保育士のTwitterで8万いいねを獲得!内容について3つの視点で解説

保育士の視点でツイートとしたところ、賛同の声をたくさんいただきました。

いいね80,000件、リツイート23,000件のバズが起こりましたね。

しかし、140文字では伝えたいことが伝えきれない問題もありました。

そこで、この記事ではバズツイートについて詳しく解説していきます。



保育士のTwitterを運用中!炎上ではないツイートをした経緯と魅力

保育士のTwitterを運用中!炎上ではないツイートをした経緯と魅力

私はブログを運用しながら、Twitterもしています。

保育士の悩みや楽しみなどをツイートしているのですが、とあるツイートがバズりました。

いいね80,000件、リツイート23,000件というたくさんの声をいただき、全国1時間当たりのリツイートランキング全国4位になりました。

皆様に感謝の気持ちも込めて、ツイートの経緯を書いていきます。

保育士の現実を伝えたい【愚痴ではなく本音】

まず、このツイートをしたのは保育士の現実を伝えたいと思ったことです。

保育士の労働環境はお世辞にも良いものとは言えません。

かなり辛い現状もあるのでそれが、少しでもわかってもらえれば思いました。

労働環境は一般企業より悪い現実【現役の辛さ】

労働環境はおそらく、その辺の一般企業よりも悪いです。

給料は安く、休みが少なく、体力的にもキツイ仕事です。

そのため現役で仕事をしている人は、かなり辛い現実がありますね。

しかし、年間休日120日、年収400万円は企業でも叶っていないところがたくさんあるというイメージです。

保育士の労働環境改善のためには3つの視点が大事

このツイートは3つの視点から書いています。

・給料の問題

・労働環境の問題

・補助金や公立との格差

詳細について、書いていきますね。

保育士の給料が安い問題点【Twitterで先生からの賛同の声が多数】

保育士の給料が安い問題点【Twitterで先生からの賛同の声が多数】

まずは保育士の給料についての問題点です。

過酷な仕事なのですが、低賃金として有名な仕事でメディアでも取り上げられるようになりました。

賛同の声もたくさんいただき、ここのは収まりませんが、一部の声を掲載します。

そんな現実について書いていきましょう。

年収は300万円の現実【ボーナスも少ない】

保育士の年収は300万円が相場です。

ここ数年は処遇改善手当が保育士に支給をされるようになったことから、少し高くなっている印象。

それでもボーナスは2か月分とかなり厳しい現実がありますね。

厚生労働省の調査を見てみると、保育士の勤続年数は7.7年が平均。

年収は326.8万円で、ボーナスを含めて月収27万円となっています。

平成28年の調査なので少し古いですが、そこに処遇改善手当が上乗せされて年収350万円に届いているかな?という程度ですね。

平成29年賃金構造基本統計調査を見ると保育士の月収は約23万円、ボーナスが66万円でなんとか年収350万円に届いている程度です。

(参考:厚生労働省「保育士の平均賃金」)

(参考:平成29年賃金構造基本統計調査

10年働いても給料アップは望めない【保育園が悪いのではない】

保育士の辛い点は昇給率ですね。

給料のアップは望めない点は大きなデメリットで、新卒と10年経験のある保育士の給料差が3万円程度です。

あとは役職手当がついていれば大きいですが、実際にはそこまで大きな昇給が望めないのが厳しい現実です。

1人暮らしはできない保育士の給料問題

もちろん、保育士の一人暮らしは厳しいですね。

毎月の手取りは15万円から18万円程度。

家賃は借り上げ制度を利用していればよいですが、使っていないと家賃手当だけになります。

生活がギリギリになってしまう可能性が高いですね。

→ 保育士が一人暮らしは生活できない?【リアル生活費と部屋の選び方】

介護職や学童保育も同じような状況

もちろん、保育士だけではなく福祉職は同じような感じ。

ツイートのリプライには「介護士」「看護師」「教師」「学童保育」も同じ意見だといただきました。

どの業界も厳しい現実がありますね。

年収400万円が保育士としてほしいライン【月25万円】

保育士の年収400万円は実は夢のような年収。

先ほども紹介しましたが、保育士の平均年収は320万円ほどです。

月給も20万円超えれば高い方だと言われる現実があるんですよね。

月給25万円、ボーナス35万円を2回、処遇改善手当30万円で年収400万円に届くはずなんですがね…。

→ 保育士で年収400万を超える求人はあるの?5つの方法と平均の給料

保育士の労働環境が問題【過酷で辛いTwitterのフォロワーの声】

保育士の労働環境が問題【過酷で辛いTwitterのフォロワーの声】

給料問題は厳しい現実がありますが、労働環境も保育士にとっては大きな問題があります。

体力的に疲れてしまいますし、仕事は結構過酷なんですよ。

そんな保育士の労働環境についても書いていきます。

持ち帰りやサービス残業が当たり前

保育士の仕事は持ち帰りが多く、サービス残業も当たり前のようにあります。

持ち帰りはたくさんあり、制作物、書類など多岐にわたりますね。

仕事のやることが多いですが、日中は子供から目を離すことができないため雑務をする時間が取れない現実があります。

持ち帰りを禁止する、残業をしないためには、人を入れるしかないんですがそれが叶わないのが厳しいですね。

シフト勤務で早朝から遅くまで仕事が多い

保育士はシフト勤務で早朝から夜まで仕事が求められます。

交代ですが、不規則な労働環境となるため、どうしても疲れてしまいますね。

体調管理に気を使うという問題があるのです。

配置基準が厳しい現実【一人の保育士で見れない】

保育士の配置基準も問題があります。

保育士は0歳児3:1、1・2歳児は6:1、3歳児は20:1、4・5歳児は30:1で見なければなりません。

しかし、一人の先生で子供を見るのは限界があります。

もっと、ゆとりのある保育が出来る体制を整えるべきですが、これが改善をされることはないでしょう。

有給取得も自由にできない【保育士不足で厳しい】

保育士は休みも取りにくいです。

理由は人材不足で保育が回らない現実があるためです。

1人でも休むと仕事にならないため、有給は本当に取りにくい現実がありますね。

年間休日は100日が平均【土曜日出勤も多い現実】

色々な求人をみていましたが、年間休日100日が保育士の平均でした。

多くて110日、少ない園だと95日程度です。

土曜日も交代で出勤しなければならないため、休みはかなり少なめの印象です。

公立保育士との格差と補助金の仕組みの問題点【Twitterでは難しい】

公立保育士との格差と補助金の仕組みの問題点

保育士はみんな労働環境も給料もしんどいのか?

実はこれは民間の私立保育園に当てはまるもので、公立(公務員)は別なんですよね。

民間と公務員の格差がとても大きいので、今回のツイートは賛同の声をたくさんいただけのだと思います。

保育士の給料は補助金で成り立っている【国の制度】

そもそも保育士の給料は税金である補助金から成り立っています。

保育園の規模は人数に対して補助金が支給をされており、人件費や園の運営費に回されている計算になりますね。

保育士の給料もそこから出ているのですが、限度額があるので大きく増やせない現実があります。

しかし、保育士はインフラとして必要な仕事なので「国はなぜ制度を変えようとしないのか?」と言うことを書いたんですよね。

民間保育園は経営者の判断で給料が変わる【補助金の用途】

私立の保育園の補助金は、経営者に左右をされます。

経営者のさじ加減で給料もボーナスも変動させられてしまいますね。

補助金をしっかりと使っている保育園もあれば、経営者が使っていない可能性もあるのです。

公立保育士は給料や労働環境が恵まれている

それに比べて、公立の保育士の給料や労働環境は恵まれています。

年間は120日の休みが取れており、土曜出勤をしたら平日は休み。

給料は月収は約32万円、ボーナスが176万円で年収は約678万円とかなり高い印象です。

これが私立にも反映をされれば…と思いますよね。

(参考:練馬区人事戦略担当部職員課「平成29年度練馬区人事行政の運営等の状況の公表」)

保育士のTwitterでいいね8万件のまとめ【共感ありがとう】

たった一つのツイートをたくさんの人に見てもらえたことはうれしかったです。

保育士の現状はかなり厳しく、過酷でお給料も高くない。

しかし、求められることは大きくなり、命を預かっているリスクもあるのです。

そのような点も含めて保育士の待遇がもっと改善されればと思っています。

しかし、少子化で保育園は閉園をしているところも多いので、なかなか難しいかもしれませんがね…。

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