
保育士の転職理由は色々とあります。
保育士は実は離職率が高い仕事です。
勤続年数も短く、転職をする機会を持つ方も多いですね。
この記事では保育士の転職理由のランキングや面接で転職理由を聞かれたときの対応方法がわかります。
- 保育士の転職理由ランキングTOP5【保育士の現実は辛い】
- 1.給料が安い【低賃金で賞与も少ない】
- 2.仕事量の多さ【保育士不足による業務過多】
- 3.労働時間などの環境【持ち帰り・サービス残業】
- 4.職場の人間関係【職員同士・上司との付き合い】
- 5.他業種への興味が出た【キャリアチェンジ】
- 保育士の転職理由の伝え方4選【園長面接ではポジティブに】
- 1.退職理由は円満にするのが必須【印象をよくしよう】
- 2.伝え方はポジティブに変換しよう【マイナスはダメ】
- 3.やりがい・キャリアップを使おう【前向きな言葉】
- 4.将来性について伝えよう【下調べをしてから】
- 保育士の転職理由ランキングを紹介【園長面接のポジティブな伝え方】
- 保育士の転職理由の注意点3選【嘘やマイナスなことは言わない】
- 保育士の転職理由ランキングのまとめ【ポジティブに伝えよう】
保育士の転職理由ランキングTOP5【保育士の現実は辛い】
ここからは保育士が転職をする理由について書いていきます。
東京都が独自で調査をしている保育士実態調査を参考にしていますので、厳しい現実がありますね。
1.給料が安い 2.仕事量の多さ 3.労働時間などの環境 4.職場の人間関係 5.他業種への興味 |
詳細について書いていきます。
1.給料が安い【低賃金で賞与も少ない】
最も多いのは低賃金です。
私の友人の保育士たちも半数が転職しました。親のクレームは多いみたいですね…あとはお金と時間の面で不満があったみたいです。職場の人間関係も凄そうですね…(女性の多い職場なので)
— 黒Në講師 (@CLoNeKouC) June 7, 2020
保育士の平均年収は400万円なんて言われていますが、現実は違います。
平均年収は公務員も入っているため比較になりません。
私立の保育士の給料は月15万円ていどが相場で、5年勤めていても1万円も昇給しない現実があります。
ボーナスも補助金の関係から、年々下降傾向にあり、なしのところもあるほどです。
すごく責任のある仕事なのですが、それに見合う給料がもらえない仕事なので、転職をしてしまいます。
→ 保育士の平均年収は400万は本当?公立と私立の給料とボーナスの比較
2.仕事量の多さ【保育士不足による業務過多】
保育士の仕事量の多さがあります。
子供を日ごろは見ることが仕事なのですが、それ以外にも書類の作成、制作物の準備、掃除、園行事などたくさんのことがあります。
しかし、日中は子供から目を離すことができないため、書類などは残業をしてやることになります。
ただし、残業代は一切つきません。
業務量の多さに対して、給料が低いという点は大きなデメリットです。
3.労働時間などの環境【持ち帰り・サービス残業】
労働環境もひどいところは多いです。
そもそもタイムカードを打つという習慣がないため、残業代は一切つきません。
先ほど書いたように業務量は多いですが、日中にやる暇はないため、結局はサービス残業や持ち帰って仕事をすることになります。
毎週持ち帰りの仕事をしているという保育士もおり、現実はかなり厳しいです。
結果的には労働環境が整っている園へ行こうというのが、転職の理由になります。
→ 仕事の持ち帰りが多い職業は保育士!持ち帰りは3割を超える現実
4.職場の人間関係【職員同士・上司との付き合い】
次に職場の人間関係です。
保育士さんだけでなく、どの業界もでも転職理由で多いのが人間関係。
転職理由が、人間関係でもキャリアアップしたいでも、とにかく転職したいとおもたらしたらいいんよね。
人間関係悪くてストレス溜まっても今の職場で経験積みたいんだったら積んだ方がいいしね。
結局は自分に素直なればいいんよ
— Heyフジちゃん (@Heyfujichan) February 21, 2020
保育士という仕事は人間関係で成り立つ仕事なのですが、とにかく大変です。
子供や保護者はもちろんなのですが、実は内部の人間関係に疲れて辞めてしまう人も多いのです。
職員同士のいじめはパワハラ、上司の理不尽な対応など色々とあります。
もちろん、その園にとどまる理由もなくなりますので、退職をする、転職をする保育士は多いです。
5.他業種への興味が出た【キャリアチェンジ】
保育士から他の仕事への興味もうまれます。
子供達と関わる仕事をしたいと思っていたのですが、人生を歩んでいくなかで新たな道へ進んでいくという人は多いですね。
保育士という仕事をして、大変さを感じた経験をいかして他の業務へ転職をする保育士もいます。
違うキャリアを積むための転職ですね。
→ 保育士から違う仕事へ転職する方法!一般企業や異業種へ行ける?
(参考:東京都保育士実態調査平成30年度中間報告「結果の概要<中間のまとめ> 」)
保育士の離職理由6位から10位
こちらの調査の下位にある保育士の離職理由についても書いていきます。
6位から10位は以下のようになっていますね。
6.保育士に向いていないという不安 7.保護者対応の大変さ、難しさ 8.子育てと家事が忙しく就労が困難 9.健康上の理由(体力を含む) 10.妊娠・出産・結婚 その他には引っ越し、介護、配偶者の意向などが挙げられています。 |
現実的に、保育士という仕事はなかなか続かない現状がありますね。
保育士の転職理由の伝え方4選【園長面接ではポジティブに】
ここまでは保育士の転職理由について書いてきました。
その中で、保育士としてキャリアを積んでいくのですが、次に大事なものが面接です。
保育士として転職をする場合には「転職理由」を必ず聞かれます。
上記で紹介をした理由はプラスのものではなく、どちらかと言えばマイナスの要素が強いため、うまく伝える必要がありますね。
そこで、転職理由の伝え方のコツを紹介していきます。
1.退職理由は円満にするのが必須【印象をよくしよう】
退職理由を聞かれることがあります。
そのときには、どんな理由であれ円満に退職をしたことを伝えましょう。
円満退職が保育士にとっては必須の項目となっています。
もめて、問題を起こして転職をしている人は「また問題を起こしそう」と思われてしまうためです。
そのため、転職をする場合には円満退職であることをアピールしましょう。
2.伝え方はポジティブに変換しよう【マイナスはダメ】
次に転職理由のつたえ方です。
マイナスな印象を与えると、採用をされない可能性もあります。
そのため、プラスに変換をした形で伝え方を工夫しましょう。
・人間関係 → 違う保育をされている先生たちで学びたいとおもった。より自分のスキルを向上するために人間関係を築いていきたい。 ・仕事が原因で鬱になった → 仕事に丁寧に取り組んでいきたい。 ・給料が低くて退職をした → キャリアアップを目指し、他の園で経験を積みたいと思った。この園は私の経験からやりたい保育ができる。 ・労働環境が悪くて退職をした → 新しい環境で自分の力を試したいと思った。より保育力を向上するために努力をしたい。 ・やる気が出なくて退職をした → 環境を変えて、保育を見つめなおし貴園に貢献したいと思った。 |
こんな風に言い方を変えて、ポジティブな印象を与えましょうね。
3.やりがい・キャリアップを使おう【前向きな言葉】
保育士の転職理由として前向きな言葉をつかいましょう。
「やりがい」「キャリアアップ」は使いやすい言葉です。
新たな保育園でやりがいをもって取り組みたい、将来的なキャリアアップを見据えたときに貴園がマッチした。
こんな風に前向きな人は、園長先生も好みます。
4.将来性について伝えよう【下調べをしてから】
将来どうなりたいのかも伝えましょう。
保育園で将来はどうなりたいのか?と言う点を伝えることが大事です。
面接へ行く前に保育園の情報をホームぺージなどで仕入れて、その情報を未来のあなたのなりたい姿をマッチさせましょう。
園にとって「ほしい」と思わせることがコツです。
→ 保育士面接の質問内容とは?対策と不採用にならない服装を園長が解説
保育士の転職理由ランキングを紹介【園長面接のポジティブな伝え方】
保育士の転職をする理由は色々とあります。
それを含めて離職をする人も多く、10.3%の人が離職をしている現実があります。
公務員である公立保育士よりも、私立の民間保育園の方が多くなっており、12.0%が私立の離職率です。
認可保育園では20名~30名規模の保育園が多いため、毎年2~3、4名は離職をしている計算となります。
勤続年数も平均は7.6年となっていますが、大半は1年~3年、3年~5年程度で辞めていますので、転職が当たり前に行われる世界です。
(参考:厚生労働省「第1回保育士等確保対策検討会」)
(参考:厚生労働省「保育士における現状」)
保育士の転職は当たり前【良い環境を求める人が急増中】
数値からもわかるように、保育士の転職は当たり前です。
保育士の入れ替わりがない保育園はないのではないか、といわれるくらいたくさんの入れ替わりがあります。
特に4月は多く、ほかにも1年中関係なく保育士の入れ替わりが激しいですね。
なぜ、保育士の入れ替わりが激しいのかを書いていきましょう。
保育士の転職理由の注意点3選【嘘やマイナスなことは言わない】
次に保育士の転職理由の注意点を書いています。
伝え方が大事で、間違えると不採用になってしまうこともあります。
面接は人柄と言葉だけできまってしまいますので、気をつけましょう。
1.転職理由に嘘は言わない【ありのままの自分を】
転職理由に嘘を伝えるのはダメです。
きちんと、本当にことを言い方を変えて伝えましょう。
嘘をついて採用をされたとしても、仕事をしていると結局はバレます。
最終的にはあなたの評価が下がりますので、嘘はやめておきましょう。
2.病気はきちんと伝える【内容の理解】
もし、病気があるのならば伝えましょう。
体的なものはもちろんですが、精神的なものは難しいです。
治療中の場合は伝えることは必須ですが、療養をして改善をされているならば無理にいう必要はありません。
あなたの体のことを伝えるべきならば、伝えておきましょう。
3.前の保育園の悪口は言わない【つながる可能性大】
前の保育園の悪口はやめておきましょう。
実は保育園というのは意外とつながっていたりします。
すると、そこへ情報の確認のために連絡をしたりするケースもあります。
中には園長同氏が仲良しだったなんて事例もありますので、どんな理由で退職したとしても、悪口をいうのはやめておきましょう。
→ 保育士バンクの口コミ評判!特徴8選と登録の方法 退会はしつこい?
保育士の転職理由ランキングのまとめ【ポジティブに伝えよう】
保育士の転職理由について書いてきました。
人それぞれ退職をする理由があると思います。
私も何度か保育園を転職しているので、気持ちもわかります。
しかし、転職を繰り返すと採用に関してデメリットもでてきますので、長く勤められる園を見つけたいものですね。
転職理由を聞かれたときには前向きでポジティブは必須です。
将来の明るい未来を前向きに伝えてくださいね。
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