園の人に休みでも会う、好みの場所へ住めないという点はデメリットであるといえます。
2.保育士が借りた物件の家賃補助
次は定番の家賃補助です。
保育士が自分で賃貸契約をむすび、家賃の一定の割合、もしくは固定額を支給するというものです。
例えば、家賃のうちの30%を支給する、月額2万円を支給するなど、物件を自分で決めるため好みの場所へ住むことができます。
家賃も補助を考えて決められますのでメリットは大きい反面、敷金、礼金、保証金など最初に支払うお金が多く就職や転職前にお金が必要となります。
3.毎月一定額の支払い【家賃補助・住宅手当】
家賃手当を一律で支払うという方法です。
ただし、条件が入ることが多いです。
「世帯主である」「保育園から3駅以内に住む」「一人暮らしである」「入社5年以内」などいろいろとありますね。
例えば、一律3万円で条件をみたせば支給をされるということが多く、高い物件は自己負担が大きくなる、安い物件は自己負担が少なくなるという仕組みです。
自分の年収にあう好みの物件を選ぶことができますので、保育士としてもメリットは高いでしょう。
4.宿舎借り上げ制度【園が支払い・保育士が少額負担】
宿舎借り上げ制度は保育士に支給されるお金です。
園の母体である法人が借主となり、国から最大6万円程度が支給される制度ですね。
※市区町村によって支給額が異なります。
超えた分や敷金礼金は支払う必要がありますが、国からも支給されるためメリットがたくさんありますね。
5.自治体の住宅支援制度
保育士確保は保育園だけの問題ではなく、実は自治体にとっても大きな問題です。
保育士が足りないということは、保育園の受け入れ人数にも影響がでるためですね。
自治体が住宅支援制度として保育士宿舎を借り上げ、借り上げ支援事業に沿って補助を行う内容です。
一部の地域では独自の支援制度を設けている場合もありますね。
最近は園だけではなく、自治体も協力するケースがあり、保育園へ自治体から借り上げ社宅に対しての補助金がでるケースもあります。
→ 保育士処遇改善手当はいつまでもらえる?パートはもらえない?
保育士の家賃補助がある自治体【大阪・東京はいつまでもらえる?】
先ほど自治体も保育士の家賃補助を行っていることを書きましたが、自治体では実際に多くの補助金があります。
特に東京や大阪など人材不足が加速している地域では、保育士向けに補助金を支給していますね。
昨日ミヤネ屋さんでやってた👀
子育てに力を入れている千葉県流山市 子育て支援に手厚い!保育士は給与とは別に月額43000円、家賃補助67000円、奨励金30万まで…保育所も100箇所あり人口が増えているそう!
どの自治体も保育士にこれぐらいの手当出せば保育士も増えるのにね💦
そもそも国がおかしい pic.twitter.com/vTlJKiQahF— 流楓🌻 (@Ruka_Hoiku0411M) March 25, 2022
東京の保育士は家賃補助が無くなったら、また保育士不足になるんじゃない?と嫁ちゃんと話したけど嫁ちゃんの法人は独身の子限定だけど月1万で理事長所有のアパートに住めます。
僕としては江戸時代の女衒みたいな事をして地方から集めた罰と思うよ。
— CHOBI (@yukayui_yurita) February 24, 2022
・東京都世田谷区:認可保育園の借り上げ社宅に入居する人に限り、保育士一人あたりに82,000円を上限として事業所をサポートをする。(2015年~2020年) ・神奈川県横浜市:横浜市内の認可保育園へ勤務をする保育士の借り上げ社宅を確保する事業者に対し、宿舎1戸あたり上限62,000円の交付を実施。(初期費用は含まれない) ・千葉県千葉市:私立の認可保育園などの常勤保育士のために借り上げ社宅を用意する場合には最大82,000円の家賃補助を実施。2021年3月31日までの措置。 ・大阪府大阪市:2016年月以降に採用をされた保育士が対象。借り上げ宿舎の提供を行う大阪市内の事業所へ対し、保育士1人当たり上限82,000円を補助。 ・京都府京都市:遠隔地出身に借り上げ社宅を提供する事業者に、対象宿舎1戸につき月額82,000円を支給する。親元が京都府外である、京都府外でも片道一時間以内の人は対象外。 |
人材不足の影響があり保育士は優遇されている【条件あり】
このように最近は自治体が保育士確保のために必死になっています。
東京や大阪の首都圏では保育士不足が続いており、人材が足りません。
しかし、待機児童解消のために保育園は増えていく流れになっていますので、自治体としても補助をしています。
昨今は首都圏の保育園の園長が、東北や地方の学校へ行き、保育士確保のためにプレゼンへ行くということもあります。
人材不足の時期のため、このような措置があるのでしょう。
ただし、支給の期間が定められていることもありますので、5年後には自分で一人暮らしをしなければならない可能性もあります。
自治体の家賃補助をもらっている保育士さんは気をつけましょう。
保育士に家賃補助や住宅手当はある?条件は?
保育士に家賃手当や住宅手当はあるのでしょうか?
これは保育園によって異なります。
私は認可保育園へ勤務をしているときに「世帯主である」「賃貸物件である」という2つの条件を満たしていることにより月に1万円の支給がありました。
友人らにも聞いてみたところ、家賃補助をもらっている人は5000円~1万円程度で多い園でも2万円が相場です。
ただし、持ち家になったり、実家暮らしをしているとお金はもらえないようですので、保育園の就業規則に従って申請をしましょう。
家賃手当はなし!保育士に住宅手当はあるの?
しかし、家賃補助や住宅手当は一切ない保育園もあります。
家賃手当や住宅手当はそもそも保育士のための「福利厚生」であり、法律で定められている支給対象となるお金ではありません。
つまり、支給をするのは保育園の自由ですので家賃補助や住宅手当がない園もあります。
大きな法人、株式会社など実際に支給をしている園もあります.
もし就職や転職を機に一人暮らしをしようと考えているのならば支給がある先へ就職をしましょう。
家賃補助がなくなる噂は本当?宿舎借り上げ制度について
国が家賃を支給してくれる宿舎借り上げ制度。
保育士にとっては月に6万円程度支給をしてもらえるので、とてもありがたいですね。
しかし、待機児童解消のために行われていた制度であるため、今のところ令和6年度で終了の話しもあります。
今後については国が決めることですが…なくなる可能性がありますね。
保育士が家賃補助を得る賢い転職・就職方法は紹介型のエージェント
家賃手当や住宅手当はあくまでも福利厚生です。
もらえるか、もらえないかは園次第になりますね。
保育士の中には一人暮らしをしたい、地方から都会へでたいという気持ちを持っている方も多いでしょう。
そんなときに大事なことは「家賃手当がある保育園へ就職をすること」です。
支給があるか、ないかで毎月の負担は大きくかわりますね。
紹介型の保育士転職サイトへ登録!一人暮らしの希望を伝える
家賃補助を得るならば、紹介型の転職サイトへ登録をしましょう。
紹介型の保育士転職サイトはたくさんの保育士求人を抱えており「家賃補助がある求人」もたくさんあります。
例えば、【保育士バンク】や【保育ひろば】は大手の転職サイトで、毎月1万件以上の求人があります。
私も検索してみましたが、家賃補助、住宅手当限定求人というものもありますので、探してみましょう。
就職を機に一人暮らしをかなえたい人には、最適な求人がきっとみつかるはずです。
家賃補助や住宅手当を支給する園を探してもらう
特に首都圏は保育士不足が加速しています。
その保育士確保のために遠方からの求職者も求める傾向にありますね。
私は園長経験もありますが、今は保育士をしていません。
すると、「園長候補で」「主任で」など首都圏の園から連絡がくることもありますので、それくらい人材に困っています。
家賃補助は東京の関東圏、大阪や京都の関西圏では支給をしている園が多いです。
引っ越し準備金や就職準備金の支給もあり
転職サイトを使って、家賃補助だけではなく「引っ越し準備金」「就業準備金」を支給してくれる園もあります。
これは就職に関する費用が支給をされるものです。
実施している園はそこまで多くありませんが、東京都などの場合は地方から出てくる、実家が就業先より2時間以上離れているなどの条件で支給をする場合もあります。
このような情報は転職サイトしか持っていませんので、まずが登録をしてみましょう。
保育士の家賃補助は地域により異なる!一人暮らしはもらえる求人へ
保育士の家賃補助は自治体によって異なります。
しかし、首都圏では家賃補助を実施している園がとても多くなっていますので、就職を考えている方には追い風です。
正直、家賃手当のある求人はたくさんあるのですが、見つけるのはなかなか難しいです。
そんなときに紹介型の転職サイトを使えば、簡単に見つけてくれますし、住む地域のことまで教えてくれます。
地方から首都圏の都会に出てくる場合は土地勘もないため、困ることもあります。
そのような点もサポートしてくれますので、家賃補助や住宅手当をもらいたい場合には紹介型の転職サイトをつかってみましょう。
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