
保育士は就職もしくは転職をするとなった場合に大事なことは、面接をクリアすることです。
面接は保育士だけではなくいろいろな仕事をしている誰もが通過をしなければならない登竜門となっていますが、ここを最低限クリアしなければならないです。
私は今までに転職をして、保育園で面接をたくさん受けてきています。
その逆にここ5年くらいは採用をする側としていろいろな人と見てきていますので、採用される側、採用をする側の立場としての質問例や面接で見ているポイントについて抑えていきましょう。
目次
保育士の面接のポイント
まず、面接官が面接をするポイントについて紹介をしていきます。
面接官の基本のスタンスは、しっかりとあなたのことを知りたいとおもっていますし経験よりも人間性を重視している保育園が比較的多くなっていますね。
その理由としては、保育園は人と人とがかかわる職場です。
そこでコミュニケーション能力がない人は採用をしたとしてもまともに仕事をすることもできない可能性が高くなります。
保育園は職員、子ども、保護者、地域の人など様々な人間関係がある職場となりますので何よりもコミュニケーション能力と人柄は大事です。
そのため、面接へ行くとなった場合に最低限押さえておきたいポイントを抑えておきましょう。
服装と髪型
身だしなみというのはとても大事です。
心理学の世界にメーラビアンの法則というのがあります。
メーラビアンとは人はどのように人のことを認識しているのかという話で、人間は第一印象で決まると言われてす。
人の印象は初めて会ったときに3~5秒で決まると言われており、その情報はほとんど視覚の情報から手に入れていると言われています。
・見た目、しぐさ、表情、視線など 55%
・声の質、話す速度、声の大きさ、口調 38%
・言葉そのもの、話の内容 7%
こんな風に人は相手のことを認識していますので、最初の見た目がいかに大事かということがわかると思います。
服装は新卒ならばリクルートスーツでブラック、ネイビー、グレーなどで良いと思いますし、転職者の基本はスーツとなります。
髪の毛は黒にしておきましょう。
保育園によっては染めることが禁止をされているケースもありますので、茶色の髪の毛で行くのは避けておくほうが無難ですし、化粧も薄めにしておくほうが印象は良いですね。
時間を厳守する
遅刻をすることは論外となりますので、時間厳守にしましょう。
ただし、あまりにも早くいくと相手に失礼となりますので面接時間の5~10分前に行くようにしましょう。
もし、道に迷ってしまったり公共交通機関の遅れがある場合には遅れることを保育園へ電話をして指示を仰ぐようにしてください。
面接官の見ているポイント
実際に面接へ行くとなった場合に、面接官はどこのポイントを見ているのでしょうか?
主に4つのポイントがありますので絶対に抑えておきましょう。
1,基本的なビジネスマナーが身についているか?
敬語は当たり前で、挨拶や返事、面接中の座り方や態度をみています。
2,顔の表情
笑顔はあるのか?印象は明るいか?など人物面を見ています。
3,見学中や面接中の態度
意欲的か?真面目な感じて好感が持てるか?という点をみています。
4,質問への受け答え
きちんと話をしているか?また、こちらの質問に対してきちんと答えが返ってくるかなどの会話のキャッチボールができるかをみています。
面接で答えるときには、結論を伝えてから理由やエピソードを付けるとわかりやすいといわれていますのでそこは抑えておきたいポイントといえますね。
転職者の場合は面接だけでの試験が多く、人柄も良ければ即採用をして戦力として頑張ってほしいと思っています。
経験者の場合はこの4つのポイントを抑えるとより採用もされやすい印象なのでメリットも高いですね。
不採用になりやすいケース
面接へ行く際に気を付けておきたいポイントが、不採用になるケースです。
以下のような場合はすぐに不採用になる場合もありますので注意をしましょう、
・笑顔が少ない、暗い、落ち着きがない
・態度が消極的で、採用されたい意欲を感じられない
・質問に対して的確な答えが返ってこない
・話しが長いだけでまとまりがない
・髪の毛が金髪で化粧も濃く、ネイルをしている(これは論外です)
この辺りは不採用になりやすいケースですし、採用担当側としても落とす場合が多いです。
中でも保育士さんの面接で多いのは「話しが長いだけでまとまりがない」です。
保育士側としてはすごく話をしたので採用に成功をしたと思っているのですが、採用をする側からすると「何が言いたいのかわからない」というケースになり採用を見送る場合が多いです。
面接は人物やコミュニケーション能力を見ていますので、端的に質問に対して答えることを意識する方が採用側からすると印象も良いですね。
保育士の面接の質問する理由と対策
まずは、保育士面接で必ずある質問について書いていきましょう。
この質問に関しては、面接へ行く前に絶対に抑えておきたいところとなりますので答えをあらかじめ用意してからいきましょうね。
もちろん新卒の場合と、転職の場合で異なると思いますのでまとめて書いておきます。
自己紹介
履歴書に書いてあることがあなたの情報と一致をするかを確認するための質問となっています。
これは面接をする際に必ず聞かれますし、ほとんどの保育園で一番最初に聞かれる質問となっていますので練習をしてしっかりと話をしましょう。
あなたの短所と長所
これは必ず聞かれる質問となっていますね。
その理由としては、自分のことを客観的にどのように理解をしているのかを面接官も確認してきたいという気持ちがあります。
そんな理由から、あなたの質問に関しては基本的にいろいろな部分から必ず聞く質問になりますので、答えを作っておきましょう。
長所はあくまでも保育園で役立つことをいうことは重要となりますので、そこを合わせて答えると良いです。
短所に関しては、悪い状態のままの結論にしないことです。
短所を伝えたあとに直そうとしている努力をしていることや、こんな短所があるから長所が活きているといういい方に変えましょう。
例えば回答例として短所が「焦ってしまいミスとしてしまうことが多い」場合。
私の短所はいろいろな仕事や用事ができると焦ってしまいミスをしてしまうことです。
周りからも落ち着きなさいと言われることもありますので、ここ最近はいろいろとやることができたときには一旦深呼吸をして、メモにやることをまとめてから取り組むようにしています。
短所を周りから言ってもらえたおかげで今はその短所のおかげで落ち着いてなんでもやることを意識できるようになってきましたので、保育園でもたくさんの仕事があると思いますが、1つずつ落ち着いて仕事に取り組んでいきたいと思っております。
こんな風に短所はもちろん認めて、そこから補う方法を実践しているといういい方に変えてみると印象も良くなりますよ。
なぜ、この保育園を選んだのか?
保育園に就職をする人に必ず聞く質問が「なぜこの保育園を選んだのか?」という点です。
実はここもとても重要と思っています。
この質問をしたときに「きちんと答えられる人」と「答えられない人」に分かれますね。
きちんと答えられる人はこの保育園のことをきちんと調べてきているという証拠になりますので、そこから先も面接を続けようと思いますが、ここで答えられない人の場合は「残念」と思います。
一般企業などを受ける際にはその会社のことをホームページの公式ページや情報サイトなどで隅々まで徹底的に調べてから行くというのは基本的な考えとなります。
しかし、保育士の面接をしてきて半数はこの質問に答えられないんですよね。
そのため、残念と思います。
保育園側としては、面接をするだけでもそれなりに時間を使うわけであってその人がどれくらいこの保育園のことを調べて来ているのかを確認したいと思っています。
そのため、面接を受けるとなった場合には
・保育園の規模や母体(他の施設のあるのか?)
・園長先生の名前 ・定員人数 ・どんな保育をしているのか? ・保育方針、教育方針 |
この辺りは簡単に手に入る情報となっていますので、面接が決まった時点でしっかりと準備をしていくようにしてくださいね。
前もって調べておくと、より保育園の概要を説明していただいたときや、保育園を見学させていただいた時にイメージも湧きやすいのでおすすめですし、絶対に抑えておきましょう。
保育士を目指したきっかけ
これも多い質問となっていますので、あなたが保育学校や保育士資格試験で取得をした内容についてお伝えしましょう。
保育士を目指したきっかけを面接で話をするときにエピソードなどがあるとよりわかりやすいのでおすすめです。
友人といるときにポジション
たまにある質問です。
友人らといるときに、積極的にいろいろと決めるタイプならばリーダー気質ですし、みんなの意見に賛成をして行動をしていくならば周りとの協調性があるタイプ、みんなと違う意見をいう場合には自分を持っているというように判断をしますね。
退職理由
転職者に必ず聞く質問がこの退職理由になります。
保育園側としても採用をするとなった場合に長く勤務をしてほしいという思いがあります。
そのため、転職者の場合は退職の時期もチェックをしますね。
転職の回数が多い人の場合はすべての退職理由を聞くように私はしていました。
その理由としては、退職理由に一貫性があるかという点を保育の経営者はかなり細かく見ています。
退職者の多くな何らかの理由で退職をしているのですが、その際に人間関係でもめているのか?それとも、自分のせいかのか?
つまり、逃げの転職なのか?先を見ての転職なのか?という点をかなり詳しく見ていますね。
ただ単に前の保育園を自分の勝手な理由で退職している場合には、この保育園でも同じような理由で退職をするかもしれない?
また、転職回数が多い人の場合は同じようにすぐに辞めてしまう可能性もあるため面接官もシビアに見極めようとしている場合があります。
今後のキャリアについて
保育を今後も頑張っていきたいのか?それとも、結婚までここで続けたいのか?上に上がっていきたいのか?
保育園も採用担当者は少しでも長く勤務をしてほしいと思っていますので、今後どんな風に考えているのかも見極める必要があると思っています。
そのため、面接に来た人の今後の展望や考えていることなどを確認するケースは多いです。
質問についていろいろと書いてきましたが、実際にはどんなことを聞かれるかは予想ができません。
しかし。ここで紹介をしたような面接の質問は基本となっていますのですべて回答をできるようにしておきたいものです。
保育士の面接はコンサルタントに依頼をしよう
面接の情報を見ているということは、転職を考えている。もしくはこれから転職をしようと考えているということだと思います。
しかし、何を聞かれるかわからないことも多いですし、どんな風に対応をしたらよいのか不安に思うこともありますよね。
そこでおすすめが、転職に関する専門のコンサルタントに依頼をするとメリットがあります。
私は保育士の転職をする際にマイナビ転職を利用したのですが、その際にとてもメリットのあったのは私の担当のコンサルタントが面接に一緒についてきてくれたことです。
もちろん面接中はコンサルタントも助けてはくれませんが、仲間となる人が傍にいるという点はとても安心感があったのでとてもたすかりました。
また、マイナビ転職をつかってよかったなと思うのが、採用試験を受ける保育園の面接の質問をくれるという点です。
服装やマナーから、その保育園の特徴や面接で聞かれる質問集などをまとめてくれますので転職をする人は忙しい中でも対策もできますので非常に便利ですね。
→マイナビ保育士は評判が良い転職サイトなので実際に利用してみた感想
面接はとても緊張しますし、保育園は採用を受ける場所によっていろいろ異なる質問やポイントもあります。
しかし、難しく考えるのではなく人間性やコミュニケーション能力など、人と人とは関わる基本を見ていますので、構えすぎずに自分をしっかりとアピールすることが何よりも重要だと思います。
あくまでも「笑顔」と「挨拶」は忘れないように意識をしてくださいね。
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